ハードディスクこわれる

ちょっと前の話ですが、家で使っているサーバが動かなくなり、「IOエラー」というメッセージが…。
嫌な予感がし、調べてみたところハードディスクが壊れていました。

「不良セクタ」という、データの読み取りができなくなった領域が発生していました。
まだ読み取れないのは一部でしたが、一度不良セクタが発生するとあっという間にハードディスクが読み取り不能に陥る可能性があるため慌てましたよ。
とりあえずまだ読み取れる部分のデータをUSBメモリに避難しました。

それから新しいハードディスクを注文しました。
ヨドバシカメラで注文して、翌日には届きました。
早い!

左が壊れた方のハードディスク、ウェスタン・デジタルの青 3TB
右が新たに届いたシーゲートのBarraCuda 4TBです。

今までずっとウェスタン・デジタルを使ってきて、故障が起きたことはなかったのでちょっとショックでした。
特に、去年購入したばかりのものだったので意外というか裏切られたーという感じです。
なので、今回はシーゲートに変えてみました。まぁ気休めですが…。
幸いバックアップがあったので元通りに復旧できたのですが、冷や汗ものでしたよ。

ハードディスクの寿命には運的な要素も多々あるようで、我が家でも10年以上使っていて問題なく動いているものもあります。
しかもウェスタン・デジタルの緑という一番エコノミーなもので。
はたまた今回のように若死にすることもあるという…。

それで、いつ買ったのか調べてみると2017年の2月で、まだ一年半余りというところでした。
これはAmazonで買ったので購入履歴からすぐ調べられます。
で、保障期間は2年半なのでどうやらまだ保証期間内のよう。
確かにこんなに早く壊れられてはぼったくりもいいとこで堪りません。

返品の手続きはウェスタン・デジタルのWebサイトに行って行います。
壊れたハードディスクの製造番号を入力すれば保障期間かどうか判定してくれるというもので、保証期間内ならば返品を受け付けてもらえます。
返品すると交換品が送られてくる仕組みとなります。
案の定、保証期間内だったので早速手続きします。
ただこのサイト思いっきり海外仕様で、住所とかはアルファベットで日本とは逆に書くなど面倒くさいところが多かったです。

返品が受け付けられるとRMAという番号が払い出されて、これを小包に貼付して送れば返品が完了します。
梱包は帯電防止パックに入れろだの、プチプチに包んで段ボールに入れろだの結構やかましく指定されます。
本来なら「返品されるようなものを作ってすみません。煮るなり焼くなりご随意にしてくださいm(_ _;)m」だと思うんですけどー。

日曜に発送して次の木曜にはFedExから宅配の連絡が入りました。
おー、結構早い。送り元はベトナムでした。
その日は受け取れないので週末に再配達をお願いします。
帰宅後ポストを覗くと不在票には送り主にウェスタン・デジタルとかは一切なく謎のベトナム人の名前だけが…。
FedExは再配達は日本の業者に依頼するそうで、週末に佐川で届きました。

FedExの梱包はかなり頑丈で、開封するのに苦労しました…。

中身はコレ。
ラベルは黒に変わってますが、返品したものと同等のものですね。
交換品は新品ではなく、リフレッシュ品だそうです。
なので、またサーバに使うのはちょっと憚られる感じです。
テレビ録画用の外付けハードディスクにでも使おうかなと思います。

パソコン20年史

この間のオウム報道に触発された――、訳でもないですが、ふと昔を振り返って自分のパソコン史をまとめておきたくなりました。
指折り数えたところ、このまえ記事にしたLenovo ideapad520で6代目ということになります。(サブで使っていたノートパソコンや、サーバなどは除いて)

以前はいじりやすいデスクトップを所有して、改造に血道を上げていましたが、この頃はそのままでも充分速いことと、年のせいかイロイロとめんどくさくなり、お仕着せで良いやという心境にまで至ってますね。

ただ、この機会に昔のパソコンのことを調べてみると、あの頃のロマンが蘇るというか、青春の埋火のようなものを感じずにはいられませんでした。
多分私のようなかつてのパソコン大好き少年(今はパソコン愛好中年?)にはそれぞれのパソコン史があり、思い入れのあるモデルがあるのでしょう。
そんな私のパソコン20年史です。

