Nikeエアズームペガサス39

前にこの記事で、Nikeエアズームペガサス37をレポしたのですが、その後続モデル、エアズームペガサス39をGETしました。
ゼビオのオンラインショップで¥7,762(税込み¥8,538)也。

と言っても前の37を履きつぶした訳ではない……。
エアズームペガサスは本当に歩きやすく良い靴です。毎日のように履いています。
しかしスニーカーはいずれはボロボロになり履けなくなる運命にあります。
エアズームペガサスは定番モデルなので市場から消えることは無いと思いますが、昨今インフレ傾向にあるので、その時異様な高値になってたらイヤだなと思い、ストックしておこうという魂胆です。

37⇒39で見た目はほとんど変わらないですね。
踵の形状がちょっと変わったくらいですか。
軽く履いてみましたが履き心地も変わらない感じだったので安心しました。

ストックする際に肝心なことがひとつ。それは湿気対策。
スニーカーのソールはポリウレタンでできていて、水分を含んだ状態で長期間放っておくと反応してボロボロに崩れてしまいます。
大事に保管していたスニーカーが、久し振りに取り出してみたらベロッとソールが剥がれてしまったなどという話はコレクターの間ではよく耳にします。
ポリウレタンであればいずれは劣化することは避けられませんが、湿気対策でそれを緩やかにすることができます。

100均で木製のシューキーパーを買ってきて中に入れます。
これで型崩れを防ぐとともに、木材が湿気をある程度吸収してくれます。
本当はシリカゲルがあれば一緒に入れたかったのですが、残念ながら見つけられず……。

そしてラップでグルグル巻きにするッッ!!
むかしアメ横のスニーカーショップで同じようにラップされて冷蔵庫に入れられているのを見て、「靴って生モノだったっけ……?」と思ったものですが、確かに靴は生モノだった……。
箱に入れて、押入れのなるべく高いところに仕舞いました。(湿気がかからないようにね)

いま履いているエアズームペガサス37が履けなくなるのはあと2、3年後くらいかなと思います。
これで新品同様のコンディションをキープしてくれればと、切に願います。

Nikeエアズームペガサス37

2022年最初の投稿になりますね。早や、2週間近く過ぎてしまいましたが、あけましておめでとうございます。
年が明けてから本格的な寒さが到来して身が縮むようですね。
一時期鳴りを潜めていたコロナもついに第六波が来たようで、神奈川でも連日、一日500人くらいの新規感染者が報告されています。
あまり幸先良くない年明けですな。

今年の箱根駅伝は危なげない感じで青学が総合優勝を果たしましたね。
しかし密かな異変は足元にあったようで、去年はピンクのNike一色だったシューズがアディダス、アシックス等の各社反転攻勢で比率に変化を見せていたようです。
とは言え今年はオレンジのNikeアルファフライ、ヴェイパーフライは目立っていました。

実はその厚底ブームに乗っかっていました。
だいぶ亀なのですが、去年の9月に御殿場アウトレットに行った際に、エアズームペガサス37をGETしたので、レポをしようと思います。

行きの高速バス内から

この日は超快晴で暑かったですね。
私は年季の入ったニューバランス信者なので、着いてすぐに向かったのはNBのショップ。
しかし目ぼしいものが無く、手ぶらで店を後にします。
(CM1700が置いてたりしないかな~と思ったのですが、無かったですね)

次にアディダスに入ったところ、ウルトラブースト21を目にしてなかなか気に入りました。

しっかり厚底ブームに乗っかってますねー。厚底スニーカーはプーマとかでも、いたるところで発生してました。
履き心地もなかなか良く、ディスカウント価格で14,000円くらいになりそうだったので買っても良いかなと思ったのですが、本家のNikeを見てからにすることにしました。

Nikeのショップはスポーツブランドでも一際大きく、スニーカーの品揃えも多くて、壁一面の陳列に圧倒されます。
それでとっかえひっかえ試着したところ、エアズームペガサスが最も履き心地が良かったので購入を決意します。
ウルトラブーストも良かったのですが、こっちのほうがシンプルなデザインで好みでした。
お値段はクーポン使って1万円しませんでした。

