シルバーウィーク

すっかり秋めいてきました。

シルバーウィークもあっという間に終了です。
特に旅行とかしたりせず、家で過ごしました。
気になっていたベランダの掃除とか、換気扇の掃除が片付いてよかったです。

ある朝、やたらと早起きしたので、上野に出かけて写真を撮ってきました。
いくつかお見せします。

これ(↑)は谷中霊園ですね。
彼岸花がそこら中に咲いていました。

これ(↓)も同じく。
サルスベリの花が咲いていていました。

これは上野公園のスターバックス。
なんとも爽やかな光景です。
広場ではラジオ体操みたいな運動をしている集団を見かけました。

西郷像

御徒町まで足をのばします。

日中の賑わいからは考えられないほどひっそりとしていました。

これ(↓)は別の日の夕方に近所の中川で撮ったものです。
(連休中は好天に恵まれ、サワヤカな日々が続きました)

対岸でマンションか何か建築中の模様。

水元公園

この酷暑の中、命の危険を冒しつつ水元公園に行ってきました。
この前行ったのは、たぶん半年くらい前のことじゃないかと思います。

歩いて行ったのですが、着くまでにすでに茹蛸状態に。
しかし園内に入ると、涼やかな木陰に癒されます。
心なしか風も爽やかな気が。

それにしても、小合溜を覆う水草の繁茂がスゴイ。
まるで原っぱのようではないか?!

ポプラ並木を通って、金魚の養殖場の方へ行きます。
道すがらにある沢はハスに覆われていて、美しい花の綻ぶのが見えます。

養殖場の周囲の池には、何やらラベンダーのような紫色の珍しい花が。
見ると、「ミソハギ」とありました。

大型の野鳥が無造作に道を歩いていて驚きます。
奴らも暑いなか飛ぶ気力が起きないのか、近づいても歩いて離れていくばかりです。

踵を転じて中央広場方面に向かいます。
下は、その途中のメタセコイアの森の手前で撮った小合溜。
翳りのある美しい表情です。

中央広場。
素晴らしい風景ですが、暑すぎて誰も走り回ったりしていません。

周囲の沢では水浴びをする子連れ客の姿が見えました。
あとBBQ広場もかなり盛況でした。

さらに北上して大場川と並走する部分に出ます。
ここはびっしりとハスの葉で覆われていました。

さすがに疲れたのでここで木陰のベンチに座って一休みしました。
蝉の音だけが聞こえます。
この暑さで、毎年毎年さぞ蝉の数が増えているでしょうね。

ケントメア400の作例

以前買ったケントメア400をやっと撮り終えたので、その作例をアップしていきたいと思います。

まずはお馴染み谷中霊園シリーズ

木の枝の表情が気に入っています

卒塔婆に妖しい感じで光が当たっていたのを撮った一枚

真冬の寒い日に中川公園から撮った大谷田団地
なんとも寒々しい画です
団地のクッキリ感はイルフォードに近いものを感じます

これも中川公園

堀切のあたりの団地で撮ったもの

これは上千葉砂原公園

ここは最近知ったのですが、狭い敷地に動物園(ヤギ、ブタ、ポニー、サル、鳥類など、ポニーには試乗できる)、交通公園、巨大なジャングルジムなどが寄せ集まったカオスな公園です。

桜も咲いていました

お花茶屋の踏切で撮ったもの
なかなか妖しく撮れたので、内心気に入っています

上千葉砂原公園の近くで撮った取り壊し現場
ピントが甘くイマイチな写真ですが、悪作例として載せておきます

秋の写真

この秋に撮った写真をズラズラと貼っていきたいと思います。

この間、イルフォードとケントメアというフィルムを買ったという記事を書きましたが、その直後に水元公園を訪れて撮ったのが↓です。

これはイルフォードのブローニーフィルム。
ISO感度が50という今までにない低感度フィルムだったので、用心しすぎて露光時間を長めに撮ってしまいましたが、それが仇となり、白潰れしてしまった作画が多数…。
ISO100のフィルムに対して気持ち長めくらいで良かったような気がします。
上のは黒々してるじゃん?と突っ込まれそうですが、それはスキャナーで取り込んだ後、フォトレタッチソフトで階調を調整しているためです。
デジタル万歳!


