梅酒作り

かれこれ一週間くらい前でしょうか、季節柄、スーパーに特設梅酒コーナーが作られて、貯蔵用の瓶とか、青梅とか、ホワイトリカーが置かれていました。
それを見て以来、ムクムクと梅酒を漬けてみたいという欲求が頭をもたげてきました。
貯蔵用の瓶は、前に名古屋にいた頃、猿酒を作った4L入りのものが空いていたので、あとは材料さえ揃えれば出来そうな感じです。
それで、今日やってみました。
その一部始終をご紹介したいと思います。

さて材料集めです。
ホワイトリカーが意外と高いのに驚きました。1.8Lで¥1,200くらいします。
ほとんど純アルコールを水で薄めたもの、つまり「大五郎」系の血筋な訳で、もっと安いものかと考えていたのですが、さにあらずでした。
それで、ちょっとネットで梅酒のベースになるアルコールについて調べてみたのですが、ホワイトリカーに拘らずに、米・芋等の焼酎乙類、日本酒、ジン、ブランデーなどで漬けた例を見つけました。
ベースのお酒の個性が出て、ユニークな味になるそうです。
ジンをベースにすると梅酒の甘さが抑えられて、ドライに仕上がると聞き、がぜん興味が出て来ました。
ジンベースの果物のリキュールは沢山ありますものね。
そこで以前、渋谷にあるリカーショップ「やまや」で、1.8Lくらいの安価なペットボトル入りジンが売っていたことを思い出しました。
「こんなにどうやって飲むんだよ?」と思っていたのですが、梅酒のベースとして使うのにピッタリではないですか。
それで、今日用事のついでに立ち寄って手に入れて来ました。
それがこれ!
アシュビーズ・ジン 1.75Lです。

お値段、¥1,780で、ホワイトリカーよりは高いですが、ジンでは相当安価です。
余談ですが、ペットボトルがなにやら大五郎系DNAを主張しているようにも感じますね。
でも個人的にはペットボトルは良いと思います。
なにより軽い。それにガラスと違って割れる心配もありませんからね。

さて、肝心の梅ですが、南高梅1kgを購入。肉のハナマサで、¥398

ご覧のとおり完熟です。
「梅酒の梅は青梅」という先入観があったのですが、別に熟していても良いらしいです。
青梅はアク抜きのために1~2時間水に晒す必要があるそうですが、熟した梅は特に必要無いそうなので、むしろ便利かなと思います。

砂糖は氷砂糖1kgを用意。これも肉のハナマサで、¥380なり。

普通の上白糖の方が安いのですが、氷砂糖を使ったほうが断然美味しく仕上がると聞き、用意しました。

材料を揃えたので、早速作り始めます。
まず梅をボウルにあけ、流水でしばらくすすいでキレイにしました。
上げてからヘタを取ります。
ヘタをキレイに取り除くのが雑味が出ない秘訣だそうです。

普通は竹ひごを使って取るのですが、無いので歯間ブラシの柄を使いました。
これが実に使いやすい! オススメしますよ。

次に梅を瓶に入れます。

梅と氷砂糖がサンドイッチ状になるように、それぞれ半分ずつに分けて、2回に分けて入れました。
砂糖は700gくらいが丁度良いと紹介している記事が多かったのですが、氷砂糖を他に使う予定もないので全部入れることにしました。

続いてジンを注ぎます。
と、その前に一口ジンをお味見。
カクテルベースにピッタリな感じの、クリアな味です。これなら梅の風味をあまり邪魔しないでしょう。

一気にドバドバと全て注ぎ込みました。
これで瓶の8分目くらいまでいっぱいになりました。

完成!
蓋を閉じて台所のシンクの下の戸棚に安置しました。
半年ほど寝かせれば飲み頃となるはずです。
その頃はもうクリスマスシーズン。
まだまだ遠いですが、時折眺めながら気長に待ちたいと思います。

ノンアルコール飲料

健康上と、経済的な理由から禁酒をしています。
もともと、お酒は好きでしたが、あまり量を飲む方ではありませんでした。
酔っ払うのが目的ではなくて、お酒の華やかな雰囲気が好きだったのです。
なのでそれほど苦もなく、自然と止めれているのですが、時に物足りない気持ちになることがあります。
例えば、夕飯に焼肉や餃子を食べるときなど、お供にビールがどうしても欲しくなります。
かと言って簡単に志を曲げるわけにもいかないので、昨今流行りのビールテイスト飲料を代わりに飲んだりしています。

