最近のリカー

亀有に住んでいたころは近所に業務スーパーがあり重宝してたのですが、横浜に引っ越してからは近所にないようで不便していました。
しかしこの間お花見場所を探してブラブラしていると、卸値プラザ「栄光」を発見。
そのいかにも業務スーパー然とした武骨な店内に陶然とします。

そして2Fのリカーコーナーの品ぞろえに思わず発狂!
特にワインは壁一面に陳列されておりその威容に思わず後ずさりします。
とはいえその時はお花見の途中なので、欲望のままにボトルをカートにぶち込む訳にも行かず、後日再訪を果たしたのでした。

ワインの品ぞろえが特筆ものなのですが、あまり詳しくないので専門分野(?)のウィスキーを物色します。
ウィスキーの品ぞろえは特別豊富という感じではないですが、卸売店らしい格安価格がうれしい。
で、埃を被ったオールドパーの棚が目に入ります。
750mlで¥3,500くらい。う~む、お安い(気がする)

それからカルーアミルクでお馴染みのカルーアを買いました。こちらは¥1,000ちょっとくらいでした。

開封の儀。
そう言えば昔、オールドパーを買ったのを記事にしたことがありますが(9年前!)
その時は並行輸入品だったので、詰め替え防止の弁(玉)が付いていました。
あとラベルも違ったんですね…。(パーお爺さんの肖像が付いている)

お味は穏やかで、昔と変わらない(と思います。9年ぶりなのでハッキリとは覚えていませんが)
しかし、その後シングルモルトにはまって強烈な個性のスコッチを飲んだせいか少々物足りないものを覚えるのも事実…。
変わらない味に、変わった自分を感じるリカー体験でした。

最近のリカー

メリークリスマス!

恐らくこれが今年最後の投稿になるんじゃないかと思います。
それなのに酒って……という感じですが、もうここまで来たら引き返せません。

クリスマスらしく、野生の七面鳥を飲(や)る。
最近はスコッチばっかり飲んでいて、以前ワイルドターキーを飲んだのがいつの事だったか思い出せませんが、元々わたしはバーボン派。
甘く豊かな香り、しっかりとしたボディにうっとりします。
しかしこの頃はあのセメダインのようなエステル臭がダメになってきました。
それにスコッチと比べると味にあまり幅がないような気がします。
まぁでもこうしてたまに飲むとやっぱり良いなと思います。

出たッ! パック酒!!
コスパの高いパック酒は普段飲みのために買っています。
紙パックは捨てる時楽で良いです。

芋→泡盛という流れで飲んでいたので、普段あまり飲まない黒糖焼酎にトライ。
黒糖焼酎といえばこれまで「喜界島」しか飲んだことがなかったので、この「里の曙 瑞祥」のラム酒っぽさに驚きました。
まぁ原料は同じなので驚くことではないのかも知れませんが…。
それだけ「喜界島」が無個性だったということか?

さて、今わたしの家の食器棚には隠し球が控えています。
う〜ん、まだ飲まない。
何か良い事があったら、飲もう。

クラガンモア

また久し振りにシングルモルト紹介シリーズです。

この間久し振りに御徒町を訪れたところ、長らく工事していた「吉池」がリニューアルされているのを発見しました。
ここの二階にあったお酒売り場は凄い品揃えで、他所では見たこともない銘柄を取り揃えてあり、本当に夢のある空間でした。
それがリニューアルでどう変わったのかと、期待に胸膨らませつつ店内へ。
以前はすこし煤けた感じの店内でしたが、ピカピカに生まれ変わっていました。
そしてお酒売り場は地下二階になってました。

ところがエスカレーターで地階に降り立った私の目に入ってきたのは、以前の半分ほどに縮小された売り場。
それも雑貨売り場と同居という残念な姿でした。
あれほど色々な種類のボトルを揃えて目を楽しませてくれた売り場はどこに行ったのでしょうか?
どういう経営判断があったのかは判りませんが、東京の台所の御徒町に相応しく、「ここに来ればどんなお酒でも手に入る」という信頼感を残して欲しかったですね…。

しかし、はやり吉池で、品揃えは並の酒販店以上はあります。
そして「クラガンモア」という渋いウィスキーが特売されているというのも面白い。
ちょうど探していたところなので、渡りに船と購入して帰りました。

クラガンモアは「スペイサイド」というスコットランド北部の蒸留所が密集しているところの産です。
で、何かの格付けでスペイサイドの「クラシックモルト」に選ばれたとかいうことが、化粧箱に誇らしげに書いてあります。
他の地域のクラシックモルトの名前を上げて(いずれも有名な銘柄)、「どうだこいつらと同列なんだぞ」という感じで書いてあるので、ちょっとその態度が「クラシック」に相応しいのかと危ぶんでしまいます。
とはいえ、本当の評価はボトルの中身でしかありえません。

色は紅茶っぽいゴールドですね。
香りは甘く、奥ゆかしい感じがします。しかし何と形容してよいか分からない。
「紅茶のような香り」という人もいます。

味は穏やかでサッパリしています。
とはいえ例の紅茶のような香りはしばらく口中に残ります。
スコッチによくあるピート臭はまったくありません。
複雑な香りを持つ事で有名だそうで、ナシや青りんごの匂いという人もいるそうですが、ちょっと自分には判りませんでしたね。

オールド・パーの原酒だそうで、数年前に飲んだかすかな記憶を辿ってみると、確かにこんな後味だったような気がします。
ただ、もっと色んなモルトをブレンドしてゴージャスに仕上げていましたね。
それに比べるとやはり玄人好みの酒なのでしょう。
「クラシックモルト」と評されるのも、むべなるかなと言ったところでしょうか。

