今年のGWの思い出

今年のゴールデンウイークは事前の天気予報では天候不順でしたが(関東)、ふたを開けたら良い天気が続いて行楽日和でしたね。
コロナも落ち着いたということで、今年のGWはどこも混んでたようです。
ウチはとくにどこにも旅行はせず、せいぜいみなとみらいあたりで食事をしたりショッピングをしたりして過ごしました。
一人で自由に身体が空いたのは、有休を取得した5/1、2両日だけですね。

1日はコロナの間は敬遠していた温泉銭湯に久し振りに行ってきました。
以前この記事にも載せた弘明寺にある「中島館」です。
11年振りの再訪になるのか……。

当時は温泉銭湯によく通って、ブログにも載せていました。
どこに行こうかと改めて調べてみると、もう閉館してしまった湯もけっこうあり、時の流れを感じます。
特にむかし金沢文庫に住んでいた時に通っていた「能見堂赤井温泉」が廃業してしまったのはショック……。
ここで入った黒湯で私は開眼して温泉銭湯にハマったのでした。
あと、青堀温泉「ホテル静養園」が閉館してしまったのも悲しい。
たぶん日本一濃かった重油みたいな黒湯と、鄙びた風情がたまらない宿でした。また再訪してみたかった。

弘明寺の商店街は活気がありました。
お昼ごろだったので、「下町食堂 町っ子」という店でラーメン定食で腹ごしらえしてから湯に向かいました。
こちら味はたしかに庶民的。しかしわざとらしい昭和レトロな雰囲気作りがちょっと鼻につきましたね。

中島館はごく久し振りの再訪だったのですが、外観は前来た時とほぼ変わらずな印象。
男湯はこの時は二階でしたが、女湯とは一週間ごとに入れ替わるそう。前行った時は一階でしたね。

露天風呂とサウナの隣の水風呂が黒湯で、ジェットバスや電気風呂などは白湯です。
今回はプラス百円でサウナも利用。サウナと黒湯の水風呂を交互に入ってたっぷり汗を流しました。

この辺りは隣の井土ヶ谷駅にも「横浜天然温泉くさつ」といういい銭湯があるんですよね。
こちらにも機会があったら再訪してみたいです。

下は弘明寺の境内で撮った写真です。

2日は鮫洲へ。
鮫洲…、初めて降りましたが何用かと言うと、ここには「おとどけけいきゅう」という京急のショップがあり、子供が京急が好きなのでプラレールを買いに訪れました。

改札を出てすぐのところにある。
正午ごろ行ったのですが、私以外お客の姿はありませんでした。
GWなので賑わっていても良さそうなものですが、鮫洲というマイナー過ぎるとこにあるせいでしょうかね。

赤と青の京急のプラレール2種と駅名のキーホルダーを買いました。
キーホルダーは最寄り駅の京急東神奈川駅のもの。
そう言えば京急東神奈川は2020年に旧名の「仲木戸」から改名したのですが、前は仲木戸のキーホルダーがあったんでしょうかね?
あと全ての駅が揃ってるわけでは無さそうでした。(前に住んでいたので欲しいと思っていた金沢文庫駅などは無かった)

買い物は10分ほどで済んでしまったので、これからどうしようかと悩みます。
とりあえずブラブラと国道15線沿いに青物横丁まで歩くことに。
オーケーストアをちょっと覗いた後、京浜運河方向に歩みをすすめました。
とちゅう大きなイオンがありますが、それを過ぎて大井北埠頭橋を渡るととだいぶ殺風景な世界に。



この殺伐感嫌いじゃないですが、この辺の京急運河に沿って林立するマンションに住んでる人たちは一体どんな生活してるんだろうかと思います。


運河の岸の緑道公園を歩いて品川清掃工場を通り過ぎ、八潮橋を渡って鮫洲に戻りました。
鮫洲と言えば運転免許試験場の代名詞のようなものなので、記念(?)に立ち寄ることにします。

