古着とか

早いもので今年も折り返し地点に到着しました。

GW中に書いた服の記事の続きのような感じですが、最近手に入れた衣類を載せてみます。

これはこないだ誉めそやしていたグッドウェアのポケTの黒ですね。
こないだのはピンクで、なかなか外に着ていく気になれず部屋着と化していたのですが、これなら外でも抵抗なし。
ただこれから真夏に向かうというのに黒はどうか…という気もします。
ただ安く(2千円)、状態も良いので気に入っています。
買ったのは渋谷のBingo

これもBingoで買ったセントジェームスの半袖カットソー。
色はまるで毒蛇のような紫と黒の縞…。
まぁ古着には普段手に取らないような珍妙なカラーを何気に手にしてしまう魔力がありますね。

出た!イエロー!!
正に悪乗りと言うほかない。
同じくBingoで見つけたインディヴィジュアライズド・シャツ。
なんと古着なのに9千円の値札を付けていました(!)
しかしものは試しとフィッティングしてみると、首回りがややキツいもののジャストサイズ。
思わずテンションが上がってしまいました。

丁度20%オフのクーポンを持っていたため「やるしかない」とばかりにGetしました。
2点以上で10%オフのキャンペーンも併用したので、¥2,500くらいディスカウントされたと思います。
まま良い買い物ができたんじゃないかと。

ただ一見して、「ボタンダウンじゃないのね…」と思っていたら、ナント隠しボタン!
ヘヘ…、やるな(?)

ニューブラッド

GWも折り返し地点を過ぎてしまいました。
暑い日々が続いていて、青梅では真夏日になったそうです。
う~ん、折角買ったジャケット…。今年は短い活躍期間となったようです。

ところであらかじめGW中に衣類の大リストラを敢行すると宣言しておいた通りに、死蔵されていた服、靴、鞄、帽子等をゴミステーションに送り込みました。
いざ捨てるとなると、後ろ髪を引かれる想いがしなくもなかったのですがー、そこは心を鬼にしてやり遂げました。
おかげでサッパリとした、晴れがましい気分です。

さて、空っぽになったクローゼットに注ぐ「新しい血」が、GWに入ってから続々と届いています。

まずはこれ、バーバリアンのカーディガン。
う~ん、この縞々がラガーマンらしい脳筋の遺伝子を感じさせます。
作りも厚く、ガッチリしていて長持ちしそうです。
とくにリブの頑丈さといったら、まるでスウェットのようです。
Amazonで50%オフの¥6,480でございました。

お次も縞々つながり(?)

ハイ、セントジェームスのカットソー「ウエッソン」です。
色はデューン(≒ベージュ)×マリーン。
ボーダーの服は、なにかあまりにも能天気な雰囲気を醸し出してしまうように自分には思えるので、地味な取り合わせで最低限の知性を確保(したつもり)

これ、たかがカットソーなんですが定価だと一万円以上します。
さすがに普通はディスカウントされてるんですが、それでも7千円くらいします。
それを今回は溜まっていた楽天のポイントを使って、5千円ほどで入手しました。

ウエッソンは男女兼用の商品で、0~6サイズまであります。
私には、カタログで確認したサイズ的に「3」がジャストのようでした。
しかし、ちょうど3が欠品していたのと、「洗うとけっこう縮む」との情報から、思い切って「4」をオーダー。
これがズバリで、確かに未洗いだとややダブついてましたが(とは言え着れないことはない)、洗うとまるで体に合うように縮んでくれて、よい着心地になりました。

生地の発色や、涼感を感じるザラっとした肌触りがとても気に入っています。
また別の機会に買い足したいですね。

次は、ポロ・ラルフローレンのハンチング帽。
これもAmazonで買いました。
本当は買う予定になかったのですが、タイムセールを眺めていたら恐ろしくディスカウントされていたので、衝動的にポチってしまいました。
このつばの上で結ばれている耳当て、寒い時には下せるのかと思いきや、完全なお飾りでした。

お次は鞄。
仕事でも、オフの日でも使える鞄が欲しいと考え、フィルソンのブリーフケースを入手しました。
色はオッターグリーン(オリーブ)です。

これはとにかくガッチリしてます。
本体は固いキャンバス地で、口の部分や手提げ、ショルダーストラップは革です。
ジッパーもぎょっとするほど大きく、サスガUSAと思わされます。

