Alessandro Music Series PRO (MS-Pro)

新しいヘッドホンを手に入れたので、そのレポートを書こうかと思います。
もしこのモデルを購入しようか迷っている人がいて、判断の助けとなれば幸いです。

Alessandroというメーカーの“Music Series PRO (MS-Pro)”という機種です。
サウンドハウスという音響機器の通販サイトで注文しました。
アメリカから直輸入しているようです。

値段はあえてここでは書きませんが、結構します。
昨今の円安に焦りを覚えてポチった面もなきにしもあらずです。

小包は長辺50センチほどもあり驚きました。

品物間違えてるんじゃないのかとすら思いましたが、開けると下の通り。
緩衝材で嵩が増されていたのです。

箱はシンプルです。
表にMusic Seriesの三機種のスペックが印刷されています。

蓋を開けて、マホガニーのハウジングと初対面。

取り出して接写します。

サイズ調節は金属の棒で無断階で行えます。
ドライバーは棒を軸としてグルグル回すこともできます。
ちょっと他には見かけないような、オールドファッションドな機構です。
それと、アメリカ製らしい作りの大雑把さで、値段の割にチープだと揶揄されることもありますが、わたしは好きですね。

マホガニーのハウジングは意外と明るい色です。(3枚目の写真が肉眼で見る色に最も近い)
黒いメッシュは経年劣化で剥げると悪名が高いです。
よく見てみると、すでに左の網に二箇所剥げているところを見つけました。
先が思いやられます。

ハウジングには“ALESSANDRO MUSIC SERIES – GRADO LABS”と刻印されています。
これはAlessandroが著名なヘッドホンメーカーのGradoにOEM供給を受けているからです。
Music Seriesの”One (MS-1)”は、Gradoの”SR125i”
“Two (MS-2)”は、”SR325is”
MS-Proは、”RS1i”と同等の製品と言われています。
日本で買うと、代理店を通さないためか、Alessandroの方が安価で手に入る場合が多いので、オーディオマニアにはGradoの廉価版と見なされていますね。
Alessandroは取り扱っている所が少ないため、店頭で視聴する機会は皆無と言っていいでしょう。
MS-2とMS-Proのどちらを買おうか迷っていたのですが、Gradoの同等品(SR325isとRS1i)を聴き比べて後者に決めました。
もともとはMS-2を候補にしていたのですが、SR325isを試聴して止めにしました。
SR325isはアルミのハウジングで、非常にカッコいい見た目なのですが、高音がキツく、ちょっと長い間聴くのは辛そうだったので。
逆に、RS1iは低音が豊かで、暖色系の音です。

付属品としては、標準プラグからミニプラグへの変換ケーブルと、4.5mの延長ケーブルが付いています。

装着感ですが、イヤパッドが耳を覆わず、押し当てるタイプなので、しばらく聴いていると当たっている部分が痛くなってきます。
イヤパッドはザラザラとしたウレタン材です。
Grado製品は付け心地が悪いことで、とにかく悪名高いです。
ただ、ハウジングが木材であることで、メタルの製品よりかは軽く、幾分救われている部分はあります。

音質については使い始めたばかりで、まだ硬い感じがします。低音もまだ十分出ていませんね。
店頭で試聴したRS1iからは遠いです。
我が家のシステムは、CDプレーヤー(KENWOOD DPF-7002)→ヘッドホンアンプ(Cayin HA-1A)→ヘッドホンという構成です。
他にパワーアンプとスピーカーもありますが、今は外してコタツの上に置けるようにしています。
ちなみにヘッドホンを掛けているのは、ダイソーで300円で買ったバナナハンガーです。

いい機会なので、現在所有しているヘッドホンを紹介してみようと思います。
そこからオーディオ観が見えてくるかも知れません。

Alessandro MS-1

Music Seriesの最下位機種ですが、持っているのです。
というかMS-1を非常に気に入っているため、今回のMS-Pro購入に繋がった訳です。
(なのでこのシリーズの装着感の悪さ、作りの雑さには免疫があります)
カラリとした抜けの良い音で、ロックやジャズに適しています。
購入したのはもう8年ほど前になるかと思います。前回もサウンドハウスで通販購入しました。
そのため、現行機種とは世代が違います。
特徴的なのは、現行機種ではケーブルが4芯から8芯になり太くなっています(左が現行機種、右が過去機種)