真新しい綺麗な建物でした。
中も空港を思わせるような広々していていい感じです。
とはいえ何か用がある訳ではない…。

ちょうどお腹も減っていたので食堂を利用することにしました。
カツカレーとアイスコーヒーで千円ちょいくらい。
味はマズくはないが取り立ててウマくもなく。全く普通ですね。

一階の売店にピーポ君グッズが売ってました。
サンリオとか色々コラボグッズも豊富にありますね。
子供のためにトミカのパトカーと大型人員輸送車(上のプラレールと一緒に写ってるやつ)を購入して帰りました。

鮫洲という謎の土地でしたが、まあまあ楽しい一日を過ごせましたね。

近況

6月いっぱいまで忙しく、ブログの更新が5ヶ月くらい空いてしまいましたな。
ちょっと暇になったので何か記事でもと思うのですが、コレと言って何事も成していない自分に気が付くのです。

振り返ると……。
2月~やっと新居の網戸工事が終わる
3月~こびっど熱が出る
4月~3回目のワクチン接種、ソファーが届く、義弟の結婚式
5月~GWに新潟旅行
6月~県民割で湯河原へ旅行

■新潟旅行
見るべきものはあんまり無い感じでしたが(失礼)、ひたすらご飯と酒が美味しかったですね。
泊まったホテルが漫画が充実していてひたすら「ゴールデンカムイ」を読んでました。(何のための旅行だァ~?!)
散歩がてら立ち寄った白山神社の境内が美しかったですね。

近くにあった謎の食堂「キリン」
食事はしませんでした。

新潟駅のぽんしゅ館はめちゃめちゃ混んでましたが、並んで飲みました。
ほんの一部しか飲めなかったけど、出色はコレかな? 「シン・タカチヨN-TYPE」
「エヴァかな?」という謎ネーミングですが、フレッシュ感溢れる飲み口で唸りました。ほうぼう探したのですが、ボトルの取り扱いは無くお土産にすることは叶いませんでしたー。残念!

■湯河原旅行
県民割が6月いっぱいということで、電撃的に決まった旅行です。
東海道線でひたすら揺られました。神奈川って広いね。

熱海と違って湯河原の駅前はほぼほぼ何にも無いですね……。
伊豆箱根バスと箱根登山バスが交互に出る駅前ロータリーから奥湯河原へ河に沿って登っていきます。
途中、場違いなタワマン(ライオンズタワー奥湯河原)を見つけて興奮を覚えます。
去年マンションを買ったのですが、悪い癖で見るマンション気になり、自宅と比べてどうだのと考えてしまいます。
ちょっとネットで調べてみたのですが、温泉の大浴場などホテルのような設備がスゴイですな。
中古相場は50㎡程度で1千万円強というところのようです。
今テレワークでほぼほぼ出社してないので、湯河原で暮らしながら仕事するというのもあながち非現実的な話ではありません。
と、夢が広がりかけましたが管理費+修繕積立金で月々3万円以上掛かるようです。設備を考えるとむしろお値打ちなのかも知れませんが、庶民感覚からするとシンドイものがあります。
ゲンセンカン主人になるのは運良く宝くじでも当たったらー、って感じですね。

終点手前にある宿は鄙びた風情で、つげ義春の世界でしたね。
増改築を重ねて迷路のようになった館内に、クラブまで入っているという昭和小宇宙の息衝きを覚えます。
露天風呂は河向こうの滝の傍にあり、バス通りの下をくぐって、橋を渡るのですがそれも全て館内というのがスゴイ。
下が河を渡る赤い橋です。

露天風呂はこんな感じで、湯加減も丁度よい。たまたま人もおらず素晴らしい自然を満喫しました。

日光旅行~やしおの湯編~

バスで中禅寺温泉まで戻って、そこからこの日の宿まで歩きます。
夏場とはいえもう周囲は薄暗い。
チェックインが17:30だったので、遅れないように急いで移動しました。

泊まったのは中禅寺湖のすぐそばに建つ、「ペンション レークス日光」
日光旅行は連休直前に思い立ったので、このペンションは残り一部屋のところをギリギリ滑り込みでGETしたのでした。
見るとマスターが入口で待っていて下さっていたので、なんだか申し訳ない気分。
ともかくなんとか時間通りにチェックインできました。

食事は18時から、という事で部屋に上がってシャワーを浴びます。
う~ん、しかしお湯の出が悪かった…。
標高が高いせい?

