Windows8.1

今更ですが、Windows8.1を我が家のパソコンにインストールしました。
そのセットアップやらなんやらで、この週末は潰れた感があります。

WindowsのOS、久しぶりに買いましたね。
価格.comで探した一番安いやつで、¥10,850でした。
注文した翌日にメール便で届いて良かったです。

それがこれ↓

昔は何かもっとごっついパッケージに入っていて、有難い感じがしたものですが、最近はペラッペラなんですかね…。
まぁでも箱なんてインストールしたあとは邪魔になるだけなんだし、これでアリかな?

インストールは特に難しいこともなくあっさりと終りました。
タブレット向けのオプションがやたらと増えたのが気になったくらいです。

そして起動すると、出たッ! スタート画面

う~ん、このユーザーインターフェイス、はたしてクールなのだろうか…?
私には考えが足りてないというか、児戯のようにしか見えないのですが…。

どうにかiOSやAndroidに追いついていこうという魂胆ミエミエです。
ぶきっちょが、そいつらをすごくヘタクソに真似た‐‐‐という感じがします。
Windows Vistaが出たときに、ガジェットを喧伝していたものですが、それと同じ運命を辿りそうな気がしてなりません。

だいぶクサしましたが、ちゃんと良いところもあります。
デバイス余さず認識してくれるところが偉い。
それからWinXP時代に使っていたアプリが、Win8.1でもほとんどちゃんと動くという互換性も偉い。
デスクトップOSとして他に並ぶものはないのだから、変な色気をださず本分を守ったほうが良いと思うのですが、どうでしょうか?

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Bluetoothキーボード

早いもので、年が明けて一月が過ぎようとしています。
できるだけ早く記事を書きたかったのですが、出来なかったその訳は…。
寒いッ!! パソコン置いてある部屋が寒すぎて、触れる気になれませんでした。
家にいるときは常にコタツと一体化しているという体たらくです。

「これじゃアカン!」ということで、意を決した私は秋葉原に行ってまいりました。
目指すはヨドバシカメラ。
家電量販店に行くのは久しぶりで、今年はまだ行ってなかったので、目的のブツを探す前に広い店舗をブラつきます。
それにしても週末ということで混んでいる。
そして外国人が多い…。
最近の円安で海外からの観光客が増えていると聞きますが、それをまざまざと実感できました。

実はこのごろ無線(Bluetooth)スピーカーがあれば、タブレットから音楽が聴けて便利ではないかと考えはじめており、まずはその物色から。
どれくらいの機種があるのかと思っていたら、あるわあるわ、めちゃくちゃありました。
目を付けていた、ソニー、BOSE、JBLなどのメーカーの製品をチェックしてみましたが、どうしても売場が騒がしすぎてどんな音なのかよく分かりませんでした。
デザインだけで言えば、BOSEが一番好みですね。

で、物色中に凄いモノを発見。
B&OというメーカーのBeoPlay A9というスピーカーなんですが、直径70センチの巨大な皿のような形状。
壁に掛けたり、スタンドに立てたりするのですが、オーディオ然としたところがなく、何か不思議なオブジェのよう。
全面のグリルの色には数多くのバリエーションがあるそうで、部屋のインテリアにも無理なく合わせられそうな気がします。
お値段は22万。強気だナァ…。

さて、寄り道の後は本来の目的のためパソコンアクセサリー部門のキーボード売場へ向かいます。
今日のお目当てはタブレットに使える無線キーボードを探すことです。
それさえあれば、コタツに入ったままタブレットからブログを更新することも容易いはず。
で、無線キーボードがどれだけあるかと言えば、これもあるはあるは、むちゃくちゃ売っていました。

さいしょ携帯性を重視して、折り畳み式を見ていたのですが、結構チャチな作りのものが多く、壊れそうで嫌気を覚えました。
それで手頃なサイズで、かつ打ちやすいものということで選んだのがこのiBuffaloの「BSKBB 13BK」
お値段、¥3、490也

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それにしても、”i”バッファローとは何だ? “i”バッファローとは…? あんたバッファローでしょうに?!
とりあえず流行りものに乗っておこうという安直な態度に商魂逞しいものを見る思いです。

