金沢旅行

GWの連休を利用して、4/30~5/1に一泊二日で石川県金沢市に旅行に行ってきました。

東京駅から「かがやき」にて金沢駅を目指します。
朝の9時台の出発なのでちょっと眠い…。
ちなみに上は隣のホームに止まっていた「はやぶさ」です。

電車の旅は二時間半の道のりです。
大宮から一気に長野までノンストップで駆け抜けるのがスゴイ。
とちゅう日本アルプスの眺望ポイントに差し掛かると、社内アナウンスが教えてくれます。
多くの人が車窓にカメラを向ける瞬間。

お昼ごろ金沢駅に到着。
評判通りとても綺麗な駅です。鼓門も立派。
駅のバス乗り場にはすでに長蛇の列が出来ていましたが、最初の目的地、近江町市場までは歩いて向かいました。

道なりに進んで15分くらいで到着します。
連休中ということもあり、大変混んでいます。
市場は活気にあふれ、店先の海産物や特産品が目を楽しませてくれました。

ここで昼食に有名な海鮮丼を食べようかと思っていたのですが、行列がスゴイので諦め先に進むことにしました。

悔し紛れ(?)に立ち食いできる牡蠣をパクリ!
一個¥1,000也~

お次は旅の目玉と言える兼六園に向かいます。
とちゅう金沢城公園の中を通って、桂坂口から入場します。
この日は薄曇りで日差しが柔らかだったので歩くのに楽でしたね。

色々見どころは沢山あったのですが、個人的に印象に残った風景を載せていきます。

霞ヶ池の中にある内橋亭
中では食事も摂れる模様。和装でキメた人達の姿が見えました。

根上松
まるでガジュマル?!
根元に小人が潜んでそうです。

日本武尊像の近くの松
これもスゴイ曲線美ですね。

桜(?)でしょうか。残念ながら散ってしまった後

龍石
こちらに口を向けた頭に―――、見えますか?
文字通りリュウノヒゲが生えてます。
他にも虎石、獅子巌という石もあるそうですが気が付きませんでした。

兼六園の後は早めにホテルにチェックインし、一日目は終了。

二日目。

新幹線は夕方の予定なので今日は長丁場です。
朝向かったのは武家屋敷跡。
この日は快晴で朝から暑いくらいの天気でした。
ホテルは片町にあったので、ごく近かったので徒歩で向かいます。

さらっと見た後、ステンドグラスの神門が珍しい尾山神社を訪問。
境内は広く、色々なモニュメントが置いてあり観光客で混んでいました。
修学旅行なのか、先生に引率された中高生らしき姿も見えます。

この付近は周りの建物の雰囲気も良い感じでした。
その後神社を2、3巡りました。

昨日のリベンジで、海鮮丼を食すべく近江町市場へ。
昼近くになり気温がグングン上がり歩くのがシンドクなってきたため、バスを利用します。
金澤神社付近のバス停でしばし待ちます。

ちなみに巡回バスはどこで降りても¥200
祝日だと半額の¥100で乗れます。

この日は平日なので市場は昨日ほど混んではいませんでしたが、海鮮丼を出している食事処はかなり並んでいます。
特に下調べもなく「じもの亭」の行列に並びましたが、かなり待たされました。
小一時間かかったでしょうか?

当店一押しという海鮮丼(華)を注文します。
¥2,250也
ボリューム満点でおいしかったです。

あと石川県の珍味、ふぐ真子(ふぐの卵の糠漬け)も注文してみました。
こちらはお値段¥650
これは猛毒のふぐの卵巣を糠漬けにすることで毒抜きし食用に供するものです。
しかしその仕組みは謎であるというアバウトな特産品。
口に含むと強烈な塩味と糠漬けの風味が広がります。
いい酒の肴ですね。

旅の締めくくりは東山ひがし茶屋街へ。
武家屋敷に似てますが、あちらの歴史文化財という趣に対して、こちらはショッピングスポットという感じです。
それだけにより活気を感じました。

出格子のファサードが美しい茶屋が並んでいます。
店内も伝統的な家づくりとディスプレーをセンスよく組み合わせているようでした。

中でも、金箔製品のお店「箔座ひかり藏」の金の蔵はスゴイ。
中庭に全面金箔の蔵が建っていて、内部もキンキラキン(しかも怪しくライトアップされていました)
写真撮影をする観光客が列をなしていました。

なんかいいもの見た―――、気がしますがここでは特に何も買いませんでした。
だって金箔入りのお茶とか体にいい気がしないので。

その後は、夏のような暑さだったのでお茶屋さんに避難。
抹茶ぜんざいで涼を取りました。
こうして金沢滞在の残りわずかな時間を古風な茶屋で過ごしたのでした。

お花見(2018年)

