ネットワークプレーヤーでラジコが聴ける!🤭

このあいだネットワークプレーヤーでインターネットラジオが聴けなくなったが、なんやかんやあって聴けるようになったという記事を投稿しました。
めでたしめでたしなんですが――、実際のところ最近はもっぱらアマゾンミュージックやラジコを聴いてたので、「聴けない!」という掻痒感が無くなっただけでそれほどQOLが上がったわけではありませんでした。

YCASTをセットアップする中で思ったのが、「これを使えばネットワークプレーヤーでラジコも聴けるようになるんじゃないか?」ということ。
持ってるネットワークプレーヤーの後継機種(といってもとっくに生産終了してますがー)のパイオニアのN-50AEではラジコが聴けるので羨ましく思っていたんです。

最初の思い付きは単純に「インターネットラジオもラジコも同じラジオでしょ?」

つまりラジコにも他のインターネットラジオよろしくストリームURLがあり、それをYCASTに登録すれば聴けるようになるのではないかと考えたのです。
でリサーチしたところ、そうは問屋が卸さずでそんな単純な話ではありませんでした。

まず第一の関門はラジコのURLを開くためには認証が必要で、認証せずに開くとエラーとなり音声を聴くことができません。
第二にHLS形式ストリーミングという方式を採用していて、古典的なインターネットラジオのような固定的なストリームURLがあるわけではないということ。

N-50AEにはたぶん機器の中に上記の処理を行うプログラムが入ってるんでしょうが、N-50Aには入っておらず、今後も入ることはありません。(事業撤退しちゃったんで)
なので前回のお話し同様、外部で補ってやる必要があります。

その第一の難題を解決する今回のヒーロー(一人目)は彼ッ!

ヒーローというよりなんかADみたいですが…。
この人が認証を代行して、ラジコのサイトから各ラジオ局のプレイリストを取得してきてくれます。

この認証というのが何をやっているのかちょっと謎なんですが、ラジコはエリアによって聴ける局が変わるので、どのエリアに属しているのかという情報を取り交わしているんじゃないかと思います。

第二の問題を解決するのはこの人!

これはサーバー上で動く音楽プレイヤー(iTunesとかWindows Media Playerみたいな)なんですが、HLS形式ストリーミングの再生ができます。
パソコンと違ってサーバーには必ずしもスピーカーは付いてないので、再生している音楽をストリームURLに再放流するという機能も付いてます(これがミソ)

またサーバーには必ずしもディスプレイが付いてないので、スマホ越しに操作して聴きたい曲を選べるという機能が付いてます。

このRadioRelayServerとMusic Player Daemon、そして前回紹介したYCATを協調させることでN-50Aでもラジコが聴けるようになるんです。

マンガにするとこんな感じですね。
図にしてもサーバーのところがごちゃついてちょっとわかりずらいですが…。

  1. RadioRelayServerがラジコからプレイリストを取得
  2. Music Player Daemonがプレイリストを読込んでラジオを再生し、家のネットワークに再放流
  3. YCASTがネットワークプレーヤーに再放流してるURLを案内

という流れです。

番組の選択はM.A.L.Pというアプリで行えます。

ラジオ局の切替えを行うと数秒音声が途切れますが、まぁまぁ快適な操作感です。
それにしてもこのアプリの感じ、N-50Aの操作アプリに似てますな。
おそらくN-50Aの内部、に限らず各社が出しているネットワークプレーヤーの中身も、Music Player Daemonみたいなオープンソースのサーバー向け音楽プレーヤーを独自にカスタマイズしたものが動いてるんでしょうね。

ネットサービスのメニューを開くと、YCASTに追加したラジコの番組が見えます。
選択するとアプリで指定したラジオ局を聴くことができました😎

これまでパソコンを開いてブラウザを立ち上げ、番組を選択して聴いていたのでだいぶ簡便になりました。
ラジオを聴くためにわざわざパソコンを開けなくていいというのは大きいですね。
ただネットワークプレーヤーの画面上だと”Radiko”としか表示されないので、どの局を聴いてるのか分からないのが難点ですな。
あと、可能であればアートワークに番組画像が出れば良いですね。

以下は、備忘録も兼ねて技術的な内容になります。
自分もRadioRelayServerを入れたいんだよォ、という人には有益かも知れません。
興味のない方はここでお別れですね。

①Music Player Daemonのインストール&設定

下記コマンドでインストールします。
apt-get install mpd

/etc/mpd.conf を編集します。
チマチマ変えるところがありますが、大事なのは家のネットワークに再放流する箇所の設定ですね。
ひな形が載ってるので、必要に応じてコメントを外して設定します。