他にバッファローので、「ポメラ」のキーボードを採用している機種がありかなり気になったのですが、重いのと値段が倍くらいしていたのでこちらにしました。

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重さは160gと軽く、普通サイズのキーボードと比べて見てもわかるとおり、持ち運びに支障の無い程度にコンパクトです。
またキーピッチは16mmと狭いものの、チャキチャキとした手応えのあるパンタグラフキーで打ちやすいです。

で、問題はタブレットとの接続なのですが全くなんの支障もなくあっさりと繋がりました。

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こう見ると、まるで一昔前のネットブックのようですね。

これでタブレットで長文を打てるようになったので、ブログの更新も頑張りたいなと思います。

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記憶のすきま

日は落ちたのに室内の温度計を見ると、37度という画期的な数値を指し示しています。
今日は夏祭りがあちこちで行われていて、窓を開けていると祭り囃子が聞こえてきましたがもう止みました。

さて今日、日経新聞の電子版で“「超記憶」を持つ人々”という記事を読んで心底羨ましく思った次第です。
要するに、何十年も前の事を昨日のことのように思い出せる人たちについての記事なのですが、何十年はおろか一週間くらい前のことすらも薄靄がかかったような有り様の身としては、羨ましい限りです。

わたしは、近頃とみに、人にとって真の財産、それは『記憶』ではないかと思うようになりました。
金は盗まれるかも知れないし、仕事は景気が悪くなれば失うかも知れません。
名声を得たとしても、時の移ろいとともに忘れ去られるかも…。
しかし記憶は誰にも奪われはしないーー。

と、そこまで考えてみましたが、いや、記憶も奪われますな。
それも他ならぬ自分自身によって。

個人的なふたつの傍証を。

この間、図書館でちくま日本文学シリーズの開高健を借りたのですが、すごく妙な感じがしたのです。
すごく既読感があるのですが、作品毎にそれがマチマチなのです。

  • 「流亡記」確実に読んだ記憶あり。しかし別の本で読んだのかも知れない。
  • 「二重壁」記憶なし。しかし、主人公が崎山からカメラを押し付けられるシーンにはすごく既読感を覚える。
  • 「声だけの人たち」記憶なし。
  • 「笑われた」読んだ覚えあり。
  • 「ベトナム戦記よりー”ベン・キャット砦”の苦悩」記憶なしーー、かと思ったが最終段は確かに読んだ記憶がある(それは感動的である)
  • 「戦場の博物誌」記憶なし。かと思ったが“ストッパー”については覚えていた。
  • 「まずミミズを釣ること」記憶なし。
  • 「一匹のサケ」これも記憶なしかと思ったが、「トトチャブ」のくだりでやはり読んだことがあることに気が付く。
  • 「河は呼んでいる」記憶なし。

全体的に見ると、やはり以前この本を手に取ったことは確実だと思うのですが、どうしてこうも乱杭歯のように記憶がマチマチなのかと疑いたくなります。
ブログを見返すと、08年に開高について書いているので、もしかかしたらその辺りで読んだのかも知れませんが、6年も前だから忘れて当然と受け止めるべきか、読みの浅さを反省すべきか迷うところです。

次。
今日デジカメのデータ整理をしていたのですが、何かおかしい。
そうGWに行った千葉の写真が一枚もない!
パソコン中を徹底的に検索したけれども見つからない!
そんなハズないと思うのだけれど、やっぱりパソコンにデータを移す前に消したとしか考えられませんでした。

一体なぜそんな真似をしたのか、当時の記憶が無く、杳として分かりません。
ちょっと大袈裟ですが、何か無意識の隙間からハイド氏が顔を覗かせたかのような、自分の正気を疑ってしまうような出来事に感じショックでした。

それで今日はデータ救出に貴重な時間を費やしてしまいましたよ。
話はやや横道に逸れますが、まずGoogleで検索して最初に出てきたデジカメのデータ救出ソフトを使ってみました。
とりあえず、無料の体験版でやってみたのですが、デジカメのメモリをスキャンすると、おぉ! 出るではないですか?!失ったはずの画像データが。
そこでパソコンに保存しようとすると、「ここから先は有料版のみの可能です」とのメッセージが。
何か、カリントウだと思って口にしたらイヌの雲古だったかのような、非常に冒涜的なものを感じ、そのソフトは打ち捨てました。