この二枚は135フィルム。
まだ残っていた富士フィルムのネオパン400で撮ったものです。
これが最後のネオパンになると思うと感慨深いものが。



これもまだネオパンですね。
上のは近所を流れている中川沿いの団地です。
真ん中と下は谷中霊園の近くです。

これもネオちゃんだったはず…。
日暮里付近の路地でウロウロしながら撮った一枚。
ネオパンは高感度ながら、黒のヌラリとした階調の美しさも出せるフィルムだったように思います。

ここからイルフォードの135フィルムに。
晴れた週末に荒川で撮ったものを何点か。



川べりのススキ。
何の変哲もないですが、なんかこう風にそよいでいるものを見るとそそられてつい撮ってしまうんです。

あと子供も親の目を盗んで撮る。

空の表情。
縮小するとそうでもないですが、やっぱりツブツブ感は強い。
でもネオパンとそう大差はないかなと思います。

北千住の路地を撮ったもの。
基本的にシャッキリしたドライな絵になると感じます。
ネオパンはしっとり、日本的?

作例見ても違いが分からないぞという方、ごもっとも。
私が好きなように階調を弄っているので、そんな繊細な違いはパソコンの画面には出せないんですね。

↓は参考までにほとんど同じ位置からコンデジで撮ったもの。

ここから11月頭に訪れた上野公園。

グリーンプラザ前のこの花のバスケットは見るたびに撮ってしまいます。


噴水の回りののどかな昼下がり。

上野東照宮前の売店。


不忍池へ回ります。
池は朽ちた蓮の茎で黄金色に輝いていました。

池の周囲の公園で遊ぶ子供たち。


ぐるっと回って弁財天に到着。
外国人が多かったです。


ここから家の近所編です。
中川公園の入口そばに咲いていた立派な皇帝ダリア。


中川公園は下水処理場の上に作られた公園で、広大な敷地にサッカーコートやアスレチック遊具、学校菜園などがあります。
また林のごとく木が生い茂っていて、下水処理場の上にあるということを忘れてしまいそう。

近くにはUR都市機構の大谷田団地があります。

これは隣接している大谷田南公園。
子供が喜びそうなミニ鉄道が敷設されています。

亀有駅のそばの見性寺です。
私の家にも近い。
寺なのに鳥居とはどういうことでしょうか。
しかし空の青、木々の緑、銀杏の黄色、鳥居の朱色と原色の取り合わせが美しい。

境内の本誓観音。
夕方になると奥の鐘を突く音がゴーンと聞こえてきてしてなんかしみじみします。


これはどこだったか…?
たぶん図書館に行く途中で撮ったもの。
味のあるアパートが多いんですね、やたらと。

今回まだケントメアまで手が回りませんでしたので、次回はその作例を載せられたらと思います。

墓マイラー

著名人のお墓を巡ることを趣味にしている人たちの事を「墓マイラー」と言うそうです。

二年位前、谷中霊園に行って鏑木清方のお墓を見てきたことを記事にした記憶がありますが、この頃再び同地を訪れて、「お墓参り」に対する興味が再燃してきました。
とは言え、私の「墓マイラー」としての関心は主に写真を撮ることにあります。

「地面の上」
つまり故人を偲ぶことではなく、もっと即物的に墓石自体、卒塔婆、供物、そして墓地という場所そのものにあります。
墓地というのは考えようによっては、写真を撮るのに理想的な場所ではないでしょうか?

第一にとても静かで、落ち着いた気分になれます。
谷中霊園という都心にほど近いところでさえ、ほとんど人気がありません。
ファインダーを通しての被写体との会話をだれにも邪魔されずに済みます。

そして墓石はどれも同じようでいて、その実個性に富んでいます。
形状もそうですが、新墓の御影石のヌメリとした質感や、年を経てザラリとしてきた肌理などが写真にどう写るかというのは、写真愛好家にとってはとても興味深い点です。
時刻によって変化する光の中で、墓石がどう見えるかを追求するのも面白いテーマでしょう。
灯籠や、つくばいといった脇役も目を愉しませ、飽きることがありません。

また墓地は、意外にも自然に溢れています。
谷中霊園は桜で有名ですし、この時期だとイチョウも見事です。
あまり手入れのされていない墓所では草葉が繁茂していて、それが無機質な墓石に対して際立って見えます。

ここから私が実際に撮った写真を紹介しながら、こだわりのポイントなどを説明していこうと思います。

この墓石ごとの肌理の違い。いいですよね?
卒塔婆の梵字も妖しい魅力を放っています。

これは宝塔というタイプか?
サイドの梵字がカッコイイ。


やはり動かないので、デッサンのように光と影の当たり方について色々と試すことが出来るのが魅力のひとつかも。


谷中霊園といえば、墓所の一等地。
それで、まるでマンションのような集合墓地すらあります。
これは新たな分譲地か?