しかし各社製品をいろいろ飲んでみたのですが、一度として美味しいと思えたことがない。
おそらくアルコール分をゼロにするために素材や、製造工程がビールとは異なるのでしょう。
にしてもビールのコク、深み、喉越しなどが満足行くレベルに再現されているとはとても思えず、模造品の感が強くします。
そして妙に高い。概ね第三のビールと同等かそれ以上の価格となっています。酒税は掛かっていないはずなのに何故でしょうか?
何が何でもアルコール分を0.0%にしなければと、ビール製造各社が強迫観念に取り憑かれてるのではと感じています。
飲酒運転厳罰化がその遠因です。

ひるがえって、海外ブランドで「ノンアルコールビール」として売られているものがいくつかあります。
これらの多くは普通のビールと同様の素材と製造工程で作り、最後に減圧蒸留法によりアルコール分を除去したものです。
なので風味はビールと遜色ありません。とても美味しいです。
それに安いです。わたしがよく飲む「ワイルドウエスト」は6本パックで4百円もしません。
これはどんな第三のビールよりも安価です。
とはいえ「ノンアルコール」と謳いながら、微量のアルコール分を含むのです。(「ワイルドウエスト」は0.7%)
これは製法上やむを得ないトレードオフですね。

しかしながら、「ノンアルコール」ビールを酩酊するまで飲めるものでしょうか?
アルコールのない飲料はそうたくさんは飲めないと思いますね。
日本のビールメーカーはビールテイスト飲料市場で、「0.00%」とか胸を張りたいだけのような気がします。
もちろん本当にアルコールがダメな人にとっては価値がないとは言えませんが。

ワインの代替品として、めいらくの「赤葡萄」を飲んでいます。
ジュースなので甘いのですが、赤ワインを思わせる渋みがあり、濃厚でとても美味しいです。
値段はいつも買っている店では1L/¥278
ジュースにしてはちと高いが、ワインと考えれば安い。

ウンダーベルグ

 御徒町の吉池の中に入っている酒屋で、ドイツの薬草酒「ウンダーベルグ」を買いました。
 前々から興味をもっていたのですが、今回お手軽な三本パックを見付けたので。お値段7百円くらい。
 味はというと、堂々のペルノー系。苦手です。しかし量の少なさで救われているかな。
 お手製の餃子の後、これで締めました。

カクテル

 蒸し暑い夜が続きますね。
 
 そんな夜にはくっと一杯やりたくなるものです。ビールも良いですが、カクテルはいかがでしょうか。
 この頃よく作っている夏らしいカクテルを紹介いたします。
 
 一つめは「ピニャコラーダ」
 ラムに、パイナップルジュースとココナッツミルクを加えて作ります。
 正式にはシェイクするのですが、うちにはシェイカーがないので単にマドラーでかき混ぜて出来上がりとしています。
 それだけでも美味い。
 しかし更に、ラムに選んだ「キャプテンモルガン・スパイスト」これがミソです。
 このラム、バニラやアプリコットなどで甘い香り付けがされていて、ロックでもクイクイ飲めてしまうのですが、これをベースに使うことで香り高く、おいしく出来ます。
 難点はココナッツミルクが手に入りにくいことか。
 わたしはよくドン・キホーテで手に入れています。
 
 二つめは「チャイナブルー」です。
 これはライチリキュールがベースです。「パライソ」とか「ディタ」とか、いかにも夏らしいですね。
 両方試しましたが、特にどちらがおすすめということはないです。
 店頭では「パライソ」のほうが若干安く売られているようなので、手に入りやすいほうでいいんじゃないでしょうか?
 さて作り方は、先にライチリキュールを入れたグラスにグレープフルーツジュースを注いでかき混ぜ、最後にブルーキュラソーをちょっとだけ加えて色を付けます。
 しかし最後に加えたのに底のほうから青くなっていくのはなぜだろう? 比重が重いのか……。
 ライチの甘さと柑橘の爽やかさが調和したおいしいカクテルです。
 ちなみに、ブルーキュラソーの代わりに「ミドリ」を使ったものは「チャイナグリーン」と呼ばれます。

二月のリカー

 胃潰瘍はアルコールで消毒するに限ります。
 もちろん冗談です。
 二月の間に購入したアルコール類を紹介します。
 
 まずバーボンがなくなったので、「ローワンズクリーク」を手に入れました。
 お腹に巻かれたアミが、「あたしゃプレミアムバーボンだわよ」と主張しているようです。
 こういうギミックは味とは関係ないと軽視する向きもあるでしょうが、わたしにはアルコールには欠くことの出来ない要素のように思われます。
 バーボンに限らずですが、革袋に包んでみたり、陶器のボトルだったり、木箱の中に入れてみたりと、嗜好品に最大限の付加価値を持たすべくメーカーはあれこれ手を尽くします。
 それがアルコール体験を、単に舌の上だけのもの以上にしているのです。
 だれか高名なジャズの評論家が、「ジャズとは雰囲気一発の音楽」と言っていましたが、お酒にもそのまま当てはまりそうな言葉です。
 
