麦焼酎

去年のお正月頃に芋焼酎の記事を書いたのですが、店頭で目にする目ぼしい銘柄には一通り手を出したので、次は麦焼酎にトライしてみることにしました。
いくつかネタが溜まったので記事にしてみたいと思います。

<1.二階堂>

入門の一本は二階堂。
王道中の王道ですな。
お馴染みの卸値スーパー「栄光」で¥858(税込み¥944)でGET
印象的なCMでもよく知られてますが、今まで飲んだことがありませんでした。

グビッと一杯。
―――ッッ、ウマイ!!
口中に広がる爽やかな麦の香り。口当たりは柔らかくとっても飲みやすいです。
うわ~、食わず嫌いだったなぁ。
麦焼酎を開拓していこうと心に決めた一本でした。

<2.いいちこ>

二階堂と並んでメジャーな銘柄ですね。
こちらも栄光で買いましたが、二階堂よりちょっと安くて¥777(税込み¥855)でした。
なんとなくですが、二階堂より香りが抑えめに感じられました。

<3.佐藤 麦>

佐藤はプレミア芋焼酎で有名なブランドですが、麦焼酎も作ってます。
芋の方はお高くて手が出ないのですが、麦の方はどうにか手が届くお値段です。
こちらは去年のGWに出先のカクヤスで見つけて購入。
一升瓶入りで四千円くらいでした。やはりちょい高ですね…。

世評では麦の香り高いとのことでしたが、最初ロックで飲んで噂ほどの香りを感じず……、でした。
むしろ麦焼酎っぽくないとすら思えます。
芋焼酎のような苦味とコクを感じます。

二階堂を更にグレードアップしたような味を期待していたので、そこはちょっと期待外れでしたが、アルコール臭さをほとんど感じないのでお酒のクオリティは高いと感じました。
口コミではお湯割りが美味しいと聞いたので、試してみると、ロックで飲んだ時よりもぐっと麦の香りが出て、素晴らしい喉越しとなりました。
私のなかではこれはお湯割り用ですね。
惜しむらくはこれから暑い季節になってお湯割りは辛いことですが……。

<4.いいちこ日田全麹>

シリーズ展開がとぼしい二階堂に対して、いいちこはあの手この手で色々商品を出してます。
これは通常いいちこのワンランク上の品という感じなんですかね?

無印と同じくマイルドな味ですが、そちらにはない酸味を覚えました。球磨焼酎を彷彿させるようなー。
個性的なので、好みが分かれる味だと思います。私はちょっと苦手かも。
無印の方がスッキリして好きですね。

炭酸割で飲むならあまり気にならないかも知れません。
試しにお湯割りにしてもみたのですが、麦の香りはほとんど感じないですね。

<5.兼八>

これはプレミア焼酎として名高い品ですね。
ちょっと近所には売っていなかったので、通販で購入しました。
一升瓶入りで送料税込みで¥4,350でした~。

確かにお安くは無いのですが、芋焼酎とかのプレミアム品と比べるとお求めやすいかなと思います。
味は「麦チョコ」と評されるように香ばしいです。
ロックで飲むと口の中に麦の風味が炸裂します。
お湯割りにすると更にものすごく、ほんとーにウマイ!!

味とはまったく関係ないのですが、ラベルがふわふわの和紙みたいですごく破れやすいです。
私は引っ掛けて一部破ってしまいました…。
贈答品にと考えておられる方は要注意です。

<6.中々>

こちらは新大久保に立ち寄った時に、ぶらりと入った業務スーパーでGETした一品。
720mlで¥1,680(税込み¥1,848)だったのでちょっと割高ですな。

超プレミアム焼酎として有名な「百年の孤独」の原酒なのだとか。
味はー、すごく佐藤麦に似てます。
たぶん目隠ししたらどちらか分からないでしょう。

芋焼酎

2023年あけましておめでとうございます。
といっても、もう一月も下旬に突入しちゃってますがー。
寒波が到来してここ横浜でも凍てつくような寒さです。

数年前から芋焼酎をちょくちょく嗜むようになり、昔はウイスキー党だったのですがこの頃は飲む量が逆転しています。
特にこんな寒い季節には、芋焼酎のお湯割りは身体の芯から温まるようでタマラナイものがありますな。

購入したお酒は買った場所と日時、一口メモを書き溜めているのですが、ある程度溜まったので記事にしてみようと思います。

<1.伊佐美>

プレミアムな芋焼酎として有名ですね。
よく利用する、卸値プラザ「栄光」で購入しました。一升瓶で¥3,200(税込み¥3,520)でした。
噂に違わずコクのあるまろやかな味で大変美味しかったです。
お酒は最初の一瓶で「ウマイ!」と感動してリピートしてみたら「アレ??」ということがしばしばありますが、これはリピートしても変わらず美味しく感じました。
なので私のなかではワイルドターキー同様「本物」と位置付けております。
惜しむらくはチトお高いので、日常的に買うのが難しいところですね。

<2.黒霧島EX>

黒霧島はお手頃価格ながらバランスの取れた味の高コスパ商品。
その上位クラスということで期待が膨らみます。
「デリシャスペンタゴン」の二つ名の意味は不明ですが、とにかく凄い自信を感じます。
お値段は普通の黒霧島より一割くらい高めだったと思います。