#
# An example of a httpd output (built-in HTTP streaming server):
#
audio_output {
    type                 "httpd"
    name                 "Radiko"
    encoder              "lame"
    port                 "8000"
    bind_to_address      "0.0.0.0"
    bitrate              "128"
    max_clients          "0"
}


②RadioRelayServerの設定

ZIPでダウンロードして、2か所変更しました。

<start>


#!/bin/bash

nohup python3 manage.py runserver 0.0.0.0:9000 > /dev/null 2>&1 &


これは単にターミナルからRadioRelayServerを起動した後、ターミナルを閉じても動き続けて欲しいので、死なないようにオマジナイですね。

<radiko.py>


186c186
<                 'http://f-radiko.smartstream.ne.jp/'
---
>                 'http://c-radiko.smartstream.ne.jp/'


たった一行の修正(f-radikoをc-radikoに変えただけ)ですが、けっこう大事な修正です。
今年の一月にラジコの仕様変更がありそれに対応したものです。
ラジコは時たまこういう仕様変更を行うそうで、そのたびに受信するアプリはちょくちょく改修しなければいけないみたいです。
ラジコが聴けることを羨ましがっていたN-50AEですが、もうファームウェアアップデートは行われていないと思うので、多分もう聴けなくなってるんじゃないかと思います…。

んで起動ですが、RadioRelayServerはPythonというプログラム言語で書かれていて、DjangoというWebサーバで動きます。
ただ七面倒臭いことに、仮想環境というものを作ってその中で動かすというお作法があります。

その辺りの操作を当時は色々調べてやったのですが、ちょっと時間が空いてしまったので詳らかには思い出せませぬ…。
多分Pythonを動かすうえではごく一般的な話だと思うので割愛します。

ポイントとして、プレイリストは下記に書き込まれるので、あらかじめ空ファイルを作成しておいて書き込み権限を与えておく必要があります。

/var/lib/mpd/playlists/00_radiko.m3u

③YCASTの設定

stations.ymlに下記を追記しました。


Radio:
  Radiko: http://192.168.0.20:8000


以上の設定でネットワークプレーヤーでラジコが聴けるようになりました。
次はAmazonミュージックが聴けるようになると良いなぁ…。

YouTubeチャンネル開設!

ドスコイさんに憧れるあまり、自分でも街歩き動画を作ってYouTubeにアップしてしまいました。
チャンネル名は「かながわ散歩」

良かったらご覧ください!

人の動画を観るぶんには感じないんですが、自分で作るととんでもなく時間がかかることが分かりますね😥
第二弾あるか…な?

【解決済み】ネットワークプレーヤーでインターネットラジオが聴けなくなった話

8年くらいパイオニアのN-50Aというネットワークプレーヤーを使ってきたのですが、この頃インターネットラジオが聴けなくなってしまいとても困りました。
お気に入りに登録しているインターネットラジオ局を選んでも、↓のように「トラックが見つかりません。」と表示されてしまうんです。

気が付いたのは2月頭くらいですかね。
世間(?)は1月半ばくらいから騒いでいたようですが、近頃はもっぱらアマゾンミュージックを聴いているので気が付きませんでした。
蛇足ですが最近は「夏チルJ-POP」をよく聴いています。季節感無いですね……。

久し振りにインターネットラジオでも聴いてみようかーと選局するとエラーに。
その時はネットワークの一時的な不調かと思って放っておきました。
しかし数日空けて再びトライしても同じ結果となったので、何かがおかしいとググってみました。

すると出るわ…。インターネットラジオにつながらないという悲憤の嵐。
日本人は価格.comのクチコミ掲示板、外国人はHiFiオーディオのフォーラムなどで不満を呈していました。
それらをつぶさに読んでやっと問題の原因がわかりました。

上はネットワークプレーヤーがインターネットラジオを聴く仕組みをマンガにしたものです。
インターネット上にはラジオを配信している局が山のようにあるのですが、ネットワークプレーヤーから聴くときには最初に案内サイトにアクセスし、そこから聴きたいラジオ局を教えてもらってストリームを開きます。
案内サイトはいくつかありvTuner、TuneIn、airable radioなどがあります。
パイオニアのネットワークプレーヤーはvTunerを使っていたのですが、この度vTunerがパイオニア製品のサポートを打ち切ったのが原因のようです。