~1代目~
東芝 DynaBook GT-R590
現役期間:1995~2000年

ノートパソコンです。
父親が仕事で家に持ってきたもので遊ばせて貰っていました。
二台あって、それぞれWin3.1とWin95が入ってました。

CPUは初代Pentium90MHz、メモリ8MB、HDDは810MBという、今にしてみると想像を絶する低スペックですね。
大したアプリは入ってなかったのですが、「ホバー」とか「マインスイーパー」とかOSに付属しているゲームでバカみたいに遊んでいました。

同級生にパソコン好きがいて、彼はNECのPC98を持っていました。
それは言うまでもなくHなゲームをするためだったのですが、当然インストールしてくれとお願いすることとなります。
結構仲良かったので快く引き受けてくれたのですが、インストールできず…。
あの手この手と試してみても、結局上手くいかず断念しました。
原因はNECはPC-98 DOS、東芝はDOS/VとOSが異なっていたせいですが、当時は良く分からず混乱してましたね~。

結局このノーパソは「ワード」で学校のレポートを作ったり、「ペイント」でお絵かきしたりというまっとうな用途にしか使われませんでした。
それでも初めて触れたパソコン、初めてのWindows体験で、触れているだけですごく楽しかったことを覚えています。

その後、大学進学に伴い上京したのですが、このパソコンは持っていきませんでした。
大学のコンピュータ室にあったのはマック(iMacの前の世代)で、インターネットに初めて触れたのはこれですね~。
ブラウザはネットスケープでした。
掲示板に初めて投稿した時の感動をいまでも覚えています。

しかしレポートとかで個人のパソコンが必要になってきたので、母親に頼んでこのダイナブックを送ってもらいました。
当時としてもやはり性能がイマイチだったので、メモリを増設(8MB→40MB)するなどしましたが、力不足は否めず、21世紀に入ると同時に後進に道を譲ることに…。
ちなみに32MBの増設メモリに一万二千円使いました。今思うとなんと高価なメモリだったことか…。

~2代目~
NEC PC-9821 VALUESTAR V16
現役期間:2001~2002年

これはタワー型デスクトップですね。
憧れ(?)のPC98です。
友人が使わなくなったのを1万円で譲ってもらいました。

スペックはCPU Pentium166MHz、メモリ32MB、HDD3GB(うろ覚え)と微増。
残念ながらこれでは全く使えないので、結構な投資をして改造をすることに――。
ただPC98の時代は終わりつつあり、結構な出費を強いられることになりました。

まず、BuffaloのHK6-MD400というCPUアクセラレータを使用して動作周波数を400MHzにアップしました。
2万円くらいしました。
さらにメモリを増設して96MBに。これは1万円くらいの投資だったはず。

それからグラフィックボードも増設したのですが、PC98用のグラボというのはあまりなく苦労しました。
IOデータのGA-S2K32/PCIというのを探し出して買った思い出があります。これも2万円くらいしたかな~。
最終的に5万円くらい追加投資したことになりますね…。
新しいパソコンを買ったほうが安かったのでは…?という気がしなくもありません。
ただ当時はパソコンを少しでも速くするためにアレコレと試行錯誤するのがものすごく楽しかった。
将来ITの道にすすむ、その萌芽がこの時期に生まれた気がします。

また、家でダイアルアップでインターネットに初めて接続したのもこのパソコンです。
プロバイダはライブドアでした。
ゼロと並んでプロバイダー料無料というのがウリだったんですよね。
あの接続するときの「ピー、ピロピロ…」という音が懐かしいです。
しかし、ある月に通信料を一万円以上使ってしまい父親から怒られてからヤフー!BBに乗り換えました。

かなり愛着のあるパソコンでしたが、ある時ブラウザクラッシャー(流行っていた)を踏んでしまい、それ以降起動しなくなってしまったので乗り換えを余儀なくされたのでした。

~3代目~
DELL DimensionV400c
現役期間:2002~2005年

これもタワー型デスクトップです。
先代が急逝してしまったため、急きょハードオフで求めたデルのパソコンです。
スペックはCeleron400MHz、メモリ64MB、HDD8.4GBでした。

値段は3万くらいだったと思います。スペックをなるべく落としたくないのと、金額とのバランスで相当悩んだことを覚えています。
前のパソコンの増設メモリとグラボはそのまま使えました。
CPUは後に秋葉原でPentium3 650MHzを購入して換装しました。

