最近アマプラで観た映画

■怒り
渡辺謙をはじめ有名な俳優が多数出演してる作品ですね。
2016年公開。確か映画館で「君の名は」を観た時に予告編が流れてたような気がします。

リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件を下敷きにしたストーリー。
家で夫婦が殺害されてしまう状況は、世田谷一家殺害事件を意識してるかも知れません。
あと八王子という場所柄、八王子スーパー強盗殺人事件も頭をよぎりました。(でも現場は橋本に近いよう)

あと、映画の公開後に起きた富田林署逃走事件は、警察から逃げながらも逃走をエンジョイ(?)してるのが沖縄に逃げた男に似てますね。偶然でしょうが。
何か日本の凶悪犯罪のコラージュのように感じる作品でした。

3人の犯人と疑わしい男たちが各地に表れ、並行に物語が進行していきます。
一体どいつが真犯人なのかとミステリーにハラハラさせられます。
ラストはちょっと後味が悪いものでしたね…。

■マネーショート
リーマンショックが起こる前に世の中の流れに逆らって猛然とサブプライム証券を売り(ショート)、巨万の富をGETした抜け目ない連中の活躍を描いた作品です。
知ってる役者はブラットピットくらい。ウソ、ライアンゴズリングも出てた。
ブラピが出るからってことで製作費の融資を受けられたのかな? それくらいブラピである必要を感じない役柄だった。

ウォール街とかウルフオブウォールストリートとか、ウォール街もの(?)は結構好きですね。
これも楽しめる作品でした。

「あの株買っときゃ良かった~」とか「Sしとくべきだった…」とか「過去に戻ってビットコ買うよう自分を説得したい」とか、人は後になって色々言います。
リーマンが弾ける前は、サブプライムが焦げ付くこと自体は確信していてもそれが『いつ』なのかは分からず、そうしている間にもショートの保証金がダラダラと垂れ流されて、かなり精神削られる状況だったみたいで興味深いですね。

ゴールドマンサックスのやせ我慢というか、買い支え攻撃にも耐えて、金融市場の崩壊に立ち会った時はめちゃめちゃ脳汁出たでしょうね~。
これがウルフオブウォールストリートのレオ様だったら昇天の顔芸キメてるところでしょうが、あまりに不謹慎すぎると憂慮したのか抑制気味の演技でした。
一生に一度でもこんな体験出来たらたまらないだろーなとひそかに憧れを感じます。