ワイルドターキー・レアブリード

あんまり高いバーボンを飲んだことがないのですが、安いウイスキーを長年飲んできた経験からすると、味・価格のバランスから言って「ワイルドターキー8年」がファイナルアンサーということになります。
この「ワイルドターキー・レアブリード」はそのちょっとプレミアム版。
とは言え、熟成年が上がるわけではなく、6年、8年、13年の樽からブレンドし、加水なしでボトリングするというもの。

キンキラの化粧箱にテンションが上がります。
壜からも仄かな色気が漂います。

濃い琥珀色の液体をグラスに注いでペロっとひとなめ。

「アレ?!」

想像とは違う味。
ワイルドターキー8年のあの重厚なボディが感じられず、ただただスルっと喉を通っていくのみです。
自分の体調が悪かったのかと日を改めたり、はたまた飲み方が悪いのかとグラスを変えてみたり、水で割ったりしたのですが、最初の印象はますます強まるばかり。

ウーンと悩んだ挙句、8年とレアブリードとでは味のベクトルが異なるように調整されていると結論付けるしかありませんでした。
これはこれで決して悪いというわけではなく、こういう味の方が好みの人もいるでしょうが、ちょっと私にはツマランですな。
これからは迷わず8年を買おう。

炊飯器を買う

このあいだ炊飯器を買い替えたので、そのレビューなどを書いてみたいと思います。

いままで使っていたのはナショナルので、10年以上使ってました。
裏をみると96年製とあったので、20年近く頑張ったんですね。

うっかりコードを踏んだらショートしてしまいました。
本体に支障はなかったかも知れませんが、流石にボロいので買い替えることに。

お米の味に特別なこだわりがあるわけでもないので、Amazonで探して、安くて良さげだった象印のIH炊飯器「NP-VD10-TA」を注文しました。
お値段は、¥13,900

最近の炊飯器はあまり窯っぽくないのが多いようで、これもメタリックで角のあるデザインです。

蓋を開けるとこんな感じ。

窯と付属品。

エコ炊飯というあまり電気を使わないモードがあるそうで、それで焚いてみたところ、驚くほど前と変わらない味。
でもこだわりないので、エコ炊飯以外で焚いたことはまだありません。

有難いのは長く保温しても固くならないこと。
以前の炊飯器はまる一日以上置くと固くなって、チャーハンにするしかなかったのですが、これだと全然大丈夫です。
ディスプレイに炊き上がりからの経過時間が表示されて、30時間を超えると「早く食べて」という感じで点滅します。
でもまる二日経過したお米でも普通に食べられました。

家電の地味な底力UPに唸ります。
あと10年はよろしく!

夏休み

今週は夏休み期間です。

厳しい暑さが続いていますが、今日はマシな方。
日が陰って、時折涼しい風が入ってきて助かります。

だいぶ記事の投稿を怠ってきましたが、それはこの暑さと関係があります。
5月に部屋の模様替えをした際に、パソコンをエアコンのない部屋に移動したため、暑いと触る気になれないという事---

パソコンなしでも記事が書けるように、タブレット用の無線キーボードとか買いましたけど、なんかパソコンの広い画面でないとダメですね。
なんで今日は暑くならないうちに集中的に書いてしまおうかと思います。

この休みは旅行するとかでもなく、家の周囲でブラブラしています。
こないだは、上野動物園に行ってきました。
お盆期間(8/8~16)は開園時間が3時間延長されて、20:00まで開園するイベント「真夏の夜の動物園」がやっています。
それに合わせて、不忍池テラスでビアガーデンをやるそうで、友達と一緒に行ってきました。

上野動物園に入るのは、実はこれが初めてです。
で、驚いたのは入口近くにパンダ小屋があるということ。
その物惜しみしない、「いきなりクライマックス」な態度、嫌いになれません。

