蒸し暑い夜が続きますね。
そんな夜にはくっと一杯やりたくなるものです。ビールも良いですが、カクテルはいかがでしょうか。
この頃よく作っている夏らしいカクテルを紹介いたします。
一つめは「ピニャコラーダ」
ラムに、パイナップルジュースとココナッツミルクを加えて作ります。
正式にはシェイクするのですが、うちにはシェイカーがないので単にマドラーでかき混ぜて出来上がりとしています。
それだけでも美味い。
しかし更に、ラムに選んだ「キャプテンモルガン・スパイスト」これがミソです。
このラム、バニラやアプリコットなどで甘い香り付けがされていて、ロックでもクイクイ飲めてしまうのですが、これをベースに使うことで香り高く、おいしく出来ます。
難点はココナッツミルクが手に入りにくいことか。
わたしはよくドン・キホーテで手に入れています。
二つめは「チャイナブルー」です。
これはライチリキュールがベースです。「パライソ」とか「ディタ」とか、いかにも夏らしいですね。
両方試しましたが、特にどちらがおすすめということはないです。
店頭では「パライソ」のほうが若干安く売られているようなので、手に入りやすいほうでいいんじゃないでしょうか?
さて作り方は、先にライチリキュールを入れたグラスにグレープフルーツジュースを注いでかき混ぜ、最後にブルーキュラソーをちょっとだけ加えて色を付けます。
しかし最後に加えたのに底のほうから青くなっていくのはなぜだろう? 比重が重いのか……。
ライチの甘さと柑橘の爽やかさが調和したおいしいカクテルです。
ちなみに、ブルーキュラソーの代わりに「ミドリ」を使ったものは「チャイナグリーン」と呼ばれます。

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季節のない街
あっという間に七月です。早いものですね。毎日暑苦しくて、冷や麦ばかり食べています。
季節を嫌というほど味わっている訳ですが、今回読んだのは「季節のない街」です。
作者は山本周五郎。前回は「青べか物語」の感想を書きました。
「青べか」がとても良かったので、青べかⅡを期待して手にとった訳です。
あとがきの開高健の文章にも励まされるものがありました。
しかし、率直な感想を言うと期待はずれだったかなと思います。
底辺で生きる人達の辛さやみじめさをテーマにしているのは共通していますが、青べかがそれでもどこか寓話的で幻想的な雰囲気を持っているのに対して、「季節のない街」はより現実的で救いの無いように見えます。
この違いは、舞台の違いに起因するのではないかと考えます。
青べかの舞台は千葉県浦安ですが、季節のない街の舞台は横浜某所だそうです。
浦安は現在では都会だと思いますが、当時は貧しい漁村で文化果てる地だったのでしょう。
対して横浜某所は貧民街ですが、どぶ川ひとつ隔てて繁華街と近接しているということになっており、より都市に近いようです。
物語のなかにも文化人くずれが何人か登場します。代表的なのが右翼の先生、寒藤清郷ですが、その他にも「プールのある家」のルンペンの父親、「がんもどき」の元中学教員、綿中京太、「肇くんと光子」の福田肇などが数えられます。
おそらくは都市から流れてきたのでしょう。彼らの存在が絶望とは何なのかを伝えているようです。
彼らは学問はあるのですが、人間的な弱さから落ちこぼれてしまい、さりとて肉体労働する気にもなれずに無為徒食の日々を送っています。
プライドがそうさせるのです。
青べかの登場人物にはそんな輩はいなかったように思います。
とんでもなく無知蒙昧だったり、逆に狡猾だったりしましたが、誰もが訛り言葉をしゃべりあるがままに生きていました。
それはまるで朝もやの中のような、ひとつの基調色に統一された世界です。
しかし季節のない街では都市と貧民街のコントラストが貧しさをするどく縁取っているのです。
梅雨
じめじめした日が続いて嫌になります。
今日も一日中雨で、外に出ることが出来ませんでした。
早く布団を干したいです。
資格の勉強、続けています。ただ思ったほどはかどっていなくて、まだ「理論」の半ば程です。
今日は「磁力線」と「磁束」が別物であることを知りちょっとたじろぎました。
あれー、高校の頃はちゃんと認識してたのかな?
