靴磨き

久しぶりに革靴のお手入れをしました。
綺麗な靴で新たな年を迎える。素敵なことです。

今回の主役は初めて靴墨を入れるシャンボードちゃん。
お高い靴墨、サフィールノワールはこの子のために買ったといっても良い。

ピカピカだったシャンボードも半年経って汚れが目立ってきました。
特につま先に入った擦り傷が痛い…。
靴墨でどの程度カバーできるか挑戦です。

サフィールノワールを直接指に取って革に広げます。
手の熱でロウが溶けるようなので、なるべく均一になるよう伸ばします。
擦り傷や、よく当たって色の落ちた個所は多目に塗って目立たないようにします。

古いシャツを割いた布で擦り、仕上げにブラシで肌理を整えました。

どんなもんでしょうか?
なかなか最初の輝きに近づけたかなと思います。
たまには日頃の労苦をねぎらってやって、長く付き合っていきたいですね。

本覚寺

反町と横浜は一駅ですが、近いのでじゅうぶん歩いて行けます。
今日買い物をした後、東海道沿いを歩いて帰っていたら、途中にある本覚寺が目に入ったので寄ってみました。

当然わたしの興味はお堂ではなく墓地にある…。
台場にあるお寺の墓地は遠目からでもよく見え、しきりに私を挑発していた…。

近くには「浮いてる寺」三宝寺があるように、起伏に富んだ地形の中にあります。

思わず「いいねェ~」と頬が緩む法枠とのコラボレーションです。

高台にあるため、目線が金港町あたりのビルに当たるのも面白いと思います。

登りきると裏手には反町方面の街並みが眺望できます。

非常に急な斜面にあるので、このような珍しい角度から墓石を見れるのも面白いです。

新しめの墓石が多いと思いました。

お地蔵さんが並んでいる。
珍しい。どういう謂れがあるんでしょうか?

これも謎の小宇。
単に墓石が並んでいるだけじゃなくて、こういうスポットがあるのも想像を掻き立てられるものがあり興味深いです。
小さいながらなかなか良い霊園だと思いました。

ひさしぶりの上野

引っ越して以来、久しぶりに上野を訪問しました。
京浜東北線で40分ちょいといったところですね。

やっぱりシャンシャン効果で動物園が混んでるのかな?と見に行ったら、この日は休園日でした。

都立美術館もちょっと覗きました。
そういえば今年は私立中高生の写真展見れなかったなー、とふと思います。
まあしょうがないですね。

それからお決まりで谷中霊園を見に行きます。

この日は抜けるような青空。冬晴れのお天気でした。
園内は外国人がけっこう目に付きました。
観光スポットとして認知されてるのかな?

今日の本当の目的は衣料品の買い出しなのでした。
繊維街を目指して日暮里に抜けます。

やっぱりヘイワ堂。
交通費を考えると微妙なところもありますが、下着とかをまとめ買いする時重宝しますね~。
でもB.V.DのTシャツのサイズが無かった…。残念。

三ッ沢公園

うっ…、くしゃみをすると腹筋が痛む…。

いよいよ年も暮れてまいりました。
年末年始の連休に入りましたが、良くない癖で生兵法をしたがる。
真夜中のジョギングですよ。

引越してからしばらくジョギングしてませんでしたが、連休中に再開しようと案じます。
これまでは川の近くに住むことが多かったので、自然と川沿いの土手を走っていたのですが、困ったことに反町には無い。
それで地図としばらくにらめっこして、国道一号沿いに三ッ沢方面に走ってみることにしました。
道がほぼ真っ直ぐなので走りやすかろうと考えましてー。

道はブルーラインと重なります。
三ッ沢下町、三ッ沢上町と通過します。
時刻は8時くらい。人通りは少なく走るのに支障はありません。
2km位走ると、三ッ沢公園入口の交差点に着きます。
帰りは第三京浜に沿って走ろうと思っていたので、右折し、県道13号に入ります。
国道沿いは平坦でしたがこの辺りは峠になっています。

下ったところで首都高の灯りが見えます。
並走できる道を探そうと暗闇に目を凝らすと、うっすらと「三ッ沢公園入口」の文字が。
遊歩道のような土の道が第三京浜と並行しているように見えます。
ただ外灯もなく、鼻を抓まれそうな暗さで、首都高の灯りが頼りです。

しばらく進むと厩舎のようなものが見え、馬術訓練場の文字が見えました。
微かに獣の臭いが漂い、不気味なことこの上ありません。
一体どこに向かっているのかと不安になります。
しかしちょっと進むとその先に煌々と光る建物があり、三ッ沢公園レストハウスとありました。
私はいつの間にか公園の中に入っていたようです。

広場があり、二本の高いモニュメントが目を惹きました。
横浜市戦没者慰霊塔とあります。
その裏手に回ると丘になっていて、三ッ沢上町駅方面の夜景が目に入りました。

ここには丘の傾斜を利用した長いローラー滑り台が設置されています。
日中なら子供たちでさぞや混んでいるでしょうが、さすがにこの時間、人っ子一人いません。

なんでも横浜で二番目に長いとかで、割と有名なようです。
しかし夜だと全体がどうなってるのか分からず、奇妙なオブジェのように見えます。
普通なら歯の根も合わぬほどの寒さの中、さっさと立ち去りたい所ですが、走ったお陰で身体が温まってることもあり、意外な童心がきざしてきました。
「いっちょ滑ったろう!」

階段に足を掛けます。
上まで登ると滑り台のローラーが見えます。
一度滑り出したら止まらないというやつです。
滑り台の先は暗闇に溶け込んでおり、一体どんな風に滑るのか分からず不気味です。

「ぎゃー」
意を決して腰を下ろします。
まるでヌルヌルの床のように身動きが取れなくなり、あとは重力に身を任せるのみです。
結構な蛇行コースで、最後はクライマックスとばかりにグルッと大回転です。
ジェットコースターばりの迫力でした。

しかし、冷たい土の上に尻もちを着いた後は、童心はどこかに飛び去ってしまい、再び暗い道を息せき切って走り始めたのでした。