これは後にメイン機を退いた後もLinuxをインストールしてサーバとして活躍してくれました。
(電話帳みたいなサーバ構築本に付属していたFedora Core6でした(インストールCDが5枚もあった))
色々と勉強させてくれた、愛着あるパソコンでしたね。

~4代目~
Sofmap 牛丼パソコン並盛
現役期間:2005~2009年

これは初のメーカー以外のパソコンですね~。
ソフマップが出していたショップブランドPCです。
就職してお金ができたため、パソコンを買い替えようと思い立ちアキバに繰り出しGETしました。

「牛丼パソコン」というのがいかにもデフレ臭です。他にも「バーガーパソコン」などのラインナップがありました。

スペックは、CPU CeleronD2.53GHz、メモリ256MB、HDD128GB、OS無し。値段は4万円ほどでした。
スリムタワー型で黒い筐体でしたね。
スタイリッシュでしたが、冷却ファン音がかなりうるさかったです。

これは最もスピードアップを感じた乗り換えでした。
これ以降、実用的にはもう困ることはなくなりました。

~5代目~
グッドボックス(BTO)
現役期間:2009~2018年

つい最近までメインPCとして使っていました。実に9年にも渡って現役を張ってくれました。

名古屋に引っ越したころ、“OSx86“というパソコンにmacOSを入れるプロジェクトを試してみたくなったためBTO屋に依頼して作ってもらったものです。
スペックは、CPU C2D(E7500)2.93GHz、メモリ4GB、HDD500GB
お値段は5万5千円でした。

このマシンではMAC体験が出来て良かったですね。
ただ、新しいOSにアップデートできなかったので次第に使いづらさを感じ始め、2015年にWin8.1に乗り換えました。
さらに翌年にはWin10にアップデートしています。
ただ実用的には困っていませんし、この9年間でハードに加えた変更は4Kテレビに映すためにグラボを変えたことくらいです。

こうして20年間を振り返ると、もうパソコンの性能は充分に成熟して、普通に使う分にはユーザを煩わすことは無くなったのだなと感じます。
ただ、手のかかる子ほど可愛いではありませんが、パソコンを少しでも速くするために試行錯誤していた時代が懐かしくも思えます。

6代目はこの記事に紹介していますが、もしかして10年以上使うことになるのではないかという予感がしています。

オウム真理教の思い出

遂にこの日が来たか?!という感じです。
麻原彰晃と教団幹部らの死刑が執行されました。

サリン事件の当時、私は中学生でしたが、当時の報道たるや凄かったですね~。
毒ガスとか兵器を秘密裏に作ろうとしていた「サティアン」とか、ヘッドギアをして座禅をしながらピョンピョン跳ねる謎の修行とか、尊師の入った風呂の残り湯を高値で売って有難がって飲むとか…。
あまりの異質のカルチャーに、多感な時期の我々は眉をひそめた――、などということは決してなく、面白がってネタにしていました。
友人同士を「ホーリーネーム」で呼び合う。「ポア」という言葉が飛び交う。体育の時間に跳び箱を座禅で飛ぼうと試みる。プールは「水中クンバカ」大会と化すなど、中学生時代の思い出はオウムと切っても切り離せません。

当時は九州の片田舎で暮らしていたので、オウム事件も対岸の火事。遠く離れたところで起こった現実感に乏しい出来事でした。
そのころ林間学校か何かの余興で、オウムの幹部村井の刺殺事件を寸劇にして怒られた中学生がいましたが、シンパシーを覚えたように思います。
犯罪のリアルな恐怖はなくブームとして消費していて、渋谷にあるオウムショップに行きたいな~とか、秋葉原の「マハーポーシャ」でパソコン買いたいな…とか憧れを抱いていました。

そういう人間はやはり一定数いて、「オウマー」と称してネット黎明期にアングラサイトを立ち上げて楽しくやっていたようです。
今でも興味があるのか、別の何かを見つけたのか分かりませんが、いかにも90年代末期らしい「不謹慎上等」な空気にマッチしたようです。

これほどに当時の好事家に大きなトラウマを与えたオウムですが、猛スピードで走る時間の車窓からはその姿は次第に次第に小さくなり、時たま報道される逃亡犯逮捕のニュースを耳にしても「へー、まだ逃げてたんだ」くらいの感想しか抱かなくなって行きました。
通勤で千代田線を使うようになりましたが、本当に何の感慨もなく、日比谷で降りても「ここがあの大事件の現場であったか…」としみじみ思う、ということは一度もありませんでした。