「何を勝手に打ち切りやがって?!」とブチ切れたくなりますが、実は地殻変動ははるか2020年頃から始まっていました――。
2010年代、パイオニアのみならずSONY、Denon、マランツ、ヤマハなど各社がネットワークプレーヤーを競って出荷していました。
それらの機器のインターネットラジオ再生はvTunerがサポートしてたのですが、2020年頃から順次サポートの打ち切りや有料化が行われてきていたようです。

見切りを付けたSONYはファームウェアを更新してvTunerからTuneInに、同じくヤマハもairable radioに乗り換え。
マランツは年間6ドル、Denonは4ドル(この差は何…)払うことで継続利用できることになりました。
そう言えば、BOSEのHomeSpeaker500はTuneInでしたね。

で、パイオニアはなぜかお目こぼしを受けてこれまで無料で聴けてきたのですが、この度サポート停止の止むなきに至ったようです。

わき道にそれますが、これ本当にダメ―――と思いますね…。
年間4~6ドルって、日本円にしたら600~900円で全然払える額だと思います。
なんですが、最初から徴収してたなら納得できるんですよ。
でも元々タダだったのに今になって払えというのが本当に気持ち悪くて受け付けられない。
お金払って聴くくらいならむしろ聴けなくて良いやと思ってしまいます。

パイオニアはオンキョーに吸収されて、そのオンキョーも2022年に倒産してしまったんですよね。
ブランド自体は外資に買われて生き残っているみたいですが、恐らく旧製品のサポートは望めないと思います。
それではN-50Aはどこかの外人が言っていた「クールな外観のゴミ」になってしまうのでしょうか……?

しかし! そこに一人のヒーローがッ!!

外人が盛り上がっているフォーラムで見つけました。貴重な情報をありがとう!

その名はYCAST!
またの名をインターネットラジオの自家案内サイト!!

つまりはこういうことですね。
死んでしまったvTunerの代わりに自分で案内サイトを立ち上げてインターネットラジオ局につながれるようにするんです。

前置きが長くなりましたが、今回はYCASTを家のサーバーにインストールして再びインターネットラジオが聴けるようになるまでの顛末を語ります。
ただここから技術的な内容が濃くなるので、興味ない人は「へぇ~YCASTを使えば聴けるんだ」くらいの話で了解いただいて良いかと思います。

まずはここでYCASTのソースをGETします。
う~ん、全部英語だなぁ(アタリマエ…)
今となってはけっこう親切に書いてあることが分かるのですが、最初はなんのこっちゃ全然わかりませんでした。

ごく大雑把に言うと、YCASTのインストール&起動とDNSの変更をせよということです。
しかしウチのサーバーはすでにWebサービスが動いてるのでYCASTと共存するためにちょっと工夫をする必要があります。
個人的に悩んだところを軸に解説して行こうと思います。
悩まなかったところはあまり触れないと思うので、「そこを詳しく聞きたいんだよォ――ッ!!」という方いらっしゃったらごめんなさい。

①YCASTのインストールとサービス登録

ダウンロードしたTARボールをサーバー上の適当な場所に展開。
インストールは、python3 setup.py installとやるだけですな。
途中ビルドがSegmentation faultで落ちたので焦りましたが、もう一度やり直してみたら上手くいきました。

サービス登録は、examplesフォルダにあるycast.service.exampleを/etc/systemd/system/ycast.serviceにコピー。
UserとGroupの行を既存のユーザー名に書き換えて、下記コマンドを実行でOKです。

systemctl enable ycast.service
systemctl start ycast.service

②Webサービスの設定変更

ウチはWebサービスにApacheを使っています。
これがNginxを使ってたら、examplesフォルダにNginxの設定サンプルがあるので楽だったのですが……。
Apacheの設定が今回一番苦しんだところですね。
昔はWebサービスと言ったらApacheがデファクトスタンダードだったんですが、時代は変わったんですね。

Apacheのリバースプロキシ機能を使って、HTTPリクエストをYCASTに転送するのでproxyモジュールを読み込みます。
/etc/apache2/mods-enabledフォルダに下記コマンドでシンボリックリンクを張ります。

ln -s ../mods-available/proxy.load .
ln -s ../mods-available/proxy_http.load .