ほんの最初だけ土踏まずのあたりが突っ張るような感じがしたのですが、最初だけ。
これまで感じたことのない異次元のクッションで、自然と足が前に出ます。
今までニューバランス信者だったのですが、ちょっとこれは戻れないかなというほどです。

普段は26.5cmか27cmを履いてるのですが、特徴的な踵のでっぱりのせいで28cmがジャストサイズです。
これは実際にフィッティングして買えて良かったと思っています。
履きなれていないうちは踵をよくドアにぶつけました…。

こんな最強とも言えるスニーカーですが弱点もあり、濡れた路面に弱い…。
雨の日のタイルの床などは注意して歩かないと派手に転ぶ恐れがあります。

そして残念ながらまだこれを履いて本格的にジョギングが出来ていません。
というかここ最近めっきり遠ざかってますな…。
今年の抱負はテレワークで鈍った身体を鍛えるべく「エアズームペガサスを履いてジョギングをする」とでもしましょうか。

ニューバランスM1450リペア

またちょっと更新の間が空いてしまいました…。

体育の日で3連休でしたが、台風19号やばかったですね…。
幸いうちは何ともありませんでしたが。こないだの15号といい、台風が狂暴化しているように感じます。

で、話は少し遡って8月なのですが、職場でスーパークールビズをやっていて、ポロシャツ、チノパン、スニーカーOKでした。
なので、久しぶりにスニーカーを引っ張り出して履こうと思ったら――。

ガーン! ソールが剥がれてるー!!
これはいわゆる加水分解というヤツか…?
ただ、ショックな反面、しょうがないかなという思いも。
何故ならこのスニーカー、もう15年も履いているブツだから。
「初めてのボーナスで買った――」というのは以前に書いたような気がします。かなり思い入れのある一足です。
踵のあたりはボロボロに剥げてしまっているのですが、それ以外はアッパーはわりとキレイなのではないかと思います。
なのでソール交換で延命できないかと調べてみると、どうも交換対象外のようでした。
交換対象のモデルは、M1300とかM996といった高級かつド定番モデルに限られるようですね。

「お別れかな…」という思いも一瞬よぎったのですが、ミッドソール(白い部分)を触ってみると決してボロボロになっている訳ではない。
ソールが加水分解を起こすとクッションがボロボロになるそうですが、どうやらそこまで至ってはいないよう。
アッパーとソール間の接着剤が劣化して剥がれてしまったみたいです。

しかし、ミッドソールとアウトソールの間にも一部ハガレ有。

ソールが割れている箇所もある…。

満身創痍であることは間違いないのですが、ダメもとでソールの接着にトライしてみることにしました。

使用したのは多くのサイトでも靴のリペアで紹介されている「シューグー」
靴を洗ってよく乾かし、剥がれた隙間に流し込んで圧着します。
はみ出した部分は、付いているアイスの棒みたいなヘラでペタペタと成形します。

しっかり接着するために輪ゴムでグルグル巻きにして二日放置――。

シューグーは固まると透明になります。
ハミ出た部分があり、かなり雑な仕上がりですが、一応くっついています。

割れた箇所はこんな感じです。

全体像。
まあ、離れて見ればそれなりな感じ?

今回のリペアでどのくらい寿命が延びたのか分かりませんが、多分履かないとかえって劣化の進みが早くなるような気がするので、これからはなるべく履こうと思います。
あと5年履けたらスゴイな…。

靴磨き

久しぶりに革靴のお手入れをしました。
綺麗な靴で新たな年を迎える。素敵なことです。

今回の主役は初めて靴墨を入れるシャンボードちゃん。
お高い靴墨、サフィールノワールはこの子のために買ったといっても良い。

ピカピカだったシャンボードも半年経って汚れが目立ってきました。
特につま先に入った擦り傷が痛い…。
靴墨でどの程度カバーできるか挑戦です。

サフィールノワールを直接指に取って革に広げます。
手の熱でロウが溶けるようなので、なるべく均一になるよう伸ばします。
擦り傷や、よく当たって色の落ちた個所は多目に塗って目立たないようにします。

古いシャツを割いた布で擦り、仕上げにブラシで肌理を整えました。

どんなもんでしょうか?
なかなか最初の輝きに近づけたかなと思います。
たまには日頃の労苦をねぎらってやって、長く付き合っていきたいですね。

パラブーツ シャンボード

う~ん、やっちまったなァ!
つつつついに、パラブーツのシャンボード(カフェ)をGETしてしまいました。
なんてこった(?)ヤバイぞ諭吉?!