一階の食堂に降りると、奥の窓際のテーブルに案内されました。
窓の外は大雨(!)
遅れていたらヤバかった…。

他のお客さんはカップル一組と、男性客一名が見られました。
浴衣に着替えてるのはわたしだけだったので、ちっと恥ずかしかった…。
でもお風呂入ったらもう浴衣でしょう?

食事は洋食のコース料理でたいへん美味しかったです。
この日はベッドに入ってすぐ寝ました。

翌日。18日(日)
雨止んでいていてくれないかなーという淡い期待は打ち破られます。
上がっていれば中禅寺湖南岸をハイキングするつもりでした。
食堂で恨めし顔で雨に煙る中禅寺湖を眺め朝食をいただきます。

どうもこの日は望みがなさそうだったので、屋根のある施設に移動することにしました。
それは温泉ッ!
日光にはいっぱい温泉が湧いてるので、入らない手はないのですが、市営の「やしおの湯」がリーズナブルなので目を付けていました。
なので、中禅寺湖にはさっさと見切りをつけていろは坂を下ることに。
ただ、折角なので雨の中ですがペンション周辺の湖を散策しました。

中禅寺湖バス停に行くと次の日光駅行が出るまでしばらく間があったので、周囲のお土産屋をぶらぶら見て回りました。

ここは男体山のすそ野で、この日の山の頂は雲に隠されていました。
日光自然博物館の付近の交差点から山の手に登っていく道があり、暇に任せて歩いてみると小学校がありました。
もちろんこの日は日曜なので、グラウンドには人影がない…ハズ! だったのですが、ななななんと校庭を横切っていく鹿の姿が!!
颯爽とプールの裏手の茂みに消えてゆきました。
とっさに反応できずカメラに収めることができなかったのですが、思いがけず日光の自然に触れられて良かったです。

日光駅行きバスに乗り込み、いろは坂を下ります。
古川電気工業の工場の近くの清滝一丁目で下車。
ここから徒歩10分くらいで着くそうですが、大雨のせいで道が川のようになっていて難儀します。

国道の下のトンネルでは、出口が滝のようになっていて、一体何の罰ゲームかと頭を抱えましたよ。

川を渡りしばらく道なりに進むと、ついに「やしおの湯」に到着です。

入浴料は¥500。市営なので日光市民だと¥300で入れます。
こんな天気ですがわりと混んでいました。
中は内湯と露天風呂、サウナがあります。
お湯は無色透明で、特に匂いもありませんでした。

お湯から上がった後は、畳敷きの休憩室でのんびりします。
お茶のサービスもあり、至れり尽くせり。

本数は少ないですがここにも定期バスが通っています。
雨足は収まってきましたが、先ほどの道を歩いて戻る気にはなれなかったので待つことにしました。
しかし例によってバスが来ない。
前日も西参道で待たされたので「またか」と思いながらも、ほんとーに、不安になるほど来ませんでした。
やっと来たのは30分も遅れてのこと。
う~ん、これはちょっとした「事故」ではないか?
それとも東京のせわしない生活に毒されているだけでしょうか?
ここではバスのダイヤはアテにしない方が良いとだけ忠告させていただきましょう。