イヤパッドがオレンジ色をしていますが、これは取り替えたのではなく、汚れたので漂白したらこんな色になってしまったのです。

Sennheiser HD555

これは5年ほど前に川崎のヨドバシカメラで買いました。
イヤパッドが耳をすっぽり覆うタイプで、しかもビロードなのでとても付け心地が良いです。でも夏は辛い。
刺さるところが少しもない、優しい音を出します。
しかしそれだけに、障子越しに聴いているような感じがしないでもないです。

アイワ HP-AK101

生産終了品です。
これはMS-1と同時期に、八王子のヨドバシカメラで購入しました。
アイワにしては高めで、フルオープンエアという意欲的な構造です。夏でも使用に耐える数少ないヘッドホンだと思います。
音質自体はあまり良くないですが、音像が篭らず頭の周囲に定位するところが魅力です。
この頃ヘッドバンドがだいぶくたびれてきました。

これまで、どちらかと言えば安価な、コストパフォマンスに訴える商品を購入してきたことがお分かりになると思います。
今回が初のフラッグシップモデルとなるので、果たして値段通りの買い物ができたか不安であります。
しばらく聴き込んで判断しようと思います。

日暮里繊維街

厳しい寒さが続いていますね。
わたしも防寒対策を行う必要を切実に感じ、防寒具をリストアップして購入することにしました。
しかしなるべく安く済ませたいので、いい方法は無いかと考えていたところ、ネットで「日暮里繊維街」に行けば衣料品が安いと聞き及びました。
日暮里はここ亀有からも近いので、一も二もなく行って参りました。

日暮里駅の東口から伸びる日暮里中央通りに沿いに、約一キロにわたって生地織物の店が軒を連ねています。
これが日暮里繊維街。
いままで山手線への乗り換えにしか使っていませんでしたが、こんなところがあったんですね。驚きです。

駅からすぐのところに「ヘイワ堂」があります。
店先に並べられた靴下はどれも99円! いきなりの激安攻撃です。
紳士服は店の奥にあり、ブルゾン¥1,980などお値打ち商品が並んでいました。
ただどうしてもチープ感は拭えず、ここでは靴下とベストを買うに留まりました。

日暮里中央通りと尾久橋通りの交差点にEDWIN SHOP日暮里店があります。
EDWIN本社のお膝元ですね。
しかし特に安くは無かったので何も買わず。

中央通り沿いをブラブラと歩きます。
店先にズラ~っと生地を並べてる様は圧巻ですね。
見ているだけで楽しかったです。

とうとう日暮里繊維街の奥まで歩き、EDWIN本社前に辿り着きました。

ん〜、だがしかし思ったほど収穫がない。
おそらくは情報収集が足りてなかったのだと思いますが、想像したよりも生地がメインで被服が少なく、さらに男性向けとなると意外と僅かでした。
とはいえこれでは買い物リストは埋まらないので、急きょ行き先を御徒町に変更しました。
日暮里駅の南口にまわり、谷中霊園を突っ切って上野に出て、アメヤ横丁に入ります。
近いので徒歩で行けます。
しかし年の瀬、アメヤ横丁は大変な混雑でした。
どうにかこうにか人混みをかき分けて、ニューヨークスポーツでニット帽をGET
ジャラーナでサーマルシャツをGETしました。

以下が本日の釣果です。

裏起毛靴下2P ¥208
EDWIN靴下3P ¥628
ベスト ¥1,048
adidasニット帽 ¥980
INDERAサーマルシャツ ¥1,390
計 ¥4,254