それで、徹頭徹尾無料のものをダウンロードして使ってみたのですが、それだと部分的に復元できることにはできるのですが、不十分で、さっきまでカリントウで見えていた全てのデータが救出できない。
で別の、救出するデータが1GBまでは無料ヨ!という、非常にケチ臭いソフトを使ってみたらどうにか全て救出できました。
データもギリギリ1GBに収まり、どんなもんだと胸を張りたいような、奇妙な充実感を覚えました。
(この記事をまかり間違って開発者の方がご覧にならないことを願います)

しかし、全てとは言っても本当に全てではなく、最初に撮った方の写真、つまり小湊鉄道に乗って養老渓谷で降りるところまでのは無くなっていました。
たぶん消した後に撮った写真に上書きされてしまったのだと思います。
それでも、養老渓谷の自然や翌日の外房の海岸の風景などは完全に復元されたので、浅い傷で済んだかなと思います。
GW後に出かける予定がほとんど無かったのが幸いしたよう。
幸か不幸か分かりませんが。

<付録>房総旅行記


つげ義春が泊まったという「川の家」
直前に読んだ「貧困旅行記」に影響されて、旅先に房総を選んだ


作品でも触れられているとおり、穏やかな川面


弘文洞跡
かつてはトンネルだったが、昭和54年の5月24日未明に崩落したそうだ


泊まった、いすみスカイホテル 潮騒館
館というより小屋のようだった
中は新しく、快適だった


宿の前には外房の海に面した潮溜まりが広がる


早朝の海


大原港に向かって海岸を歩く
ゴミひとつ落ちていない綺麗な海岸で感激した
波間にはサーファーの姿があちこちに見えた


大原港
ここもつげ義春ゆかりの地か


大原駅のそばの「エンゼル」で昼食を摂る


ボリューム感たっぷりのチキンカツ定食
スープはラーメンの汁だわこれ


帰り道に立ち寄った、船橋の紅梅湯
いい湯でした

レーザープリンター購入

東京では春一番が吹き、春めいてまいりましたね。
さて、ちょっと前のことなのですが、レーザープリンターを購入しました。
これまで使っていたインクジェット複合機が故障して、印刷出来なくなったため、買い替えを決意したのです。
壊れて使えなくなったのは、EPSONのPX-A720という機種です。
5年くらい使いましたね。出来ないのは印刷だけで、スキャンは出来るのでちっと勿体無いですが、スキャナーは別に持っているのでやっぱり用無しですね。

ところで、わたしはインクジェット式のプリンターに大きな不満を持っていました。
「正規版のトナーが高すぎる」という点は、近頃では100均に詰替キットが並ぶようになり、価格破壊が進んで解消に向かっていると言えるかも知れません。
しかし、「モノクロ印刷したいだけなのに、カラーのトナーが切れていると印刷出来ない」というのは完全にメーカーの都合。カラートナーを売りたいだけの見え透いた仕掛けです。
この仕様のせいで真夜中になんど怒りの絶叫を挙げたことか判りません。
近隣の住人ともども迷惑しております。

その不満点を解消すべく色々と思い巡らせていると、カラー印刷自体あまりしていなかったことに思い至りました。
「いっその事モノクロプリンタでいくか」と思いつくと、印刷速度や画質で勝るレーザープリンターに辿り着くことは自然の流れです。
最近ではブラザーなどが家庭用の廉価なレーザープリンターを出しているということはなんとなく頭の片隅にありました。
そこで価格.comなんかで調べてみると、おおあるではないですか、1万円を切る価格帯からも。

ブラザーの「ジャスティオ」、EPSONの「オフィリオ」などがそれですが、NECのMultiWriter5100が当時最安で、¥7,500でした。
スペック的にも問題ないし、デザインも気に入ったので購入を決意します。
更に背中を押したのが、店舗販売されていること。
以前、玄箱Proを買った時にも書いたような気がしますが、わたしはやっぱり店頭で現物を手にとって買うのが好きですね。
やはり実際に見たら気が変わることがあるかも知れませんし。

店は秋葉原にある「エルモア」です。
と言っても、メイド喫茶のチラシ配りが立っているような「ホット」な場所から離れた、昌平橋通り沿いにある店舗でした。
店舗の中はダンボールが山積みされた倉庫のような感じになっていました。
店員さんも作業着です。
どうも軸足を店舗からオンラインに移しているようですね。そのうち実店舗は畳むつもりなのかも知れません。
なので残念ながらデモ機の展示はありませんでした。
しかし予定どおりここで購入します。

さて、家に帰ってセットアップし試し刷りをしてみました。
う〜ん、早い。
そしてインクジェットの時のような用紙の波立ちはなく、画質はシャープでフォントなどが綺麗に出ます。
これは良い買い物が出来たと思います。

玄箱壊れた?