一口飲んで……。
「う~んw、違いが分からん」
横にふつうの黒霧があれば分かったかも知れませんが、これだけ飲んでもどう余分にウマイのかまるで分かりません。
甘い香り、角の無い味、たしかに美味しいのですが、普段飲んでる黒霧島もこんな感じだったような気がしてならない……。
芸能人格付けチェックで一度やってみて欲しいです。

<3.富乃宝山>

一升瓶入りで、¥2,580(税込み¥2,838)でした。これも栄光で購入。
記事にしているのに何ですが、ほとんど印象にないです。(一升も飲んだのに…)
サッパリ系だったと思います。夏の暑い盛りに買ったので、ほとんどソーダ割で飲んだからそう感じてるのかもですがー。

<4.明るい農村の夏>

これは「明るい農村」が出している四季シリーズの「夏」ですね。
夏の暑い盛りに、なぜかたまたま立ち寄った、新大久保の業務スーパーで購入しました。
値段は失念したのですが、¥2,300くらいだったと思います。容量は720mlなので結構割高ですね。
前情報は一切なしで、インパクトあるジャケットのみでGETした品です。

これまで飲んできたどの芋焼酎よりも癖が無い味でした。
芋焼酎の匂いが苦手な人でもこれなら飲めると思いますが、そもそもそんな人は別のお酒を飲めば良く、芋の風味を期待している側からするとちとツマランですな……。

<5.一刻者>

こっ…、これは良い!
芋のふくよかな香りと円やかな味が高バランスを取っていて、大変飲みやすく美味しいです。
お値段も720mlで、¥1,156(税込み¥1,272)(「栄光」調べ)とリーズナブル帯でお財布にも優しい。
リピートはまだですが、新定番になるのではと期待できる一品です。

<6.赤兎馬>

芋の風味は控えめで、淡麗な味という印象です。
サッパリ系が好きな人なら気に入るかもですね。
私はもちょっと芋芋しい方が好きですね。

¥1,549(税込み¥1,704)@栄光

<7.三岳>

一部ではプレミアムも付いている有名な商品です。
栄光では900ml入で二千円弱くらいの値札を見ましたが、ドン・キホーテで¥1,080(税込み¥1,188)で購入できました。
イオンでも並んでるのを見たので、一時のプレミアは退潮したようですね。

最初飲んだ時、高バランスで美味しいと思い、リピートしたのですが、ちょっと「ウーン」と思ってしまいました。
いや、決してマズくはない――。美味しいのですが、プレミアがつくほどではないかなと。
値段相応に美味しいお酒。私のなかではそういう評価です。

<8.さつま白波>

さつま白波と私の間には浅からぬ因縁あり――。
二十年以上前になりますが、初めて飲んだ芋焼酎がさつま白波でした。
強烈な芋の臭いがトラウマとなり、以降しばらく芋焼酎を敬遠するに至りました。
それからお酒の経験を積み、「今なら」と対峙した一本。
当時を思い返しながらゴクリ。「うん……?」
すごく普通です。かつてノックアウトされたあの芋臭さはどこに……?
ネットでコメントを探すと、昔に比べてパンチがなくなったとの評が散見されるので、飲みやすい味に改良が加えられているんでしょうね。
確かにこっちの方が万人受けするかと思いますが、際立った個性が失われてしまったのはちょっと残念ですね。

700ml ¥735(税込み¥809)@栄光

続~奄美黒糖焼酎まんこい

こないだレポートした、奄美黒糖焼酎まんこいの記事がまだ記憶に新しいんですが…。
二週間ほどで飲み干してしまい、それから深刻な禁断症状を呈しておりました。

それで、木の洞(うろ)のような二つの瞳を穿った黄色い顔を枕に横たえて、暗い部屋をぼんやりと眺めていたのですがー。
カーテンの隙間からようよう暁の光が差し込んできたッ!

男の瞳に差し込んだのは覚悟と諦めの光!!
負の温度で燃える太陽のような決心。
「俺はこいつと心中する!」

ほどなくAmazonはオーダーを受信したのでした。

はるばる鹿児島から取り寄せたので届くまでしばらくかかりましたが、1ケース(6本)が届きました。
お値段¥12,873でした。
つまり一本当たり¥2,146
吉池では、¥2,400くらいだったので、やった!お買い得だ。
とはいえ、プラス送料が千円くらい掛かるので、ほぼ変わらないくらいです。

なぜか一本だけ透明の瓶入り?!
ラベルは一緒です。
これだと薄い琥珀色をしていることがよくわかりますね。

今回は「大人買い(?)」というのか、我にもあらず発狂してしまいましたが、肝臓と相談しつつ長く楽しんでいきたいです。

奄美黒糖焼酎まんこい

久しぶりに快哉をあげたくなるような素晴らしいお酒に出合いました。
奄美黒糖焼酎「まんこい」
名前も、ラベルも個性的ですが、味はマイルドにまとまっていて、バニラのような香りがあります。
同じ黒糖焼酎で言うと、あまり個性のなかった「喜界島」と、ラム酒っぽい「瑞祥」の中間くらいですか。

グラスに注ぐとごく薄いイエローです。

なんとウィスキーみたいにオーク樽で保存しているそうで、その色が付いているんです。
バニラのような香りも樽の香りが染み込んだものでしょうね。

御徒町の吉池で買ったのですが、1.8Lで¥2,400くらいでした。
リニューアル後、酒販フロアが小さくなりましたが、ツボを押さえた品ぞろえは流石だと思います。

いや~、ホント美味しすぎて毎晩飲んでしまいます。
今日も乾杯!