日暮里駅前のタワーマンションがよく見えるのがシュールな感じです。
あとスカイツリーも。



生命力溢れる樹木が墓石と好対照を成しているようです。

見事なイチョウ。

墓地に咲き誇るコウタイダリア。

墓を覆い隠さんばかりに繁茂してる野草。

遠くからでもすごく目立っていた白樺の木。
傍らの墓石にも白樺の意匠が施されていました。
一体どういう所以が……?


これは無縫塔というタイプの墓石で、僧侶の墓だそう。
密集して建ってるのをよく目にしました。


卒塔婆…いい。

墓地に隣接する民家。
どんな感じだろうか…?

おお! 朽ちぬ花よ。

新しいフィルムに挑戦

三連休は台風の影響で天候が優れずちょっと残念でした。
それでも初日は水元公園に出掛け、久し振りに写真撮影に勤しみました。

前回の投稿でフィルムが高くなったと嘆いていましたが、今回はコダックが高くなったせいで相対的に安くなったフィルムを購入してみました。

右からイルフォードHP5プラス400(135フィルム)、ケントメア400(同じ)、イルフォードPANFプラス50(120フィルム)です。
今まで富士フィルムかコダックしか使ったことがありませんでしたが、イルフォードとケントメアに挑戦してみます。
と、意気込んでいますが単に安いと言うだけで、前提知識ゼロで購入しました。
値段は有楽町のビックカメラで、135フィルムのほうがいずれも¥597(税込み)、120フィルムのほうは¥699でした。

イルフォードとケントメアはいずれも元イギリスの企業で、現在はハーマン・テクノロジーという会社のブランドだそうです。
イルフォードが2004年に倒産して、その後経営再建でハーマン・テクノロジーと社名を変え、そのハーマンにケントメアが2007年に買収された経緯があります。

画質的には、色々なサイトを参考にすると、コダック、富士フィルムなどに比べて粒々感があるそうです。
それからラティチュードが狭いとも。
ラティチュードとはフィルムの白飛びや、黒潰れのしにくさの事ですが、これが狭いと撮影条件がシビアであるということになります。
う〜ん、難しそうだ。

それから、箱の裏に現像時間のデータ表が印刷されているのですが、イルフォードもケントメアも長めなのが気になります。
コダックや富士フィルムは、D-76という薬液を半分に希釈した現像剤で9分くらい(液温20℃)でしたが、イルフォードは11分、ケントメアの方は16分という長さ!
これまでの癖で、うっかり早めに水揚げしてしまわないだろうか心配です。

とはいえ撮った写真を現像してお見せ出来るのはまだまだ先になりそうなので、コンデジで撮ったものをアップします。
(やっぱりデジカメは手軽だなぁ)

水元公園の中央広場の様子。
この日は連休の初日ということもあり、家族連れが多かったです。
とくにBBQ場は人でごった返していました。

日が傾いたころに撮った水元大橋。
鏡のように凪いだ水面が美しい。

帰り道、すっかり日が落ちた後の中川の風景。
嵐の前の静けさかな。

フィルム高騰

この頃までかなり忙しく、写真を撮りに出かける機会が無かったのですが、ようやくひと段落つき、秋の行楽に焦点をあわせ始めました。
そこでカメラの準備をしようかと久し振りに新宿に出て、カメラ量販店を覗いてみたのですが、フィルムの値段が高くなっていてビックリしました。

まず普段から使っていた富士フィルムの「ネオパンPRESTO」が払底していてショック。
なんでも6月に販売終了していたとか。
需要の減少が理由だそう。まぁカメラ=デジカメの時代となったので無理もないですが、残念ッッ!

で、コダックから出ている400TXという同等品があるのですが、これが超値上げされていてダブルショック!!
以前は36枚撮りが、定価¥640だったのが、ななななんと、¥1,060に!
ヨドバシの店頭価格でも、¥991でした。
とても手が出ず、結局買わずに店を後にしました。

ああ、天われを滅ぼせり。
フィルムカメラは酔狂な趣味として次第に先細っていく運命なのでしょうか…?