目的のやしおの湯にも入ったので、もう特に思い残すことはなく後は帰るのみとなります。
ただ、行きはスルーしてしまった東武日光駅から神橋までのお食事処とお土産屋の並びをよく見ておきたいと思ったので、バスで駅まで行かず神橋で降りました。

神橋ではちょうど新郎新婦が記念撮影をしていました。

レトロな雰囲気の漂う「日光物産商会」に入ります。

一階はお土産屋で、二階が食事処となっています。
すごく雰囲気のある…、というより妖しい領域の店でした。(国の登録有形文化財だそうです)

店の奥には民芸品やアンティークの類が積まれています。

神棚?
さらに陽根を象った「道陸神」なるものが祀られており(載せられない…)プリミティブな香りにクラクラしました。

店の前の時代を感じさせる電話ボックス。
子供の格好の遊び場となっています。

日光物産商会は日光に来たら必見じゃないでしょうか?
わたしはこの店でお腹いっぱいになってしまいましたが、日光駅までの通りには他にもアンティーク店や、由緒ありそうな旅館などが立ち並んでいて目を楽しませてくれました。

これで天気に恵まれていたらさぞや--でしょうが、かなり楽しめていい思い出になりました。
機会があればまた訪れたいですね。(東照宮の修理が終わった後かな?)

帰りの足はきぬ128号
400ヘクタールの戦場ヶ原を、東照神君の宮を、まばらに刈り取られた栃木の田園風景をあっという間に小さくして東京に舞い戻ったのでした。

記憶のすきま

日は落ちたのに室内の温度計を見ると、37度という画期的な数値を指し示しています。
今日は夏祭りがあちこちで行われていて、窓を開けていると祭り囃子が聞こえてきましたがもう止みました。

さて今日、日経新聞の電子版で“「超記憶」を持つ人々”という記事を読んで心底羨ましく思った次第です。
要するに、何十年も前の事を昨日のことのように思い出せる人たちについての記事なのですが、何十年はおろか一週間くらい前のことすらも薄靄がかかったような有り様の身としては、羨ましい限りです。

わたしは、近頃とみに、人にとって真の財産、それは『記憶』ではないかと思うようになりました。
金は盗まれるかも知れないし、仕事は景気が悪くなれば失うかも知れません。
名声を得たとしても、時の移ろいとともに忘れ去られるかも…。
しかし記憶は誰にも奪われはしないーー。

と、そこまで考えてみましたが、いや、記憶も奪われますな。
それも他ならぬ自分自身によって。

個人的なふたつの傍証を。

この間、図書館でちくま日本文学シリーズの開高健を借りたのですが、すごく妙な感じがしたのです。
すごく既読感があるのですが、作品毎にそれがマチマチなのです。

  • 「流亡記」確実に読んだ記憶あり。しかし別の本で読んだのかも知れない。
  • 「二重壁」記憶なし。しかし、主人公が崎山からカメラを押し付けられるシーンにはすごく既読感を覚える。
  • 「声だけの人たち」記憶なし。
  • 「笑われた」読んだ覚えあり。
  • 「ベトナム戦記よりー”ベン・キャット砦”の苦悩」記憶なしーー、かと思ったが最終段は確かに読んだ記憶がある(それは感動的である)
  • 「戦場の博物誌」記憶なし。かと思ったが“ストッパー”については覚えていた。
  • 「まずミミズを釣ること」記憶なし。
  • 「一匹のサケ」これも記憶なしかと思ったが、「トトチャブ」のくだりでやはり読んだことがあることに気が付く。
  • 「河は呼んでいる」記憶なし。

全体的に見ると、やはり以前この本を手に取ったことは確実だと思うのですが、どうしてこうも乱杭歯のように記憶がマチマチなのかと疑いたくなります。
ブログを見返すと、08年に開高について書いているので、もしかかしたらその辺りで読んだのかも知れませんが、6年も前だから忘れて当然と受け止めるべきか、読みの浅さを反省すべきか迷うところです。

