今日アップした写真は雨の日とか、夕暮れ時とか、きついコンディションで撮ったものが多いです。
そのせいでピントが甘く、縮小するとまぁ見れますが、原寸だとどうにもなりません。
わたしはいつも撮った写真を選別することなく載せていますが、決して『どう? オレの感性。スゴイっしょ。ンフフフフフ…』といった考えな訳ではなく、いつも『酷いなぁ』と思って載せているのです。
今回の写真も、まあ衆目に晒して良いのはあじさいとボートくらいなもので、あとは出来損ないの失敗作です。
それでもセレクションしてないのは、記録としての側面を重視してのことです。
話が横道にそれましたが、なぜきついコンディションをわざわざ選んだかというと、先の内藤先生の影響があります。
すなわち、黄昏や人工の光が作り出す幻想味を出したかったのです。
月別アーカイブ: 2009年6月
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フィルム
ジョギング
今日は久しぶりにジョギングで汗を流しました。
前回から二ヶ月くらい間が空いてしまいました。最低でも一ヶ月に一度は走りたいと思っているのですが。
走った後は、熱いシャワーを浴びるのが習慣でしたが、これはあまりよくないそうです。
ハードな運動をした後は筋肉が炎症を起こしていて、熱い湯につかるとそれが昂進してしまうからだそうです。
だから最初は冷やして炎症を抑え、しかる後に暖めて血行を良くし、疲労を取るのがいいみたいです。
それで、今日は水風呂に浸かりました。
明日外出する予定なので、筋肉痛がひどくなければいいなあ。
RE:写真集感想
RE:写真集感想
続いて、同じく内藤の「遠野物語」です。初版は1983年。
冒頭には吉本隆明の論説「遠野物語別考」が寄稿されています。
写真集部分は、「生者の章」、「死者の章」、「神々の章」の三段構成になっていて、それぞれ「実際の遠野郷の風景と、村人の様子」、「お寺に奉納された肖像画・写真」、「神仏像」が被写体になっています。
一番興味を惹くのは、「生者の章」でしょう。
手法としてはストロボの多用。
闇の中から老婆の顔が浮かび上がる様は、さながら海の底でチョウチンアンコウに出会ったようです。
妖しい世界の演出に欠くべからざる役割を果たしています。
本人も大いに自覚していたようで、あとがきでは、『写真の表現として、意識的かつ集中的にストロボを使用したのは私が世界で最初である』と胸を反らしています。
わたしはストロボを持っていないので、いつも自然光で撮ってきましたが、その可能性に目を開かされました。
巻末はお馴染み、考察ノートです。先生どうしてすぐ考察してしまうん……。
しかし先の「東京」ほどのオカルティズムはなく、大人しめです。結構面白く読めました。