谷中霊園

連休中に撮った谷中霊園の写真をUPしていきます。

園内の樹木も色づいて、秋の深まりを感じさせます。

蔦と墓石との色のマッチングが好い。

この日は抜けるような青空でした。
墓地とタワマンその1

墓地とタワマンその2

その3

皇帝ダリアがそこかしこで咲いていて、それがまた青空に映えて良かったです。

白黒でも何枚か撮りました。

白黒その2

白黒その3

イチョウも見事に色づいていました。

木の根元は黄色いカーペットを敷いたようです。

これは線路に面した土手に生えた桜。
梢にハトが鈴なりに止っていました。
この木にだけ、何故だろう…。

第43回 私立中学高等学校生徒写真・美術展

3連休は初日こそ晴れたものの、下り坂の天気でした。
今日などは朝から雨がしとしとして、底冷えするようで、なかなか布団から離れられず…。
休日でよかった。

東京都美術館で「第43回 私立中学高等学校生徒写真・美術展」が11/18~23の会期でやってたので観に行きました。
去年も観に行ってなかなか良かったので。
「人・形・展」同様恒例になりつつあるかも。

中高生の写真の魅力って何でしょうね?
正直言って作品自体がすごく素晴らしいってわけではないと思います。
著名なカメラマンの写真は一目でその人と分かる個性を放っています。
でも中高生にはそんな個性を充分に伸長させている時間はないので、撮れたありのままが出ているように思います。
一定の様式に収まらない、「開いた」感じがします。
それでお客さんも肩ひじ張らず観れるのではないでしょうか?

写真OKそうだったので、気になったのを撮らせてもらいました。

特選はいくつかありましたが、一番気に入ったのはこれです。
白黒とはシブイ。
ハイキーな画が牛腸茂雄をほうふつとさせます。

これは一般作ですが、托鉢僧をモチーフにするとは高校生らしからぬシブさです。

観ていて気付いたのですが、学校ごとにカラーがあるような気がします。
もちろんバラバラなところもありますが。

この学校のは、どれもケータイで撮ったような荒い画質で、わざとチープ感を出しているように思えました。

この学校はみんな白黒。
しかも被写体のチョイスがシブすぎまいか…。
顧問の先生の影響とかでしょうか?

この学校は不定形の被写体を選んでいるような気がする。
まぁ単に思い込みかもしれませんが、学校ごとの「組写真」として鑑賞するというのは今回発見して、なかなか楽しめました。

さて、展示は写真ばかりではなく絵画もあります。

これは特選に選ばれていた作品。
平坦な色面を組み合わせながらも、深い奥行きを感じさせる立派な構成力です。
中学生でこれとは恐ろしい。

個人的に最も気に入ったのはこの作品。
色の配置のバランスが好きですね。

美術系の学校の生徒の作品。
やはり上手い。

別の学校。
一つ一つを見るとやる気を疑うところですが、こうやって並べるとそれぞれ単純化された形態を志向しているように見えます。

う~ん。先生がテーマを指定したのでしょうか?
せっかく展示されるのだから、好きに描かせてあげたら良かったのでは?

観てる側が好き勝手言えてしまうというのがこの展覧会の魅力なのかも知れません。
しかし確かにパワーをもらったように思います。
そこで足取り軽く、このあとは谷中霊園に向かったのでした。

ニューフロンティア・イン・リカー

う~ん、もう11月ですか?
これはちょっと早すぎじゃないですかね…。
ということはつまり、もう今年、2015年は残り2ヶ月もないという事ですよ。
そういうことを言ってるんですよ。
それは無いでしょう? ひどい話だ…。
せいぜい9月でしょうまだ。
だって、あの焼けつくような暑さ。皮膚を刺す陽の光をはっきり記憶していますよ。
まぁあの頃に比べりゃちょっとは涼しくなって、シャツ一枚で歩いてりゃくしゃみがでますがね。(ヘヘ…)
だいいち10月はどこに行ったんです?
本当に在ったんですか?
わたしは何一つ記憶してませんよ。
これじゃまるで時間を盗まれたも同然ですよ。
とんでもなく不遜な男がカレンダーの中に鎮座していて、だれも口答えすらできないのですか?
このまま一年が終わったら、わたしはただ無駄に齢を食ったってことになるじゃないですか?
そんなことって許されるのですか?
馬鹿な! わたしは認めませんよ。
もう我慢できない。わたしは行きます。
溶液の中の未開の地へ。