毎年アップしていますがー。今年もお花見写真を載せていきたいと思います。

先月末ごろに家の近くを散歩してポツポツ撮ったものを紹介します。
これは近所の反町公園です。

花壇にはチューリップも咲き誇っていて春めいていました。

第一京浜沿いを横浜方面に進んでいる途中に見つけた神奈川公園の桜。
家族連れが何組か花見をしてましたが、混んでる感じはなかったです。

ちょっと行ったところにある卸売店「栄光」でお酒とツマミを購入し、目的地「幸ヶ谷公園」を目指します。

ここは神奈川公園とはうって変わって、屋台も出ていて花見客で大賑わいでした。
そう言えばもう10年以上前ですが、前の会社でここに花見に来たことを思い出します。

開花状況は、満開一歩手前の八分咲きといったところだったかと思います。

次は翌週に出かけた目黒川です。

この日には満開を通り越して散り始めてましたね。
ただ最後のお花見日和の週末とだけあって、花見客で混みあっていました。

目黒駅から出発し、川沿いに上流に歩いていきます。
カヌーやモーターボートに興じる人たちの姿が目に付きます。

駒沢通りと交差する地点で折り返し、対岸に渡って下流に進みました。
五反田付近で川に別れを告げて、品川方面のオフィス街方面をぼんやり目指しながらブラブラします。

休日のオフィス街はガランとして独特な雰囲気です。
でも意外と子供たちの絶好の遊び場ともなっているようです。
これは品川シーズンテラスで撮った一枚。

本覚寺

反町と横浜は一駅ですが、近いのでじゅうぶん歩いて行けます。
今日買い物をした後、東海道沿いを歩いて帰っていたら、途中にある本覚寺が目に入ったので寄ってみました。

当然わたしの興味はお堂ではなく墓地にある…。
台場にあるお寺の墓地は遠目からでもよく見え、しきりに私を挑発していた…。

近くには「浮いてる寺」三宝寺があるように、起伏に富んだ地形の中にあります。

思わず「いいねェ~」と頬が緩む法枠とのコラボレーションです。

高台にあるため、目線が金港町あたりのビルに当たるのも面白いと思います。

登りきると裏手には反町方面の街並みが眺望できます。

非常に急な斜面にあるので、このような珍しい角度から墓石を見れるのも面白いです。

新しめの墓石が多いと思いました。

お地蔵さんが並んでいる。
珍しい。どういう謂れがあるんでしょうか?

これも謎の小宇。
単に墓石が並んでいるだけじゃなくて、こういうスポットがあるのも想像を掻き立てられるものがあり興味深いです。
小さいながらなかなか良い霊園だと思いました。

ひさしぶりの上野

引っ越して以来、久しぶりに上野を訪問しました。
京浜東北線で40分ちょいといったところですね。

やっぱりシャンシャン効果で動物園が混んでるのかな?と見に行ったら、この日は休園日でした。

都立美術館もちょっと覗きました。
そういえば今年は私立中高生の写真展見れなかったなー、とふと思います。
まあしょうがないですね。

それからお決まりで谷中霊園を見に行きます。

この日は抜けるような青空。冬晴れのお天気でした。
園内は外国人がけっこう目に付きました。
観光スポットとして認知されてるのかな?

今日の本当の目的は衣料品の買い出しなのでした。
繊維街を目指して日暮里に抜けます。

やっぱりヘイワ堂。
交通費を考えると微妙なところもありますが、下着とかをまとめ買いする時重宝しますね~。
でもB.V.DのTシャツのサイズが無かった…。残念。

三ッ沢公園

うっ…、くしゃみをすると腹筋が痛む…。

いよいよ年も暮れてまいりました。
年末年始の連休に入りましたが、良くない癖で生兵法をしたがる。
真夜中のジョギングですよ。

引越してからしばらくジョギングしてませんでしたが、連休中に再開しようと案じます。
これまでは川の近くに住むことが多かったので、自然と川沿いの土手を走っていたのですが、困ったことに反町には無い。
それで地図としばらくにらめっこして、国道一号沿いに三ッ沢方面に走ってみることにしました。
道がほぼ真っ直ぐなので走りやすかろうと考えましてー。

道はブルーラインと重なります。
三ッ沢下町、三ッ沢上町と通過します。
時刻は8時くらい。人通りは少なく走るのに支障はありません。
2km位走ると、三ッ沢公園入口の交差点に着きます。
帰りは第三京浜に沿って走ろうと思っていたので、右折し、県道13号に入ります。
国道沿いは平坦でしたがこの辺りは峠になっています。