 先週のなかばあたりに玄箱が起動しなくなってしまいました。電源は入るのですが、ネットワークが全然繋がらない状態。インターフェイスはLANしかないので往生しました。
 起動しないということは、ブートシーケンスのどこかでコケているのです。それを確認するためにはシリアルケーブルでPCと繋ぐしかありません。例の「外科手術」です。今週末はこの問題に振り回されました。土日とも秋葉原に足を運ぶことになりました。
 
 シリアルケーブルは玄人志向から「SCON‐KIT」というのが出ています。
 しかしこれは基板にハンダ付けをしなければならず、ハンダなど学生の時以来久しくしていないわたしは「嫌だなあ」と思っていました。
 更に言うと、SCON‐KITもなるべくなら買わずに済ませたかった。
 そこでネットで色々と調べてみると、ハンダ付けをせずに、安価なUSBケーブルの端を加工するなどして基板につなぐ方法が紹介されていました。
 さらに調べると、高い(三千円もする)SCON‐KITの代わりに、携帯電話とPCとの通信ケーブルを流用するやりかたも見付けました。
 都合よく以前使っていた携帯のが余っていたので、上記のふたつの方法を合体させて(これは誰もやっていない)安く仕上げてしまおうと画策したのです。
 しかしこれがまちがいの始まり……。
 
 土曜、久しぶりに秋葉原に足を運びました。文庫からはおよそ一時間半くらい掛かりました。引っ越してからは初めてですので、多分二年ぶりくらいだと思います。駅がまた改装されたようでキレイになっていました。
 駅前ではメイド服を着た女の子たちがメイド喫茶のチラシを配っている姿が目につきます。メイド喫茶自体は前からあったけれど、こんなに呼びこみ多かったっけ……?
 目的のブツは「千石電商」という、駅から中央通りを挟んで向こうの奥まったところにある店に売ってることは調べてあります。しかしその前にラジオ会館に寄りました。「アムトランス」という店で真空管を買うためです。
 ラジオ会館というのは、知らない人にはなかなか説明し辛いのですが、ガード下にある電子部品の市場のようなところで、「もう何十年も変わってないんだろうな」と思わせるような強烈な昭和の香りを残したスポットです。
 真空管はオーディオ用で、スペアの購入です。
 
 首尾よく真空管を手に入れた後、中央通りを渡ります。
 そう、久しぶりに秋葉に来てもう一つ変化に気が付きました。食べ物屋が増えているのです。特にトルコ人がやっているケバブ屋があちこちにできました。電子の街にケバブ…。わたしの目にはなんともミスマッチに見えるのですが。
 千石電商は三店舗あり、仲良く軒を並べています。中は異様に狭くて身動きするのも大変なくらいです。そして軽々しく質問しようものなら冷たくあしらわれそうな殺伐とした雰囲気が…。気のせいですか?
 幸い目的のUSBケーブルはすぐに見つかりました。
 
 これで目的はすべて果たしたのですが、折角なので御徒町まで行くことにしました。色々と細々としたものを買ったのですが、細かいことは割愛。御徒町も久しぶりでしたが、こちらは全然変わってませんでしたね〜。何時もどおりの活気にあふれていました。
 
 帰宅してニッパー片手にゴチャゴチャとやります。
 三十分後、わたしの手の中にシリアルケーブルがでっち上げられていました。
 さっそく玄箱の筐体下部に接続し、一方をパソコンへと繋ぎます。
 ターミナルを立ち上げてメッセージを確認すると、アレ真っ白。通信速度を色々と変えて試してみると、今度は文字化けのような漢字が画面いっぱいに流れてきました。
 どうやら信号のアサインが間違っているみたいです。ピンを差し替えて再度接続。このあたり、完全に勘の世界です。
 すると「ピーッ!」という警告音とともに、エラーランプが赤く点灯し、電源が落ちてしまいました。
 サーッと頭が冷たくなります。
 (やらかしたか…)
 祈りつつふたたび電源ボタンを押しましたが、ランプが点灯した後、数秒でまた落ちてしまいました。
 (やっちまった……)
 粗大ゴミがここに誕生しました。
 
