この記事は「BOSE Home Speaker 500」でプロレス談義が横道にそれて盛り上がり過ぎたため別記事にしたものです。
学生時代、下宿にケーブルテレビが入っていて、なぜかJスカイスポーツがタダで観られ、そこでやっていたWWEの「ロウ」やら「スマックダウン」というプロレス番組をよく観ていました。
その頃はザ・ロック(ロック様)やストーンコールド・スティーブオースチンなんかがスターで、悪のオーナー、ビンス・マクマホン相手に、リングにホースでビール撒いたり、バスを爆破したりめちゃくちゃなことをやってる姿にカルチャーショックを受けました。
日本人だとTAKAみちのくとフナキのタッグチーム、カイエンタイが活躍してましたね。(でも二人ともあまり体が大きくないのでやられ役が多かったです)
週刊プロレスは大学の生協でよく立ち読みしてました。(WWEの記事が後ろの方に載っていた)
あと、埼玉テレビ(千葉テレビだったかな…?)でWCWマンデーナイトロが木曜にオンエアされていて、こちらも欠かさず観てました。
ビル・ゴールドバーグが無敵のスターで、ホーガンやジャイアントなんかをバッタバッタと倒していくのが痛快でしたね。
当時はあのホーガンがコソ泥みたいな頬髭生やして悪党にキャラチェンジしてたのがなんというかショックでした…。
日本のプロレスも、日テレで土曜深夜に「ワールドプロレスリング」(新日本プロレス)が放送されていたので、観てたこともあったのですが、ド派手なアメプロに慣れた目だとあまりに地味に見えてしまい長続きしませんでした。
あと当時のトップレスラー達(永田、中西、天山、小島など)がどうも魅力的に見えませんでした。(ごめんなさい)
就職してからは離れてしまい、しばらく観てなかったのですが、2017年ごろかな?新日本プロレスの中邑真輔選手がWWEに挑戦するニュースを目にしてから再び観るようになりました。
昔テレビで観てた中邑選手は、総合格闘技とかに挑戦して、他のレスラーが勝てないなか好成績を収めていたのが記憶に残っていますが、久し振りに見た中邑はマイケルジャクソンみたいな恰好でクネクネ動くレスラーに変貌しており、「キャラ変したんだ…」と時の流れを噛みしめることに。
でもスゴイことに、WWEではロイヤルランブルという大きな試合で優勝するほどの大活躍をし、トップレスラーの一員に上り詰めました。カイエンタイの時代からすると隔世の感がありますね。
それ自体は嬉しいのですが、なんというかWWE自体が昔ほど魅力的ではなくなってましたねー。
昔はWCWと視聴率競争でとんでもない過激なことをやってたのですが、一人勝ちして業界を独占すると安心したのか、ファミリー向けに舵を切ったようでぬるく感じられてなりません。ビートたけしに昔のようなキレたツッコミを求めるようなものかも知れませんが…。
あと、ロック様みたいな「おおっ…」と思わず後ずさりしたくなるようなスーパースターがいなくなったような気がします。(ご存じの通り映画界に行って、ドウェイン・ジョンソンとして大活躍)
未だにゴールドバーグが出てきて(でも結構イイ体)、当時のキレッキレの動きからすると悲しくなるようなジャックハマーを打ったりするのを見ると、「新しいスター育ってるのかな…?」と疑問に感じます。
逆に最近の新日プロレスは世代交代をして、棚橋弘至選手とかオカダカズチカ選手とかイケメンがトップレスラーになってますね。
実際、女性人気もかなりあると聞いています。
棚橋選手は、ファンの方には申し訳ないのですが、どうしても昔の刃傷事件が先に浮かんでしまいます。
でもその後低迷する団体を苦労して引っ張って、再び人気を取り戻すまで支えたんですよね。
オカダ選手は身体つきが若い頃のロック様を彷彿とさせるものがあり、世界的な人気を博するようになるのではと期待しています。
外国人選手は、私がたまに見ていた2000年代初めころは、冷蔵庫みたいに分厚いスコットノートンとか、総合格闘家のドンフライとかイカツイのばっかりでした。
あと、ジャイアントシルバ&ジャイアントシンとか怪獣みたいにでっかいコンビが居ましたね~。
今では日本人選手同様イケメン化の流れがあるのか、ケニーオメガ(アメリカに行っちゃいましたが)、ジェイホワイト、ウィルオスプレイなどしゅっとしたタイプがトップになってます。
試合も昔は組み合って、しばらく寝技の攻防が続いて、最後に大技で締めるみたいなクラシカルな攻防が多く、正直ビデオを飛ばして見てましたが、最近は最初から大技を出して観客を飽きさせないような展開が多いような気がします。そういう部分はアメプロ寄りになったかなと思います。
そういうこともあって、最近では日本のプロレスのほうを熱心にウォッチするようになりましたねー。
ただアメプロから入ったんで、日本のプロレスの歴史とかは全然詳しくないんです。
なので「有田と週刊プロレスと」は過去から続くプロレスの流れを分かりやすく解説してくれるのでためになります。