/etc/apache2/sites-available配下にある、既存のコンフィグに下記の設定を追記します。


<VirtualHost *:80>
    ServerName pioneer.vtuner.com
    ProxyRequests Off
    ProxyPass / http://127.0.0.1:8010/
    ProxyPassReverse / http://127.0.0.1:8010/
    ProxyPreserveHost On
</VirtualHost>


さらっと書いてますが最初は上手く動かず、試行錯誤がありました。
Nginxの設定にあるproxy_set_headerの行をApacheでどう書くのかが分からなかった…。
色々調べて”ProxyPreserveHost On”で良いことが分かりました。

で、サービス再起動。

③DNSの変更

これは2枚目のマンガにあるように「vTunerはこちら⇒」という看板をぐいっと下に向ける作業ですね。
ネットワークプレーヤーはpioneer.vtuner.comというアドレスを頼りにインターネット上を探そうとします。
それを「pioneer.vtuner.comは家のネットワークにあるよ」とダマすんです。
これを犯罪に悪用したのがDNSポイズニング攻撃と言われますが、家の中でやる分には問題ありません。

家庭用のDNSサーバーを立てるため、bind9をインストールします。
それから/etc/bind/named.conf.default-zonesに以下を追加。


zone "vtuner.com" {
    type master;
    file "/etc/bind/db.vtuner.com";
};
zone "0.168.192.in-addr.arpa" {
    type master;
    file "/etc/bind/db.0.168.192";
};


db.vtuner.comとdb.0.168.192の2つのファイルを/etc/bind配下に追加します。

<db.vtuner.com>


$TTL    604800
@    IN    SOA    vtuner.com. root.localhost. (
             5        ; Serial
             604800        ; Refresh
             86400        ; Retry
            2419200        ; Expire
             604800 )    ; Negative Cache TTL
;
@    IN    NS    localhost.
pioneer    IN    A    192.168.0.20


<db.0.168.192>


$TTL    604800
@    IN    SOA    vtunner.com. root.localhost. (
             4        ; Serial
             604800        ; Refresh
             86400        ; Retry
            2419200        ; Expire
             604800 )    ; Negative Cache TTL
;
@    IN    NS    localhost.
20    IN    PTR    pioneer.vtuner.com


ちなみに家のサーバーアドレスは192.168.0.20の設定です。

それにしてもなんですが、どうしてこう各種サービスの設定ファイルの文法は千差万別で脈絡が無いんでしょう……。
bind9の設定ファイルは数あるサービスの中でも輪をかけて複雑に感じます。

最後にN-50A本体のネットワーク設定を変更します。
DHCPをOFFにして、プライマリDNSのアドレスに家のサーバー(192.168.0.20)、セカンダリDNSのアドレスにブロードバンドルーターを設定します。
これで「vTunerはこちら⇒」の看板が家のサーバーに向きました。

祈りつつ再起動…。

ーーーキタッ!!
「サーバーがありません。」となっていたネットサービスのメニューにRadiobrowserとMy Stationsの二つが出現しました。

まずRadiobrowserの方を開いてみます。

Genres配下を見てみると、前はRockとかJazz、Hip Hopという感じのジャンルで並んでたのですが、特に整頓されていないカオスなタグが膨大にエントリーされています。
これでは使いづらくてしょうがありません。
Most Popularも前はジャンル毎だったと思うのですが、今はすべてのジャンルが一緒くたにされていて、訳の分からない順番で並んでるのですごく残念な感じです。
たぶんこのメニューを今後使うことは無いでしょう。

次にMy Stationsの方を見てみます。
こちらはYCASTの設定ファイルに自前で登録したインターネットラジオ局を表示します。

Jazzのジャンルにお気に入りの1.FM – Bay Smooth Jazzを入れています。
ポチッと選択すると――。

やったッ! 再生できた!!
なんか苦労した甲斐があってのことか、音が一音一音粒だって聞こえましたね😎

お気に入りに入れていた他のラジオ局も登録し直して、以前のライブラリを復元しました。
アートワークが表示されないなど、以前に比べてデグレードしていますが、音楽再生自体はこれまで通り聴けるようになったので満足しています。

おすすめのドスコイさん動画

忙しいのと酷暑が続いたせいでブログを更新する気力が萎えてましたが、近ごろようやく仕事もひと段落し、季節も秋の気配を漂わせてきました。
そこで気を取り直して、チャンネル登録している旅系Youtuberドスコイさんの投稿している動画の中で、個人的にお気に入りのものをご紹介したいと思います。

《むかし住んでいて懐かしい系の動画》
■名古屋市 大曾根

転勤で一年あまり住んでいた名古屋の大曾根にドスコイ降臨?!
他の旅系Youtuberはまず取り上げないようなニッチなチョイスはまさにドスコイさんならではですね。

あれから時が経って駅がキレイにリニューアルされてます。
駅中のきしめん屋はよく利用したものですが、今はどうしてるんでしょうか?