さらに後から考えて、サーマルシャツとタイツをひとつづつユニクロで買い足しました。

いずれもヒートテック。これが初ヒートテックなので、いっちょその効果の程を試してやろうかと思います。
タイツ(¥1,290)+シャツ(¥990)=¥2,280

う〜ん、かなりの出費になりましたが(わたしにとっては)これで一冬頑張りたい。
ベストはもう一着あっても良いかな?
あと替えのコートがひとつでもあれば。

大谷田温泉 明神の湯

東京23区でも神奈川より、大田区などはかなりの温泉天国なのですが、足立区、葛飾区、江戸川区は温泉砂漠です。
下町なので銭湯はよく見かけるのですが、横浜によくあるような温泉銭湯というのは少ない。
この点、引っ越してきて悔やんだ数少ないことの一つです。

しかし、実は亀有には温泉があるのです。
北口を出て、環七沿いにしばらく歩き、中川公園の角の大谷田交差点を右折してすこし行くと、左手に下の写真のようなモニュメントが見えてきます。

「大谷田温泉 明神の湯」
その存在は引っ越してきた当初から知っていたのですが、いわゆるスーパー銭湯なので敬遠してきたのでした。
しかし年も暮れて、「ひとつ今年の垢を落とすか!」という気分になってきたので足を運ぶことにしました。
それに先立って初めて明神の湯のホームページを読んだのですが、通常大人料金¥900に対して、開店10:00〜12:00までに入場した場合は、「朝風呂」割引で¥600で入れるとのこと。
知らなかったそんなこと…。
名古屋に一年二ヶ月住んだせいか、「お値打ち」という言葉に滅法弱くなったわたしは、開店直後の明神の湯にカチコミを敢行したのでした。

これが外観

これが入口。建物の1Fは駐車場となっていて、温泉自体2Fです。入口は駐車場の中にある。

二階に上がると、玄関のすぐそばに券売機があり、そこで人数分購入してカウンターに出します。
下足入れはコイン式になっているので¥100必要(後で返却)
脱衣場のロッカーも同じくコイン式。
今回は利用しませんでしたが、同じフロアに食事処とマッサージ室があります。

いざ湯へ。
こんな朝早くだし、人も少ないだろうとタカをくくっていたのですが、予想外に混んでいました。
空いているカランを見つけるのが大変なほど。
普通の銭湯であれば入っている間ひとつのカランに荷物を置いて場所をキープできますが、ここでは荷物の置き場所がなく、混んでいるのでキープは不可です。
洗面用具は作り付けの棚に置いておくことになります(ちょっと心配)

さて今日は月に3、4日ほどしかない「源泉かけ流しの日」だそう。
ちょっと得した気分。
明神の湯の泉質は、ナトリウム塩化物強塩泉。黄色い湯でかなり塩っぱい味がします。
鉄分も豊富に含まれているそうな。
香りはほどんどありませんでした。

源泉が注がれているのは浴槽が「ひば」で作られた大ひば湯。
大小の浴槽に仕切られていて、小さい方に加熱した源泉が注がれ、溢れたお湯が少し低く作られた大きい浴槽に流れる仕組みになっています。
先に小さい方に入りましたが、かなり熱めで(たぶん45℃くらいあったのでは)長く入っていられませんでした。
大きい方に移ると、こちらはぬるまっており、丁度いい温度でした。
個人的な好みを言えば、もっとぬるくても良かったかな。

ここには内湯と同じくらいの広さの露天風呂があり、熱湯、ぬる湯、寝湯、檜風呂とバリエーション豊かです。
しかし残念なことにどれも白湯だという…。
まぁでも冬晴れを眺めながら浸かるお湯というのは良いものでした。

内湯にはサウナがあり、わたしはサウナ好きなので二度入りました。
あと、「源泉蒸し風呂」という源泉を利用したミストサウナがあるのですが、なんとも口惜しいことに故障中とのことで今回利用できませんでした。
残念。今度来る機会があったら入りたいです。