中には小物が色々と入れられるポケットがいっぱいあります。(見えるかな?)
なかなかビジネスユースに考えられたデザインです。

オープンポケット(反対側にもあり)は、トートバッグの様に使え便利です。
キーホルダーも付属してます(使ってないけど)

番外編。シューケア用品。
サフィールのグランドホースヘアブラシです。
これは、21cmもあって馬鹿でかい。

ブーツと並べれば一目瞭然かと思います。
おかげで、帰って来て靴を脱いだら二三度「サッサ」でブラッシングが済んでしまいます。


以上が通販でGetした品々です。
全部合わせても5諭吉ちょっとくらい。
コローと合わせても8諭吉弱…。
昨年のGWや年末の「出血」に比べれば軽く済んだと言えますねー。
いうなれば今回のは、これからの方針を決めるべく調査のための購入という感じでした。

で、Tシャツについても「グッドウェア」というブランドのものを試しに買ってみようかと思ってました。
しかしそれは色々あって通販では手に入らず…。

じゃあ実際現物にあたってみようと、先日御徒町に足を運びました。
アメ横センタービルの「ヤヨイ」を訪ねてみたところ、残念なことにマイサイズ(M)は売り切れでした。
諦めきれないので、同じくアメ横にある古着屋「モードオフ」を見てみると。
おお!あったー。

ピンクが…。
でも安かった(千円)ので購入。
確かに噂通りの分厚い生地。
手触りが違います。
そして首回りもテロテロにならず、しっかりしている。
あと、胸ポケットがちょうどスマホが入る大きさで重宝します。

さらにバーバリアンの半袖シャツを見つけたのでこれも買いました。¥1,500
だいぶ使用感があったものの、生地が薄くなっておらず、形がしっかりしています。
これからはこういう、何年たっても着れるようなしっかりとしたものを買い揃えて行きたいですね~。

パラブーツ(paraboot) コロー

ちょうど一か月前、キルティングジャケットを買ったという記事で、靴を買おうと悩んでいると書いたのですがー。
とっくり悩んで遂に決めました。
パラブーツ(paraboot)のローファー、「コロー」です。
ちなみにコローとは仏語で「さんご」のことだそうです。

いかにもパラブーツはおフランスのブランドなんですが、このコローはスペイン製。
バーウィックもスペイン製でしたね。
おそらくEU圏内でも人件費が安いんでしょう。

とは言え、定価の一割OFFくらいで¥27,700もしました。
しかし真のメイドイン・フランスで、本ブランドのフラッグシップとも言える「シャンボード」とか7諭吉もするんで、同社の中では求めやすい部類です。

サイズはUK8(=26.5cm)ですが、ちょっと大きめでしたね。
もうハーフサイズ下げても良かったかも知れません。
ネットで買うと失敗したくないので、つい大き目を選んでしまいます。

革靴は履き始めは革が当たって痛いものですが、この靴は(大き目ということもあるでしょうが)革が柔らかく、まったく痛くなくて感動しました。
この革はリスレザーというオイル分の多い革なのだそうです。
そのお蔭で、雨の日とかでも水をよく弾くのだとか。
確かにオイリーというか、体に悪そうなケミカルな匂いがします(革製品の匂いとは異なる)
けっこう強く臭うので気になる人は気を付けた方がいいかも知れませんね。

この靴の最大の魅力はこの靴底。
とても柔らかく、靴音がほとんどしません。
集合住宅の廊下が、割と靴音が響きやすいのですが、これを履いているとまったく音がせず、まるで忍者か何かになったような気がします。
流石に薄いので長距離を歩くと疲れますが、普段履きとしては良好な履き心地です。

この踵の縫い目は「ヒールキッカー」という、手を使わずに脱ぎたい不精な人たちのためのデザインだそうです。
なんという親切…。

安い買い物ではなかったですが、結構気に入りました。
これから暑いシーズンになるにしたがって使用頻度が増えていきそうです。
最後はちょっとくたびれてきた先輩たちとのショット。