オズモールの様子などすごく懐かしかったです。
そして相変わらず寂れてた……(笑)

名古屋のベッドタウンという感じの街ですが、車社会名古屋らしく縦横に広い道路が伸びているのが他の地方とは違った雰囲気を醸し出していますね。

■札幌市 真駒内

子供のころ一時期住んでいた札幌市南区の真駒内の動画です。
これもとても懐かしいですね。
地下鉄の終点駅というあまり見向きされないところにフォーカスを当てるのも流石です。

真駒内駅や周囲の様子は三〇年前と変わらないですね。
ミュークリスタルのケンタッキーはちょっと離れた別の場所だった記憶があります。

ポニーショップに向かう途中で住宅地を通るのですが、当時の友人たちの住まいの近くを通るので感慨深いものがありましたね。
土地が広いので結構立派なお屋敷が多かった印象です。
水路の側道はまだ舗装されておらず、石炭が落ちていてよく拾い歩いた思い出があります。

終わりのほうに出てくる広大な真駒内公園も、当時よく遊び場にしてました!

《日本の異世界系の動画》
■小笠原

東京都でありながら本土からなじみがない小笠原諸島を紹介する動画。
文明から隔絶した孤島(失礼)という先入観がありましたが、街並みなどけっこうキレイ。
新しい建物も散見されてリゾート感がありいい感じですね。
ただ移住にはかなりのハードルがあるそうな。

■高野山

山の上にあるトラディショナルな異世界。
世界遺産にも登録されている高野山の宿坊に泊る回です。

■多治見

多治見の街を観光した後、岐阜と愛知の県境に位置する古虎渓駅で降りて周囲を散策する回。
古虎渓はまさに秘境駅で周囲には何も無い……。
都会都会してた多治見からのコントラストが印象的です。

■生駒

可愛らしいワンちゃんの生駒ケーブルに乗って山上のベッドタウンを散策する回。
こんなファンシーな電車をライフラインにして生活している人々もいるんだなぁとシュールに感じます。

■和歌山の「路線バス」

和歌山と奈良にまたがる日本一長い路線バス「八木新宮特急バス」を、始点のJR新宮駅から終点の近鉄大和八木駅まで、全長169.9kmを延々6時間かけて搭乗した回です。
うわ~、絶対お尻いたくなりそう……。
その長さゆえ、路線バスでありながら途中何度か休憩を挟むという。
通しで乗った方には証明書が貰えるそうです。

《企画動画》
■大阪駅から「1000円」でどこまで行けるかガチ対決したらミラクル起きた件

これはドスコイさんを含め、懇意にしてるYoutuber同士が大阪駅から千円でどこまで行けるかを競った動画です。
動画でも鉄道のウンチクをよく話すので、詳しいんだなーと思ってのですが、今回はその知識をフル活用して大阪からエスケープします。
結果はオドロキの……!

■大阪いらっしゃいキャンペーン

これはコロナの時の旅行支援「大阪いらっしゃいキャンペーン」を使ってグレードの高いホテルにウキウキで泊まろうとする回です。
しかしクーポンは手違いから適用されず実費で泊まるハメに…。
前後のテンションの落差が爆笑を誘います。
サブチャンネル動画なのでめずらしく関西弁を使ってますね。
延々と続く恨み節を無性に聞きたくなり、たまにリピートしてしまう動画です。

お絵かき機能

お絵かき坊や

新しい試みとして、ブログのお絵かき機能(WP Paint)を使ったラクガキを記事に付けてみようかと思います。
チラシの裏ということで、背景は本当に近所のスーパーの裏紙です。

昔(00年代)はお絵かき掲示板とかってよく見かけた気がするのですが、令和ではどうなんでしょうかね?
Javaアプレットとかで動いてたので、今となってはセキュリティ的に難しいような気がします。
Flashとかも見栄え良く、軽く、実装も簡単だということで持て囃されて昔はよく使われてましたが、セキュリティ上の問題や、大企業の思惑とかもあってめっきり使われなくなりましたね~。
諸行無常の響きありですね。

我が家のサーバにも攻撃が…(Log4jのセキュリティホール)

いま「Log4j」というJavaのライブラリに重大なセキュリティホールが見つかって、全世界的に大問題となってるようですね。
Log4jを使っているサーバにアクセスされただけで、不正なプログラムを実行されて、サーバを乗っ取られかねないそうです…。

その乗っ取り方法は攻撃側からはすごく簡単で、“jndi:○○”(○○は不正な操作)というログがサーバに残る様、ユーザの使ってるブラウザ情報やリンク元のURLを偽装すれば良いだけという。
我が家のサーバは大丈夫なのかとログを確認したところ、そこにはしっかりとヤバイ文字列が…。

幸いJavaは使ってないので問題ないのですが、サイバー攻撃って本当に身近なんだなと肝が冷える出来事でした。

学歴フィルター?