麻原にしても死刑が確定してから長い月日がたち、死刑にすると信者に「殉死」みたいに捉えられると不味いから、獄死するのを待ってるのでは…?とちょっとうがったようなことすらぼんやり考えていたのですが、このタイミングで執行とは――。

ただ思うのは、あまりに多くの時間が経ったということです。
世の中にも、自分自身にも多くの変化が起こって、ほんのわずかな色あせた記憶となっていたものが、ついにピリオドを打って、永久に過ぎ去っていくんだなという予感です。

Lenovo ideapad 520

久しぶりにパソコンを購入しました。
Lenovoの“ideapad 520”というノートパソコンです。
今まで使っていたのは2009年に買ったBTOのデスクトップパソコンだったので、およそ9年ぶりの買い替えですね。
特に壊れたとか、遅くなったとかではなく、新居でデスクトップパソコンを置く場所が無くなったので購入を決意しました。
それが無ければまだしばらくはデスクトップで粘ったでしょうね~。

用途はネットやオフィスを使う程度のライトユースです。
なのでいつも通りのコスパ重視で、価格コム首っ引きでチョイスしました。

重視したのは動画を綺麗に見たいのでフルHD(1920×1080ピクセル)であること。
あと、恐らくまた10年近くは使うだろうので、CPUとメモリはそれなりのものを選びました。

スペック

  • ディスプレイ : 15.6型 IPS液晶 光沢なし
  • CPU : Core i5-8250U
  • OS : Win10 Home(64bit)
  • メモリ : 8GB
  • HDD : 1TB(5400回転)
  • DVDドライブ付き

以上で、税込み¥66,960也~
カラーはアイアングレーとシャンパンゴールドがあるのですが、アイアングレーの方は売り切れのようなのでシャンパンゴールドにしました。
これはこれで良かったと思います。

ideapad 520はセミBTOみたいな感じで、価格に応じてオプションを色々付けることができます。
値段の割には上々のスペックかと思いますが、HDDがちょっとショボイ…。
これを+1万でSSDに変えることが出来ます。
ちょっと迷いましたが、過去にSSDを買ってあっという間に故障したトラウマがあることと、後から載せ替えも出来そうなので見送りました。
ほかにはグラフィックボードを付けたり、オフィスソフトを付けたりというオプションもあります。
あと個人的にDVDドライブは不要かな~と思ってます。

使用感ですが、ほぼ10年振りの買い替えで、めっちゃ早くなってるんだろーなーと思っていたら意外と普通です。
買い替え前のデスクトップはCPUはC2D E7500、メモリ4GBで2倍くらい性能アップしてるハズですが、普段使いからはそれほどには感じませんね~。
ただエンコードみたいな重い作業をするとやっぱり早いので、私の用途にはトゥーマッチなのかな?とも思います。

最大の不満はキーボードで、最近よくある浮石型。
掃除はしやすそうだな~と思いますが、ストロークが浅くてちょっと打ち辛いです。
そしてファンクションキー(一番上の段の、F1~12のキー)がデフォルトでは音量調節や機内モードの切り替えに割り振られているので、ファンクションキーを多用する私には辛いものがあります。
これはBIOSの設定で直せてメデタシなのですが、個人的にもにょった部分ですね。

ただ今のところその他には不満はなく、良い買い物が出来たかなと思います。

Debian9(stretch)

このサイトも動かしてる我が家のサーバーのOSはLinuxなのですが、Debianというディストリビューション(配布物)を使っています。
Debian以前は、FedraとかUbuntuとかとっかえひっかえ使ってましたが、だいぶ前に落ち着きました。
2年ごとに新しいバージョンが出るので、そのたびに入れ替えを行っています。

最初に使ったのはDebian6(squeeze)でした。
で、今回出たのはDebian9(stretch)
なので入れ替えは3回目になりますねー。
ちなみにカッコ内はニックネームで、トイストーリーのキャラの名前が付けられるそうです。
でも観たことないのでよく知りません…。

これまで大体4、5月にリリースされていたので、ゴールデンウイークの間に作業することが多かったです。
しかし今年はけっこう遅れて6月17日でした。
すぐにダウンロードして入れたのですが、やはりセットアップには色々障害があり、寝不足な日々を過ごしましたよ…。
まぁ私の設定ミスというのが多く、OSそのものは高い完成度なんじゃないかと思います。