春の物欲

いや~、早いもので、もうあっという間に4月です。
この間ちょっと日比谷公園に寄ったのですが、もう桜が満開でびっくりしました。
気温もグングン上がって、もう日中コートを着て歩くこともないでしょうね。

さて私の春の服と言えばパーカーで、寒ければ中にカーディガン等を重ね着するというスタイルでここ10年ばかりやって来てたのですがー。
30代も半ばを過ぎて、ちょっと大学生のような恰好を続けるのも考えものかと感じてきました。
で、アレコレと思いを巡らしたのですが、春用のジャケットを買って、寒ければ中にカーディガン等を重ね着するというスタイルで行こうと決めました。
そうと決まれば、私にとってのファッションセンターである御徒町に向かいます。

ラベンハムのキルティングジャケットに目星を付けていて、「ジャラーナ」で試着をさせてもらいます。
36を着て、丈は合ってるのですが、胴回りがスカスカする感じ。
もうちょっとタイトに着たかったので34も出してもらいます。
すると胸の辺りが窮屈で、上のボタンが閉じるかどうかという感じでした。
なので、ジャケットは見送り、Gパンだけ買って帰りました。

それがこれ↓、LEVI’S 501「ティンバーウルフ」

この間ここで買った501があまりに素晴らしく、形がいたく気に入ったので同じ501を買いました。
ただ、同じ色だと退屈なのでカーキに染めたタイプです。
これは洗ってもあまり縮まないそうなので、ジャストサイズのW30xL30を。

さてネットで色々調べてみると、ラベンハムのキルティングジャケットには、「デンハム」やら「デンストン」、「レクサム」に「クレイドン」といった、似てるようで微妙に違う様々なデザインがあるようです。

ジャラーナで試着したのは「デンハム」で、これはスーツの上から羽織れるようにゆとりある作りになってるんだとか。
どうりでスカスカするはずです。
で、「デンハム」と同型で細いのが「レイドン」だそうです。
ちょうどネットで処分価格で売ってるものがあり、試着していないのでちょっと不安でしたが、多分合ってるだろうとサイズ36のものをポチりました。
お値段2.2諭吉で、決して安くないですが、かなりディスカウントされてたのでお値打ちかなと思います。
二日後には届きました。

それがこれ↓

ちょっと分かりにくいですが、色はオリーブです。
冬に買ったコートがライトオリーブで、なかなか良かったので、同系色を選んでみました。

アウター、ライニングともにポリエステルです。中材は綿。
ライニングが鮮やかな黄色(カボチャの身の色)でちょっと派手ですが、細かくラベンハムの馬のシンボルが織り込まれていて、下品な感じではないです。
着てみるとサイズはピッタリ!
とても軽く、十分に暖かく気に入っています。
やや細めなので、体のラインも綺麗に出ているのではないかと思います。

そろそろ仕舞う予定の、先輩(?)とのツーショット。

さてー。「じゃジャケットも手に入って大満足だね!」で終わるかと言えばさにあらず。
さらに大きな難関、即ちいつでも私の欲望の中心にあるところの「靴(!)」が残っています。
今マグマのように煮え滾る物欲の中で身悶えしているところです。
かなり候補は絞られてきたのですがー。
まだ結論は出せていません。

さらに今月末、つまりGWが始まったら衣類の大リストラを敢行しようと考えています。
衣装ケースの中には数年来袖を通していないようなのがいっぱい残っています。
また靴も靴箱の中で肥やしになっているのがいくつもあります。
こいつらにドナトラばりに「You’re Fired!!(おまえはクビだ!)」を言い渡します。
(まあこういう状況を作り出してしまったのは、かつての未熟な自分で、服や靴は何も悪くないのですがー)

そしてクローゼットに「新しい血液」を注ぐべく、色々と策を練っているところです。
ふぅー。

最近の革靴事情

年が明けてあっという間に一週間あまり経ってしまいました。
どうも振袖姿が目につくと思ったら、今日は成人の日でしたね。
そういや会社もお休みでした。

今日は東京都美術館でやってる、公募展の写真展などを観に行きましたが、あんまし感動しませんでした。
風景写真ばかりだったせいかも知れません。
(私の好きなのはスナップ写真なので)