下ったところで首都高の灯りが見えます。
並走できる道を探そうと暗闇に目を凝らすと、うっすらと「三ッ沢公園入口」の文字が。
遊歩道のような土の道が第三京浜と並行しているように見えます。
ただ外灯もなく、鼻を抓まれそうな暗さで、首都高の灯りが頼りです。

しばらく進むと厩舎のようなものが見え、馬術訓練場の文字が見えました。
微かに獣の臭いが漂い、不気味なことこの上ありません。
一体どこに向かっているのかと不安になります。
しかしちょっと進むとその先に煌々と光る建物があり、三ッ沢公園レストハウスとありました。
私はいつの間にか公園の中に入っていたようです。

広場があり、二本の高いモニュメントが目を惹きました。
横浜市戦没者慰霊塔とあります。
その裏手に回ると丘になっていて、三ッ沢上町駅方面の夜景が目に入りました。

ここには丘の傾斜を利用した長いローラー滑り台が設置されています。
日中なら子供たちでさぞや混んでいるでしょうが、さすがにこの時間、人っ子一人いません。

なんでも横浜で二番目に長いとかで、割と有名なようです。
しかし夜だと全体がどうなってるのか分からず、奇妙なオブジェのように見えます。
普通なら歯の根も合わぬほどの寒さの中、さっさと立ち去りたい所ですが、走ったお陰で身体が温まってることもあり、意外な童心がきざしてきました。
「いっちょ滑ったろう!」

階段に足を掛けます。
上まで登ると滑り台のローラーが見えます。
一度滑り出したら止まらないというやつです。
滑り台の先は暗闇に溶け込んでおり、一体どんな風に滑るのか分からず不気味です。

「ぎゃー」
意を決して腰を下ろします。
まるでヌルヌルの床のように身動きが取れなくなり、あとは重力に身を任せるのみです。
結構な蛇行コースで、最後はクライマックスとばかりにグルッと大回転です。
ジェットコースターばりの迫力でした。

しかし、冷たい土の上に尻もちを着いた後は、童心はどこかに飛び去ってしまい、再び暗い道を息せき切って走り始めたのでした。

神奈川区へお引越し

う~ん、長らくサイトを放ぽっていた…。

10月末に亀有から神奈川区に引越しをして、色々と忙殺されてました。
亀有には2012年の6月からだから、5年4ヶ月ほど住んでたことになりますね。
結構長かったな~。学生時代の八王子に匹敵する長さです。
物価が安くて暮らしやすい良い街でした。

神奈川はどうでしょうかー?
まだ充分探索してはいないんですが、東神奈川駅前にあるイオンや、安売りスーパーの「ビッグヨーサン」などは重宝しそうな感じです。
夜は、亀有よりは店じまいが早い印象ですね。
会社帰りでお腹が空いてる時なんかはちょっと困ります。

最寄り駅は東横線の反町で、歩いて3分くらいのところにあります。
反町駅のホームは異様なまでに地中深くにあり、改札を通ってからエスカレーターで延々と下って3分くらいかけて到着します。
なので、実質6分?!
これは詐欺的でしょう~。

そういえば反町には6年前に「反町浴場」に入るために訪れてたんですよね。
まさか後に住むことになろうとは知る由もありませんでした。
反町浴場は引越してからはまだ行ってないので、近いうちにまた行ってみたいと思います。

通勤は東神奈川駅を使っています。
京浜東北線なので非常に混んでます。
そしてまだ「乗車のセオリー」が出来ていない…。
亀有時代は隣の綾瀬発の始発待ちに並んで座って行く、というのがセオリーだったのですが、ここではまだ。
千代田線とはっきり違うのは、各駅ごとに乗り降りが激しいこと。
なので運が良ければ蒲田とか大井町あたりで座れることも多いのですが、運任せなので立ちっぱなしということもままあります。
前の車両なら座りやすいのか、はたまた後ろなのか?
あるいは、蒲田でいったん降りて始発待ちに並ぶのが良いのか?
サラリーマンの死活問題とも言える通勤電車の問題に答えはまだ出ていません。

最後に、まだ本格的に再開できていないのですが、近所の写真を何点か載せようと思います。

これは成仏寺です。
なんでも幕末に宣教師や、ヘボン式で知られるヘボン博士が滞在したりした歴史のあるお寺だそうです。

同じく成仏寺。
墓地が隣接していて、木版に書かれた注意書きが墓地好きの私にはグッときました。

これは京急線沿いにあるべつのお寺です。
何やら雲の感じが怪しげで気に入っています。

最近のフィルム

連休を利用して久しぶりにフィルムの現像をしました。
一年くらい前の写真もあったので、まったく最近ではないのですが…。
その中でいくつかアップしていきたいと思います。