しかしながら諭吉の尊い命は3.5人で済んだのである。
何故ーー? 末端価格で6Yは下らないというシャンボードがなぜそれほどの軽い犠牲だったのか?

それは携帯会社から来た一通のメールでした。
私は10年以上も某K社と契約をしており、それまで全く意識していなかったのですが、毎月いくばくかのポイントが発生してたそうです。
これまではポイントに有効期限は無かったのですが、急に4年の有効期限を設け、それ以前のポイントは2017年の6月末に失効すると言ってきました。
その額、実に1万五千ポイントあまりになります。
チリも積もれば山となるですねー。

みすみす無駄にするのはもったいないので、使う方法を調べてみました。
毎月の通信料金に補てんするという手があり、できればそうしたかったのですが、なにやらクレジットカードのようなものを作らなければいけないみたいだったのでパスしました。

良い手はないものかと思い、ググるとAmazonのギフトカードに引き換えるという方法が紹介されていました。
Amazonギフトカードは私にとって現金と等価ですので、真剣に読み込みます。
それによると、(伏字にしてた意味がないですが)Wowma!というK社が運営しているショッピングサイトがあり、そこではA○ポイントが現金代わりに使えるとのことーー。
そこにはAmazonギフトカードも「商品」として売られてるので、ポイントを使って購入することで交換が成立するとのことでした。
とは言え、「強い」Amazonギフトカードに対して、A○ポイント「弱い」ので、1万円のギフトカードを買うのに、11,500ポイントほどかかります。
なので、欲しい商品がWowma!に売っていればAmazonで買うよりお得ということになりますね。

「でも欲しいものなんて思いつかないよー」
と思いながら、何気に商品を検索していると、フト雷に撃たれたようにシャンボードのことを思い出したのです。
探してみると果たしてありました!
マイサイズ有、しかも欲しかったカラー(カフェ)です。
しかも安い!! 5万円!
何故だ? 安すぎないか?? 思わず「ショップ名 偽物」でググります。
調べたところ、決して怪しい店ではなく、経営努力のおかげのようでしたので、千載一遇のチャンスとばかりにポチりました。
そういうわけで、ポイント分減額されて3.5Yくらいで済んだという訳でしたー。

しかし手元に届くまで安心できませんでしたよ。
でもちゃんとしていました。メイドイン・おフランス。かっこいいです。
ポテッとしたシルエットですが、そこはかとなく上品さを感じます。

ソールは3cmもあります。ちょっとしたシークレットブーツですね。

ソールのパターン。
“RP”ってなんだろう…?

「コロー」を手に入れた時も、その柔らかさ、音のしないことに感激しましたが、シャンボードは厚さもあるのでより足が痛くならなくて良いです。
これから夏本番に突入して、ブーツには厳しい季節になりますが、なんのそのでガシガシ履いていきたいですね。
そして手入れをして、10年20年の長い付き合いをしていけたらいいなと思います。

諭吉よ、震えて眠れ

「諭吉くん亡くなるかも知れないなぁ~」

物欲が危険なほど高まっています。
やはりこの間ネットワークプレーヤーなどというデジモノを買って電気的官能を刺激してしまったのが良くなかったのか--。
今度は4Kディスプレイが欲しくなってきました。
フルハイビジョンは思いっきり見過ごしてしまった私ですが、いま使ってるディスプレイもそろそろ10年目に手が届きそうになってきたので、ここでいっちょ時代の波に乗るか--という感じで。
市場価格もこなれてきて、まあまあの評判のものが5諭吉くらいで買えそうです。
しかし、ディスプレイを満足に映すためにはパソコンのグレードアップも必要となり、さらなる諭吉の血をねだります。
まったくパソコンというやつは…。