これがそのパンダですが、仰向けになったまま微動だにせず…。
思わずヌイグルミかと疑いました。

パンダの後はゾウとかサル山とかを見て、早々に不忍池テラスで場所取りです。
何か会期の間、毎夜イベントがあるそうで、この日はアフリカ音楽の演奏でした。

大人しい演奏で、ちょっと意外でしたが、まぁムードがあって良かったんじゃないかと思います。
ビアガーデンもそれほど高くなく、満足のいくものでした。

帰り際、隅田川花火大会の花火がチラっと見え、イベントに花を添えてくれました。

別の日。

調布で会期の「水木しげるの戦争と新聞報道展」を、用事のついでに見に行きます。

水木しげるの戦争漫画と、当時の写真を交互に展示するといった内容です。
会場はあまり広くなかったですね。

興味深かったのは、出征前に書いた手記で、なかなか哲学的なことが書いてある。
あと、当時としては立派な体格で、優秀な兵士だったようです。
なにか水木しげるというと、ぼんやりした好々爺のようなイメージですが、あくまでキャラでやってるような気がしました。

12日にはご本人が来場されたそうです。
う~ん、生の水木しげる、見てみたかった。

特に予定のない日は、日中は部屋で暑さを避けてるのですが、一日中外に出ないのも不健康かと思い、夕方ごろ散歩します。
近頃は下町然とした風景が減ってきてるようですが、たまに濃厚な昭和の風景に出合うと嬉しくなりますね。
下はそんな思いにおされて撮った一枚です。

最近思うこと

連休中ですが厳しい暑さが続いています。
そう今日関東甲信地方の梅雨明けが宣言されました。
これから本格的な夏がやってくると思うと体力が心配です。

さてこの間、ギリシアのお酒ウーゾを紹介しましたが、結構活躍しています。
うだるように暑いときにはあの歯磨き粉のような強烈な清涼感がむしろ好ましく感じられます。

ところでギリシアはこの間まで国際的な話題の中心でしたね。
わたしはノンポリだし、知識もないのですが思うところがあるのでちょっと記しておきたいです。

紆余曲折あって結果的にEUの緊縮案をほぼ飲むようで、なにやら一見落着メデタシメデタシの感がありますが、一体あの国民投票はなんだったんだ…? 「反対」に投じたギリシア国民が可哀相です。

「今までEUの金で楽をしてきたんだから当然の報い」という意見もあります。「アリとキリギリス」になぞらえる人もいます。
実は最初はこの「アリとキリギリス」の構図はわたしのお気に入りで、怠慢なギリシア人に「天罰」が下るのを大いに期待していたのです。
しかし次第に違和感を覚えるようになってきました。

インターネットでこのギリシア問題について検索すると、多くの掲示板上の討論を見つけだすことができます。
いくつかそれらの討論を読んでみて、ギリシアに対するあたかも制裁のような緊縮案を支持する意見が大勢なのを見出だしました。
ギリシアに対する非難は激しく、最初わたしは美しい音楽を聴くようにうっとりとしてその非難を読んでいました。

しかし次第に(おそらくは自己満足の念が高まりすぎて自家中毒をおこしたのでしょう)気持ち悪くなってきました。
多くの意見が「アリとキリギリス」的枠組みを一歩も出ないものでした。それはイソップ童話を習った幼少期の心を慰撫するものでした。

現実の世界はもっと複雑で割り切れないものです。
わたしの思うにギリシアの人々に(キリギリスのように)遊んでいるという感覚はなかったはずです。
それどころか真面目に、勤勉に働いていると思っていたはずです。

ある日本人と東南アジアの人が同じ仕事をして、手にする額に数倍の開きがあったとしましょう。
でもそれはその日本人が特別に勤勉だったからではなく、また東南アジアの人が怠惰だったからでもなく、単に円がその国の通貨に比べて強いからです。
ドイツとギリシアも同じことです。
ただ両者とも同じユーロなので、その差額を借金して埋めていたのです。

本来は複雑な議論が、まるで童話のように単純化されて語られるとき、そこに心理的な傾きが生み出されないか注意を払うべきです。

さて私は今は新国立競技場のことを考えています。
計画が白紙に戻ったことを(都民として)喜んでいます。
でも本当にそれで良かったのかは大人の頭でじっくり考えてみないとわかりませんね。

最近のリカー

最近は初夏の気配が漂ってきたので、清涼感のあるお酒を嗜んでおります。

まずは以前も記事にしたこともある、「スーズ」
ソーダで割って飲む---、ウマイ!