半年近く放置してしまった…。
色々ありました。
でもちっとは活動的にすべく新しい試みとして、世間で話題となっているツイッターの書き込みを引用してウンチク垂れてみようかと思います。

大東亜帝国w!
懐かしい(笑)
私が大学生だった20年前でもこう言われてました。あとMARCHとか日東駒専とか。
テレビでインタビューされてた学生はちょっと憤慨してたけど、実際にはこういうカテゴライズというか序列化を学生自身も受け入れて(自嘲入ってるかも知れないけど)楽しんでたような気がします。
私の出身校はあまりこういう括りに挙げられないマイナー校だったので、大勢の口にのぼる有名校が羨ましかった思い出があります。
あと第一志望には行けなかったので当時はちょっとコンプレックスを抱いてました。
しかし社会に出ると学歴は多くの要素の一つでしかなく、難関大を卒業したからといって幸せな未来が確約されているわけではないことを実感しそういう気持ちも次第に薄れていきましたね。
学歴フィルターは採用側の効率化という面が大かと思いますが、学生側も就活という捉えどころのないものに対して自分の立ち位置を求めるために、自ら親しんでいた面もあったかと思います。
就職をしたらしたで、企業規模や職種で新たなフィルターが発生するかも知れませんよ。配偶者の有無、子供の教育、住まいでもあるかも?
でもそこまで行ったら単なる言葉のオアソビであることに気付いてきます。

最近アマプラで観た映画

「メッセージ」以外で、最近アマプラで観て印象に残った作品を挙げていきます。

■リーマンブラザーズ 最後の四日間
これは「マネーショート」を観て感動したので、もうちょっと知りたくなり、関連作品に出てきたのを観ました。
当時ニュースで、リーマンは破綻したもののなぜかAIGは救済されて、それについてリーマンの社長みたいな人が恨み言を言っていたのを薄っすら覚えていました。
その恨み言を言ってたのが例の「ゴリラ」の異名を持つリチャード・ファルドCEOだったという。
そう言えばこんなゴリラ顔だったような…、気がします。

ほとんど財務長官とウォール街のヘッド達が難しい顔突き合わせて会議するシーンで成り立っていて、絵的にはちょっと地味ですね。
しかし重厚な演技に派手さは無くても引き込まれるものがありました。

当時の財務長官ヘンリー・ポールソンは、早々にリーマンを救済しないと宣言しつつも他のウォール街のヘッド達にはリーマンを買って金融危機を回避するように半ば脅しのように要請します。
で、一時はバンカメに救ってもらえるかな~と希望を持ったものの流れ、最後の頼みの綱の英バークレイズにもフラれて詰みとなりあえなく倒産します。
そんな中、内情は同じく火の車のメリルリンチはまんまとバンカメに身売りを成功させ、CEOのジョン・セインはホクホクとボーナスを貰ってから退職するという…。

重厚なドラマに見えますが、裏には実に浅ましい思惑が渦巻く世界で、まぁウォール街とはやはりロクデモない所なんだなと再認識できる作品でした。

■マジックマネー ビットコイン革命
リーマンから10年以上経って、今はどうなんだ?とホットなトピックである仮想通貨を知るために観てみました。
仮想通貨の概要を知ることができてまぁ面白かったですが、要するにビットコインマンセー番組ですね。
一体何者なんだと言いたくなるような、実に胡散臭い有象無象のビジネスマンが登場して、異口同音にビットコインを褒め称えます。
知らないうちに金融商品にビットコインを始めとした仮想通貨が組み入れられて、バブルが弾けたら「何で「ドージ」は救ったのに「モナコイン」は潰されたんだ?!」みたいな恨み言が報道される未来にならないように願っています。

■デジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たち
何とも仰々しいタイトルですが―――。
なんかアマプラの作品リストを延々繰っていくと、こういうアングラ臭溢れるのがあるんですよね…。

電話マニアのミスターPBXとファイル共有マニアのなんとかさんの2部構成となっています。
ファイル共有マニアの方はやってることも暮らし振りも本当にどうしようもなく、観る価値を感じませんでしたが、ミスターPBXの方は面白かった! まあ言ってる意味は8割がた理解できませんでしたが――。
いたずらっ子のような表情の輝きが素敵でした。こういう突き抜けた人は、やってることがあまり褒められたことではなくても、ちょっと胸のすくような思いをさせてくれますね。
あと80年代の秋葉原の思い出(マーズマーケティングカンパニー)なども興味深く、なんとも濃い~ぃ読後感のある作品でした。