でも、リモートデスクトップの設定が回を重ねるごとにすんなり行きにくくなっているように感じます。
リモートデスクトップはWindowsの入ってるパソコンから、離れた場所にあるサーバーを操作できるソフトです。
パソコンはリビング、サーバーは別の部屋のラックに置いているので、いちいち部屋を移動して操作するのはめんどくさい…。
そんな時に重宝します。
しかし設定に今回も悩まされた…。
どうにか動くようになったから良かったけど。

さて今回はOSの入れ替えのタイミングとともにRAIDを導入しようと考えていました。
RAIDというのはハードディスクの故障に備えた仕組みのことで、一つのデータを複数のハードディスクに分散して収めることで、どれか一台が故障してもデータを救うことができます。
RAIDにも色々種類があり、今回試したのはRAID1
これは同じデータを2台のハードディスクに書き込むもので、どちらか一台が故障しても片方が壊れてなければ大丈夫です。
RAIDとしては一番単純なものですねー。

前々からやろうと思っていたので、ハードディスクは事前に手配してストックしていました。
それでやっとDebian9が出たので、わーいと思ってサーバーにハードディスクを増設しようとしたところ、なんと電源のコネクターが足りなかった…。
サーバーの電源は省電力のものを買ったので、最小限のコネクターしか付いてなかったのです。
周到に準備したつもりがまったくフシ穴でした。
ただファン用のコネクターは余っていて、それをハードディスク用のコネクターに変換するアタッチメントが売っていたので、それを使ってどうにか追加したハードディスクを筐体内に収めることに成功しました。

で、設定の方は難しいのかな~と構えていたら、コマンド一発でRAIDが構成できてしまいました。
簡単すぎて拍子抜け。
今回はソフトよりハードのほうに難ありのアップグレードでしたね。

stretchには2019年まで頑張ってもらいたいです。
できればハードディスクが故障することなしに。

諭吉よ、震えて眠れ

「諭吉くん亡くなるかも知れないなぁ~」

物欲が危険なほど高まっています。
やはりこの間ネットワークプレーヤーなどというデジモノを買って電気的官能を刺激してしまったのが良くなかったのか--。
今度は4Kディスプレイが欲しくなってきました。
フルハイビジョンは思いっきり見過ごしてしまった私ですが、いま使ってるディスプレイもそろそろ10年目に手が届きそうになってきたので、ここでいっちょ時代の波に乗るか--という感じで。
市場価格もこなれてきて、まあまあの評判のものが5諭吉くらいで買えそうです。
しかし、ディスプレイを満足に映すためにはパソコンのグレードアップも必要となり、さらなる諭吉の血をねだります。
まったくパソコンというやつは…。

別の発想で、4Kテレビを買うというのもありかなと思っています。
最近のテレビはyoutubeとかのネットの動画やパソコンに貯めたファイルとかも再生できるそうです。
(もちろんパソコンを繋いで表示させることも可能)
安いものだと6万円台からあるようなので(評価は不明)、追加投資が必要ない分こちらの方が良いかも知れません。

しかしながら、これとは全く違うベクトルで欲しいものがあります。
それは言うまでもなく靴なのですが--、いよいよパラブーツの本丸「シャンボード」を攻めようかと思っています。
これにはイニシャルY.F.の人が6名ほど落命する必要があります。
でもかなり気持ちが固まりつつある…。

そこに水を差すのが昨今のヨーロッパ情勢でして…。
EUからイギリスが離脱したり、ドイツ銀行が経営不振に陥ったりしてヨーロッパの経済は危ない。
長期的にユーロ安に向かうのではないかと考えています。
そうすると、他人の不幸は蜜の味みたいな話でイヤですが、EU域内の製品がお安く手に入るようになるんじゃないかと思っています。
なのでそこを見極めたうえで買いたい、ので--まだ手が出せない、というところです。

そしてそして、まだおぼろげ、輪郭もおぼつかないのですが、コートへの欲求が頭をもたげつつある…。
まだほんの微か、なのですが。
秋が深まるごとにそいつの影も濃く、次第にはっきりとしていくようです。