心身ともにさっぱりしていい時間が過ごせました。
でもやっぱりネックはひとの多さですね〜。
休日は恐ろしいので遠慮したいです。

最近のフィルム

最近撮ったフィルム写真をUPしていきます。

これは十月八日に荒川まで歩いた時に、途中の道で目にした風景です。

荒川の河川敷では少年野球が白熱していました。

広々とした荒川の風景

これは別の日に撮ったもの。ちょうど「タートルマラソン」という市民マラソンが行われていて、河川敷には休憩所やブースが設置されていました。

お次は、十月二四日にフラリと出かけた、柴又帝釈天の写真。

う〜ん、想像していたほどでは…。

次に江戸川に足を向けます。

有名な「矢切の渡し」

しかし実物はかなりあばら家チック。往復二百円。迷ったけど乗りませんでした。

また別の日。綾瀬川にかかる加平パーキングエリアです。ブラブラ散歩の末辿り着きました。北綾瀬駅そば。

下は、十一月二〇日に上野の東京都美術館に行った時のものです。

最後に、十一月二二日に行った、水元公園。
これは途中でフィルムが無くなってしまい、充分撮れなかったのでした。
でも紅葉はモノクロフィルムじゃイマイチなので、ドンマイかな。

紅葉の水元公園

今日は紅葉を見に水元公園に出掛けました。
写真をたくさん撮ったのでアップしていきます。
まずは小合溜の周囲の景色です。
対岸の木立が色づいて美しいですね。

ちなみに対岸は水元公園ではなく、埼玉県立みさと公園になります。

水元大橋のたもとのイチョウはまさに見頃で、眩しいほどの黄色でした。

明日から「全国大陶器市」がここで開かれるようで、ズラーッと果てしなくテントが並んでいました。
今日は静かでしたが、三連休は活況を呈するでしょうね。

都内随一のメタセコイアの森です。本格的な色づきはこれからでしょうか。

これもメタセコイアと並んで有名なポプラの並木。しかし葉はほとんど散ってしまっているよう。時期を逸したか。

中央広場の様子です。秋の日は釣瓶落とし。3時頃ですがすでに黄昏の光に包まれていました。

園の北側の蓮畑です。

これは蓮畑に向かう途中、グリーンプラザの裏手の林の中で見付けた奇妙な小屋。

やたらと騒がしいので中を覗いてみたところ、カラスが隔離されていました。

それにしてもカラスなんて、この園にゴマンといるのですがなぜこいつらだけ…? よっぽどやらかしたのでしょうか?

ちょっとびっくりしたのは、この時期にバーベキューをしている人たちがいた事。
寒くないのかな?もしかしたら暖が取れて一石二鳥なのかも−−。虫も出ないですしね。

谷中から上野

昨日は好天の一日でした。
だいぶ冷え込むようになりましたが、「芸術の秋」ということで、単調な生活に鞭打つため上野の美術館に出かけました。
とはいえ普通に出かけるのでは詰まらないので、以前より興味のあった「谷中」の散策を兼ねることにしました。
wikipedia:谷中(台東区)
谷中は古い町並みが比較的よく残っているところだと聞きます。

さいしょは日暮里で降りて、谷中霊園を抜け、東京芸術大学側から上野公園に入るルートでいこうと考えていました。
しかし日暮里でのっけから迷ってしまい(南口を降りるところを、東口から降りてしまった)、歩いて西日暮里まで戻ってしまいました。

しょうがない。気を取り直して西日暮里駅の裏手を登る富士見坂を旅の始点とすることにします。
坂の上には墓地があり、山手線を挟んだ向かいにある日暮里の大きな駅ビルタワーが卒塔婆の上にそびえています。
そのまま道なりに進むと、経王寺の山門のある角で日暮里駅からの大きな道路に突き当たります。

そこで大通りに沿って右に折れると谷中銀座に入っていきます。

下町情緒を感じる店先が並んでいます。

そこからなんとなく上野方面を目指しながらブラブラとしました。

これは途中の寺町の中で見付けたなんともレトロな佇まいのパン屋さん。傍らの大きなヒマラヤ杉が目を引きます。というか、木に店が押しつぶされそうにも見えますね…。


こういうマイクロバスをよく見かけました。

谷中小学校、なんと瓦葺き! 雰囲気ありますね。

都道452号線沿いに入り、谷中霊園の前を通り過ぎます。
谷中霊園、あとで調べたところ日本画家の鏑木清方の墓があるとのこと。事前に知っていたら見に行ったのですが。惜しいです。
下はとちゅうで見かけた、文化財の旧吉田屋酒店です。

