遠藤周作の「沈黙」を読了しました。
本作は、ポルトガル人司祭を主人公に、江戸時代のキリシタン弾圧を描いた作品です。
言うまでもないことですが、遠藤周作はカトリック教徒で、キリスト教をテーマにした作品を沢山書いています。
これまで「海と毒薬」、「白い人・黄色い人」、「深い河」、「わたしが・棄てた・女」といった有名どころは押さえて来ました。
これらのなかに神を信じて救われたというような話は皆無で、神父なのに下女と寝たり、信者なのに友人の恋人を寝取ったり、信仰を貫いてもロクでもない死に方をしたりという酷い話ばかりです。
わたしが思うに、遠藤周作の文学とは、良心と現実とのせめぎ合いと葛藤なのだと思います。
そして「沈黙」です。本作はその板ばさみを極限まで押し進めたもので、全編に緊張感がみなぎっています。
特にフェレイラ師との再会から、穴吊り刑、そして踏み絵と対峙するクライマックスの盛り上がりは凄まじく、鳥肌が立ちました。まごうことなく、最高傑作です。
石敢当
引越し完了
昨日入居しました。雨に降られ、生憎の天気の中での転居でしたが、どうにか無事に済みました。
今日は一日中、山とあるダンボールと格闘して、どうにか生活していける環境を整えました。ネットも開通。
新居は築三十年の年季の入った物件のためか、コンセントが少なく家電の配置に悩みました。でもまだ納得できてないかも。
逆に嬉しいサプライズは、ADSLの速さがアップしたこと。なんと三倍も速くなっちゃいました。
ゴールデンウィーク一日目
今日からゴールデンウィークが始まりました。今年は八日間あります。その間引越しもあって、どこかに遊びに行く予定はありませんが、できるだけ有意義に過ごしたいと思います。
ザクロ
妖怪の民俗学
書店めぐり
久しぶりに新宿へ行ってきました。書店を何軒か回って、欲しい本を手に入れました。写真が本日の釣果です。
右が「Windowsゲームプログラミング」(赤坂玲音 ソフトバンククリエイティブ)、左が「勝手にパース検定」(中山繁信 彰国社)です。
「Windows…」の方は、VC++を勉強するために買いました。「ゲーム」である必要はそれほど無かったのですが、出納帳を組む本よりかは勉学の弾みになるかと思いまして。
「勝手にパース検定」は、透視図法を齧ってみようかと思って買いました。建築製図のコーナーで見つけたものです。QA形式で取っ付きやすい内容です。
他の本格的な透視図法の教則本は、HLだの、VC点だの専門用語と補助線で埋めつくされていて、とてもじゃないですが頭に入りそうにありませんでした。
それから前にも紹介した須田一政の写真集が置いていないか探しました。「民謡山河」と「赤い花」はいくつかの店に置いてあるのを見ました。しかし、お目当ては岩波文庫から出ている「日本の写真家」シリーズの一冊だったので買いませんでした(「赤い花」はカバーが良く、かなり悩んだのですが)
やっぱり、アマゾンかなぁ。
RE:本番
終わりました。脱力っ……。
本番
いよいよです。頑張ってきます!