■運び屋
2018年公開の、クリントイーストウッド監督・主演作品。
すごい傑作という訳ではないと思いますが、アメリカ南部の田舎の雰囲気が伝わる佳作だと思います。

■J・エドガー
これもクリントイーストウッド監督作品。(2011年)
主演はレオ様で、過去の回想で青年役、現在(と言っても60年代)で老人役を演じています。
FBIの初代長官で長らくその座に居座ったフーヴァーが、いかにして現在につながる強力な組織を作り上げて行ったかについて、彼の家族(マザコン)や性的志向なども織り交ぜながら追っていく話です。
FBIの歴史を知るドキュメントとしては非常に面白いと思います。

エドガー・フーヴァー自身については、世間の毀誉褒貶半ばする評価そのままに、善とも悪とも言いようのない、ただただ巨大なエゴがスクリーンに立ち現れてきます。
時系列が頻繁に過去と現在を行き来するので、筋が分かりづらく、どちらかと言うと難解な映画ですねー。

BOSE Home Speaker 500

8月に入ってからアマゾンプライムを使い始めました。
まだ一ヶ月のおためし期間中ですが、プライムビデオやアマゾンミュージック、お届け日時指定便なんかが自由に使えて、それでひと月500円ならなかなかお得なのでは?と思います。
動画配信サービスはHuluをファミリーパックで観せてもらってたのですが、アマプラでしかやってない「有田と週刊プロレスと」がどうしても観たくなり…。
あんましこのブログではプヲタぶりを披瀝してこなかったですが、結構好きなんです。
で、どういうところが好きなのか載せようと思ったのですがー、書いてるうちに長くなってしまったのでそれは別の記事にすることにします。

アマゾンミュージックはイイですねー。
CDを買うほどじゃないけど、ちょっと聴いてみたかった曲を探すのにうってつけです。
ゼスプリのCMのキウイブラザーズの曲とか、auの浦島太郎の曲とか楽しく聴いています。
あと昔よく聴いていたオアシスとかスマパンとかも懐かしい気持ちで聴き直したり。

ファイヤーTV経由でテレビで聴くと、こんな感じで歌詞が出てカラオケ気分を味わうことができます。
好きな曲をスマホにダウンロードしてオフラインで聴くこともできます。
Unlimitedに入ればもっと色々聴けるみたいですが、なんかもうプライムでも充分じゃないかと思いますね。

それからもちろんアレクサを搭載したスマートスピーカーでも聴くことができます。
ただ、元々オーディオマニアの気がある自分にはアマゾンEchoはちょっとちゃっちく感じられ手が出ませんでした。
しかし、有名オーディオブランドのBOSEがアレクサ内臓のスマートスピーカーを出していることを知り、俄然興味が出てきました。

それがBOSE Home Speaker300と500
どちらも同じような形状ですが、500の方は液晶画面付きで、演奏している曲のアートワークが表示できるのが良いと思いました。
しかしお値段は驚きの5万円オーバー?!
10万円の給付金はとっくに使い切っています。
う~ん、どうしようか?としばらく「価格コム」とにらめっこする日々を過ごしましたが、意を決して購入しました。
安くGetするため、Qoo10という謎のECサイトを初めて使いましたが…、ちゃんと届いてよかった…。

梱包はしっかりしており、本体は高級日本酒よろしく不織布に包まれていました。
本体はプラスチックと思いきや、アルミ製で堅牢感があります。
大きさは20cmくらいで意外なほど小さいです。重さは2kgちょっとといったところですね。
部屋から部屋に持ち歩くのに少しも苦になりません。

内容物は本体と電源ケーブルのみ。ケーブルはしっかりしたもので高級オーディオ感があります。
で、コンセントに繋ぐと「ブオォォーン!!!!」という感じで起動音が鳴りビビります。

セットアップは全てアプリからです。
最初なかなか機器を認識せず苦戦しました。
認識した後はスムーズに行きましたが、Wifiのパスワードを入れたり、アマゾンにログインしたりとパソコンに疎い人には結構ハードルが高いのではないかと思いました。

セットアップが完了し、ついにアレクサに話しかけます。
「アレクサ。あいみょんかけて」

音声を認識すると液晶の上部がピカピカと光り、しばらく(3~5秒)して
≪アマゾンミュージックのあいみょんの曲をシャッフル再生します≫

「お~ッ!!」
♪マリーゴールド♪が流れてきました。
いやー、スゴいっすねミ☆

肝心の音なのですが、とにかぐ低音がスゴイ。
BOSEは低音とはよく聞きますが、もうわざとらしいくらいの低音。
あいみょんのはずがクラブサウンドと化しています。
コレがボーズサウンドかー!

