運転免許試験場

 今日は久しぶりに良いお天気でした。
 たまった洗濯物が片付けられて良かったです。
 
 カードの申請のために運転免許証が必要だったのですが、住所の変更をしていないのに気がつきました。
 引越してからまる七ヶ月経っているのですが、ペーパーなので、まったく思考の枠外だったのです。
 警察署で手続きができるのは平日だけなので、わざわざ運転免許試験場まで足を運んで
書き換えに行ってきました。
 二月に代休消化のためにいっぱい休んだのに、どうしてこのことに気が付かなかったのでしょうか? 悔やまれます。
 
 試験場はかなり辺鄙なところにあるらしく、列車やパスをいくつも乗り継いでいかなければならなそうでした。
 そこで、天気も良いので思い切って、自転車で行ってきました。
 しかし慣れない土地であることと、グーグルマップを印刷した地図のみをたよりにした移動だったので、かなり迷いました。
 
 片道二時間かけて目的地に到着。すでに股の感覚は無くなっています。
 試験場は県営団地の立ち並ぶ一角にありました。
 かなり混んでいました。平日に警察署に行ける人は少ないのかも知れません。
 施設内はだだっ広く。どこに行けば良いのか分かりません。
 わたし免許は府中で取ったのですが、試験場の雰囲気というのはどうしてこうも独特なのでしょうか?
 役場には多かれ少なかれ機能優先の殺伐とした雰囲気があるのですが、試験場はそれが著しいような気がします。
 そんなことを考えつつ、職員に窓口を訊いて住所変更の列に並びます。
 
 手続きはすぐに終わりました。施設にいたのはたぶん二十分弱くらいでしょう。
 問題はこれからまた二時間くらいかけて帰らなければならないってことです。

インド料理

 今週は穏やかな陽気が続き、もう春かと思われたのですが、残念! 週末は雨でした。
 外出したのは食料品の買出しくらいです。
 
 フラストレーションが溜まったので、今日の夕食は外食にすることにしました。
 場所は近所のインド料理店です。
 以前いちど入ったことがあり、美味しかったので、今度また来ようと思っていたのです。
 
 店員さんはリアルインド人です。
 いたるところにインド風のポスター、木彫りの象の置物がレイアウトされ、エスニックな空間を演出しています。
 BGMはおそらくご当地のポップスのようで、英語でも無いよくわからない言語で粘りの効いた歌唱を聴かせてくれます。
 
 店には三人組の若者グループがいたのですが、わたしが席につくのとほぼ入れ替わりで出て行ってしまい、客はわたしだけになりました。
 料理が来るのを待っている間、まるで異国の旅人のような気分でした。
 
 注文したのは「インドターリーセット」というセットメニューで、サラダと小鉢に入った二種類のカレー、タンドリーチキン、ナン、ラッシーです。
 「ラッシー」というのは要するに飲むヨーグルトです。プレーンとマンゴーラッシーのどちらかが選べたので、マンゴーラッシーのほうを選択しました。
 カレーは辛さが五段階選べます。以前、普通の辛さ「ホット」を選んだところかなり辛かったので、今回は一段下げた「ミディアム」で行きました。まだ胃の調子も万全じゃないですしね。
 
 十分弱くらいして、料理がやってきました。
 さっそくカレーにスプーンを伸ばします。
 二種類のカレーは、「野菜カレー」と「ほうれん草とチキンのカレー」でした。
 ナンは焼きたてで、鯛焼きの皮のような甘い味がします。わたしはこれが好物です。
 タンドリーチキンはいささか普通の味でしたが、ほかは折り紙付きの美味しさで、お腹いっぱいになりました。
 
 さて、帰りは少し寄り道して、夜の散歩をしました。
 人通りの無い商店街には街灯だけがやけに眩しく点っていました。雨に濡れて銅像も心なしか寂しそうに見えました。

胃潰瘍

 春一番が吹き、春めいてまいりましたね。
 
 しかしわたしの体調は下り坂で、今週はぴりっとしませんでした。
 症状は腹痛。
 みぞおちのあたりにゴロゴロとした痛みを感じ、吐き気を覚える時もありました。
 特に空腹時がつらかったです。
 
 金曜日、退社後に内科を訪れ、診てもらうと「胃潰瘍」とのことでした。
 注射を打ってもらい、胃酸を抑える薬と胃の粘膜を保護する薬をもらって帰りました。
 
 薬が効いたのか、今日はだいぶ楽になりました。ただまだ本調子には程遠いですが。
 
 原因には思い当たることがあります。

ルートビア

 Amazonで注文していたルートビア二ダースが届きました。
 ルートビア、「ビア」とは付いていますがアルコールではなく、コーラのような炭酸飲料です。
 このルートビア……、すごい。
 なにか薬が入ってるんじゃないかと思うほどケミカルな味がするのです。
 ネットで誰かが「タイガーバームの味」と評していましたが、言い得て妙だと思います。
 どう説明するばいいでしょうか?
 普通に買えるジュースのなかで一番近いのは「ドクターペッパー」ですね。ドクターペッパーもやっぱり「薬っぽい」と苦手な人がいるでしょう。しかしその数倍薬っぽいのがこのルートビアなのです。
 
 わたしとルートビアとの出会いは、「レイヤーズ」というハンバーガーショップでした。
 そこは個人経営で、ドリンクもアルコールからソフトドリンクまで色々と揃えていました。
 メニューの「ルートビア」という見慣れない単語に興味を曳かれて、特になにも考えないままそれを注文したのです。
 見た目は普通のコーラでした、しかしグラスに口をつけた瞬間、頭の中でなにかがスパークしました。
 今までのドリンク人生を疑う体験!
 それがルートビアとの忘れられない出会いとなったのです。
 
 あの味が忘れられないと、ネットで色々調べてみたのですが、やはり普通には売っていないようでした。
 横須賀とか沖縄とか、米軍基地のあるところでは流通しているようでした。
 また「明治屋」のような輸入食品店での目撃情報は伝えられていました。
 しかしなかなか手の届くところにはなく、悶々としていたのですが、ふとAmazonで調べてみると結構な種類が、しかもお値打ちな値段で売っているではないですか!
 