別の発想で、4Kテレビを買うというのもありかなと思っています。
最近のテレビはyoutubeとかのネットの動画やパソコンに貯めたファイルとかも再生できるそうです。
(もちろんパソコンを繋いで表示させることも可能)
安いものだと6万円台からあるようなので(評価は不明)、追加投資が必要ない分こちらの方が良いかも知れません。

しかしながら、これとは全く違うベクトルで欲しいものがあります。
それは言うまでもなく靴なのですが--、いよいよパラブーツの本丸「シャンボード」を攻めようかと思っています。
これにはイニシャルY.F.の人が6名ほど落命する必要があります。
でもかなり気持ちが固まりつつある…。

そこに水を差すのが昨今のヨーロッパ情勢でして…。
EUからイギリスが離脱したり、ドイツ銀行が経営不振に陥ったりしてヨーロッパの経済は危ない。
長期的にユーロ安に向かうのではないかと考えています。
そうすると、他人の不幸は蜜の味みたいな話でイヤですが、EU域内の製品がお安く手に入るようになるんじゃないかと思っています。
なのでそこを見極めたうえで買いたい、ので--まだ手が出せない、というところです。

そしてそして、まだおぼろげ、輪郭もおぼつかないのですが、コートへの欲求が頭をもたげつつある…。
まだほんの微か、なのですが。
秋が深まるごとにそいつの影も濃く、次第にはっきりとしていくようです。

諭吉よ、震えて眠れ

サフィールノワール

ちかごろ雨ばかりで憂鬱になります。
今日もせっかくの休日だというのに東京は一日中、雨のしと降るお天気でした。
こんな日は外出するのも億劫なので、家で靴磨きに精を出しました。

五月に買ったパラブーツのローファー「コロー」を一度もお手入れしていなかったので、シュークリームを準備してキレイにしました。
準備したのは艶やか仕上がると評判の高い、「サフィールノワール」のダークブラウン。
メイド・イン・おふらんすで、ややお高かった(アマゾンで¥2,160だった)ですが、コロー君の忠勤(?)を労う意味で。

フタを空けると蜜蝋の匂いでしょうか、とても良い香りがします。
シュークリームによくあるケミカル臭ではなく、ナチュラルなものです。

コローは四カ月の間、週に2、3回のペースで履いていたので、買った当初に比べて色が落ちてきました。
特に小指の付け根あたりと、踵の退色が強いです。
また、全体的に葉脈のような皺が目立ってきています。

靴磨きにはいつも、古いシャツを端切れにしたものを使っています。
布に少量つけて素早く塗り広げます。
クリームは油性だそうですが、非常にサラっとした感じで、革に吸い込まれていく感じです。
なので、手際よく塗らないとムラになってしまいそう。
ある程度なじませたら豚毛ブラシで仕上げます。

ブラッシングすると、噂通りの深みのある光沢が出てきてニンマリします。
まるで生まれ変わったようで、また明日から履くのが楽しくなりますね。

上の写真の左がお手入れ前、右がお手入れ後です。
一目瞭然ですね。

小指の付け根あたりと、踵のところもこのくらい目立たなくなりました。

う~ん、楽しい!
何かお手入れするためにもう一足革靴が欲しくなってきましたよ(それじゃ逆か?)

パラブーツ(paraboot) コロー

ちょうど一か月前、キルティングジャケットを買ったという記事で、靴を買おうと悩んでいると書いたのですがー。
とっくり悩んで遂に決めました。
パラブーツ(paraboot)のローファー、「コロー」です。
ちなみにコローとは仏語で「さんご」のことだそうです。

いかにもパラブーツはおフランスのブランドなんですが、このコローはスペイン製。
バーウィックもスペイン製でしたね。
おそらくEU圏内でも人件費が安いんでしょう。

とは言え、定価の一割OFFくらいで¥27,700もしました。
しかし真のメイドイン・フランスで、本ブランドのフラッグシップとも言える「シャンボード」とか7諭吉もするんで、同社の中では求めやすい部類です。

