火事

 夕方買い物に出かけ、帰ってきてみるとなんだか物々しい雰囲気。
 家に近づくにつれてパトカーのサイレンが大きくなっていきます。
 見ると家からすぐそばの通りに、消防車がずらりと並んでいました。
 「まさかウチでは!?」とさっと嫌な予感がしましたが、幸い違いました。
 しかし火元はウチから50メートルも離れていない場所でした。炎は見えませんでしたが、煙がもうもうと立ち込めて、非常ベルがけたたましく鳴り響いていました。
 
 それにしても野次馬が酷かった。自転車で乗り付けて奇声を挙げている不良がいて、不愉快極まりなかったです。

モツ煮込み

 ネットで見つけたレシピを参考にモツ煮込みを作りました。
 
 この為にわざわざ八丁味噌を買ってきましたよ。しかし、何かひと味足りないような印象……。
 
 それにしても作りすぎた。

雨の公園

 雨の名城公園を散歩しました。
 
 ふだん日曜日はピクニックをする家族連れやジョギングをする人たちで混んでいるのですが、今日は人影がまばらでした。
 おかげで静かな澄んだ心持ちになれました。

ポストに錠

 最近あった奇妙な出来事です。
 
 昨日、仕事から帰ってくると、アパートの一階にある集合ポストに身に覚えのない錠がしてありました。わたしは普段は錠をしていないので、びっくりしてしまいました。
 これでは郵便物を取り出せないので、あわてて大家さんに相談しました。
 大家さんはけっこう齢のいったおばあちゃんで、訛もきつく、言ってることが良く分からないことがあります。
 案の定勘違いして、わたしが鍵を無くして困っているものと思ったようです。
 しかし、元から錠などしていなかったことをなんども説明するとやっと理解したようで、非常におどろいていました。
 しかし外すには鍵屋を呼ぶしかなく、すぐには無理だしお金もかかると言われてしまいました。
 それで自分でやると宣言しました。悪戯でやられたような気がして、頭に血が上っていたのです。
 工具箱から棒ヤスリを取り出してきて、錠の腕をゴリゴリ削り始めました。意外と柔らかくて五分ほど削っていると、肉がかなり薄くなってきました。最後は大家さんにクリッパーを出してもらって、それでパチンと切り落としました。
 しかしそれだけやって開けたポストの中にはチラシが一枚入っているだけでした。
 そのうえちょっと力みすぎてポストの錠を掛ける把手の部分を壊してしまい、けっきょく業者に来てもらわなければならなくなってしまったのです。
 
 今日、帰ってきて見ると、把手の部分が修理されていました。
 大家さんに訊くと、鍵屋がすぐに来てくれたということです。
 それから事件の「真相」を教えてもらいました。
 今朝、わたしの上の階の住人が、大家さんを訪ねてきたそうです。ポストの錠が無くなっているという相談でした。
 つまり上の住人の錠が、どういう訳かわたしのポストに取り付けられていたのです。
 どうしてそうなったのかは、本当の謎です。
 大家さんが言うには、上の住人はロックせずに錠を把手に引っ掛けたままで出掛けていたそうです。それが何かの弾みで落ちてしまい、それを見つけた誰かが親切のつもりでわたしのポストに掛けたのではないか———、ということです。
 とても納得できませんが、わたしの咎ではないことがはっきりしたので修理費は払わなくても良いことになりました。
 しかし考えれば、時間が解決してくれた問題だったのかも知れません。

西アサヒ

 ついにGWはじまりましたね。
 しかしわたしは特にどこにも行く予定がなかったので、名古屋駅近くのビックカメラに足を運びました。
 写真用具をいくつか買った後、特に目的もなくぶらぶらしたのですが、道中ですごいレトロな喫茶店を発見しました。
 普段はあまり喫茶店などには入らないのですが、そのひなびた風情に引き寄せられて門をくぐってしまいました。
 家に帰ってからネットで店名を検索してみますと、けっこうヒットしました。やはりそのレトロさ(戦前からあるとも言われる)とB級グルメが話題になっていました。
 そこでわたしもいっちょレビューしたいと思います。
 