次。
今日デジカメのデータ整理をしていたのですが、何かおかしい。
そうGWに行った千葉の写真が一枚もない!
パソコン中を徹底的に検索したけれども見つからない!
そんなハズないと思うのだけれど、やっぱりパソコンにデータを移す前に消したとしか考えられませんでした。

一体なぜそんな真似をしたのか、当時の記憶が無く、杳として分かりません。
ちょっと大袈裟ですが、何か無意識の隙間からハイド氏が顔を覗かせたかのような、自分の正気を疑ってしまうような出来事に感じショックでした。

それで今日はデータ救出に貴重な時間を費やしてしまいましたよ。
話はやや横道に逸れますが、まずGoogleで検索して最初に出てきたデジカメのデータ救出ソフトを使ってみました。
とりあえず、無料の体験版でやってみたのですが、デジカメのメモリをスキャンすると、おぉ! 出るではないですか?!失ったはずの画像データが。
そこでパソコンに保存しようとすると、「ここから先は有料版のみの可能です」とのメッセージが。
何か、カリントウだと思って口にしたらイヌの雲古だったかのような、非常に冒涜的なものを感じ、そのソフトは打ち捨てました。

それで、徹頭徹尾無料のものをダウンロードして使ってみたのですが、それだと部分的に復元できることにはできるのですが、不十分で、さっきまでカリントウで見えていた全てのデータが救出できない。
で別の、救出するデータが1GBまでは無料ヨ!という、非常にケチ臭いソフトを使ってみたらどうにか全て救出できました。
データもギリギリ1GBに収まり、どんなもんだと胸を張りたいような、奇妙な充実感を覚えました。
(この記事をまかり間違って開発者の方がご覧にならないことを願います)

しかし、全てとは言っても本当に全てではなく、最初に撮った方の写真、つまり小湊鉄道に乗って養老渓谷で降りるところまでのは無くなっていました。
たぶん消した後に撮った写真に上書きされてしまったのだと思います。
それでも、養老渓谷の自然や翌日の外房の海岸の風景などは完全に復元されたので、浅い傷で済んだかなと思います。
GW後に出かける予定がほとんど無かったのが幸いしたよう。
幸か不幸か分かりませんが。

<付録>房総旅行記


つげ義春が泊まったという「川の家」
直前に読んだ「貧困旅行記」に影響されて、旅先に房総を選んだ


作品でも触れられているとおり、穏やかな川面


弘文洞跡
かつてはトンネルだったが、昭和54年の5月24日未明に崩落したそうだ


泊まった、いすみスカイホテル 潮騒館
館というより小屋のようだった
中は新しく、快適だった


宿の前には外房の海に面した潮溜まりが広がる


早朝の海


大原港に向かって海岸を歩く
ゴミひとつ落ちていない綺麗な海岸で感激した
波間にはサーファーの姿があちこちに見えた


大原港
ここもつげ義春ゆかりの地か


大原駅のそばの「エンゼル」で昼食を摂る


ボリューム感たっぷりのチキンカツ定食
スープはラーメンの汁だわこれ


帰り道に立ち寄った、船橋の紅梅湯
いい湯でした

最近のトピックス

身辺慌ただしく、前回の更新からだいぶ間が空いてしまいました。
忙しいのは相変わらずですが、いくつか心に残ったトピックスを書いておきたいと思います。

■”SHOGUN 将軍”を観る
あのドイツのロルちゃんも幼少期に観て、日本へのあこがれを育てたという「SHOGUN 将軍」(映画版)を観ました。
権利者には申し訳ないですが、動画サイトで…。

う〜ん、これはどうなのだろう。かなり歪んだ日本観を植え付けたような気がします。
ニンジャ!ハラキリ!!
とくにまり子の切腹シーンはどうなのーーーッ?!
女性は切腹しないでしょッ!