 強烈な後悔の念が押し寄せてきました。大人しくSCON‐KITを買っておけば良かった。なぜ実績もないことに手を出したのか。自責の念が止みません。
 しかし「夢を諦めきれない男たち」ならぬ、「玄箱を諦めきれない男」と化したわたしは血眼でググりました。
 すると、「おぉー!」
 おそらくヒューズが飛んだのだとそのページは教えてくれました。シリアルのピンアサインを間違えると基板に過電流が流れ、ヒューズが飛んでしまうそうです。ヒューズの両端を短絡させてみて電源が入ればビンゴだそうです。
 はたせるかな、飛んだと思しきヒューズの両端をピンセットでつまんで電源ボタンを押しました。すると「ピロロロッ!」と元気な音をたてて通電したのです。
 「やった」
 しかしながら、これで問題が解決した訳ではないのです。というか、やっとスタートラインに戻ってこれたというところ。
 一縷の望みを抱いて、この日はもう寝ました。心底疲れました。
 
 翌日、ギンギンに覚醒しました。瞳は血走り、青筋を立て、額には梵字が浮かび上がっています。
 とにかくSCON‐KITを手に入れなければなりません。それからハンダ付けもイヤなどと言わずやるのです。
 SCON‐KITは発売してだいぶ経っているのでほとんど流通していないようです。それでも横浜のヨドバシにあることを確認し、取り置きしてもらいました。
 それから飛ばしてしまったヒューズを買うためにふたたび秋葉原行きです。「マイクロヒューズ」という電子回路用のかなりマニアックな品なのです。どの部品店のウェブサイトでも在庫を確認することはできませんでした。なので直接、足で探します。
 まずは先日同様、ラジオセンターをあたりました。何店舗か、品番を告げて訊いてみたのですが空振りでした。
 次にラジオセンターと通りを挟んで向こうにあるラジオデパートに行きましたが、ナシのつぶてでした。
 最後に千石電商とその付近の部品店をあたります。
 千石電商にはかなり近しいブツがあったのですが、残念ながらサイズが違った……。
 千石をしてこれでは、後はいくら探しても徒労だと感じたのでヒューズは諦めることにしました。ヒューズを諦めた男たち…。回路は短絡されるのです。もし雷が落ちたら、基板は火を噴くでしょうね。
 
 ハンダのフラックスの溶ける臭いが中学の技術の授業を思い起こさせてくれました。本当にそれ以来ハンダ付けなどやって来なかったのです。当時の感覚を思い出そうとするのですが、まるっきりぶきっちょで、手が震えました。
 4ピンのコネクタを基板に取り付けるのですが、ピンの間隔が数ミリずつしか空いておらず、ショートしないようにそれぞれの足元にハンダを盛るのは至難の業でした。
 何度もダマを作っては、吸いとり線で取り除くという作業を繰り返し、やっと繋ぐことができました。
 飛んでしまったヒューズはハンダを当てて取り外し、代わりに適当な銅線で両接点をブリッジさせました。
 本当に汚い仕上がりで、そのせいで玄箱に対する愛情が色あせかけたほどです。
 
 さて、苦心してつないだシリアルケーブルをパソコンに繋いでターミナルでメッセージの確認です。ポートレートを「115200」に合わせ、玄箱のスイッチを押します。
 ターミナルに起動メッセージが表示されました。これにはかなり感動しました。しかしブートシーケンスが途中で止まります。見るとディスクチェックをしているようです。チェックは遅々としています。無理もありません、2TBのディスクですから。
 この時、「あぁ…」とため息が漏れました。
 起動しなかったのは故障でも、ブートシーケンスのエラーでもなく、ディスクチェックのためだったのです。何らかの理由(たぶん急に電源を落とした)でディスクチェック機能が働き、それがあまりに時間がかかり過ぎるので起動できないように見えていたのです。
 つまり電源を入れてしばらく放っておきさえすれば直っていた――。事実、二時間ほどでチェックは終わり、その後まるで何事もなかったかのようにデビアンは立ち上がったのでした。
 土日の苦労に比べてなんともつまらない原因でした。
 しかし、こんなことでさえシリアルが無ければ分からなかった訳で、やっぱりシリアルは必須だなと実感させられました。
 それから、多少お金が掛かって、手間が掛かるようでも公式に従うことが大事なんだなと猛省です。

