家の近所

 2009年六月二十日
 
 近頃暑いので、このフィルムを現像するために薬液を冷蔵庫でさましていました。
 しばらく経って、取り出してみると、液温は10℃まで下がっていました。
 暖まるまで待つのも面倒なので、現像時間を気持ち長めに取って、そのまま使っちゃいました。
 ちなみに、現像液の適正温度は20℃前後です。
 
 不幸にもと言うか、やっぱりねとでも言うのか、現像不足でなんだか薄いネガが出来上がりました。
 「しまったなー」と思いながらスキャナーに掛けます。案の定、暗い絵です。
 しかし、自動コントラスト調節を掛けたところ、意外やシャープな結果が。普段よりも良いくらいです。
 「そんなことあるんかい」と、調べてみると、低温での現像は存在し、愛好家の間では、粒子感を上げるための一つのテクニックとなっているようです。
 今回の出来は結構気に入っています。今後はこのテクニックを追おうかな?