次に初めて買った、「ウゾ12」
「ウゾ」はギリシャでよく飲まれる、アニスで香り付けした苦いリキュールです。

味は正直歯磨き粉を飲んでるような感じですね。
あまり日本人には馴染みのない風味ではないでしょうか。

以前「ペルノー」という同じアニス系のリキュールを買って後悔した思い出があるので、買うのを躊躇したのですが、「ペルノー」のような変な甘ったるさはないので、「大好き」とは言えませんがまぁいけます。

とは言え、ストレートで飲るのはツラいものがあるので、炭酸かミネラルウォーターで割って飲んでいます。
アニス酒の特徴として、水で割ると白濁するので、それを眺めるのも楽しきかなです。

真夏の、へこたれそうなくらい暑い日にはきっと恋しくなる味でしょうね。

梅酒作り

去年は忙しすぎてやる暇がなかったですが、今年は余裕ができたので再び梅酒作りにトライします。

去年の鬱憤を晴らすかのように、今年は二瓶仕込みました。

梅は熟した南高梅。
洗って、ヘタを取り乾かします。

今年は味の違いを楽しもうと、二種類のベースリカーを用意しました。

ひとつは一昨年同様ジン(左)
ペットボトル入りのバートンジン。「やまや」で¥1,700くらいでした。

もうひとつは初めての試みで、ラムでいきます(右)
これも「やまや」で買ったリコベイ・ホワイトラム。
お値段は¥1,300くらい。
漬ける前にちょっと舐めてみましたが、「薄めたエタノール」って感じであまりラムの風味はしてませんでした…。

日々の成長が楽しみです。

REKARNEコンソールテーブル

IKEAからREKARNEのコンソールテーブルが届きました。

ダンボールを開けるとこんな感じです。

一時間ほどで完成。

まあ今回は楽勝でしたね。
お酒を並べて記念撮影。

…決してこれを一週間以内に飲み切るとかではないですので大丈夫ですよ。

ふたたびIKEAに行く

いや~、また行ってしまいましたねIKEAに。
一か月は間を空けようと思っていたにも関わらず、行ってしまいました。
来週、近所にニトリがオープンする予定で、それを見てからでも遅くはなかったハズですが、我慢できませんでしたね。

ただ今回は前回みたく発狂して色々買ったりはしませんでした。
買ったのは、REKARNEのコンソールテーブル。
シンプルな形状と、パイン材の風合いが気に入りました。
届くのは次の土曜の予定です。

今日はさほど時間を掛けなかったので、この前はいけなかったららぽーとに足を運びました。
それにしても、南船橋に住んでる人は、IKEAあり、ららぽーとあり、競馬場にオートレースと恵まれすぎではないですか?
これでURに住んでたら言うことないでしょう。

ららぽーとはとてつもなく広いので、とても周り切れませんでしたが、モモ・ナチュラルとかウニコとか家具店をいくつか覗いてきました。
適当な高さのダイニングテーブルが欲しいと思っていて(60cmくらい。IKEAにはなかった)イメージ通りのものがあったのですが、やっぱり完成品はマンションに運び込めそうもなかったので参考にするだけでした。

近況、その他

部屋の模様替えをして二週間くらいですか……。
だいぶライフスタイルが変わってきたような気がしますね。
とくにパソコンとかオーディオを聴く時間は減りました。
普段はずっとソファーに座ってるので。

今日たまたま秋葉原に出かけたのですが、以前のようにハイテク製品にときめくことが無くなったように感じましたね。
齢を重ねて嗜好が変化したせいかも知れませんね。

まあ~不動の趣味といえば「酒」に尽きるかも知れません。
ドンキホーテで「おっ?! ロンサカパ・センテナリオが結構安いぞ」などとソッチ方面の嗅覚はやたらと利きます。
今日の釣果はおいおい報告したいと思います。

GWからわりと読書が充実していて、かなり面白い本との出会いに恵まれています。

「日本の居酒屋文化」(マイク・モラスキー)
マイク・モラスキーを初めに知ったのは「呑めば都」ですが、その続編となる書。
新書というフォーマットがそうさせるのか、前著にくらべてハウトゥー本的な色合いが強い。
個人的にはエッセイ色の強い前の本のほうが好きですが、充分に楽しめる本でした。