これは去年末あたりに行った東京ディズニーランドです。
クリスマスシーズンだからか混んでいてほとんど乗り物に乗れなかった思い出があります。

これは今年頭に行った城ヶ島ですね。有名な馬の背洞門です。
前に撮った写真を載せましたが、フィルムでも撮影してました。
今になってやっと日の目を見ることになります。

海岸の風景です。荒々しいですね。

同じく城ヶ島の海。黒い…。

安房崎灯台です。

三崎港あたりに戻って撮った写真です。

これは昨年の10月あたりに撮った近所の写真です。
現像するまですっかり忘れてました。
夕方に撮った写真なので、街頭の灯りで日中とは違った感じに撮れています。

同じく近所の街路樹です。

これはうって変わって最近。
お盆休みに久しぶりに訪れた水元公園です。
小合溜にびっしりと水草が繁茂してる様子は例年通りです。
でも園内のトイレがすっかり入れ替わってって驚いたー。

テーブルの上で眠る赤ちゃん。
おじいちゃんと思しき人も椅子の上に長くなっていて、のどかだなと思いました。
熱中症にならなければいいですが。

今年の桜

GWですね…(3日目)
今年は9連休の人が多いんじゃないでしょうか?
私も幸い忙しくなく、休みの島をブリッジする感じで有給が取れました。

今日は普段あんまりやらないキッチンとか、玄関、お風呂場の掃除をしました。
入居以来一度も開けてなかったキッチンの換気扇カバーを外して…。ギャー!!
油と汗まみれになって奮闘しましたよ。あー、くたびれた。
しかしまだベランダと窓掃除が残ってるんだよなぁ…。

それにしても羽が生えたかのように飛び去った4月。
どうやって過ごしてたのでしょうか?
ブログ更新しなきゃなぁ…、とかボンヤリ考えてたものの、なんだかバタバタしてるうちに終わってしまいました。
4月と言えばお花見ですが、なんか週末に限って天気が悪く、ちゃんと撮る機会を逃してしまいましたよ。
そんな中でも、出掛けたついでに撮れたものがいくらかあるのでUPしてみたいと思います。

これは3月末に友人と上野に花見に行ったときに撮った長明寺の枝垂桜です。
上野公園はまだ全然だったのですが、谷中を歩いていると良い桜に出くわしました。
有名な桜らしく、観光客で賑わっていました。

これも同じ日に撮ったものです。
日暮里にほど近い本行寺です。
駅前のタワマンをバックに。

これは上野公園の入口あたりで撮った夜桜です。
残念ながらこれくらいしか見るべきものはなかった…。

これは翌週くらいに用事で杉並に出かけた際に撮ったもの。

同じく杉並で、神田川の桜。

ほぼ満開の桜。
そう言えばこのちょっと後で、杉並で粘着テープで縛られた遺体が発見される事件があったな~と不吉なことを思いだします。

ほころびかけの桜。
ただこの日はどこまでものどかな一日でした。

城ヶ島

1月に行ったので、ちょっと前なのですが、三浦半島の南端にある城ヶ島に行きました。
天気に恵まれ、素晴らしい景色を堪能できました。
そこで撮った写真をアップしていきたいと思います。

その日は、京急に長いこと揺られて、昼の1時ごろ三崎口に着きました。
そこからバスに乗りかえて、さらに30分くらいかかります。
とちゅう港を経由して、城ヶ島大橋を渡ります。
食事処やお土産屋が並ぶ通りの奥、城ヶ島ダイビングセンターの付近が終点の停留所でした。

京急ホテルの周囲の遊歩道を通って、長津呂崎のあたりに出ます。
釣りをしてる人が多かったですね。
風がかなり強めでした。

城ヶ島灯台を左手に見ながら、島の南側の海岸を進みます。
海岸はごつごつとした波食棚で歩くのに難儀します。
波に削られて露出した地層があらわに見えます。

海岸段丘で、波打ち際まで険しい山肌が迫ってるところがあり、手つかずの自然を感じました。

海水自体はきれいで、波の届かないところにある水たまりは青く澄んでいました。

遠目に奇景「馬の背洞門」が見えます。

より近くに。

到着。
やはり有名どころなので、自撮りしたりする観光客でにぎわっていました。

このあたりから丘の上に登る階段があります。
かなり急なので足元がおぼつかない感じです。

上から海岸線を眺めたところです。

ここから尾根伝いに城ヶ島公園に進みます。
途中で県の天然記念物「ウミウ(海鵜)」の越冬地が見られます(上の突き出た岬)
大きなカメラを持ってファインダーを睨むバードウォッチャーの姿がありました。