 店の名は「西アサヒ」
 西区那古野にある円頓寺商店街の中にあります。
 名古屋駅の桜通口からまっすぐ五百メートルほど進みますと、高速と交わる十字路に突き当たります。そこで左手に折れ、名古屋国際センタービルの前を通って、高架沿いに六百メートルほど進むと右手に「円頓寺」と書かれたアーケードが見えてくるはずです。
 県道200号と接続する明道寺交差点まで行ってしまうと行き過ぎなので戻りましょう。
 
 店もそうなのですが、この商店街自体がかなり古く時代の断層を感じます。しかし人通りはそこそこあり、活気を感じました。
 今日は何か特別な日だったのか、アーケードの中で中学生たちがブラスバンドの演奏をしていました。
 
 最初にこの古ぼけたサンルーフが目に入ったとき、二三歩後ずさったかと思います。濃密な昭和の雰囲気に圧倒されました。非常に心惹かれるものを感じましたが、同時に「一見さん」を頑なに拒む門のようにも思われたのは確かです。
 しかしわたしは垣間見たのです、店の奥にお社のようなものが祀られているのを。
 
 好奇心に抗うことは出来ませんでした。
 入口は吹き抜けになっており、往時はモダンだったのでしょうが、圧倒的な時間の堆積が古臭さを感じさせる意匠に変えてしまっています。
 頭上にはブラウン管テレビが据えられプロ野球のデイゲームを流していました。
 入口のすぐそばのケースの中にはレジンでできたパフェが置かれ、その退色の具合がいまや決して提供されることがないことを物語ります。
 その上には変なミシュランマンの置物。
 
 マスターと思しきおじさんに促されて、例のお社のある中庭からボックス二つ分離れた席に腰をおろします。
 すぐにウェイトレスのおばさんが注文を取りにやってきました。
 しかしメニュー表が無い。要求すると出してくれました。タマゴサンドが700円、コーヒー350円。う〜ん、ある程度は覚悟していたとはいえ高くないでしょうかコレ? しかし席に座ってしまったからには仕様がありません。タマゴサンドとアイスコーヒーをオーダーしました。
 
 料理を待っている間にじっくりと店内を観察させてもらいました。
 お客はみな常連と見え、野球中継を見たり、黙々と食事をする姿は店の調度と完全に溶け合っていました。
 老朽化が目に見えて進んでいて、天井のパネルは隙間が目立ち、なんだか今にも剥げそう……。起毛のソファーは色あせ、だいぶくたびれています。置かれているガスヒーターはびっくりするほど古いデザインで、熱とともに一酸化炭素までも放出するのではないかと心配になりました。
 おもむろにカウンターに目を向けると、ふたりのおばあさんがオーダーを受けて料理を作っていました。
 後ろの棚にはダルマや高級酒の瓶が陳列され、ブランデーグラスが並べてあるなど飲み屋の風情でした。もしかしたら昔はスナックか何かで途中でカフェに鞍替えしたのかも知れません。
 雑誌は新しいものが十種類くらい。新聞も中日新聞が用意され、近隣住人の情報収集の場としての機能を果たしているようです。
 本棚も古ぼけてなかば壊れているのですが、北斎などの大型の美術書が置かれているのが目を引きます。
 こんなデカイもの開いて観る人はいないと思うのですが、ディスプレイでしょうか?
 それからなぜか荒木経惟や遠藤正といった作家のヌード写真集がたくさんありました(辺見マリとか松坂慶子とか)
 わたしの後ろに座っていたおじさんは何冊も引き出して読み耽っていました。
 
 二十分弱くらいしてオーダーが届きました(タマゴサンドは時間がかかると言われていた)
 来て見てびっくり、なんという厚さ……。玉子焼きをそのまま挟み込んでいるのです。見た目の豪快さとは裏腹に、ふんわりとしてほのかに甘く、美味です。
 しかしというかやはりというか、淡泊な味なので飽きます。キュウリのシャッキリ感に助けられてどうにか食べ切りました。
 アイスコーヒーは普段口にしているものよりはだいぶ酸味が強かったですね。
 アイスで飲むぶんにはそのほうがいいですよね。
 