電験三種
電検三種申込みました。
今の仕事とは若干ちがう分野なのですが、守備範囲を広げたいと思ったからです。
あと、理論は高校の物理の範囲なので取っ付き易いと踏んだこともあります。
しかし参考書を読んでみて、結構忘れていることに気が付き愕然としました。
物理学科卒……ッ!
そういえばこの頃物忘れが激しくなったような気がします。
ちょっと前にMySQLというソフトをセットアップする機会があったのですが、一年くらい前におなじことをしたにも関わらずやり方を完全に忘れていて愕然とした思い出があります。
これは脳が老化しているなと、何か脳に効くサプリは無いかと調べてみると、最近は「イチョウ葉エキス」というのが流行っているそうです。
昔はDHAなんて盛んにもてはやされていましたよね。
そのDHAも効き目が眉唾ものと言われるようになり、イチョウ葉エキスも薬効は大変怪しいですが、ドラッグストアで半額で売っていたので思わず買ってしまいました。
一粒飲んでみましたが、かなり草っぽい味がします。
薬効あらたかなることを祈っています。
散歩
火事
夕方買い物に出かけ、帰ってきてみるとなんだか物々しい雰囲気。
家に近づくにつれてパトカーのサイレンが大きくなっていきます。
見ると家からすぐそばの通りに、消防車がずらりと並んでいました。
「まさかウチでは!?」とさっと嫌な予感がしましたが、幸い違いました。
しかし火元はウチから50メートルも離れていない場所でした。炎は見えませんでしたが、煙がもうもうと立ち込めて、非常ベルがけたたましく鳴り響いていました。
それにしても野次馬が酷かった。自転車で乗り付けて奇声を挙げている不良がいて、不愉快極まりなかったです。
RE:写真集
「多摩景」は十五年に渡って多摩周辺(多摩・府中・国立・立川・国分寺・東大和市)を撮ったものです。
先の「偽景」とは対照的に郊外のありふれた風景を収めた作品です。特に公園を撮ったものが多いです。
概して人物は点景として配されています。
フィルムのフォーマットはブローニー6x7だそうで、たいへん緻密で美しいです。
しかしながら正直な感想としては退屈なフレーミングが多い。画面上下の余白が「もったいない」と感じさせる絵もあります。
とは言え、この写真集の魅力は被写体自身です。
多摩に住んだことのある人なら、いずれかの写真に目が留め「あっ、この景色みたことある」と呟いてしまうに違いありません。
特別なランドマークな訳でもなく、むしろごくありふれた風景に過ぎないのですが、にもかかわらず全編濃厚な多摩の気配に満ちています。
作家は特別な嗅覚でもって「多摩らしさ」の本質を捉えています。それは個人的な体験と共鳴し郊外を追体験させてくれます。
まるで子供時代のアルバムが数十年の時の流れを遡らせるように。
まさに多摩の記念写真です。
写真集
最近購入した写真集を紹介します。「偽景 1998‐2006(菊池一郎)」と「多摩景(田中昭史)」です。
いずれも店頭で見つけてパラパラ眺め、一旦は「フーン」、しばらく放っておいたのですが、後日ムラムラと欲しくなり手に入れたというパターンです。
まずは「偽景」のほうから。これはなんともいいタイトルです。
このタイトルと表紙から中身がなんとなく想像つき、かつその通りだというのがこの本の良いところです。
有り体に言えば、作家が九年間に渡って日本各地で撮りためた「変な風景」をまとめたものです。
とはいえ「VOW」であるとかトマソンのような「日本珍奇景」に堕していないところが素晴らしい。絵に緊張感があるのです。
単純に変な風景を写しているだけのカットもままありますが、多くの写真で主題となっているのは自然と人工物との鋭い対立です。
本作ではそれをよくある人間疎外と絡める立場ではなく、むしろ楽しみ、肯定的に取り扱っているのが分かります。
それを端的に言い表したのがタイトルの「偽景」なのではないかと思います。