 さっそくポチりました。そしてはるばる沖縄から届いたのがこれ。送料、800円もかかりました。総額の30%が送料ですよ……。
 たまらず袋を割いて、喉の奥に流し込みました。おー、この味だ!
 ケミカルな味にしびれています。

歯医者

 忙中閑あり。
 
 世間より少し遅く三連休がとれました。そこでさっそく「歯医者」に行ってきました。
 
 少し前から左下の奥歯が痛んでいたのですが、なかなか暇がなかったのです。
 口を大きく開いたり、食物が触れると痛みます。また常に痛いわけではなく、間隔があり、日中より夜のほうがその頻度が高いです。
 銀歯が被せてある歯で、見たところ虫歯に食われている様子はないのですが、もしかしたら銀歯の下に虫歯が進行しているのかも知れません。
 
 家から最も近い歯医者を見つけ行ってきました。遅めの時間帯だったからか、予約なしにその場で診察が受けられました。
 しかし、奇妙なことですが、お医者様が診られてもやはり虫歯ではないと言われました。
 念のためレントゲンを取りましたが、怪しい影などは写っていませんでした。
 ただ、生えていない親知らずがあって、それが横倒しのような形で歯肉に埋まっているので、その親知らずが圧迫して来ているのかも知れないということでした。
 その日は痛む歯の周りの歯石を取ってもらい、痛み止めをもらって帰りました。
 それで三千円以上取られました。分かっていたこととはいえ、高いですね。
 
 今のところは、薬が効いたのか、痛みは感じません。親知らず、できれば抜かずに済ましたいですね。上の親知らずは既に抜いているのですが、下はきついと聞きますので。

SUGOCA

 ちょっと実家に帰っていた時のこぼれ話を。
 実家は北九州市のはずれの片田舎にあるのですが、この頃生意気にも駅の改札にICカードリーダが搭載されました。
 見ると「SUICAのみ利用できます」と書いてあります。
 「へー、こんなところもSuicaの威光に服してるんだ」と、普通にタッチして入場しようとすると、ビーッ!とブザーを鳴らされてしまいました。
 「何でだよ!?」とよくよく但し書きを読んでみると、SUICAではなく“SUGOCA”と書かれていました。なんという紛らわしい。
 ちなみにSUGOCA(スゴカ)とは「凄い」を意味する北九州の方言です。すごいね……。

あけましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 
 忙しい年の瀬でした。残業が百時間に届きそうな勢いでした。しかし、どうにか乗り切って正月休みを迎えることができました。
 三十日の夜まで出動があり、けっきょく大晦日の昼近くまで仕事でした。寝ずにそのまま新幹線に飛び乗り、帰郷の途につきました。
 
 三箇日は実家で過ごしました。
 おせちを食べ、のんびり過ごして、骨休みが取れました。
 忙しさは今月の中旬くらいまで続くようですが、六日まで休みです。存分に鋭気を養いたいと思います。
 
 さて実家のノートパソコンを触りながら、ふとデザインを刷新した「自動日記」がどう見えるのだろうと見てみたところ、なんとDNSエラーでうつらない。
 さっと嫌な予感がして、調べたところDynDNSアカウントが抹消されていました。
 そしてその警告メールはフリーメールに届いていたと……。
 普段プライベートIPアドレスでしか見ていなかったことが仇になった訳ですが、それ以上に、地を這うようなアクセス数でも「いつも通り」と思えるような感覚が災いしたのだと思います。
 
 そこで年頭にあたり、「自動日記」としての抱負を掲げたいと思います。
 今年はもっと人が来るサイトを目指します。
 そのために、目玉となるようなコンテンツを持ちたいと思います。

クリスマスの夜

 「ピンポーン!」
 就寝中に呼び鈴がなりました。
 ふだん訪ねてくるような人もなく、ましてや夜中ですから、夢だろうと考えて寝続けることにしました。
 
 「ピンポーン!」
 再び鳴りました。夢ではありませんでした。しかしそれ以上に眠かったので、知らんぷりをして横になっていました。
 
 「ピンポン!ピンポン!ピンポン!」
 今度は何回も連続で鳴らしてきました。わたしは心中穏やかではなくなって、ようやく体を起こして玄関へと向かいました。
 (大家かな…?)
 
 防犯レンズを覗くと、その人物はレンズの視界を避けるように立っていて、姿を確認することはできませんでした。
 
 「どなたですか?」
 不満をたっぷりの調子で、ドア越しに尋ねました。
 「○○ですけど、××さんのお宅ですか?」
 意外なことに若い女性の声でした。
 (わたしは表札を出していないのです)
 しかし、○○も××も知らない名前だったので「違います!」とぶっきらぼうに言い放ちました。
 「それでは隣が××さんですか?」
 彼女はなおも未練がましい調子で訊いてきましたが、「知らない」と答えると、立ち去る足音が聞こえてきました。
 
 わたしは寝床に戻りました。しかしその前に時間を確認すると、時計の針は深夜二時を指していました。
 
 声は可愛らしいけれど、心には狐か狸が巣くっている違いありません。