東京芸術大学に到達。
赤レンガが秋の日差しに映えて何とも言えずカッコいいです。

公園に入ると何やら歌声が。
そして身なりの怪しいおじさんたちの集団がそれを囲んで腰を下ろしていました。

歌っているのは賛美歌。
どうやらキリスト教系のホームレス支援団体がパフォーマンスを行なっていたよう。

今日の上野公園の様子です。

上野の森美術館でツタンカーメン展がやっていました。なかなか盛況のようでした。

−−入場30分待ちだとか。

これはグリーンサロン。

「そう言えばこの景色むかし撮ったことがある」と思い出し、見つけ出しました。
下は6年前のものです。と言ってもあまり変わってはいませんね。
初めて買ったコンパクトデジタルカメラで撮った写真です。(そのせいか色合いが褪めていますね)

変わったといえば、園内にスターバックスが出来てました。

なかなかの落ち着いた佇まい。いつか入ろう。

さて今日は東京都美術館に足を向けました。
会期中のメトロポリタン美術館展−−はお高いのでパスし、無料の公募展を鑑賞しました。
ロビー階でやっていた、「私立中学高等学校生徒写真・美術展」これが目当てです。

観ていて心洗われるようなみずみずしい作品でした。
どうやら社会科見学と思しき女生徒たちおり、「すご〜い」とか「上手い!」などとと囁きながらギャラリーを廻っています。思わず微笑ましい気分になります。
しかし侮る無かれレベルが高く(どうも美術に力を入れてる学校からの応募のよう。これは話している年配の方の話を小耳に挟んだもの)中高生にしてこのレベル。後生畏るべしという感じでした。

その他の公募展は、日本版画会展や都展などがやっており、暇に任せて全部見ました。
日本版画会展はハイクオリティでしたね。
応募作品には一般、会友、準会員、会員の別があり、「準会員推薦」などの評に美の世界のヒエラルキーをちらと垣間見た気がしました。
ただ他の公募展の幾つかは玉石混交かと思いました。
パンフレットを見ると、一万円ほどの費用で誰でも自分の作品を展示できるものもあるようです。戸口を広く開いた、美術愛好家の交流の場となっているのでしょう。
自分の絵を前に同好の士とさまざまに語り合う年配の方の姿はよく目に付きました。それも悪くはないでしょう。

ノンアルコール飲料

健康上と、経済的な理由から禁酒をしています。
もともと、お酒は好きでしたが、あまり量を飲む方ではありませんでした。
酔っ払うのが目的ではなくて、お酒の華やかな雰囲気が好きだったのです。
なのでそれほど苦もなく、自然と止めれているのですが、時に物足りない気持ちになることがあります。
例えば、夕飯に焼肉や餃子を食べるときなど、お供にビールがどうしても欲しくなります。
かと言って簡単に志を曲げるわけにもいかないので、昨今流行りのビールテイスト飲料を代わりに飲んだりしています。

しかし各社製品をいろいろ飲んでみたのですが、一度として美味しいと思えたことがない。
おそらくアルコール分をゼロにするために素材や、製造工程がビールとは異なるのでしょう。
にしてもビールのコク、深み、喉越しなどが満足行くレベルに再現されているとはとても思えず、模造品の感が強くします。
そして妙に高い。概ね第三のビールと同等かそれ以上の価格となっています。酒税は掛かっていないはずなのに何故でしょうか?
何が何でもアルコール分を0.0%にしなければと、ビール製造各社が強迫観念に取り憑かれてるのではと感じています。
飲酒運転厳罰化がその遠因です。

ひるがえって、海外ブランドで「ノンアルコールビール」として売られているものがいくつかあります。
これらの多くは普通のビールと同様の素材と製造工程で作り、最後に減圧蒸留法によりアルコール分を除去したものです。
なので風味はビールと遜色ありません。とても美味しいです。
それに安いです。わたしがよく飲む「ワイルドウエスト」は6本パックで4百円もしません。
これはどんな第三のビールよりも安価です。
とはいえ「ノンアルコール」と謳いながら、微量のアルコール分を含むのです。(「ワイルドウエスト」は0.7%)
これは製法上やむを得ないトレードオフですね。