これがこんな小さい筐体から出ているとはとても信じられません。
上の写真ではスペンドールS3/5というスピーカーに乗っていますが、2倍以上重いのに低音はBOSEの方が全然出ています。
きっと何か秘伝の謎の技術が使われてるんでしょうな。
ただ、低音が強すぎて高音が聞き取りずらいので、普段は操作アプリ(BOSEミュージック)で、高音を+20、低音を-20のバランスにして聴いています。

ステレオ感は当然期待していなかったのですが、期待しなかった割(?)には感じます。
左右のスピーカーが背中合わせになっていて、壁に音を反射させることでステレオ感を出しているんだそうです。
そう言えば昔から似たようなコンセプトで901とかを出してましたね。

ただ残念な点もいくつかありー。
ひとつはホームサーバ上に大量に貯めたMP3をそのまま聴くことができない。

DLNAという規格(?)に対応した機器なら、サーバ上の音楽ファイルをストリーム再生することが出来るのですが、本機は未対応のよう…。
別のBOSE機器の中には対応しているものがあると聞いたので、そのうちソフトウェアアップデートで対応されたら良いなと思います。

もうひとつはファイヤーTVの音声をプライムビデオの場合はテレビで、アマゾンミュージックはBOSE Home Speaker 500で、という風に出し分けたいのですが無理のよう…。
これはBOSEのせいというよりアレクサの問題かも知れませんがいつか対応して貰えたらな~と思います。

でも細かい色々はありますが、おおむね満足していますよ。

ステイホームで観た映画

今年のGWはほとんど外出できませんでしたね~。
もっぱら家でテレビを観ていましたが、各局もロケが出来ず大変そうですね。
あとHULUで映画を観て時間を潰していたので、いくつか紹介したいと思います。

AKIRA
SFアニメの傑作ですね~。
昔観てえらく感激した思い出があります。
その当時はレンタルビデオ屋でVHSを借りて14インチのブラウン管テレビで観ていました。
今は動画配信サービスで40インチ液晶テレビで観ているので隔世の感がありますね。
しかし当時のように感激が無いのはまさに自分がその分歳を取ったからでしょうね。

こんな夜更けにバナナかよ
一昨年くらいに公開されて、「おっ!」となった作品。
インパクトのあるタイトルながら傑作ノンフィクションだった本作を、どう映画化したのと興味がありました。
大泉洋の鹿野は「ホントにこんな感じだったんだろうなー」と思わせるものがあります。
大学生の恋愛話は元々は無いのでやっぱり邪魔に感じました。
映画として成立させるためにやむを得ないんだと思いますが。

オール・ユー・ニード・イズ・キル
SF好きの知り合いが熱心に推してきた作品。トムクルーズ主演。
まあ面白いっちゃ面白かったですがそれほどの傑作と言えるかな~?

ギャング・オブ・ニューヨーク
レオ様主演。
南北戦争時代のNYの北斗の拳ぶりが楽しめる作品。

コンテイジョン
今回のコロナ騒動を予言したようだと噂の作品。
最後にDAY1を持ってくるのが心憎い演出でしたね。ただちょっと退屈だった。

白鯨との闘い
もっとゴジラ並みに闘うのかと思ってたのでちょっと退屈だった。

ブラック・スキャンダル
ジョニーデップが禿げ上がった前頭部さらしてひたすら犯罪道を往く作品。
自分、こういうクライム物好きっす…。

スティーブ・ジョブズ
たぶん私の仕事がIT系だからでしょうが、最近観た映画の中では一番良かったですね。
ジョブズの畜生ぶりを描きつつも、基本的にはジョブズサイドの内容です(そりゃ自伝映画だから当たり前か…)
実際に上司や同僚がこんな人だったら嫌でしょうねー。ミスターナイスガイでは世界は変えられないと言うことでしょうか。

私はスティーブ・ジョブズの偉さがイマイチ良く分からず、共同創業者のウォズや自身も天才的なプログラマーだったビルゲイツの方がよっぽど好きですね。
ただアップルを首になった後取り組んだNEXTSTEPは、ほんのちょっとしか出てきませんでしたが、当時としては先進的で素晴らしい功績だったと思います。
そこで培ったテクノロジーがアップルにカムバックした際にMac OSXとして結実するのが胸熱なのですが、マニアックすぎるからか触れられなかったのがちょっと残念です。