先月ハクキンカイロのことを書きましたが、今でも毎日使っています。しかしそうしているうちに、もう付属のオイルは無くなってしまいました。
替えを近所のホームセンターで探したのですが、ZIPPOオイル355ml入りは六百円ほどしていました。これはちょっと高いです。
そこで代用品がないかと調べてみると、ランタンなどの燃料になるホワイトガソリンが使えることが分かりました。
ガソリンは本来無色ですが、自動車用ガソリンは赤く着色されています(赤ガス) 同時にサビ止めやらの添加物が混ぜられています。
それに対して添加物を含まない、そのままのものをホワイトガソリンと呼ぶそうです。
ちょうどコールマンのランタン用ホワイトガソリンが置いてあったのでこれを購入しました。一リットル入りで千円ほどでした。
家に帰って、早速使ってみようと蓋をあけてみると、なんと青い! 薄いブルーに着色されていたのです。ホワイトに非ず。
色が付いていても使えるかのどうか、再び調査です。
もし使えなかったらこんな大量のガソリンを一体どうしろと言うんでしょうか?
幸いなことに中の綿が青く染まってしまうこと以外に特に問題はないというページを見つけました。
それに勇気づけられて使ってみると、ちゃんと燃え、ぬるくもなく熱すぎもしなかったので、ほっと胸をなでおろしました。
しかし問題は匂い。ほぼ無臭だったZIPPOオイルに比べてかなり臭います。袋に入れて懐中にしまえばだいぶ軽減されますが、時折うっと鼻を突くことがあります。
多分まわりの迷惑になるレベルではないと思うのですが……。
持続時間はすこし短いようです。それでも20mlで日中は優に持ってくれるのでそれほど問題視していません。これで一冬越せそうです。
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川崎大師
年越しソバ
ハンディーウォーマー
東京散歩
年末の追い込みもどうにかやり過ごし、無事冬休みを迎えることができました。
連休の初日は鬱憤を晴らす思いで、都心へお出掛けしました。
降り立ったのはお茶の水駅。今日の目的は名所巡りです。お茶の水から上野まで歩きます。
最初の目的地はニコライ堂です。突如現れるターコイズのドームの威容にびっくり。人気が無く、敷地に入ってよいものか思案してしまいましたが、門が開いていたのでお邪魔しました。
拝観は午後からだったので、中はまで見られませんでした。時間を調べておけば良かったです。
聖橋を渡って湯島聖堂に向かいます。さだまさしが「檸檬」の中で歌った風景です。しかし実際にここからホームに向けてレモンを投げたら、確実に逮捕されそうです。
次に神田明神に行きました。山門の鮮やかな朱色が目に飛び込んできます。神殿の奥では何やら祈祷をしてもらっている人々の姿が見えました。
さらに進んで、湯島天神を観ます。季節柄か、合格祈願の絵馬が目に付きました。
もうちょっと歩いて、不忍池です。池は立ち枯れをした無数のハスが覆っていました。それは金の針のように輝いていて、今日の青い水面にとても映えていました。
池をぐるり一周します。途中、老人の絵描きさんが池に向かって絵筆を振るっているのを見かけました。最高のモチーフではないかと思います。
最後は無縁坂で締めくくります。そう、あの「運が良いとか〜悪いとか〜♪」の無縁坂です。しかしごくありふれた坂だったので、ちょっと拍子抜けでした。
写真(左から):ニコライ堂、聖橋からの眺め、神田明神山門、不忍池、無縁坂
冬至
今日は冬至ですね。しかし日中は太陽サンサンで、秋に戻ったかのような陽気でした。絶好の洗濯日和になりました。
ところが夕方から風が強くなってきて、窓ガラスをガタガタいわせています。明日から冷えるかな?
電池パック
わたしの携帯はauのW53CAです。カシオのデジカメブランドであるEXILIMの名が冠された機種です。カメラに重点を置いて選びました。
外出先で気軽に高解像度の写真を撮れるので、大変重宝しています。しかし購入から一年経過して問題が……。
電池の切れるのが明らかに早くなってきたのです。特に写真を何枚も撮るとみるみる残量メーターが減ってゆきます。
このまえ高尾山に行った時も途中で切れてしまい、折角の美しい紅葉を前に歯がゆい思いをしたものです。
ところが(そんなことすっかり忘れていたのですが)購入時に保険に入っていたようで、その特典が一年間無事故の場合、予備の電池パックプレゼントでした。それが本日届きました。
これさえ持ち歩いておけば、イザというときに電池切れしてしまい、無念な思いをすることとは無縁になりそうです。
月餅型USBメモリ
野菊の墓
北村薫の「秋の花」の中に、主人公たちが「野菊の墓」談義に花を咲かせる場面があります。
そこで興味をそそられて手に取りました。
短い話なので、すぐに読めました。
とても悲しいお話でした。
民子が哀れということもあるのですが、政夫の母の後悔の涙に咽ぶ姿にも心を動かされずにはいられません。
電車の中で読んでいたのですが、思わず涙ぐんでしまったほどです。
しかし、これほどまでに感動的な話を正ちゃんは「自己中心的な作品」と切り捨てます。
かっ…かっこいいッ!
確かにそういう目で見れば、妙に悟ったような文章に違和感を感じなくもありません。
民さんほど彼女を想ってなかったんじゃないかとすら思えます。
月日の経過が物事を客観的に見せてくれるようになったのかも知れませんが。
そんな嫌らしさが端的に表れたのが、正ちゃん御立腹の結びの一文だと思います。