あと映画版はダイジェストだそうなので、筋がアッチコッチに飛んでいます。
しかしセットはかなり忠実に見え、予算を掛けて真面目に作ってる感じはしました。
なので日本人の目からだと、チョット変だけど、許容範囲かな? 一応フィクションだし。

それから宣教師(イエズス会)が悪役として描かれているのがかなり意外な気がしました。
制作がアメリカでプロテスタントの国だったからかな?

■銭湯値上げ
東京都の公衆浴場入浴料金が、7/1から460円に値上げされました。
まぁ元々450円だったから、10円上がるだけですがね…。
6月末に久し振りに銭湯に行ったら、張り紙されていて知りました。
貧乏人のわたしは値上がりする前に入れてラッキーと指を鳴らしたのでした。

■ゴールデンウィークの思い出
今年は千葉に行ってきました。
房総半島横断の旅。
内房の五井から、小湊鉄道といすみ鉄道を乗り継いで、外房の大原に抜ける。
途中、養老渓谷で自然を楽しみました。

その晩は太東埼そばのホテルに投宿。
翌日、外房の海岸をブラブラ歩いて、漁港などを見物しました。

帰りは船橋で途中下車して、温泉銭湯「紅梅湯」に寄る。
やはり旅は温泉がないと締まりませんよね。

■ジェーソン昭島店閉店
「???」
何何何?と疑問符が浮かんだことと思います。
一体「ジェーソン」とは?
あるいは「ジェーソン」がディスカウントストアであることをご存知でも、それが閉店したから何だって言うの?

ごもっとも。
これはあまりに個人的な感傷なのですが、10年以上も前にわたしがまだ学生で八王子に住んでいた頃です。
サイクリングが趣味だったので、よく多摩川沿いを走っていました。
定番のコースは聖蹟桜ヶ丘の側の四谷橋から、上流に向かって走り、立川球場、浄水場を経由して拝島橋に抜けるというものです。
で、その浄水場のあたりにあったのがジェーソン昭島店でした。

当時でも「おぉ…」と後退りしたくなるほどの粗末な店舗(倉庫みたいだった)
そして激安の商品や、他所では見たことの無いようなパッケージが山積みされていて、痛く心を動かされた思い出があります。
なにぶん貧乏学生だったもので、家から遠いですが、ここでよくリュックサック一杯に食材を買い込んで帰ったものでした。

そんな懐かしい思い出のあるジェーソン昭島店が今年の1月に閉店していたそう。
ジェーソンのHPによると昭和60年に開店し、29年の歴史だったとか。
当時の思い出の場所が、またひとつ消えて寂しい感じがします。
何か虫が知らせると思って検索してみたらこれですよ。
(と言うのには半年も遅いか…。)

大谷田温泉 明神の湯

東京23区でも神奈川より、大田区などはかなりの温泉天国なのですが、足立区、葛飾区、江戸川区は温泉砂漠です。
下町なので銭湯はよく見かけるのですが、横浜によくあるような温泉銭湯というのは少ない。
この点、引っ越してきて悔やんだ数少ないことの一つです。

しかし、実は亀有には温泉があるのです。
北口を出て、環七沿いにしばらく歩き、中川公園の角の大谷田交差点を右折してすこし行くと、左手に下の写真のようなモニュメントが見えてきます。

「大谷田温泉 明神の湯」
その存在は引っ越してきた当初から知っていたのですが、いわゆるスーパー銭湯なので敬遠してきたのでした。
しかし年も暮れて、「ひとつ今年の垢を落とすか!」という気分になってきたので足を運ぶことにしました。
それに先立って初めて明神の湯のホームページを読んだのですが、通常大人料金¥900に対して、開店10:00〜12:00までに入場した場合は、「朝風呂」割引で¥600で入れるとのこと。
知らなかったそんなこと…。
名古屋に一年二ヶ月住んだせいか、「お値打ち」という言葉に滅法弱くなったわたしは、開店直後の明神の湯にカチコミを敢行したのでした。