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RE:玄箱

 忙しいながらも徐々に環境構築を行っていました。

 色々なPCに散らばっていたデータを玄箱上に集約。約120GBありました。
 しかしまだ90%以上余っています。なんたる広大な領域……。
 
 そうなると、ハードディスクの故障によるデータ喪失が怖いです。限りなく怖いです。
 そこで玄箱に繋いでバックアップをとるUSBの外付けハードディスクを用意しました。
 ディスクはIDEの500GBのものが手元に余っていたので、このたび購入したのはハードディスクケースだけです。これも玄人志向のもので、値段は二千円くらいでした。
 今日はバックアップに半日くらい掛かりました。まあこれは最初だからで、あとは差分を入れていくのみとなるので、それほど掛からないはずです。
 
 それからmacには「タイムマシン」といういかにもジョブズが好きそうな大袈裟な名前のバックアップ機能があるのですが、そのデータの保存先も玄箱上にしました。
 しかしここで問題が。ネットワークがあまりに遅すぎてタイムマシンが何時まで経っても終わらないのです。
 ネットワークには秒間10メガ、100メガ、1000メガビットと十倍ずつ早くなる規格があるのですが、うちでは100メガ(とは言っても本当に100メガ出るわけではない)の環境でした。
 そこでネットワークカードとハブを買い換えるハメに。本当はケーブルも替えなければならなそうですが、ちょっと様子をみてからということに。
 カードは蟹のマークのリアルテックのチップが乗ってる安いやつ(これも玄人志向!) ハブはバッファローの1000BASE対応ではいちばん安いやつです。
 正直そんなに変わるものかねと思っていたのですが、これが劇的に早くなりました。10倍とまでは言いませんが数倍早くなったのは確かです。
 タイムマシンもサクサク動くようになり、ネットワーク越しの操作もだいぶ快適になりました。
 これは良い投資でした。
 
 いまは音楽データもすべて玄箱上に移動し、iTunesサーバを動かしてパソコンからストリーミング再生するという聴き方をしています。
 わたしだけが、一台のパソコンでそうすることにあまり意義はないのですが、玄箱の有効活用ということで。
 しかしそこで、一部の音楽が聴けなくなってしまうという問題に遭遇してしまいました。特定のアーティストの特定のアルバムの曲だけがなぜか聴けないのです。
 ローカルでは普通に再生できるので奇妙としか言いようがないのですが、いまのところ限定されているのでモヤモヤしますがそのままにしています。
 う〜ん、でもなんでだろう?

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玄箱

 先週のことですが、横浜のみなとみらいに行っていました。
 APECを控えて警戒ムードで、警察の姿があちこちにみられましたね。
 
 用事はPCデポに、「玄箱(くろばこ)」という、「玄人志向」という変な名前のPCブランドから出ているNAS構築キットを買うためにです。
 ネットでも買え、かつそちらのほうが安いのですが、わたしはパソコン関係とか、オーディオとかは、直接店頭で買うのが好きなのです。
 NAS(ナス)というのは、要するに外付けハードディスクみたいなものなんですが、LANケーブルでネットワークに繋がっているという点に特徴があります。
 家庭にあるどのパソコンからも大容量のデータを参照することができて便利なのです。
 玄箱は、適当なハードディスクを買ってきてこれに挿せばNASになるという代物なのですが、ただの記憶装置を超えて、汎用サーバとしてのポテンシャルを持っているとうことで、ネットでは数年前から話題になっていました。
 つまり、この小さな筐体の中で、ファイルサーバは当然として、Webサーバ、メールサーバ、DHCP、DNSといったサービスはもとより、iTune鯖、はたまた地デジを録画している猛者までいるということです。
 いまサーバにしているパソコンがだいぶ老朽化、というよりもう十年も使っていていつ死んでもおかしくないので、リプレースする必要性を感じていたのです。そこでNASであるとともに、サーバとしての機能も期待して白羽の矢を立てたのが、この玄箱というわけです。
 十年という歳月の経過は、タワー型デスクトップPCの能力を、片手の手のひらで持てそうなほどのNASベアボーンにダウンサイジングさせてしまった……!
 驚異というより他はありません。
 それを可能にしているのがOS、デビアンLinuxなのですが、そのウンチクは後まわしにして、当日の行動を記します。
 