城ヶ島公園の先端には、もう一つの灯台「安房崎灯台」があります。
城ヶ島灯台に比べるとずっと小さく、胴がくびれたユニークな形状の灯台です。

強い風に煽られた波飛沫がつねにその表面を濡らしています。

外海に向けて一つ目を開けてますね。

帰りは港に寄りました。

いかにも港らしい魚屋さんの店先。

食事処も港町の風情があっていいですね。

オシャレなカフェもありました。

中華料理屋の店先にこんな奇妙な形の大根が!
たしかに三崎大根で有名ですが。

以上が早足で駆け抜けた、自然と港の情緒がある城ヶ島の旅でした。

東京都写真美術館

しばらく改修工事で閉館していた東京都写真美術館ですが、この間リニューアルオープン後初めて訪問しました。

この前行ったのは2013年に行われた、須田一政の「凪の片」、なので3年以上前になりますか…。
その時の印象でも、すごくきれいな施設だったので、果たしてドコに改修が必要だったのか? 疑問です。
それにしても、リニューアル後の愛称「TOPミュージアム」は少し尊大ではないかと思ったのですが、「TOkyo Photo」の略称でもあるそうです。

立派なエントランスですがー、前も確かこんなだったはず。
中の様子で気づいたことは、前に1Fにあったショップが2Fに移っていました。
で、元ショップだったところはカフェに。
それからエレベータの中の照明が雪明りのような凄い間接照明になっていて、これには驚いた!

ともあれ開館20周年にあわせた改修事業だったようで、記念の展覧会が2本行われていました。
「TOPコレクション 東京・TOKYO」と「東京・TOKYO 日本の新進作家vol.13」
要するに東京をテーマとして、東京都写真美術館の収蔵コレクションと、新進作家との二本立てで行こうとということらしいです。

前者のTOPコレクションのほうを観ました。
展覧会は写真NGだったので、印象深い写真をパンフレットとともに振り返ろうかと思います。

この展覧会は東京都写真美術館の貴重なコレクションを「どや、すごいやろ?」する展覧会なので、時代は終戦直後から始まります。
冒頭に、あの銀座のバーで飲む太宰治を撮った有名な写真(教科書とかにも載ってましたね)が登場。
で、戦後復興期の写真がズラズラ並びます。作家は東松照明、石元泰博、高梨豊ら。

時代は下って、80年代からバブル期の作品となり、アラーキー、森山大道、土田ヒロミ、鬼海弘雄らの作品が見られます。
初めて知った作家の印象深い作品もたくさんありました。

これは島尾伸三の「生活 1980-85」から。
私も当時このくらいの子供だったので、この家具や本棚の感じが当時を思い起こさせてくれます。
そしてよくマジックで落書きして怒られたな…。

これは中野刑務所。撮影は宮本隆司。
83年だそうですが、中野に刑務所があったとはー。

2000年に「TOKYO NOBODY」で話題になった中野正貴の撮った渋谷(1991年)
今とは色々違っていて興味深いです。

これは小林のりおの「ランドスケープ」より、1984年の作品。
右の写真にはハッとさせられてしまいました。
これは八王子の南大沢ですが、2000年ごろ近くの大学に通ってたんです。
時代は違うのですが、バブル崩壊の影響で建てかけで放っておかれたマンションがたくさんあり、まさに写真の光景が広がっていました。

そして須田先生ッ…。相変わらず黒い。
「東京1980」から。
何枚か展示されてましたが、どれも縦に撮ったものだったのが不思議。

2000年以降の作品群では、なんといってもホンマタカシ推しがすごかった。

印象に残ったのはコラージュで東京を再構築した、西野壮平のDiorama Map Tokyo(2004年)
こうして見るとなんのこっちゃゴチャゴチャして分からないのですが、実際に会場で観ると(80cm四方ある)本当に細かく、丹念に組み合わされていて、その労力に頭が下がります。

さて最後のブースはなぜか写真撮影OKでした。

まるでジオラマのような独特な手法で撮る、本城直季の東京タワー。

ジャンプしてる「私」を撮る林ナツミの作品。

著名な作家の作品が見れたのもさることながら、近年の新進作家のユニークな作品にも触れることができてよかったです。

この日は、恵比寿ガーデンプレイスのウィンターイルミネーションの最終日だったので、駅に戻りつつスナップしました。