サイズはUK8(=26.5cm)ですが、ちょっと大きめでしたね。
もうハーフサイズ下げても良かったかも知れません。
ネットで買うと失敗したくないので、つい大き目を選んでしまいます。

革靴は履き始めは革が当たって痛いものですが、この靴は(大き目ということもあるでしょうが)革が柔らかく、まったく痛くなくて感動しました。
この革はリスレザーというオイル分の多い革なのだそうです。
そのお蔭で、雨の日とかでも水をよく弾くのだとか。
確かにオイリーというか、体に悪そうなケミカルな匂いがします(革製品の匂いとは異なる)
けっこう強く臭うので気になる人は気を付けた方がいいかも知れませんね。

この靴の最大の魅力はこの靴底。
とても柔らかく、靴音がほとんどしません。
集合住宅の廊下が、割と靴音が響きやすいのですが、これを履いているとまったく音がせず、まるで忍者か何かになったような気がします。
流石に薄いので長距離を歩くと疲れますが、普段履きとしては良好な履き心地です。

この踵の縫い目は「ヒールキッカー」という、手を使わずに脱ぎたい不精な人たちのためのデザインだそうです。
なんという親切…。

安い買い物ではなかったですが、結構気に入りました。
これから暑いシーズンになるにしたがって使用頻度が増えていきそうです。
最後はちょっとくたびれてきた先輩たちとのショット。

最近の革靴事情

年が明けてあっという間に一週間あまり経ってしまいました。
どうも振袖姿が目につくと思ったら、今日は成人の日でしたね。
そういや会社もお休みでした。

今日は東京都美術館でやってる、公募展の写真展などを観に行きましたが、あんまし感動しませんでした。
風景写真ばかりだったせいかも知れません。
(私の好きなのはスナップ写真なので)

じゃ、なんで見に行ったのかと言われれば、それは「無料(タダ)」だからですよッ! 決まってるじゃないですか!!(半ギレ)
いわゆる緊縮財政です。
たぶんそのうち部屋の中でコート着て冷たくなってるのが発見されるでしょうね。
で、家の中なのにブーツを履いてると。

そう、この前もちょっと書いた気がしますが、試着して悩んでその場では買わなかったブーツを結局買ってしまったんですよ。
それがこれ、レッドウイングのキャバリーチャッカブーツです。

ハイ、これは箱ですね。
一応記念に撮っておきました。
気を取り直して、これが中身です。

ネットで買って、4.5諭吉ほどでした。
定価の一割引ってとこでしょうか。
色はブラックかブラウンか悩んだあげくにブラックを選択。

靴袋と取扱説明書のような小冊子が付属しています。
(個人的にはオマケは要らないと思います)

中はこんな感じです。

この靴はレッドウイングのなかでも一番ドレスシューズに近い方なんだそうですが、それでも革が厚くて硬く、ワークブーツのDNAを感じます。
それは靴底に如実にあらわれています。

無骨…ッ!

なんというか…、アメリカ人は大雑把なんでしょうかね。
接着剤がハミ出してるところがありました。(ブラシで擦ったら取れましたが)
そういえば、ニューバランスも縫い方が結構いい加減な部分があったなぁ。
GRADEのイヤホンもハウジングの塗装が一部剥げてる所があったし…。
こういう詰めの甘さを「MAID IN USA」と有り難がるのはやっぱ卑屈なんでしょうか。

で、一度仕事場に履いて行ったのですが、靴擦れしまくりで辛い一日を過ごしました。(おまけに満員電車で踏まれたという)
しかし私は諦めない。足に馴染むまで耐えようと思います。

ところでなんですが、今まで仕事用に使ってた靴が一足ダメになりまして、どうしても新たに買う必要が出てきました。
レッドウイングでその穴を埋めるのはちょっと足、靴ともに負担が大きすぎるので。
この緊縮財政時に! キツいですが、値段と品質がそれなりにバランス良さそうなのをAmazonで見繕ってポチりました。
なぜAmazonなのかと言うと、サイズが合わなかった時にタダで返品に応じてくれるからなんです。
私の知り合いに、色違いでいっぱい注文して気に入った品以外を全部返品したという猛者がいますが、そこまで何かを捨てれないので一応サイズが合ってることを祈りつつのオーダーです。