 横浜に着いたのは11時ごろで、そこから徒歩でみなとみらいに向かいました。
 だいぶまえにですがいちど来たことがあるので、デポには迷わず到着です。
 そして玄箱PROとご対面。事前に電話で在庫確認しておいたのですが、棚にはひとつだけしか残っていなかったので、なくなってなくて良かったです。
 しかしこれだけではNASは完成しない。中に入れるハードディスクが必要です。
 ウェスタンデジタルという安かろう系ベンダーの2Tのものに目星を付けていたのですが、デポでは九千円弱でした。いまの最安が八千円弱くらいなので千円くらい高くつきましたが。
 それにしても2T九千円、つまり1Gあたり五円以下です。くどいですが、驚異というより他ありません。
 わたしが最初に触れたパソコン(ダイナブック)、Win95の時代ですが容量1Gも無かったですよ。にもかかわらず数十万もした。それが、五円とは……。隔世の感があります。
 さて、目的の物をゲットしたところで店内をブラブラ。そこでワゴン行きとなっていたUSB卓上扇風機を見つけました。
 この一週間で天候が激変し、いまは寒いくらいなのですが、このころまではまだ暖かかったのです。それでオフィス用にちょうど扇風機が欲しいと思っていたところでした。値段もリーズナブルだったので、カートに加えました。
 やはりネットショッピングではこの出会いは味わえない。人間たまには新鮮な空気を吸わなくちゃ。
 
 一応の目的を果たした後、新高島からみなとみらい線で日本大通りへ向かいました。行き先は放送ライブラリーです。
 前にも「鎌倉街道夢紀行」を観に行ったことを日記に書いたことがありましたが、それ以降もたびたび訪れていたのです。
 このごろは、大河ドラマ「信長」を観ていて、ちょうど最終回でした。なかなか面白かったですが、緒形直人わかすぎて最後まで違和感が……。
 
 現在、玄箱のセットアップ中です。
 前の段で触れたように、この装置の能力を引き出すためには元から入っているOS(これも一応Linuxなんですが)を、デビアンというものに入れ替えてやらないといけないのです(デビアン化)
 しかしこれが組み込み機器特有のめんどくささがあって、PCのようにディスクをトレイに載せてというわけにはいきません。
 失敗するとコンソールを基盤にハンダ付けするという「外科手術」を施さなければならないハメになります。
 そこで参考サイトをじっくり読み込み、慎重に慎重にインストールを行ないました。
 結果うまくいき、玄箱上でデビアンが動いています。う〜ん、感動。
 それにしても、途中のハードディスクのフォーマットのところで進捗がしばらくピタリと止まったままだったのには肝を冷やしました。
 ただ単に容量が2Tもあるんで時間がかかったでだけだったんですけどね。
 
 これからは各種サーバサービスのインストールです。
 この自動日記もいずれは玄箱上で運営してゆくつもりです。

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RE:サーバ不具合

 月曜日に、このWebページを動かしているサーバ—が壊れてしまいました。
 たぶんハードディスクの異常だと思うのですが(何日か前から変な音がしていた)、マシン自体も十年以上前の機種(SharpのPC‐MJ100M)だったもので、だいぶガタがきていたようです。しかも実はノートパソコンでした。
 
 今日はリプレース作業を行っていました。
 新しいマシンはもうちょっと性能が良いデスクトップ型PCです。多分レスポンスも向上したのではないかと思います。
 しかしこれも十年選手です。
 この夏をのり切ってくれることを祈っています。

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グーグルクローム

 気がつくと、Mac対応のグーグルクロームがリリースされていたので、早速インストールしてみました。
 すると、は……、早いッ! とんでもないページ読み込みの早さです。
 すぐにOperaからの乗り換えを決めてしまいました。
 Opera、もう五年くらい使っているのですがこの早さの前には……。

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