 とはいえマズければいかに取り繕ったところで意味がない。
 では「ローワン」はどうかと言うと、甘い口当たりでクリーンな味です。そして後味はさっぱりしています。
 よく言えば雑味がない、悪く言うと没個性というところですか。
 決して悪くはないのですが、ふたたび手に取るかは微妙なところですね。
 その点、クリークはクリークでも前回の「ノブクリーク」は、味は苦みがあってちょっと苦手でしたが、香りが豊かで個性がありました。
 ソーダ割りにするとおそろしく美味かったです。こっちはまた飲んでみたいと思えるバーボンでした。
 
 それから、ロシア産ウォッカの「ストリチナヤ」です。
 久しぶりにブラッディマリーを作りたくなったので。
 ブラッディマリーはウォッカをトマトジュースで割ったカクテルです。
 わたしはそこにタバスコを振ったり、コショウをかけたりして、チリにして飲むのが好みです。
 あまりたくさんは要らないので500mlの瓶にしました。
 冷凍庫でキンキンに冷やしてストレートで飲んでもおいしいです。
 
 最後に今日買った「スーズ」
 ゲンチアナというリンドウ科の植物の根を浸漬して作られるリキュールです。
 色は鮮やかな黄色で、爽やかな苦味があります。
 と言うよりズバリ、ユンケル系の栄養ドリンクの味と言ってしまった方が分かりやすいと思います。
 グラスに注いだ瞬間から思ったことなのですが、この色といい、匂いといい、そのものです。
 効用にも健胃、消化促進が謳われています。
 
 わたしはかなり気に入りました。
 トニックウォーターで割って飲むみたいですが、そのまま飲んでもいけます。
 同じハーブ系ならカンパリよりも好きですね。

シャルトリューズ

 やっと夜勤が終わりました。二月からはちょっと羽を伸ばせます。これを祝って、乾杯です。
 
 今回の酒はハーブのリキュール、シャルトリューズ・ジョーヌ。
 ちょっと前にもバーボンを紹介したばかりですが、大丈夫ですよ、飲んだくれてはいません、まだ二本とも残っています。
 
 シャルトリューズには、緑色をしていてアルコール度数が55度もある「ヴェール」と、黄緑色の「ジョーヌ」とがあるのですが、今回のチョイスはジョーヌのほうです。
 ヴェールも飲んでみたいリキュールの一つなのですが、どうもあの鮮やかな緑とハーブということで「ぺルノー」を思い出す。
 わたしが二度とこりごりと思う酒は、「ぺルノー」と「ズブロッカ」です。
 
 さてお味のほうはと言うと、はちみつ味で口当たりがすごく良いです。ストレートで飲んでもほとんどアルコールの辛さを感じさせません。後にはハーブのさわやかな香りが口腔に残ります。
 これはすごく美味しいです。わたしは食前酒として飲むことにしています。

バーボン

 はぁ…、また明日から仕事か。。。
 
 そんな時は飲むに限ります!
 今日は初めて入った酒屋でバーボンを二本見繕ってきました。
 かなり品揃え豊富な店だったので興奮しました。とくに「パピー・ヴァン・ウィンクル」が置いてあったのにはビックリ。値段が一桁違いましたよ。
 わたしはこういうリカーショップとかホールセールショップが大好きです。
 
 画像の右がオールドグランダッド・ボンデッド。左がノブ・クリークです。
 
 オールドグランダッドはネットで誰かが勧めていたので買いました。
 そばに普通のオールドグランダッドも売っていたのですが、ボンデッドのほうが百円高いだけなのでこちらを。
 「ボンデッド」というのはボンデッド法に則って作っていますよという意味だそうです。アルコール度数が100プルーフ(=50度)もあるのもそのせいです。
 ストレートを口に含んでみましたが、ものすごく甘いです。でもあまり後味はありません。香りも少ない感じです。
 ソーダで割ったら美味そうな感じです。
 
 ノブ・クリークのほうはなにかブックエンドの代わりになりそうなボトルですね。
 これも何かウェブサイトで見て知った銘柄です。
 ノブ・クリークはジム・ビームが作っていますが、ブレンドが「スモールバッチ」という少数の樽(5〜10)からの原酒によるプレミアム品なんだそうです。(その割には高くなかったが)
 
 味はオールドグランダッドに比べてすっきりとしていて、ちょっと苦いです。香りもあり、後味が残ります。
 
 わたしは甘い酒が好きなので、オールドグランダッドのほうが好みですね。次は「オールドグランダッド114プルーフ」に挑戦してみようかな?