最近のオーディオ事情 その壱「バナナプラグ」

この頃は朝晩すっかり冷え込むようになり、冬の訪れを感じます。
今年もはや年末か……と、時の流れの速さに驚かされますね。

仕事で忙しい現場に配属されてしまい、最近はあまり趣味の時間を持てず気が滅入ります。
しかしオーディオ趣味は細々と続けているので、最近のトピックを載せておこうと思います。

まず一つ目は「バナナプラグ」について。
アンプとスピーカーを接続する際には、言うまでもなくスピーカーケーブルで繋ぐのですが、家庭用のアンプやスピーカーはスピーカーケーブルの端のビニール被膜を剥いて、裸の銅線を端子に挟むことが多いです。(下の写真のような感じ)

これで普通に音は出るので特段問題ないのですが、しいて言うなら脱着する時にいちいち端子(ねじ式で挟む場合が多い)を回すのが面倒だったり、裸の銅線を手で触れることで汚れたりする不都合があります。
バナナプラグはスピーカーケーブルの末端をプラグに処理するもので、脱着しやすくなり利便性が向上します。

前々から気になってたのですが、いったんアンプとスピーカーを接続するとそうそう繋ぎ変えないので手を出していませんでした。
しかしこのあいだバイアンプ接続の記事を書いたときに、何度も繋ぎ替えた際に「やっぱり不便だな~」と感じました。
んで巷にはどんな商品が出てるのか調べてみたところ、愛するAmazonベーシックのラインナップにバナナプラグを見つけ、リーズナブルなお値段だったので試してみることにしました。

それがこれ。

12ペア入りで¥1,092(税込み)也~
ちなみに家のオーディオのスピーカーケーブルも、RCAケーブルも光デジタルケーブルもみ~んなAmazonベーシックです。

軸の部分にビニール被膜を剥いた銅線を通し、傘のように広げます。

コネクター部分を被せて、ねじ込めば完成です。

これをスピーカーケーブルの両端に対して行います。
つまり方チャンネル辺り2ペア4本、ステレオだと4ペア8本ですね。
なので12ペア入りでいっぱい入っているようですが、アンプ・スピーカーを複数所有していたら、結構足りなくなることもあるんじゃないかと思います。

バナナケーブルとスピーカーの接続なんですが、実はこれまでバナナプラグが挿せることを知らなかったんですよね。

このようにスピーカー端子の頭をマイナスドライバーで回すと蓋が取れて挿し込み口になるという。
このスピーカーを使い始めて15年近く経ちますが初めて知りましたよ。

接続して音出ししてみます。
ちゃんと良い音で聴こえました。

音質がすごく改善された~とか言うことは無いんですが、接続がスッキリして精神衛生上よいですな。