5時になると、自治体のアナウンスが流れ、お寺からゴーンと鐘つく音が聞こえてきます。
憂鬱に閉じていたカーテンをちょっと開いて外を眺めると、びっくり。
もう夜中と変わらないくらいにとっぷり暮れていました。

YouTubeで「ウルトラバカ酒飲み」と検索すると、10年以上前に放送されたロシアのヨッパライ番組が見つかります。
うっすら覚えていることが恐ろしい。
尾崎豊を聴いてバイクをかっぱらいたくなる中学生と同様に、彼らの無軌道な生き方に憧れを覚えます。
木製品のつや出し剤をよく飲む人は皮膚が紫色になり、周りからは「ナス」と呼ばれたそうです。(そんなことより病院だろう?)
なんという国民だろう。
さすが、ドスト、トルスト、チェホフ、ゴーゴリ、ソルジェニーツィンなど数多の文豪を生み出した国です。
わたしは流石にそこまで健康ではないので、許される範囲でリカーのフロンティアを探究してみたいと思います。

ハタから見ていて「あちゃ~」と思う双璧は、焼酎甲類の大容量ペットボトルとパック入り普通酒ではないでしょうか?
コンクリートを枕とする人の傍らに置いてあって違和感を感じないものと言えば--。
さすがにまだそこまで人生を極めてないと思ってるので、これらには手を出してませんでした。
しかし今晩禁忌に手を染めます。
とは言え大五郎系は本当にタブー過ぎるので、シャレで済みそうなパック酒で攻めます。

セレクトしたのはキクマサピン。
プリントされたピンクの菊が洗練されたデザインだなと思います。
それにしてもこのパックの形状は小学生のころ給食に出ていた牛乳パックと同じではないか?
ストローが付いてくるところまでいっしょ。
これはストローで飲むのが正統なのだと感じ、チューチューと飲りました。

「アレ?!」
普通に美味い。
ラベルに原材料「醸造アルコール」と書いてあったので、安酒にありがちなアルコール臭いのを想像していたのですが、まったくそんなことはなく、むしろ飲みやすかったです。
なんという良心。
「怖いもの見たさ」で手に取ったことを恥じました。

ツマミはアタリメ、サンマの塩焼き。
旬のサンマが本当に美味い。

食後、「デルカップ(甘口)」を飲みます。
これもコンビニなどでよく見かけるものの今まで手を出せなかったお酒。
容量50mlで、¥170だったので、結構割高ですね。
決してアル中が飲んでいるイメージはありませんが、その特異な形状とラベルから発せられるオーラから高齢者が好みそうなイメージがあり、別の意味で手を出したら終わりそうな感じがありました。
しかしこうやって見ると、琥珀色に光っていてとても綺麗に見えます。
口に含むと薬草の複雑な香りと甘みが広がります。
何か食べながら飲むには適さないですが、ナイトキャップなんかにはいいんじゃないかと思います。(ただ、歯を磨きたくなるかも)

きょう自分の中のリカーの版図を広げる冒険を行いました。
なかなか有意義であったと思います。
それではこれから住み慣れた霧深き我が島に戻るとしましょう。

トライX400

この頃フィルム写真を撮る機会が減っています。
理由は簡単で、フィルム価格の高騰にあります。
昔のようにあまり考えずにパシャパシャとシャッターを押せなくなってしまいました。
カメラを持って出かけたものの、結局一枚も撮らずに帰ってきたということもままあります。
(よほどの被写体でもないとコンデジで済ませてしまう)
現像もしばらくやってないですね。