これが外観

これが入口。建物の1Fは駐車場となっていて、温泉自体2Fです。入口は駐車場の中にある。

二階に上がると、玄関のすぐそばに券売機があり、そこで人数分購入してカウンターに出します。
下足入れはコイン式になっているので¥100必要(後で返却)
脱衣場のロッカーも同じくコイン式。
今回は利用しませんでしたが、同じフロアに食事処とマッサージ室があります。

いざ湯へ。
こんな朝早くだし、人も少ないだろうとタカをくくっていたのですが、予想外に混んでいました。
空いているカランを見つけるのが大変なほど。
普通の銭湯であれば入っている間ひとつのカランに荷物を置いて場所をキープできますが、ここでは荷物の置き場所がなく、混んでいるのでキープは不可です。
洗面用具は作り付けの棚に置いておくことになります(ちょっと心配)

さて今日は月に3、4日ほどしかない「源泉かけ流しの日」だそう。
ちょっと得した気分。
明神の湯の泉質は、ナトリウム塩化物強塩泉。黄色い湯でかなり塩っぱい味がします。
鉄分も豊富に含まれているそうな。
香りはほどんどありませんでした。

源泉が注がれているのは浴槽が「ひば」で作られた大ひば湯。
大小の浴槽に仕切られていて、小さい方に加熱した源泉が注がれ、溢れたお湯が少し低く作られた大きい浴槽に流れる仕組みになっています。
先に小さい方に入りましたが、かなり熱めで(たぶん45℃くらいあったのでは)長く入っていられませんでした。
大きい方に移ると、こちらはぬるまっており、丁度いい温度でした。
個人的な好みを言えば、もっとぬるくても良かったかな。

ここには内湯と同じくらいの広さの露天風呂があり、熱湯、ぬる湯、寝湯、檜風呂とバリエーション豊かです。
しかし残念なことにどれも白湯だという…。
まぁでも冬晴れを眺めながら浸かるお湯というのは良いものでした。

内湯にはサウナがあり、わたしはサウナ好きなので二度入りました。
あと、「源泉蒸し風呂」という源泉を利用したミストサウナがあるのですが、なんとも口惜しいことに故障中とのことで今回利用できませんでした。
残念。今度来る機会があったら入りたいです。

心身ともにさっぱりしていい時間が過ごせました。
でもやっぱりネックはひとの多さですね〜。
休日は恐ろしいので遠慮したいです。

中島館

 今日はものすごい風でしたね。
 
 さて、弘明寺にある温泉銭湯、「中島館」に行って来ました。
 商店街のアーケードを通って、徒歩十分くらいの所にあります。建物は新しめで、中も綺麗でした。
 浴室も、ジェットバス、ミルキーバス、電気風呂、水風呂などバラエティ豊か。今回は入りませんでしたが、サウナもあり、追加料金百円で入れます。
 しかし見事なのは露天風呂。露天といっても商店街の中にある銭湯なので、外の景色は一切見えませんが。黒黒とした湯が贅沢にも掛け流しです。
 これはコストパフォーマンスの高い湯を見つけました。「くさつ湯」といい、南区は良い銭湯が多い。次なるターゲットは「若宮湯」か。

金沢区の銭湯2

 週末は両日とも雨で憂鬱な気分です。
 こんな日はいっちょ銭湯の新規開拓でもするかと、かねてから目を付けていた「みなと湯」へ向かいました。
 金沢八景から16号線沿いに横須賀方面に20分ほど歩き、横浜南共済病院の向かいのやや奥まったところにあります。
 立派な破風の年季の入った銭湯です。入口の前には池が掘られ、鯉が優雅に泳いでいます。
 暖簾をくぐると、愛想の良いおばあちゃんが迎えてくれました。
 脱衣所も格天井で立派です。が、やや老朽化が進んでいるようです。
 浴場はペンキ絵ならぬタイル絵の足元に、二槽に区切った湯船が置かれたオーソドックスなスタイルです。温泉銭湯ではないので白湯ですが、湯かげんは熱くもなくヌルくもなく最適でした。
 湯に浸かりまったりと浴場を眺めると、ペンキが塗られた壁や柱にも明らかな老朽化の印が。
 こういう貴重な銭湯には、末永く営業していてもらいたいものです。

