ワイルドターキー13年

「ちくしょう酒だッ!」
ということでお酒のトピックです。

家でよくワイルドターキー8年を飲むのですが…。
飲むたびにこれ以上うまい酒なんてあるのかと思いますね…。
いや、そりゃ世界は広い。庶民には手の届かないスーパープレミアムな酒もあるでしょう。
「それで満足できるアンタは幸せ」と意地悪なことを言う人もいるでしょう。
しかし、このルビーのような深い色。
樽の香り、トワイスアップにしてもストレートで飲んでるとしか思えないほどの豊かなボデー。
何よりも価格とのバランスが素晴らしい。
日本の輸出業が地を這おうと、円高を絶対に支持します。

ところで、わたしはよく「業務スーパー」で買い物をします。
カッコ付で「業務スーパー」と書いたのは、あの緑の地に白地で書かれた看板を思い出してもらいたいからです。
つまり神戸物産のフランチャイズ店のことですね。

業務スーパーでは大抵お酒も売っています。
ディスカウントされているので、安いことが多いです。
しかし、冷食等の価格は店舗差がないにもかかわらず、お酒の値段は結構違う。
これはたぶん、フランチャイズなので、元何をやっていた店なのかによるのではないかと考えています。
「業務スーパー」と並んで「河内屋」と併記している店もあります。
これなどは、もともとお酒の専門店なので、ソッチ方面には強いのでしょう。

上野公園店(というより鶯谷に近い)がその「業務スーパー河内屋」なので上野に足を伸ばした際に寄り道することがありますがー。
ここは本当に安い!
アル中、ロクデナシどもの天国です。
そして、点数こそ多くはないが、時に「オォ?!」と声を上げてしまうような品を置く心憎い店。

ついこの間訪れたのですがー。
棚に置かれた「ワイルドターキー13年」の化粧箱を前にしばし息をするのも忘れました。
お値段「¥3,999」
---安い。
定価で¥7,100、ディスカウントでも5千円は下らない品です。
そして残り一本でした。
瞬間、鷹のような目になり、指先からも爪が生えて、棚から果実でももぎ取るように、ワイルドターキー13年を買い物かごにブチ込みました。

今こうしてワイルドターキー13年を前にしていますが、これが果たして現実なのか…?
イマイチ現実感が希薄です。
そして、ワイルドターキー8年も目の前にしていますが、これは¥2,299/1Lでした。
単純計算で、約2.5倍エクスペンシヴであり、2.5倍ウマくなければならないことになりますが、果たしてそんなことが可能なのか…?
ウマ味が水溶液中に飽和し、ガラスを溶かすことにならないかと思います。
まあ、「ワイルドターキーレアブリード」の時のように肩透かしに終わる可能性も無きにしも非ずですがー。
酒飲みの直感として、これはビシッと時速150kmでミットに飛び込んできてくれるような気がしています。
正直、いまの自分には開封(あけ)ることができません。

何か…、何か…、「超世の慶事」が来たときにこれを解こうと思います。
(そう言いながら開けられないボトルは増えてゆく…)

ワイルドターキー・レアブリード

あんまり高いバーボンを飲んだことがないのですが、安いウイスキーを長年飲んできた経験からすると、味・価格のバランスから言って「ワイルドターキー8年」がファイナルアンサーということになります。
この「ワイルドターキー・レアブリード」はそのちょっとプレミアム版。
とは言え、熟成年が上がるわけではなく、6年、8年、13年の樽からブレンドし、加水なしでボトリングするというもの。

キンキラの化粧箱にテンションが上がります。
壜からも仄かな色気が漂います。

濃い琥珀色の液体をグラスに注いでペロっとひとなめ。

「アレ?!」

想像とは違う味。
ワイルドターキー8年のあの重厚なボディが感じられず、ただただスルっと喉を通っていくのみです。
自分の体調が悪かったのかと日を改めたり、はたまた飲み方が悪いのかとグラスを変えてみたり、水で割ったりしたのですが、最初の印象はますます強まるばかり。

ウーンと悩んだ挙句、8年とレアブリードとでは味のベクトルが異なるように調整されていると結論付けるしかありませんでした。
これはこれで決して悪いというわけではなく、こういう味の方が好みの人もいるでしょうが、ちょっと私にはツマランですな。
これからは迷わず8年を買おう。

最近のリカー

メリークリスマス!

恐らくこれが今年最後の投稿になるんじゃないかと思います。
それなのに酒って……という感じですが、もうここまで来たら引き返せません。

クリスマスらしく、野生の七面鳥を飲(や)る。
最近はスコッチばっかり飲んでいて、以前ワイルドターキーを飲んだのがいつの事だったか思い出せませんが、元々わたしはバーボン派。
甘く豊かな香り、しっかりとしたボディにうっとりします。
しかしこの頃はあのセメダインのようなエステル臭がダメになってきました。
それにスコッチと比べると味にあまり幅がないような気がします。
まぁでもこうしてたまに飲むとやっぱり良いなと思います。

出たッ! パック酒!!
コスパの高いパック酒は普段飲みのために買っています。
紙パックは捨てる時楽で良いです。

芋→泡盛という流れで飲んでいたので、普段あまり飲まない黒糖焼酎にトライ。
黒糖焼酎といえばこれまで「喜界島」しか飲んだことがなかったので、この「里の曙 瑞祥」のラム酒っぽさに驚きました。
まぁ原料は同じなので驚くことではないのかも知れませんが…。
それだけ「喜界島」が無個性だったということか?

