「大琳派展」の会場である平成館から、本館へのブリッジに各地の展覧会のポスターが掲示されていたのですが、その中に鏑木清方記念美術館の特別展示を見つけました。
わたしが鏑木清方を知ったのは最近で、学研から出ている日本の古典シリーズの「雨月物語・春雨物語」を手に取ったのがきっかけです。
その中に彼の手による美人画が多数引用されていので、すっかり気に入ってしまっていたのでした。六月に鎌倉へ行った折に寄っておけばと後悔したものです。
その展示が二十九日まで。う〜んどうしよう?
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大琳派展
スキップ
最近ミステリ作家の北村薫にはまっています。
最初に手に取ったのは円紫シリーズの「夜の蝉」でした。殺人事件が起こるわけでもないのに、ぐっと引き込まれる話のうまさと、魅力的なキャラクターにすっかり虜になってしまいました。
この「スキップ」はまた別の「時と人」三部作といわれるシリーズのひとつです。
代表作ということで読んでみました。
二十五年の時をタイムスリップしてしまった女子高生のとまどいが実にリアルに描かれています。
大切な歳月を失っても、前向きに生きようとする姿には胸を熱くさせられました。素直に良い話でした。
ただちょっと難を付ければ、長い。個人的にはぴりっと引き締まった短編のほうが好きです。
RE:折りたたみ自転車
結局トレンクルの購入は見送りました。
値段は性能に見合ったものだったと思います。ただ、納期が二ヶ月くらい先になってしまうようだったので諦めました。
部下
十月からわたしの下に部下が付きました。後輩と一緒に仕事をしたことはありますが、本当の部下を持ったのは入社四年目にして初めてです。
面倒くさいやと思って来ましたが、それ以上に上に立つというのは気分が良いものですね。
折りたたみ自転車
前回の更新からずいぶん間が開いてしまいました。
最近物欲が高まってきているのです。その欲しいものと言うのは折りたたみ自転車。
きっかけは、引っ越してからしょっちゅう自転車がいたずらされるようになったことです。
前輪がよくパンクするようになりました。はじめはチューブに空いた小さな穴が原因だったので、自然になったのだろうと思っていました。
今月の頭にまたパンクしているのに気が付き、「またか」と思ってよく見てみると、タイヤの上からナイフのようなもので引き裂かれていました。
それでやっといたずらされていたのだと気が付きました。直してまたやられるのも癪なのでいまでもペッシャンコのままです。
しかし不便になってしまいました。
ならば家の中に上げられる折りたたみ自転車ならと考えるようになった訳です。それでどんなものが良いかと色々調べ始めました。
そこで聞きなれない「輪行」という言葉を目にするようになりました。「輪行」とは、おりたたみ自転車を電車やバスで手荷物として運ぶことです。目的地に着いたら組み立てて足にするのです。
よく行く上野や浅草でこれが出来たらどれだけ楽でしょうか? あるいは鎌倉のような観光地では? 考えるだけでぞくぞくします。
そうするとなにより軽さ。そして機動性。最後にちょっとくらい格好の良いものが欲しくなってきます。ああこうして物欲は加速してゆくのですね。
こういった条件を念頭に、あれでもないこれでもないとふるいにかけていくと、パナソニックの「トレンクル7500」という車種が有力候補に上ってきました。しかし唯一不満なところが……。それは、あまりに高い。定価で十万円ほどもしてしまうのです。セールをうたっているネットショップでも九万くらいします。
ただし、現在この車種は生産が終了していて、手をこまねいていると後悔することにもなりかねないのです。 残りあと三台。どうしようか……。
歯医者2
今日は十五夜だそうですね。あいにく雨が降って見ることができませんが。
昼間歯医者に行ってきたのですが、一時間におよぶ診察になりました。思いのほか虫歯が進んでいたそうで、奥歯を半分になるまでに削り取られました。
銀歯の型取りをするのが次回の診察で、現在は仮埋めしています。しかし来週末は用事があって行けないので、再来週です。その間詰め物が取れてしまわないか心配。
VMware