んで、翌日に届いたのこれ。
バーウィックのUチップです。

Uチップという形はモサく感じられあんまり好きじゃないんですが、これがバーウィックのなかで一番安かったので。
しかし想像以上にシュッっとしたフォルムだったので悪くないなと思ってます。

話が前後するようですが、バーウィックというのはスペインのブランドです。
正直聞いたことないですが、安い割にはグッドイヤーウエルト製法という堅牢な作り(レッドウイングのブーツと同じ作り)をしているのと、雨にも強いダイナイトソールを採用しているのが気に入りました。

最初「ダイナマイトォ?!」と訝しみましたが、「ダイナイトソール」とはこういうゴム底のことです。

ソールにはイギリス製と書いてあり、確かに凍った道でも歩けそうな表情をしてますね。
雨の日の活躍を期待しています。

インソール。
エンブレムがカッコイイですが、試し履きしたときに、靴下に金の塗料が思いっきり付いて何とも言えない気分になりました。
安かろう悪かろうで無いことを祈ります。(「安かろう」と言っても2万弱はしてるので、簡単に履けなくなっちゃ困るんだよ!)

横から見るとこんな感じで、けっこう踵が厚いです。
(そしてMAID IN SPAINが見えるでしょうか)

サイズはアマゾンのレビューを参考にしつつ、小さめを選びました。
それが当たり、幅2Eなので(普段は4E)ややキツさを覚えるものの、ほぼジャストでした。返品とならずに良かったです。

今日履いて歩いてみたのですが、グッドイヤーウエルト製法によるものなのか、ダイナイトソールによるものなのか分かりませんが、今まで履いてきた革靴にない、無骨さというか堅牢さを覚えました。
まだアッパーが硬いので、くるぶしや親指の付け根辺りが擦れて痛いです。
しかし、それもまだマシと思えるくらいレッドウイングのが硬いーー。
どちらも辛抱強く履き慣らしていきたいと思います。

さて、今回二足革靴を靴箱に加えましたが、これまで履いてきた革靴も二足あります。
別に誇るべき内容ではありませんが、記録の意味も兼ねて紹介しておきたいと思います。

まず、多分お高かったと思われるこの靴。
「多分」と言うのは自分で買ったものではなく、形見として貰ったものなので詳細が判らないのです。

靴底には「TOMO」(あるいは「TUMO」)とあり、MAID IN JAPANのようすが、これだけの内容をググっても何の情報も得られませんでした。

しかし、軽く、履き心地も良く、シェイプも水際立っていて、革質も何か良さそうな気がするので、多分お高かったんだろうと思っています。

慶弔時にしか履かないので、目立った汚れはありませんが、靴底のレザーが地面に擦れて色が落ちてしまっていたので悩んでいました。
そこで黒いシュークリームを塗り込んでみたら、さほど目立たなくなったので一安心。

もしかしたら実はそんなにお高くないのかも知れませんが、形見というスペシャルな部分があるので、人生の節目節目で大切に使っていきたいですね。

それからもう一足は退役寸前のロートル。アクアスキュータムAQ703

これも先のと同様、全然詳細が判りませんね。
多分アクアスキュータムのブランドだけ借りて日本のメーカーが作ったものだと思います。
ただこれは身銭を切って自分で買ったので、その当時のことは昨日のことのように覚えています。

7、8年前にまだ川崎に住んでいた頃「さいか屋」で買ったのでした。
ちなみに現在のさいか屋は当時の場所から移転しています。
なので、紳士靴店もたぶんもう無くなってるでしょうね~。