特に白黒フィルムは需要が少ないためか値上げ率が激しく、2年前の倍くらいになっています。
そのためカラーフィルムの方が安いという逆転現象(?)が起きています。
一時期、カラー現像に手を出そうかとも考えましたが、あまりに面倒くさそうなのと、現像条件のシビアさに諦めました。

しかしめげずにネットで安いフィルムを探していると、おぉあるではないか?!
トライX400がコ○マで、¥494!
これなら値上げ前と変わらないです。
だがうまい話には裏がある。
なんと送料が¥540もするのです。そりゃないでしょう…。
ところがさらに裏があって、総額¥5,000以上なら送料無料とのこと。
なので、腹をくくった私は---、11個購入しました。

こうやって積むと、「いやなんとも思い切ったことをしたわい」とニヤケ顔になります。
しかし、みんな使い切るのはどれほど先のことになるのか?
今のペースだと優に3,4年は持ちそうな気がします。
そして使い切ったときになおフィルムを撮り続けるのか--。
それは謎です。

上野~谷中

昨日は午前中小雨が降っていましたが、午後になると止んだので用事のついでに上野を歩きました。

根津から上野動物園の裏手を回って、不忍池に出ます。
生憎の天気でしたが、三連休ということもあったのでしょうか、かなりの人出がありました。

弁財天に渡る橋のところ。
ピントが合ってなくてよく分かりませんが、無数の鯉が観光客が橋の上から投げるエサに群がっていました。

ハス池の手前にスズランのようなユッカ欄が咲いていました。

京成上野駅のところの階段。
階段を登り切ると…

墓地!
というわけで公園内は割愛して、谷中霊園に飛びます。

着いた時はすでに夕刻で、日暮里のタワマンがアルプスの嶺のごとく光り輝いていました。

燃える西の空。

しばらく経つと陽が落ちて薄明となり、場所も場所なだけに、とても幻惑的な雰囲気になってきました。
写真は補正が入っていますが、実際はもっと暗く見えています。

東大医学部の仏舎利塔。
ひと際大きく異様な姿です。
一体どんな謂れが…?(献体者の霊を慰めるためとかではないよね…)

タワマンとの対比。

薄暮の中で石がうっすらと光ってるように感じられ、夢の中のような奇妙な浮遊感を覚えました。

朝の水元公園

サテ、三連休もあっと言う間にもう最終日です。
日曜日は生憎の空でしたが、まずまずの行楽日和だったのではないでしょうか?
土日はいつになく早起きしてアクティブに過ごせたのですが、今日になって疲れが出て昼まで寝ていました。
せっかくの体育の日だというのに全く運動しませんでしたよ。

その土曜日に、朝から水元公園に行って来ました。
この間、早朝谷中霊園に行ったのがなかなか新鮮だったので。

いくつか写真を載せます。
こないだの、夏に撮ったものと比べると秋の深まりが感じられるのではと思います。

大橋ですね。時刻は7時半くらいです。
こんな時間でも釣りをしている人が多くいました。

三郷口から出て、対岸のみさと公園に周ります。
この辺りは釣り禁止の看板がいたるところに立ってますが、そんなことでは縛れないよう…。

浮きの上で休んでいるカモ。
それにしても、夏来たときびっしりと水面を覆っていた水草はどこに行ったのだろう…。

水上テラスに人影はない。(赤く舗装された道がステキ)

遊具も遊ぶ子どももなくポツンとしています。

小山の頂上にある、木製のアスレチックが改装中のようで周囲をバリケードされていました。
子どもたちにとってはさぞ待ち遠しいでしょうね。

一時間ほど散歩して帰路につきました。
帰りは金町まで歩いてJRで。

下はその途中で撮ったもの。
自動販売機が、まるでモノクロ写真の中に一滴赤いインクを落としたかのように見え、吸い込まれるような不思議な気分でした。

人・形・展(2015年)