そういえば「呑めば都」に影響されて、お気に入りの居酒屋を作ろうと試みましたけど、結局だめでしたね。
わたしにとって家呑みこそが至高で、今いろいろ部屋に手を加えていっていかに「酔える」空間を作り出していこうかと考えているところです。

その他にはロシア勢がいい働きをしているところで、まずは「 イワン・デニーソヴィチの一日」(ソルジェニーツィン)が良かった。
あと年代とか全然違いますがチェーホフの「かわいい女」もよかった。

それから、以前に『好きなタイトル』に挙げて未読だった「こんな夜更けにバナナかよ」をついに読みました。
実に考えさせられる内容。
舞台が昔住んでいたところに近いので、そういう意味でも引き込まれるものがありました。

こないだモームの「月と六ペンス」を読みましたが、同じ南海モノ(?)の短編で「エドワード・バーナードの転落」を読みました。
これは「月と六ペンス」のエッセンスを凝縮した感じでよかったですね。

IKEAの商品が届く

待ちわびていたIKEAの商品がついに届きました。

今回買った商品は以下の通り

  • NORDLI ワードローブ(¥29,999)
  • NORDLI モジュール式チェスト(¥30,990)
  • GASER ラグ(¥14,990)
  • FJADRAR クッションパッド(¥1,399×2)
  • URSULA クッションカバー(¥1,999×2)

うん…、我ながらよく買ったなと思います。
そんな感慨に撃たれながらも、本番はこれから、家具を組み立てなければいけません。
さっそく戦闘を開始します。

ワードローブのダンボールを開けると、こんな感じでいっぱい板が入っています。

説明書を首っ引きで、こいつらを組んでいきます。
必要な工具はドライバーと金づちくらいです。

驚いたことに説明書には言葉による説明が一切ない!(冒頭には各国の言葉で警告文が並んでいますが、本文にはナシ)
すべてイラストによる説明になっています。それでいて分かりやすく、特に迷うことなく組み立てられました。

前にニトリの家具を作ったことがありますが、それより分かりやすかったですね。

で、四時間ほど奮闘して以下の形に。

開けるとこんな感じです。

次にチェストに取り掛かります。
ノールドリのチェストはモジュール式で、フルサイズ(幅80cm)とハーフサイズ(幅40cm)の抽斗を選んで、自分好みに作れます。
今回は、ハーフ6口、フル2口で組みました。
これも作り上げるのに四時間くらいかかったかな?
↓は途中経過です。

ノールドリは、メラニン加工されたパーティクル材をふんだんに使っていて、堅牢な感じです。(しかしその分メチャ重い)
抽斗にはダンパーが入っているので、開閉が静かです。

まる一日費やしましたが、出来栄えに満足しています。


さて、ソファーにはクッションがつきものですので、2コほどゲットしてきました。
クッションパッドは、ポリエステルとダックフェザーのものがあったのですが、ちょっとお高いもののダックフェザーのほうがフカフカ感があったので、そちらをチョイス。

カバーは夏でもいける感じのものにしたかったので、麻のものにしました。
これもチョイ高めでイタかったのですが、まぁお祭り(?)ということで。
(クッションとラグ)

そしてラグです。

実は昔から、何かの小説で読んだ「足を取られるほど毛足の長いラグ」というフレーズに囚われていて、まぁ今回選んだゴーセルはそこまでは長くないですが、毛足の長さで選びました。

ん~、最高ッ! 裸足で毛足をまさぐるたびに得も言われぬ恍惚感に囚われます。
夏になったらどうするかって? それはその時かんがえます。

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一応これで今年のGWをかけた部屋の模様替えは完了です。
あと2,3買いたいものはありますが、それは徐々に変えていこうと思います。

う~ん、それにしても我にもなくよく買い物をしたと思います。
シェルフが7万6千、ソファーが6万、今回ので8万くらい。
その他、送料とか手数料を考えるとほぼ一か月分の給料が飛んでいったことになります。
でも空しい気がしないのは毎日見て、手に触れられるからでしょうね。

なんだか今回の経験で家具の魅力に取りつかれてしまったような気がします。
くれぐれもお財布に気を付けて楽しんでいきたいですね。