じゃ、なんで見に行ったのかと言われれば、それは「無料(タダ)」だからですよッ! 決まってるじゃないですか!!(半ギレ)
いわゆる緊縮財政です。
たぶんそのうち部屋の中でコート着て冷たくなってるのが発見されるでしょうね。
で、家の中なのにブーツを履いてると。

そう、この前もちょっと書いた気がしますが、試着して悩んでその場では買わなかったブーツを結局買ってしまったんですよ。
それがこれ、レッドウイングのキャバリーチャッカブーツです。

ハイ、これは箱ですね。
一応記念に撮っておきました。
気を取り直して、これが中身です。

ネットで買って、4.5諭吉ほどでした。
定価の一割引ってとこでしょうか。
色はブラックかブラウンか悩んだあげくにブラックを選択。

靴袋と取扱説明書のような小冊子が付属しています。
(個人的にはオマケは要らないと思います)

中はこんな感じです。

この靴はレッドウイングのなかでも一番ドレスシューズに近い方なんだそうですが、それでも革が厚くて硬く、ワークブーツのDNAを感じます。
それは靴底に如実にあらわれています。

無骨…ッ!

なんというか…、アメリカ人は大雑把なんでしょうかね。
接着剤がハミ出してるところがありました。(ブラシで擦ったら取れましたが)
そういえば、ニューバランスも縫い方が結構いい加減な部分があったなぁ。
GRADEのイヤホンもハウジングの塗装が一部剥げてる所があったし…。
こういう詰めの甘さを「MAID IN USA」と有り難がるのはやっぱ卑屈なんでしょうか。

で、一度仕事場に履いて行ったのですが、靴擦れしまくりで辛い一日を過ごしました。(おまけに満員電車で踏まれたという)
しかし私は諦めない。足に馴染むまで耐えようと思います。

ところでなんですが、今まで仕事用に使ってた靴が一足ダメになりまして、どうしても新たに買う必要が出てきました。
レッドウイングでその穴を埋めるのはちょっと足、靴ともに負担が大きすぎるので。
この緊縮財政時に! キツいですが、値段と品質がそれなりにバランス良さそうなのをAmazonで見繕ってポチりました。
なぜAmazonなのかと言うと、サイズが合わなかった時にタダで返品に応じてくれるからなんです。
私の知り合いに、色違いでいっぱい注文して気に入った品以外を全部返品したという猛者がいますが、そこまで何かを捨てれないので一応サイズが合ってることを祈りつつのオーダーです。

んで、翌日に届いたのこれ。
バーウィックのUチップです。

Uチップという形はモサく感じられあんまり好きじゃないんですが、これがバーウィックのなかで一番安かったので。
しかし想像以上にシュッっとしたフォルムだったので悪くないなと思ってます。

話が前後するようですが、バーウィックというのはスペインのブランドです。
正直聞いたことないですが、安い割にはグッドイヤーウエルト製法という堅牢な作り(レッドウイングのブーツと同じ作り)をしているのと、雨にも強いダイナイトソールを採用しているのが気に入りました。

最初「ダイナマイトォ?!」と訝しみましたが、「ダイナイトソール」とはこういうゴム底のことです。

ソールにはイギリス製と書いてあり、確かに凍った道でも歩けそうな表情をしてますね。
雨の日の活躍を期待しています。

インソール。
エンブレムがカッコイイですが、試し履きしたときに、靴下に金の塗料が思いっきり付いて何とも言えない気分になりました。
安かろう悪かろうで無いことを祈ります。(「安かろう」と言っても2万弱はしてるので、簡単に履けなくなっちゃ困るんだよ!)