太宰府

 今年の年末年始は福岡の実家で過ごしました。
 
 帰郷しても会って遊ぶような友達もなく、暇を持て余していたので、福岡の名所「太宰府天満宮」へ行って見ることにしました。
 太宰府へ行くのはこれが初めてです。
 
 天神から西鉄に乗り、二日市駅で太宰府線に乗り換えます。
 駅を出てすぐに参道で、土産物屋や食事処が立ち並び賑わっていました。
 スターバックスが木組みのデザインで、斬新さにびっくり。
 
 石鳥居をくぐって境内へ。
 心字池に掛かる赤い橋を渡りながら、さだまさしの歌にあったなこれと思い出します。
 そして楼門を通って「飛梅」と対面。

RE:三浦半島への旅

 さてお楽しみが待っています。ここまでの労苦が報われる時です。「横須賀温泉 湯楽の里」の暖簾をくぐりました。
 いわゆるスーパー銭湯なので、食事処やマッサージ、ゲームセンターも備えた複合施設となっています。一階にはそれらとともに「温熱房」という岩盤浴の施設が付いていました。温熱房は四五〇円追加すれば入れたのですが、今回はパスしました。
 二階に上がり浴場へ足を踏み入れます。一目散に目指すは展望露天風呂。そこには「うぉ〜!!」と思わず叫びたくなる風景が。露天風呂からは馬堀海岸が一望できました。しかしこんなによく見えて、向こうからも丸見えなんじゃないかと思わず危惧してしまいました。
 さて温泉ですが、黄土色をした塩化物強塩泉で、ナメるとしょっぱかったです。浴槽は「上の湯」と「下の湯」の二つに分けられていて、上の湯のほうが源泉掛け流し、下の湯のほうがろ過循環となっています。下の湯のほうが広く空いていたので先に下の湯に浸かりました。海を眺めながら入る湯は格別で、疲れがいっぺんに吹き飛ぶようでした。
 
 いったん内湯に戻ります。ここにはサウナが付いています、それも二つも。サウナ好きには嬉しい限りです。
 先に高温サウナのほうへ。しかし高温といいつつここのサウナはそれほど熱くないです。テレビも付いているので気がついたら二〇分も三〇分も入っていられそうでした。
 じっとりと汗が吹き出してきたので、冷水風呂に浸かります。これがたまらない。普段ならこのセットを二、三回繰り返すところですが、帰りの体力も計算して今回は自重します。
 次に「塩サウナ」に入ります。これはさっきのサウナよりさらにぬるいサウナで、部屋の中央に盛ってある塩を体に塗りつけて発汗するものです。塩の殺菌力で美肌効果も期待できるそう。これもいつまでも入っていられそうで良かったです。
 内湯は白湯なのですが、高濃度炭酸泉という高濃度の炭酸ガスを溶かし込んだ湯で、まるでサイダーに浸かっているようでした。しばらくすると体の表面にびっしりと細かい泡が付着してきます。湯はぬるめで、リラックスして長く楽しめました。
 さて締めはなんといっても温泉でしょう。先ほどは入れなかった人気の上の湯に狙いすまして滑り込みます。う〜むこれが上の湯か…。しょうじき素人には掛け流しも循環も違いが分からないのですが、とにかく有り難いものに違いありません。時刻はすでに夕方。海辺に落ちるメローな夕日を眺めながら極上の湯を堪能しました。
 これで、一二〇〇円です。たしかに普段入っている銭湯に比べればお高いですが、これほどの内容であれば決して高くはないと思います。ぜひまた来たいですね。