諭吉よ、震えて眠れ

パイオニア N-50A

この間ふいにオーディオについて書いたりしたのですが、それは言うまでもなく物欲に責められていたからでして…。
色々悩んだ末、買ってしまいました。

パイオニアのネットワークオーディオプレーヤー「N-50A」です。

「ネットワークオーディオプレーヤー」とは何か? なのですが、ネット時代になって多様化した音楽ソースを一元的に操作・再生できる機器といったところです。
例えばインターネットラジオ、iPhoneのAirPlay、パソコンに入っているMP3、USBメモリに入っているMP3、そしてCD(からのデジタル入力)という様々なソースを再生できます。
ある意味セレクターのようなものですが、入力はみなデジタルなので、機器の中でデジタル処理を行うことでボトムアップ(高音質化)を期待することもできます。

各社から出ていて、100万円を超えるような非常に高価なものもあるのですが、デジタル/エレクトロニクス製品にそんな大枚をはたく気はなく(そもそもそんな原資がない)、DENON、マランツ、パイオニアあたりが普及価格帯(~10万)を出していて、そこからのチョイスとなりました。
実際には視聴せず、レビューサイトの情報のみを頼りにしたのですが、価格、機能のバランスと見た目のシンプルさで本機種に決定しました。
通販サイトで購入して、お値段¥55,200でした。

翌々日くらいにはもう届き、早速セットアップします。
入力が色々多いので、LANケーブル、PCからのUSBケーブル、CDからの同軸ケーブル、外付けHDD、アンプへのRCAケーブルとしっちゃかめっちゃかです。
とにかく全てつないで音出ししてみます。

「う~ん、なんだか硬い音だなァ」というのが第一印象。
今までのCD(ケンウッドDPF-7002)で聴かれていたような柔らかさ、繊細さとはうって変わってハッキリクッキリした音です。
とくにパーカッションなどは頬をピシャリと打たれるようなハッとするほどの鮮烈さを覚えました。
やや寂しいものがないとは言えませんが、たぶんこれが音響特性的には上なんでしょうね。
ブラウン管から地デジに移行した際の、あまりの鮮明さにたいする戸惑いと相似のものがあるのかも知れません。
実際しばらく聴いていたらあまり気にならなくなってきましたし。:-P

色々デジタル処理のオプションがあり、「DIRECTモード」というのが何にも処理を施さず素直に音を出すモード。
しかし音の硬さも最大となるように思われます。
「Hi-Bit32」「Up Sampling」というデジタル処理を噛ますと、正直ほどんど変化を感じませんが、やや柔らかくなるような気がするので気休めでONにしています。
「Auto Sound Retriever」というMP3とかの圧縮音声を補う機能もありますが、これをONにすると音が太くなりややごちゃごちゃするのでOFFにしています。
同じく「Auto Level Control」というのも変化を感じないのでOFF。

よく聴いているのはインターネットラジオ、PCに入ってるMP3、外付けHDDに入れてるFLACあたりです。
インターネットラジオは膨大な放送局があるので選ぶだけで一苦労なのですが、「お気に入り」機能があるので、いちどお気に入り登録してしまえば次から選ぶのはラクです。
今のところ、「FM Bayスムースジャズ」と「LINNジャズ」を登録しています。
ラジコとからじるらじるとか聴けるネットワークオーディオプレーヤーもあるみたいですが、N-50Aは残念ながら未対応のようです。
(ラジコ聴きたい人はよく調べたほうがいいです)

今回ネットワークオーディオプレーヤーを買うということで、気合を入れて所有CDのFLACファイル化を進めました。
※FLACファイルというのはMP3よりファイルサイズは大きいけれど音質的に有利なファイル形式のことです。
まぁ正直それほど変わらないな…と思うことも多いですが、曲によってはシンバル等の金物のシャカシャカ音が鮮明になったり、コンサートなどでのガヤガヤがよく聞こえたりするのでプラスに働いてるのは確かじゃないかと。

この機種の不満点は、起動が遅いこと…。
電源ONから操作ができるようになるまで、たっぷり30秒はかかります。
スタンバイからでも同じだけかかるので、スタンバイの意味あるのか?と思ってしまいます。
外側はオーディオ機器のようですが、中身はパソコンなんじゃないかと勘ぐっています。

そして楽曲を選ぶ動作がモッサリしている…。
特にいっぱいアルバムがあるアーティストのフォルダを覗こうとするとしばらく凍り付いているのでイライラさせられます。
ディスプレイも小さいので、全体がつかみにくく不便に感じられます。
ただ、そこはスマフォをネットワークオーディオプレーヤーのリモコン代わりにするアプリがあり、それを使うとかなり解消されます。
わたしは「BubbleUPnP」というのを使っています。
これを使うとスマフォから、PCの中にあるMP3をN-50Aで再生するという芸当ができ、あまりの便利さに「おぉ…」とたじろぎました。