横から見るとこんな感じで、けっこう踵が厚いです。
(そしてMAID IN SPAINが見えるでしょうか)

サイズはアマゾンのレビューを参考にしつつ、小さめを選びました。
それが当たり、幅2Eなので(普段は4E)ややキツさを覚えるものの、ほぼジャストでした。返品とならずに良かったです。

今日履いて歩いてみたのですが、グッドイヤーウエルト製法によるものなのか、ダイナイトソールによるものなのか分かりませんが、今まで履いてきた革靴にない、無骨さというか堅牢さを覚えました。
まだアッパーが硬いので、くるぶしや親指の付け根辺りが擦れて痛いです。
しかし、それもまだマシと思えるくらいレッドウイングのが硬いーー。
どちらも辛抱強く履き慣らしていきたいと思います。

さて、今回二足革靴を靴箱に加えましたが、これまで履いてきた革靴も二足あります。
別に誇るべき内容ではありませんが、記録の意味も兼ねて紹介しておきたいと思います。

まず、多分お高かったと思われるこの靴。
「多分」と言うのは自分で買ったものではなく、形見として貰ったものなので詳細が判らないのです。

靴底には「TOMO」(あるいは「TUMO」)とあり、MAID IN JAPANのようすが、これだけの内容をググっても何の情報も得られませんでした。

しかし、軽く、履き心地も良く、シェイプも水際立っていて、革質も何か良さそうな気がするので、多分お高かったんだろうと思っています。

慶弔時にしか履かないので、目立った汚れはありませんが、靴底のレザーが地面に擦れて色が落ちてしまっていたので悩んでいました。
そこで黒いシュークリームを塗り込んでみたら、さほど目立たなくなったので一安心。

もしかしたら実はそんなにお高くないのかも知れませんが、形見というスペシャルな部分があるので、人生の節目節目で大切に使っていきたいですね。

それからもう一足は退役寸前のロートル。アクアスキュータムAQ703

これも先のと同様、全然詳細が判りませんね。
多分アクアスキュータムのブランドだけ借りて日本のメーカーが作ったものだと思います。
ただこれは身銭を切って自分で買ったので、その当時のことは昨日のことのように覚えています。

7、8年前にまだ川崎に住んでいた頃「さいか屋」で買ったのでした。
ちなみに現在のさいか屋は当時の場所から移転しています。
なので、紳士靴店もたぶんもう無くなってるでしょうね~。

お値段は二万円でした。
当時の自分にとっては大金で、宝物のように思って履いてたことを覚えています。
今では見るも無残に履き潰してますがー。

中はこんな感じでもうボロボロです。

ソールもパターンがほぼ消えかかっています。

しかし、アッパーはもうクニャクニャになって足の形に変形しているので、履き心地は抜群です。
出来ればもうしばらく履いていたいですね。

コリンボ エアクルーパーカー

昨日、つまり晦日の30日に再びアメ横に足を運びました。
いや~、混んでましたね。
警察なんかも、所々に配置されて…。スリ対策なんでしょうね。

ここにスリに最も会いたくない男がいる。
「体中の全ての血液」とでも言うべき10諭吉の入った財布を、肉に食い込まんばかりに懐に抱いている。
そう、今日こそ「キメる」意志を全身にみなぎらせてこの地に立ったのだ。

…と言いながら優に5回くらいは店の前を行ったり来たりしました。
この間値切ろうとした店員のアンちゃんが店先にいて、入りにくかったのです。
「おっ! やっぱり正価で買う気になりましたかァ~。いいえ決して高い買い物ではございませんよ。へへへ…」
という心の声が聞こえてきそうで(被害妄想)

それでアンちゃんが姿を消したタイミングで、別の店員のお兄さんに声を掛けて、もう一度試着させてもらいました。
コートは瞬間的に皮膚に蒸着し、末梢神経から「寒さ」を感じる能力を奪うーー。
「おぉ…」
思わずため息が漏れました。
しかし念のため、もうワンサイズ上のも着させてもらいました。
う~ん、あまり違いを感じない。
唯一難点と思っていた肩口あたりのキツさが変わらないのです。
そこでお兄さんに聞いたところ、中綿(アルパカ毛)が着ているうちに寝てくるので、今ちょっとキツめくらいで丁度いいとのことでした。
なので、ジャストサイズの36号を購入。
同時に8諭吉が天に召されました。

それにしても今のこの心境をなんと表現して良いかわかりません。
「嬉しい」半面、どこか空虚なような…。
GW中に買った、馬鹿でかいスチールラックが7万6千円です。
ソファーだって6万ちょっと…。
8万という額は果たして妥当なんでしょうか?
とは言え、スチールラックが体を温めてはくれないし、ソファーを持って外に出ることはできない。