 さてこの喫茶店の最大のスペクタクルとも言える中庭。長テーブルで食事をしていた人たちが立ち上がったタイミングを見計らって撮りました。携帯で盗み撮りしたのでちとブレています。
 それにしてもなんという珍妙な光景でしょう。わたしなら日本の奇景一〇〇に推薦します。一体いかなる理由でこうなったのでしょうか? 元は料亭で、その名残であるとか? そうすると料亭→スナック→喫茶店という変遷の形跡をそのまま店内に留めている事になります。
 しかしわたしが頭を抱えていることなど与り知らぬというように、西アサヒの住民たちは新聞を繰ったり、野球中継に目を瞠ったりしているのでした。
 こうして今日も一ミリ一ミリと歴史は堆積していくのでしょうか。

GW終了

 早いもので今年のGWもあっという間に終わってしまいました。
 今年は色々な所に出掛けましたが、特に2、3日に一泊二日で行った浜名湖がメモリアルでした。
 その詳細は後々アップしたいと考えています。写真もたくさん撮りました。
 少々おまちください。
 
 画像は大須で撮ったチョウセンアサガオです。

RE:インド料理

 久しぶりに例のインド料理屋に行ってきました。
 今日はランチです。
 キーマカレーのセットを頼みました。選べるドリンクはもちろんラッシー。
 五段階から選べる辛さは真ん中の「ホット」にしました。
 最近胃の調子が良くなってきたので、これで行きます。
 
 店は昼の遅い時間に行ったためか、わたし以外の客がひとりいるだけでした。
 この店にいっぱい人が入っているのは見たことがありません。その分オーダーが早く出ていいんですけどね。
 厨房からはBGMのインド歌謡に合わせて歌声が聞こえてきます。良い職場だなぁ。
 
 さて出てきたキーマカレー。とってもクリーミーで日本のカレーとはやはり一味ちがいます。
 そしてラッシー。前回はマンゴーラッシーをオーダーしましたが、やっぱりこのプレーンの方がさっぱりしていてわたしは好きですね。
 ランチはコースが十種類くらいあるので、次ぎ来る時には別のコースも試してみたいです。

RE:カード

 東山公園の桜です。
 
 東山動植物園では「東山公園春まつり」の会期で、園内は桜が満開でした。
 しかし貧乏人のわたしはわずかな入場料を惜しみ、動植物園の周囲をぐるりと巡る「東山一万歩コース」を選びました。
 
 しかし、歩けど桜が見当たらない。
 入園料は桜の見物料ですか……?
 
 やっとのことで、桜が咲いている場所を発見しました。
 先客はおじさんがひとりだけ。
 シートを敷いてお花見を楽しんでいました。
 わたしはその周りで桜をパチリ。

 図書館へ向かう途中に渡った川が、すごい桜でした。

カード

 申し込んでいたJ‐WESTカードが届きました。
 これは新幹線の予約をネットでするために必要なカードです。
 去年は年末のチケットを確保するのに、早朝寒い中、みどりの窓口に並んだので、今度は必ずネットで!と念じていたのです。
 
 さらにこのカードはビックカメラと提携していて、ポイントカードとしても使えます。
 ビックで買い物をすると、J‐WESTポイントもたまるそうです。
 でもJ‐WESTポイント。いったい何に使えるんでしょうね……。
 
 早速ビックに買い物に行きました。
 買うものはフィルムの現像剤と定着剤です。
 わたしはいつもコダックのものを買っています。粉状で、1ガロンの水に溶いて使うタイプのものです。
 特にこだわりがあるわけではなく、単にこれが一番安上がりだからです。
 いちどフジカラーの現像液を使ってみたことがありますが、仕上がりの差を実感することが出来なかったので、それ以来使っていません。
 
 それから120フィルムを4巻買いました。これから東山公園へ桜を撮りに行ってきます。近いうちに絵をアップできたらと思います。