念願のVMware playerをインストールしました。これは仮想マシンと言って、ウィンドウの中に別のコンピュータの挙動をまるごと再現するソフトです。まるごとですから、なんとBIOSから立ち上がります。そしてその仮想DOS/VマシンにWindowsなりLinuxなりをインストールしてゲストOSを構築していくわけです。
最初はWinXP上でWin98を立ち上げてみました。最初の試みだったので結構苦労しましたが、動かすことができました。仮想マシンは実際のマシンよりかなり遅いのですが、後からWMware Toolsというものを(ゲストOSに)インストールして、チューンナップすることで実用的なところまでパフォーマンスを上げる事ができます。少なくとも以前使っていたPenⅡマシンよりはさくさく動作しています。
WinXPに乗り換えたために使えなくなってしまって、諦めていたソフトが、仮想マシンの上で動いているのを眺めるのはなかなか感動的です。
しかしながら、Windowsの上でWindowsを動かしたからと言って誇るべきことではありません! Windowsの上でLinuxを、Linuxの上でWindowsをブートさせてこそWMwareの真価が発揮されたと言うべきでしょう。
そこでUbuntu上でのWinXPのブートにトライしてみました。
これがあっさり過ぎるほどうまく行き、見事XPを動かすことができました。Wineでもうまく動かなかったWindowsアプリケーションも、これでLinux上で確実に動かすことができます。素晴らしい! これでさらにもう一歩脱Windowsに近づきました。
歯医者
先週の土曜日から上の右奥歯の歯茎が腫れだし、触ると痛むようになりました。平日は忙しくて歯医者に行く時間がなかったので、今日になってやっと診てもらえました。
かかりつけではあるのですが、一年半ぶりだったのでレントゲンから撮り直しました。
今日までに腫れは収まっていたのですが、どうやら歯の付け根部分が虫歯になっていた模様。ブラッシングがおろそかになっていたようです。
一度治療して銀歯が被せてあった歯です。しかし銀歯を剥がして、虫歯部分を削りセメントで仮埋めしてもらいました。
本格的な治療は来週からだそうです。歳をとっても歯医者に行くのは憂鬱の種ですね。
街撮主義 −我−
今日は訳あって、サブマシンからの投稿です。
近頃グズついた天気が続いていたのですが、日中は晴れて気温も上がり、夏らしい陽気になりました。そこで気分もそぞろ、街(秋葉原)に繰り出しました。
買い物が済んだ後、浅草橋まで足を伸ばして、 須田一政写真塾の修了展を見に行きました。マキイマサルファインアーツで開かれたこの展覧会のタイトルは「街撮主義 −我−」
十四名のお弟子さん達の作品が、それぞれ十点くらいずつ並べて展示されていました。面白いのが人によって大判だったり、8センチ四方くらいのサイズだったりバラバラ。カラーもあればモノクロもありと個性豊かでした。
一番須田先生の作風に近いと感じたのは、古田哲久氏の作品でした。モノクロで、情緒を色濃く感じさせました。個人的に気に入ったのは、東南アジアの街角を撮った志野和代氏です。目に染みるようなけばけばしい色合いの作品でしたが、そこがかえってモチーフにマッチしていました。
同じギャラリーの一階では(須田塾は2F)「擬態美術協会」という別のサークルの作品が展示されていていました。わたしの目当ては修了展だけだったので、観ないで帰ろうかと思ったのですが、スタッフの方に是非にとも勧められたので、見てみることにしました。
すると中は白い部屋。絵の一枚も掛かっていません。代わりに天井に透明なビニールチューブが張り巡らされていていました。それは間欠泉のように一定のタイミングでポンプから押し出されてくる水圧でプルプルと震えているのです。
更に部屋に入った時から、手のひらで耳を押えたときのような「ごおぉ」という音がしていたのですが、その発生源はテープレコーダーでした。ただテープはカートリッジの中のではなく、滑車のような機構に乗せられ壁伝いに部屋をぐるりと取り囲んでいたのです。
現代アートと申しましょうか。ともかく、わたしの理解を許さない世界です。場違いを感じ、早々に辞させて頂こうかと考えていたら、「とても良い」タイミングでこの作品の製作者の方が入ってこられました。
その時ギャラリーはわたし一人だけでしたので、この作品について色々とお話が聞けました。とてもシュールな体験をさせていただきました。