あと、アルバム名、楽曲名にラテン文字(‘ã’とか’ç’とか)が含まれていると文字化けして#で表示されて興ざめな気分になります。

とまぁ…色々不満も書きましたが、実はおおむね満足しています。
新しいテクノロジーに触れて大いに刺激されるものがありました。
そしてオーディオを新しくすると、過去のライブラリをもう一度聴きなおして見たくなるというのも効能かなと思います。

今はリオ五輪にあやかってー、という訳でもないですがブラジル音楽を再び聴きはじめました。

やっぱ名曲というのは何で聴こうが感動は変わらないものだということに気付かせてくれます。

Windows10

Windows8.1を使っていたので、Windows10へのアップグレード催促が煩わしいほど出ていました。
しばらく放っておいたのですが、期限が7月29日ということで、先日しぶしぶアップグレードを実施しました。
WindowsXPのサポートをずるずると続けたように、たぶん期限が過ぎてもアップグレードは延長すると思うのですが、万が一できなくなると困るので駆け込みです。

パソコンを立ち上げた時によく出てくる、アップグレード催促のバルーンをクリックしてアップグレードを開始します。
OSイメージのダウンロードが始まったので、時間がかかりそうなので暫く放っておきます。
二時間くらい経って見てみたらインストールが終わっていました。

再起動して初期セットアップをします。
Win8.1の頃からですが、色々と情報をマイクロソフトに送る設定が並んでいます。
なんだか気持ち悪いのですべてOFFにしています。

立ち上がるとウ~ン。
Win8.1と大差ありませんな。
ただ、うざったいことこの上なかったスタートメニューが改善されたのが良かったです。
いちおう使っているソフトや周辺機器はどれも動きました。

しかし気に入らない点がいくつか…。
新しいシステムフォント「游ゴシックUI」が中国語のようでイヤです。

裏で「サービスホスト:ローカルシステム」というプログラムが動いていて、たぶんアップデートプログラムをダウンロードしているのでしょうが、ネットワークの帯域を独占してしまうので困ってしまいます。
う~ん、あまりにエゴイスト過ぎないか? ある程度常識的な使用量(50kbpsくらい)に抑えてもらえないもんでしょうかね。
その間ネットができなくなるので、どうしてもネットしたいときにはプログラムを落としています。

音がプツプツ切れます。
ONKYOのサウンドカード(SE-90PCI)を使ってるのですが、Win10用のデバイスドライバが無く、汎用ドライバで動かしてるせいかな?と思いますが…。
Win10用はどうも出る気配がないのでどうしようかなと思案してるところです。

FREETEL

え~、3月もはや中盤戦に差し掛かってますがー。
まだまだ寒いですね!

こないだスマホ買おうか~みたいな話をしてましたがー。
買っちまいました、FREETELの「Priori3 LTE」です。
まぁこれに関しては大したこだわりがあるわけじゃなし。
キモはSIMカードと同時購入で一年間、毎月1GBまで無料になるってことですよッ!!
不意にテンションを上げましたが、説明します、ご安心ください。

買う前にリサーチがてら同僚と話したんですが。
彼はキャリアはドコモを使っていて、データ通信は月額定額、上限は確か4GBとかでした。
しかし「足りんわ、まるで」だそうです。
上限を超えてもいきなり使えなくなるとかではなく、通信量を大幅に抑えられて、チロチロとやることはできるそうです。
だいたい月の半ばからチロチロ生活に突入し、月が変わった途端にガッツリ使えるようになるーというパターンを繰り返しているんだとか。
内心「1GBもありゃ充分じゃない?」と思ってたので、軽いショックを受けます。
しかしよく聞くと彼はYoutubeとかで音楽をよく聴いてるんだとか。
実はけっこう年下で、「テレホーダイ」とかいう単語になんらの郷愁も覚えない年代です。
こちとら「Web」と聞けばハイパーテキストだと思っている人間なので、「1GBで充分」と判断し、その線で回線を選択しているとー。
「渡りに舟」という感じで、FREETELのスマホ&SIM同時購入で1年間毎月1GB無料キャンペーンがヒットしました。
期日は3月2日まで。
浮足立って契約しようとしたのですが、よく約款を読むとたとえ月の途中でも全額請求するとあったので(この時点で2月末)3月に入るのを待って契約しました。
まあ、例え2月が契約月になってもそこから1GB使い切るとは思えないんで、実質タダになったと思いますが、無料期間が一月短くなるので。
……ケチですね。
しかし、翌日にはもう届いてビックリ!
アマゾン並じゃないですかー!