ハイランドパーク12年

やまや銀座店でハイランドパーク12年を購入。
ミニチュアボトルのコブ付き。
税込み¥3,300也
銀座だからといって特別高いということはありませんでした。

ボウモア、タリスカーに続くシングルモルト第三弾です。
う〜ん、この価格帯で買えるのもそんなに無くなってきました。
上は天井知らずだし。
最近円安が進んでいますが、洋酒党にとっては嬉しくない。
円高よもう一度。

色は紅茶っぽいゴールドですね。
ちなみにこのグラスはテイスティング用とかではなく、ダイソーで100円で買ったワイングラスです。

香りはスコッチの平均からするとある方なのでしょうが、ラフロイグとかボウモアとかアイラモルト系の強いのに比べると大人しいです。
わたしにはチョコレートの香りに感じました。
ストレートで口に含むと、シェリー樽、ハチミツの甘さがあり、ボウモアに似てると思いましたが、こちらも控えめな印象です。
パンのような香りもかすかに感じました。
とにかく滑らかで、角の無い味です。
後味もサッパリ。

正露丸系のボウモア、舌がピリピリするタリスカーと、個性的なのを飲んできたので、ハイランドパークのやや優等生的なまとまりは詰まらなく感じなくもない…。
しかしボトル一本飲み切ってみないことには判りません。
秋の夜長にがっぷり取り組んでみます。(肝臓が悲鳴をあげない程度に)

タリスカー

前回にひき続いて、お酒のエントリー。

お盆休みなので、ついつい飲んでしまいます。
で、前回買おうか悩んでたタリスカーをついつい買ってしまいました。

■香り
あまりない。
ふつうのスコッチ程度のピート香。
ちょっと物足りない。

■味
すごく辛い。
アルコールとは違った辛さ(「スパイシー」と評される)
さっぱりした後味。
チーズをおつまみにしたい感じ。

何というか、太い筆で一気に書いた書画というか。
潔さ、男性的、そんなイメージですね。

しかしわたしはボウモアのほうが好きだなぁ。
いや、飲むたびに、これこそ最高のウィスキーではないかと思うようになってきました。
派手すぎず、アッサリしすぎず、中庸の美というか。
何度でも杯を重ねたくなる魅力があります。
今日も適当なところで止めなければ…。

あ、かなり酔って書いています。

ボウモア

アルコールに対する嗜好も年齢とともに変化していくもののようです。

大学生くらいのころは、やはりお金がないので、一瓶千円くらいの安バーボンをよく飲んでいました。
バーボンには男らしいイメージがあるので、割り材など不要とばかりに、そのままか、ロックかせいぜい水割りで飲んでいました。
(それが果てしない胃痛と頭痛の原因となっていたのですが、当時は向こう見ずだった…)

就職して小金が出来ると、スコッチなどにも手を出し始め、だいぶ前ですがラフロイグを買ったことなども日記に書いたような気がします。

で、これが最近になるとほとんどその道の追求は止めてしまい、別の道の追求、経済性の追求と相成ります。
そう最近はもっぱら焼酎甲類で凌いでおります。
もはやアルコールを通じた知識、味覚、感性の研鑽は諦めてしまい、「酒が飲みテェ!」という身体のニーズに最も安価に応えてくれる道を選ぶようになったのです。

そして、ハイボールだの、ホッピーだの、グレープフルーツだの、ウーロン茶など色々な割り材で飲むようになりました。
昔はジュースみたいだと軽蔑していたのですが、青かったです。
そもそも日本人の胃腸は、40度もある蒸留酒をそのまま受け入れるようには出来てまへん。
身体に過度の負担を掛けずに長く楽しく飲む知恵だと思います。

しかし、たまにはボトルの中の冒険をしてみたくなります。
お金が許す範囲でね。

だいぶ前置きが長くなりましたが、買ってきました「ボウモア12年」
新宿の「やまや」で。お値段は税込みで¥3,066
う〜ん、高いナァ…。
しかし一緒の棚にあったラフロイグは四千円以上もしていた。
前はもうちょっと安かった気がするのですが、円安と増税の影響でしょうか?
それにしても、「クォーターカスク」だの「セレクトカスク」だの「スモールバッチ」だのよくわからないバリエーションが増えた気がします。
手を出すとキリが無さそうなので、自分は当分スタンダード品でいいです。
同じくらいの価格帯でタリスカーという有名なのも置いてあり、迷ったのですが、正月に飲んだ味が忘れられずこっちを購入しました。

箱には、「ピートの煙ったさにほのかなレモンとハチミツの香り」(意訳)と書いてあったのですが、わたしに感じられるのはせいぜい軽いヨード臭。
しかしラフロイグのような正露丸汁ではないです。
ほんのり甘みがあり飲みやすいです(あぁ、これがハチミツの香りか? しかしレモンが見つからないな…)

オールドパー

今日は呑ん兵衛モード。
昨日はじめて入ったリカーショップで買ったオールドパーを飲んでいます。
その名前は昔から知っていて、「飲んでみたいな」と思っていたのですが、結構お高いので手が届きませんでした。
ところが1リットル、四千円。これは安いと思って手に入れました。

ただちょっと気になることが。
別の棚に、750ml入りのオールドパーが置いてあって、それがわたしの買った1リットルより高かったのです。
決してそっちが15年ものだったとかいうことではありません。同一のラベルでした。
そんなバカな話ある訳がないと、帰ってから調べてみると、洋酒には正規の代理店を通して輸入されたものと、それ以外の平行輸入品があるそうです。
たいていの場合、正規品の方が高いですが、それはピンハネ率が高いからで、中身は同一だそうです。
わたしが購入したのは並行輸入品だったようですね。

肝心のお味のほうはと申しますと、たいへん穏やかです。ストレートでもいけます。つい飲みすぎてしまいそう。