いや色々と言ってもしょうがない。
「外套」とはこれのこと。
コリンボのエアクルーパーカー「ZQ-0120」です。

コリンボとはクラシックなアメカジを復刻しているブランドのようです。
このエアクルーパーカーも、世界大戦期に戦闘機の搭乗員が着ていた防寒着(B-11)をアレンジしつつ復刻したものだとか。
ただ私はあまりミリタリ要素には興味がなく、シンプルで機能的なデザインとパーカーを縁取るムートンが可愛らしくて気に入っています。
色はオリーブ。
これがベージュだとさらに着回しが良かったと思いますが、まぁ仕方がない。
ただ、写真に映っているよりも実物は明るめです。

裏地はこんな感じで、アルパカパイルが詰まっています。
これはほとんど毛布を着込んでいるような感じで、12度の室内でしばらく着ていたら汗が出るほど暑くなってきました。

ネックストラップが付属しており、フード同様ムートンが貼ってあります。
上のように首に巻いて寒さの侵入を防ぐという仕掛けです。
そうそう使うことはないと思いますが。
ヘビーデューティーさも楽しいかなです。

しばらく使い込んで、果たして値段通りの買い物だったのか確かめてみようと思います。
少なくとも寒い日の外出に躊躇しなくなったのは恩恵かも知れません。

来る物去る物

今年も残りわずかとなってきました。
季節は冬ですが、私にとっては物欲の季節。
冬物衣料を物色に、今日は御徒町のアメ横に行ってきました。

ところでこの間、ゴーゴリの「外套」という本を読みました。
これは近代ロシア文学の先駆けとも言われる画期的な小説なんだそうですが、私には単にうだつの上がらない男が外套にこだわり過ぎてみじめに破滅する姿にしか映りませんでした。
しかし今なら分かるような気がします。
凍てつくような寒さの中でも背筋をピンと伸ばせるような、素敵な外套が欲しいーー。
アカーキイ・アカーキエウィッチとは私のことであったのか…。

さて既製服の時代なので、私の理想の外套は「アメリカ屋」のハンガーにブラ下がっています。
仕立屋のオヤジならぬ、店員のお兄さんに試着させてもらいました。
う~む、恐ろしく暖かい。シャツ一枚でも問題ないほどだ。
やや肩口の辺りが窮屈でしたが、それ以外はあつらえたように体にフィットしている(ように感じる)

まさにマストバイーーなのですが、そこにはアカーキイと同じ問題があって、あまりにお高いんですな。
80ルーブリならぬ8諭吉。
おずおずと値引きをお願いしたのですが、突っぱねられ、空手で外に蹴り出されました。
実はわずかながらボーナスも出たので、買えないことはない。
しかし欲しいのはコートだけじゃないんだなこれが。

着古したコートを体に巻いて、次は「イケダヤ靴店」を覗きます。
お目当てはレッドウイングのチャッカブーツ。
ゴツイ系ではなく、キレイ目で、スーツにあわせて履いても合いそうな感じです。
こちらは5諭吉弱ほど。
試着させてもらうと、足を掴まれるようなタイトさがあって、普段スニーカーばっかり履いているので不安に。
しかし、次第に足の形に馴染んでくるとのこと。
それですっかりその気になりました。

しかし悩ましいことに、ブラックとブラウンの二色あり、どちらも甲乙付け難いのです。
ブラックが無難であることは間違いないのですが、ブラウンも深みのあるいい色をしており、むしろ使い込むにつれて表情の変化を楽しめるのではないかとも思えてくる…。
結局決めかね、買わずに店を後にしました。

意気込んで乗り込んだものの、決心つかずの不完全燃焼気味のアメ横訪問となりかけましたが、最後っ屁でジーンズをGET!