FREETELはドコモの4Gの回線を借りてるみたいですね。
従量制で、100MBまでなら¥299、1GBまでなら¥499、3GBで¥900という感じでアップしていきます。
いま現在、使いはじめて10日くらいですが、250MBくらい使ってますね。
なので恐らく一月1GBには収まるんじゃないかと。
ただ、自宅では4Gを切ってWifiにして、外ではニュースとかテキストしか観てないので、「その割には…」という印象です。

さて、スマホときたら「LINE」です。
なんでそうなるのか上手く説明できませんが、とにかくLINEなんです。
そこで早速インストールしました。

ぞろと出てくる「知り合いかも?」の人々に面食らいます。
向こうにもこんな感じで見えているんでしょうか?
前の会社の人とかも出てきて、正直気まずいものがあります。

難物だったのが年齢認証。
というのは、LINEはキャリア(ドコモとかAUとか)のIDを使って年齢を確認するのですが、その判断をスマホに刺さってるSIMで行います。
FREETELはドコモの回線を借りてるんで、ドコモのID認証(dアカウント)を使おうとします。
しかし、私はキャリアはAUなんでau IDをじゃなきゃだめなんですな。
キャリアのSIMでデータ通信してLINEをやってる人にはこの問題は起こりません。

年齢認証しないとユーザーの検索ができないようで、認証通すのに躍起になりました。
四苦八苦して色々調べた結果、認証通すときだけ携帯のSIMをスマホに挿すことでau IDで年齢認証することができました。
一度認証してしまえば後は元のSIMに戻してもOKです。
苦労の結果、家族とか友人とかとめでたく繋がれたのですが、これってスマホ版Skypeじゃん?って思わなくもありません。

(4月2日追記)
3月いっぱいのデータ使用量は815MBとなりました。
つまりこの月は無料(!)

物欲第2章

年末年始にかなり物欲との戦いがあったことはここに記事に書きましたね~。
その戦いの結果、15名くらいの尊い諭吉が命を落とされたのですがー。
暖衣が満たされて、しばらく大人しくなっておりました。
埋め合わせもせにゃ、ということでなるべく外食をせず、酒も飲まず過ごしていたのですが。
ハッキリ言ってお酒は安上がりな趣味であることが分かりました。
もちろんビンテージワインとか、プレミアムなスコッチとか…?
そんなものを集めていたらいくらお金があっても足りませんがー。
スーパーとかで並んでいるボトルで、お高くてもせいぜい3千円程度。
それで二週間くらいは楽しめるんですから。

逆に何にお金を使いたくないかというと、パソコン、スマホ等のデジモノには使いたくない。
仕事がIT系なので、いかにも好きそうに思われるかも知れませんが、さにあらずなのです。
パソコン系は、ハード、ソフト問わず「なんでその値段になってるんだ?」というのがサッパリわかりません。
そしてあっという間に新しく、より性能の良い製品が安く出てくるので、「あ~バカみたい」と思わされることがしばしばです。

なので、時代遅れにもまだガラケーを使ってます(カシオ製)
たしか2008年に買い替えたので、もう8年近く使ってることになりますか…。
気が遠くなりそうです。
壊れれば踏ん切りがつくのですが、これが本当に壊れないのでどうしようもない。
まあ通話はスマホよりガラケーのほうがしやすそうなので、キャリアはしばらくこのままでもおいいかと思ってるんですがー。
お外でネットをするのに、スマホと格安SIMを導入するのはどうかと考えています。

たとえば外出して、ちょっと迷子になったとき、Googleマップが見れたらナァと思う場面がありました。
というか、いまでは普通にスマホを持ってる人は、何の抵抗もなくそうしてますよね。
通信料金のような「月額○○○円」というチョロチョロ出ていくお金にたいしては、すごーく警戒感を持ってしまうのですが、金額的にもだいぶこなれて来てるようなので、いいんじゃないかなと思いはじめています。

まだ迷ってますがー。