去年も同じ時期に行ったのですが(その記事)、人形(ヒトガタ)展を観に丸善 丸の内本店に行ってきました。
今回で10回目だそうです。

初日の23日に行きました。
この日は祝日ということもあるのか、東京駅の周辺は観光客で混んでいました。

初日は会場前に購入整理券が配られるそうですが、私がむかったのはもうお昼近くでした。

面白かったのは亀井潤さんの試験管の中に入った人形。
他にもピーナッツに彫った竜なども展示されていて、手先の器用さに感心しました。

それから踏鞴(たたら)房の人形。
こちらはリアルかつ、子供の身長くらいの大きさがありドキっとさせられます。
お値段、81諭吉でした。(そしてもう売れてた)

常連の陽月さんは今年は一体でした。
しかし結構大きいもの(90cmだそう)
そしておプライスは70Y
言うまでもなく売約済みでした。(しゅごい…)

シルバーウィーク

すっかり秋めいてきました。

シルバーウィークもあっという間に終了です。
特に旅行とかしたりせず、家で過ごしました。
気になっていたベランダの掃除とか、換気扇の掃除が片付いてよかったです。

ある朝、やたらと早起きしたので、上野に出かけて写真を撮ってきました。
いくつかお見せします。

これ(↑)は谷中霊園ですね。
彼岸花がそこら中に咲いていました。

これ(↓)も同じく。
サルスベリの花が咲いていていました。

これは上野公園のスターバックス。
なんとも爽やかな光景です。
広場ではラジオ体操みたいな運動をしている集団を見かけました。

西郷像

御徒町まで足をのばします。

日中の賑わいからは考えられないほどひっそりとしていました。

これ(↓)は別の日の夕方に近所の中川で撮ったものです。
(連休中は好天に恵まれ、サワヤカな日々が続きました)

対岸でマンションか何か建築中の模様。

モロヘイヤのサラダ

モロヘイヤ。
あまり好きな味でもなく、調理する際に固い茎から葉を取り分けるのが面倒なのですが、抜群の栄養価に惹かれて機会があれば買っています。
特に旬の今は一束¥100くらいで売ってるので助かります。

ビタミンをダイレクトに吸収せんと、サラダにして食べることが多いですね。

今日はちょっと豪華版で、サーモンにアボカドを添えました。
これで夏を乗り切るぞ!

水元公園

この酷暑の中、命の危険を冒しつつ水元公園に行ってきました。
この前行ったのは、たぶん半年くらい前のことじゃないかと思います。

歩いて行ったのですが、着くまでにすでに茹蛸状態に。
しかし園内に入ると、涼やかな木陰に癒されます。
心なしか風も爽やかな気が。

それにしても、小合溜を覆う水草の繁茂がスゴイ。
まるで原っぱのようではないか?!

ポプラ並木を通って、金魚の養殖場の方へ行きます。
道すがらにある沢はハスに覆われていて、美しい花の綻ぶのが見えます。

養殖場の周囲の池には、何やらラベンダーのような紫色の珍しい花が。
見ると、「ミソハギ」とありました。

大型の野鳥が無造作に道を歩いていて驚きます。
奴らも暑いなか飛ぶ気力が起きないのか、近づいても歩いて離れていくばかりです。

踵を転じて中央広場方面に向かいます。
下は、その途中のメタセコイアの森の手前で撮った小合溜。
翳りのある美しい表情です。

中央広場。
素晴らしい風景ですが、暑すぎて誰も走り回ったりしていません。

周囲の沢では水浴びをする子連れ客の姿が見えました。
あとBBQ広場もかなり盛況でした。

さらに北上して大場川と並走する部分に出ます。
ここはびっしりとハスの葉で覆われていました。

さすがに疲れたのでここで木陰のベンチに座って一休みしました。
蝉の音だけが聞こえます。
この暑さで、毎年毎年さぞ蝉の数が増えているでしょうね。