しかしながら、「ノンアルコール」ビールを酩酊するまで飲めるものでしょうか?
アルコールのない飲料はそうたくさんは飲めないと思いますね。
日本のビールメーカーはビールテイスト飲料市場で、「0.00%」とか胸を張りたいだけのような気がします。
もちろん本当にアルコールがダメな人にとっては価値がないとは言えませんが。

ワインの代替品として、めいらくの「赤葡萄」を飲んでいます。
ジュースなので甘いのですが、赤ワインを思わせる渋みがあり、濃厚でとても美味しいです。
値段はいつも買っている店では1L/¥278
ジュースにしてはちと高いが、ワインと考えれば安い。

北村薫トークイベント当日編

待ちに待った、北村薫先生のトークイベントが開催されました。
昨日でした(10/21)
場所は、北千住にある足立区中央図書館の入っているビル(学びピア21)の四階講堂です。
13:00開場、13:30開始。
開始10分前くらいに入ったのですが、すでにステージそばの席は埋まっていたので、仕方なく後ろの方に上って行きました。
席は8割がたというところ。
高いところから観衆を眺めてみると、男女比は若干女性が多め。ティーンネイジャーはどうもいなさそうでしたが、それ以降の年齢層はおよそまんべんなくいるように見えました。

開始時間が来ると、まず図書館長の挨拶があり、その後先生の登場です。
おお、生北村薫! 残念ながら席が遠いのであまりはっきりとはお顔が見られません。
しかしお年六〇を越えているのに、髪は黒く、薄くもなく、若々しく見えました。

プログラムは、「書く」「読む」「編む」をテーマとした三部構成となっていて、事前に参加者から寄せられた各テーマごとの質問に対して答えてもらうというものでした。

「書く」は北村薫の作品づくりに関する質問です。確か五つくらい寄せられていました。
どんな質問の答えだったか失念しましたが、先生は時系列表を作らないそうです。
これはちょっと意外というか感心しました。というのは小説を書く場合には矛盾が出ないように時系列表を作るもので、「小説の書き方」みたいな本でもだいたい、執筆前の準備として勧められています。
絵画でいうならば、アタリを付けずにいきなりカンバスに絵の具を塗るようなものでしょうか。
それでいて、だいたい思った通りの構成に仕上がるのだといいます。
すごい! 物語の仔細が丸ごと頭に入っているからこそなせる技でしょう。

それから同じテーマでニヤッとしてしまう質問がありました。
続編を書く予定のシリーズはあるのか?というものです。
先生は、「『私シリーズ』(デビュー作「空飛ぶ馬」から続く)のことを言ってるのでしょう?」と質問の意図を看破し、難しいと仰っていました。
理由は「『私』に男が出てくる作品は書きたくないから」
答えに開場は笑いに包まれていました。(確かにそれはわたしも読みたくない)

先生にとって『私』さんは特別なキャラクターなのだそうです(それは彼女にだけ一人称で漢字の「私」を使っていることにも現れているとか)
それゆえ軽々しく書くことが出来ないそうな。
もはや娘のような感じなのか…?
そういえば、シリーズ最終作の「朝霧」ではなんかラブアフェアに発展しそうな感じで終りを迎えます。
大学四年間、更には就職してからも男気なしでやってきた『私』さんに人前の経験をさせてあげようという親心だったのかも−−−。だが、それ以上はやっぱり許さん!みたいな?(勝手な想像です)

次のテーマの「読む」
必要な書籍とか資料をインターネットで手に入れられるようになり便利になったと言った後、しかし逆にかつて本好きがやっていた古書店めぐりが過去のものになってしまい寂しいと仰っていました。
ふーむ確かに。