さて、今わたしの家の食器棚には隠し球が控えています。
う〜ん、まだ飲まない。
何か良い事があったら、飲もう。

二月のリカー

 胃潰瘍はアルコールで消毒するに限ります。
 もちろん冗談です。
 二月の間に購入したアルコール類を紹介します。
 
 まずバーボンがなくなったので、「ローワンズクリーク」を手に入れました。
 お腹に巻かれたアミが、「あたしゃプレミアムバーボンだわよ」と主張しているようです。
 こういうギミックは味とは関係ないと軽視する向きもあるでしょうが、わたしにはアルコールには欠くことの出来ない要素のように思われます。
 バーボンに限らずですが、革袋に包んでみたり、陶器のボトルだったり、木箱の中に入れてみたりと、嗜好品に最大限の付加価値を持たすべくメーカーはあれこれ手を尽くします。
 それがアルコール体験を、単に舌の上だけのもの以上にしているのです。
 だれか高名なジャズの評論家が、「ジャズとは雰囲気一発の音楽」と言っていましたが、お酒にもそのまま当てはまりそうな言葉です。
 
 とはいえマズければいかに取り繕ったところで意味がない。
 では「ローワン」はどうかと言うと、甘い口当たりでクリーンな味です。そして後味はさっぱりしています。
 よく言えば雑味がない、悪く言うと没個性というところですか。
 決して悪くはないのですが、ふたたび手に取るかは微妙なところですね。
 その点、クリークはクリークでも前回の「ノブクリーク」は、味は苦みがあってちょっと苦手でしたが、香りが豊かで個性がありました。
 ソーダ割りにするとおそろしく美味かったです。こっちはまた飲んでみたいと思えるバーボンでした。
 
 それから、ロシア産ウォッカの「ストリチナヤ」です。
 久しぶりにブラッディマリーを作りたくなったので。
 ブラッディマリーはウォッカをトマトジュースで割ったカクテルです。
 わたしはそこにタバスコを振ったり、コショウをかけたりして、チリにして飲むのが好みです。
 あまりたくさんは要らないので500mlの瓶にしました。
 冷凍庫でキンキンに冷やしてストレートで飲んでもおいしいです。
 
 最後に今日買った「スーズ」
 ゲンチアナというリンドウ科の植物の根を浸漬して作られるリキュールです。
 色は鮮やかな黄色で、爽やかな苦味があります。
 と言うよりズバリ、ユンケル系の栄養ドリンクの味と言ってしまった方が分かりやすいと思います。
 グラスに注いだ瞬間から思ったことなのですが、この色といい、匂いといい、そのものです。
 効用にも健胃、消化促進が謳われています。
 
 わたしはかなり気に入りました。
 トニックウォーターで割って飲むみたいですが、そのまま飲んでもいけます。
 同じハーブ系ならカンパリよりも好きですね。

バーボン

 はぁ…、また明日から仕事か。。。
 
 そんな時は飲むに限ります!
 今日は初めて入った酒屋でバーボンを二本見繕ってきました。
 かなり品揃え豊富な店だったので興奮しました。とくに「パピー・ヴァン・ウィンクル」が置いてあったのにはビックリ。値段が一桁違いましたよ。
 わたしはこういうリカーショップとかホールセールショップが大好きです。
 
 画像の右がオールドグランダッド・ボンデッド。左がノブ・クリークです。
 
 オールドグランダッドはネットで誰かが勧めていたので買いました。
 そばに普通のオールドグランダッドも売っていたのですが、ボンデッドのほうが百円高いだけなのでこちらを。
 「ボンデッド」というのはボンデッド法に則って作っていますよという意味だそうです。アルコール度数が100プルーフ(=50度)もあるのもそのせいです。
 ストレートを口に含んでみましたが、ものすごく甘いです。でもあまり後味はありません。香りも少ない感じです。
 ソーダで割ったら美味そうな感じです。
 
 ノブ・クリークのほうはなにかブックエンドの代わりになりそうなボトルですね。
 これも何かウェブサイトで見て知った銘柄です。
 ノブ・クリークはジム・ビームが作っていますが、ブレンドが「スモールバッチ」という少数の樽(5〜10)からの原酒によるプレミアム品なんだそうです。(その割には高くなかったが)
 
 味はオールドグランダッドに比べてすっきりとしていて、ちょっと苦いです。香りもあり、後味が残ります。
 
 わたしは甘い酒が好きなので、オールドグランダッドのほうが好みですね。次は「オールドグランダッド114プルーフ」に挑戦してみようかな?