お値段は二万円でした。
当時の自分にとっては大金で、宝物のように思って履いてたことを覚えています。
今では見るも無残に履き潰してますがー。

中はこんな感じでもうボロボロです。

ソールもパターンがほぼ消えかかっています。

しかし、アッパーはもうクニャクニャになって足の形に変形しているので、履き心地は抜群です。
出来ればもうしばらく履いていたいですね。

来る物去る物

今年も残りわずかとなってきました。
季節は冬ですが、私にとっては物欲の季節。
冬物衣料を物色に、今日は御徒町のアメ横に行ってきました。

ところでこの間、ゴーゴリの「外套」という本を読みました。
これは近代ロシア文学の先駆けとも言われる画期的な小説なんだそうですが、私には単にうだつの上がらない男が外套にこだわり過ぎてみじめに破滅する姿にしか映りませんでした。
しかし今なら分かるような気がします。
凍てつくような寒さの中でも背筋をピンと伸ばせるような、素敵な外套が欲しいーー。
アカーキイ・アカーキエウィッチとは私のことであったのか…。

さて既製服の時代なので、私の理想の外套は「アメリカ屋」のハンガーにブラ下がっています。
仕立屋のオヤジならぬ、店員のお兄さんに試着させてもらいました。
う~む、恐ろしく暖かい。シャツ一枚でも問題ないほどだ。
やや肩口の辺りが窮屈でしたが、それ以外はあつらえたように体にフィットしている(ように感じる)

まさにマストバイーーなのですが、そこにはアカーキイと同じ問題があって、あまりにお高いんですな。
80ルーブリならぬ8諭吉。
おずおずと値引きをお願いしたのですが、突っぱねられ、空手で外に蹴り出されました。
実はわずかながらボーナスも出たので、買えないことはない。
しかし欲しいのはコートだけじゃないんだなこれが。

着古したコートを体に巻いて、次は「イケダヤ靴店」を覗きます。
お目当てはレッドウイングのチャッカブーツ。
ゴツイ系ではなく、キレイ目で、スーツにあわせて履いても合いそうな感じです。
こちらは5諭吉弱ほど。
試着させてもらうと、足を掴まれるようなタイトさがあって、普段スニーカーばっかり履いているので不安に。
しかし、次第に足の形に馴染んでくるとのこと。
それですっかりその気になりました。

しかし悩ましいことに、ブラックとブラウンの二色あり、どちらも甲乙付け難いのです。
ブラックが無難であることは間違いないのですが、ブラウンも深みのあるいい色をしており、むしろ使い込むにつれて表情の変化を楽しめるのではないかとも思えてくる…。
結局決めかね、買わずに店を後にしました。

意気込んで乗り込んだものの、決心つかずの不完全燃焼気味のアメ横訪問となりかけましたが、最後っ屁でジーンズをGET!

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「ジャラーナ」で買ったリーバイス501です。
リーバイスには501だの503だの色々とあり、私も分かったような分からないような感じなのですが、501はストレートな最もスタンダードな形だそうです。
裏から見るとこんなんです。

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サイズはW31、L32で私の体には大きすぎるのですが、これはノンウォッシュなので洗うと縮んで体に合うようになるんだとか…。
足は7cm程度も短くなると店員のお兄さんは言っていました。

ファッションに縁のない私ですが、これが初めてのリーバイスという訳ではないのです。
上京当時(1999年)選別代わりに親が買ってくれた503が私にとって最初のリーバイス。
それがこれ↓

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ウェストは驚異の28インチで、今ではとても履けませんが、記念として残してあります。
当時はこればっかり履いていたので、なかなか激しく色落ちしていますね。

さて、家に帰るとAmazonで注文していたニューバランスが届いていました。
MV880、色はクールグレイです。

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裏はこんな感じです。

20151227_007

いかにもトレーニングシューズって雰囲気ですね。
ただ、そこはかとなくクラシックっぽさもあり気に入っています。

昔はニューバランスのクラシックなランニングシューズをいくつも持っていましたが、結局今も残ってるのはM1450一足となってしまいました。

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踵の部分が酷く剥げていますね。あと、「N」の文字が結構ボロボロになっている。

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靴底のパターンは割とハッキリ残ってますね。ただ踵の部分はほとんど消えてしまっています。

この靴は、忘れもしない、最初のボーナスで買った靴です。
ほんの寸志程度の額だったので、これを買ったらほとんど消えてしまいましたよ。
新宿のABCマートで、2万1千円だったと思います。
それから十年以上、日常的に履き続けてたので、それにしてはよく持ってくれたなと思います。
これもリーバイス同様、記念として残しておきたい品ですね。