それから身につまされるお話も。

ひどくつまらないと思う本に出会ったとしても、その責任を全面的に作者に負わすわけにはいかない。
それは、読み手こそが心の舞台における物語の演出家だから。
つまらないと感じるのは、演出家が作者の意図をじゅうぶんに汲み取れなかったせいかもしれない。

なるほど。
この辺りのお話は、シェイクスピア劇を例に出されていましたが、教養がないので正直わけわかめでした。

最後のテーマの「編む」ですが、これは北村先生のやっている編集のお仕事や、聴講者にたいするアドバイス的なパートでした。
ここでは特に記憶に残る質問はなかったなぁ。

さてあっという間に刻限の15:00となり、盛大な拍手に包まれて先生退場されていきました。
しかしなんと即席で即売会&サイン会が開かれるとのこと。
いそいそ退場し、受付に向かいます。
しかしそこにはすでに長蛇の列が。無念、断念しました。(それに金欠なんだよね)

開場近くの荒川の川縁を歩きながら、講演の内容を思い返しつつ帰路についたのでした。

水元公園

10/4に水元公園に行ってきました。
葛飾区にある、都内最大級の水郷公園です。
JR金町駅が最寄り駅ですが、ここ亀有からでも歩いていけないことはないです。
wikipedia:水元公園

たいへん広い公園で、一日観ても廻りきれないほどでした。
その時に撮影した写真をUPしていきます。(画像をクリックすると大きく画像を表示します)

グリーンテラス水元(売店)前広場の入口です。

小合溜に架かる水元大橋です。

公園は南北に長くなっており、まずは南側の水産試験場跡地の方へ足を伸ばします。
小合溜自体はくすんだ緑色ですが、きょうの晴天を映してモネの絵画のように美しく見えました。

珍しい鳥の姿が。サギでしょうか。
ここにはバードサンクチュアリもあり、望遠レンズで鳥の姿を狙うカメラマンの姿も目に付きました。

水産試験場跡地です。
跡地といってもちゃんとメンテナンスされていて、美しい蓮畑、睡蓮の水槽などが見られます。

ここで睡蓮をスケッチしました。

水産試験場跡地には、江戸金魚の繁殖展示施設も併設されていて、「頂天眼」(目が頭頂部に付いている)、「水泡眼」(目の周囲に大きな水袋がある)などの見たこともない珍しい金魚たちが展示されていました。
見慣れないためか、正直グロテスクに感じましたね。

折り返して入口広場に戻ります。
とちゅうの花菖蒲園では彼岸花が赤い絨毯の如く咲き乱れていました。

ポプラ並木、メタセコイアの森を抜けて北面に出ます。
グリーンプラザの前に、立派なパンパスグラスの茂みがあります。

今回は時間がなかったので、グリーンプラザには立ち寄りませんでしたが、次回時間のあるときに中をゆっくり観て廻りたいですね。

来て良かった!素晴らしい景色でした。また来たいです。
紅葉がとりわけ美しいと聞いているので、その頃にでもまた。

最後に、園内で撮ったフィルム写真を載せます。

WordPress移行

10月に入ってだいぶ過ごしやすくなってきましたね。
このホームページも季節の移り変わりに合わせて、リニューアルしました。
大きく変わったのは、“Wordpress” というブログ作成プログラムを使うようになった点です。
今までは自作のプログラムを使っていたのですが、機能不足というか元々の設計がイマイチだったせいで制限が数多くあり、常々不満に感じていました。

  • 本文にリンクが貼れない
  • タグが使えない
  • 写真のレイアウトができない
  • やたらと画面遷移が多い
  • メールで記事を投稿できない
  • etc…

愛着のあるプログラムでしたが、今こそ分かれ目。
さようなら、jidou.cgi
そしてこんにちは、Wordpress

足を踏み入れたばかりのWordpressの世界ですが、その使いやすさ、機能の豊富さに圧倒されています。
洗練されたウェブサイトが簡単に作れてしまう、今まではなんだったのだ…、悔しい。
しかしながらWordpressを使うことで似たり寄ったりのサイトになりがちのようです。
便利さを享受しつつも、なにか自分なりの個性を打ち出して行ければと思います。