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「ジャラーナ」で買ったリーバイス501です。
リーバイスには501だの503だの色々とあり、私も分かったような分からないような感じなのですが、501はストレートな最もスタンダードな形だそうです。
裏から見るとこんなんです。

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サイズはW31、L32で私の体には大きすぎるのですが、これはノンウォッシュなので洗うと縮んで体に合うようになるんだとか…。
足は7cm程度も短くなると店員のお兄さんは言っていました。

ファッションに縁のない私ですが、これが初めてのリーバイスという訳ではないのです。
上京当時(1999年)選別代わりに親が買ってくれた503が私にとって最初のリーバイス。
それがこれ↓

20151227_001

ウェストは驚異の28インチで、今ではとても履けませんが、記念として残してあります。
当時はこればっかり履いていたので、なかなか激しく色落ちしていますね。

さて、家に帰るとAmazonで注文していたニューバランスが届いていました。
MV880、色はクールグレイです。

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裏はこんな感じです。

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いかにもトレーニングシューズって雰囲気ですね。
ただ、そこはかとなくクラシックっぽさもあり気に入っています。

昔はニューバランスのクラシックなランニングシューズをいくつも持っていましたが、結局今も残ってるのはM1450一足となってしまいました。

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踵の部分が酷く剥げていますね。あと、「N」の文字が結構ボロボロになっている。

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靴底のパターンは割とハッキリ残ってますね。ただ踵の部分はほとんど消えてしまっています。

この靴は、忘れもしない、最初のボーナスで買った靴です。
ほんの寸志程度の額だったので、これを買ったらほとんど消えてしまいましたよ。
新宿のABCマートで、2万1千円だったと思います。
それから十年以上、日常的に履き続けてたので、それにしてはよく持ってくれたなと思います。
これもリーバイス同様、記念として残しておきたい品ですね。

日暮里繊維街

厳しい寒さが続いていますね。
わたしも防寒対策を行う必要を切実に感じ、防寒具をリストアップして購入することにしました。
しかしなるべく安く済ませたいので、いい方法は無いかと考えていたところ、ネットで「日暮里繊維街」に行けば衣料品が安いと聞き及びました。
日暮里はここ亀有からも近いので、一も二もなく行って参りました。

日暮里駅の東口から伸びる日暮里中央通りに沿いに、約一キロにわたって生地織物の店が軒を連ねています。
これが日暮里繊維街。
いままで山手線への乗り換えにしか使っていませんでしたが、こんなところがあったんですね。驚きです。

駅からすぐのところに「ヘイワ堂」があります。
店先に並べられた靴下はどれも99円! いきなりの激安攻撃です。
紳士服は店の奥にあり、ブルゾン¥1,980などお値打ち商品が並んでいました。
ただどうしてもチープ感は拭えず、ここでは靴下とベストを買うに留まりました。

日暮里中央通りと尾久橋通りの交差点にEDWIN SHOP日暮里店があります。
EDWIN本社のお膝元ですね。
しかし特に安くは無かったので何も買わず。

中央通り沿いをブラブラと歩きます。
店先にズラ~っと生地を並べてる様は圧巻ですね。
見ているだけで楽しかったです。

とうとう日暮里繊維街の奥まで歩き、EDWIN本社前に辿り着きました。

ん〜、だがしかし思ったほど収穫がない。
おそらくは情報収集が足りてなかったのだと思いますが、想像したよりも生地がメインで被服が少なく、さらに男性向けとなると意外と僅かでした。
とはいえこれでは買い物リストは埋まらないので、急きょ行き先を御徒町に変更しました。
日暮里駅の南口にまわり、谷中霊園を突っ切って上野に出て、アメヤ横丁に入ります。
近いので徒歩で行けます。
しかし年の瀬、アメヤ横丁は大変な混雑でした。
どうにかこうにか人混みをかき分けて、ニューヨークスポーツでニット帽をGET
ジャラーナでサーマルシャツをGETしました。

以下が本日の釣果です。

裏起毛靴下2P ¥208
EDWIN靴下3P ¥628
ベスト ¥1,048
adidasニット帽 ¥980
INDERAサーマルシャツ ¥1,390
計 ¥4,254

さらに後から考えて、サーマルシャツとタイツをひとつづつユニクロで買い足しました。

いずれもヒートテック。これが初ヒートテックなので、いっちょその効果の程を試してやろうかと思います。
タイツ(¥1,290)+シャツ(¥990)=¥2,280

う〜ん、かなりの出費になりましたが(わたしにとっては)これで一冬頑張りたい。
ベストはもう一着あっても良いかな?
あと替えのコートがひとつでもあれば。