最近の革靴事情

年が明けてあっという間に一週間あまり経ってしまいました。
どうも振袖姿が目につくと思ったら、今日は成人の日でしたね。
そういや会社もお休みでした。

今日は東京都美術館でやってる、公募展の写真展などを観に行きましたが、あんまし感動しませんでした。
風景写真ばかりだったせいかも知れません。
(私の好きなのはスナップ写真なので)

じゃ、なんで見に行ったのかと言われれば、それは「無料(タダ)」だからですよッ! 決まってるじゃないですか!!(半ギレ)
いわゆる緊縮財政です。
たぶんそのうち部屋の中でコート着て冷たくなってるのが発見されるでしょうね。
で、家の中なのにブーツを履いてると。

そう、この前もちょっと書いた気がしますが、試着して悩んでその場では買わなかったブーツを結局買ってしまったんですよ。
それがこれ、レッドウイングのキャバリーチャッカブーツです。

ハイ、これは箱ですね。
一応記念に撮っておきました。
気を取り直して、これが中身です。

ネットで買って、4.5諭吉ほどでした。
定価の一割引ってとこでしょうか。
色はブラックかブラウンか悩んだあげくにブラックを選択。

靴袋と取扱説明書のような小冊子が付属しています。
(個人的にはオマケは要らないと思います)

中はこんな感じです。

この靴はレッドウイングのなかでも一番ドレスシューズに近い方なんだそうですが、それでも革が厚くて硬く、ワークブーツのDNAを感じます。
それは靴底に如実にあらわれています。

無骨…ッ!

なんというか…、アメリカ人は大雑把なんでしょうかね。
接着剤がハミ出してるところがありました。(ブラシで擦ったら取れましたが)
そういえば、ニューバランスも縫い方が結構いい加減な部分があったなぁ。
GRADEのイヤホンもハウジングの塗装が一部剥げてる所があったし…。
こういう詰めの甘さを「MAID IN USA」と有り難がるのはやっぱ卑屈なんでしょうか。

で、一度仕事場に履いて行ったのですが、靴擦れしまくりで辛い一日を過ごしました。(おまけに満員電車で踏まれたという)
しかし私は諦めない。足に馴染むまで耐えようと思います。

ところでなんですが、今まで仕事用に使ってた靴が一足ダメになりまして、どうしても新たに買う必要が出てきました。
レッドウイングでその穴を埋めるのはちょっと足、靴ともに負担が大きすぎるので。
この緊縮財政時に! キツいですが、値段と品質がそれなりにバランス良さそうなのをAmazonで見繕ってポチりました。
なぜAmazonなのかと言うと、サイズが合わなかった時にタダで返品に応じてくれるからなんです。
私の知り合いに、色違いでいっぱい注文して気に入った品以外を全部返品したという猛者がいますが、そこまで何かを捨てれないので一応サイズが合ってることを祈りつつのオーダーです。

んで、翌日に届いたのこれ。
バーウィックのUチップです。

Uチップという形はモサく感じられあんまり好きじゃないんですが、これがバーウィックのなかで一番安かったので。
しかし想像以上にシュッっとしたフォルムだったので悪くないなと思ってます。

話が前後するようですが、バーウィックというのはスペインのブランドです。
正直聞いたことないですが、安い割にはグッドイヤーウエルト製法という堅牢な作り(レッドウイングのブーツと同じ作り)をしているのと、雨にも強いダイナイトソールを採用しているのが気に入りました。

最初「ダイナマイトォ?!」と訝しみましたが、「ダイナイトソール」とはこういうゴム底のことです。

ソールにはイギリス製と書いてあり、確かに凍った道でも歩けそうな表情をしてますね。
雨の日の活躍を期待しています。

インソール。
エンブレムがカッコイイですが、試し履きしたときに、靴下に金の塗料が思いっきり付いて何とも言えない気分になりました。
安かろう悪かろうで無いことを祈ります。(「安かろう」と言っても2万弱はしてるので、簡単に履けなくなっちゃ困るんだよ!)

横から見るとこんな感じで、けっこう踵が厚いです。
(そしてMAID IN SPAINが見えるでしょうか)

サイズはアマゾンのレビューを参考にしつつ、小さめを選びました。
それが当たり、幅2Eなので(普段は4E)ややキツさを覚えるものの、ほぼジャストでした。返品とならずに良かったです。

今日履いて歩いてみたのですが、グッドイヤーウエルト製法によるものなのか、ダイナイトソールによるものなのか分かりませんが、今まで履いてきた革靴にない、無骨さというか堅牢さを覚えました。
まだアッパーが硬いので、くるぶしや親指の付け根辺りが擦れて痛いです。
しかし、それもまだマシと思えるくらいレッドウイングのが硬いーー。
どちらも辛抱強く履き慣らしていきたいと思います。

さて、今回二足革靴を靴箱に加えましたが、これまで履いてきた革靴も二足あります。
別に誇るべき内容ではありませんが、記録の意味も兼ねて紹介しておきたいと思います。

まず、多分お高かったと思われるこの靴。
「多分」と言うのは自分で買ったものではなく、形見として貰ったものなので詳細が判らないのです。

靴底には「TOMO」(あるいは「TUMO」)とあり、MAID IN JAPANのようすが、これだけの内容をググっても何の情報も得られませんでした。

しかし、軽く、履き心地も良く、シェイプも水際立っていて、革質も何か良さそうな気がするので、多分お高かったんだろうと思っています。

慶弔時にしか履かないので、目立った汚れはありませんが、靴底のレザーが地面に擦れて色が落ちてしまっていたので悩んでいました。
そこで黒いシュークリームを塗り込んでみたら、さほど目立たなくなったので一安心。

もしかしたら実はそんなにお高くないのかも知れませんが、形見というスペシャルな部分があるので、人生の節目節目で大切に使っていきたいですね。

それからもう一足は退役寸前のロートル。アクアスキュータムAQ703

これも先のと同様、全然詳細が判りませんね。
多分アクアスキュータムのブランドだけ借りて日本のメーカーが作ったものだと思います。
ただこれは身銭を切って自分で買ったので、その当時のことは昨日のことのように覚えています。

7、8年前にまだ川崎に住んでいた頃「さいか屋」で買ったのでした。
ちなみに現在のさいか屋は当時の場所から移転しています。
なので、紳士靴店もたぶんもう無くなってるでしょうね~。

お値段は二万円でした。
当時の自分にとっては大金で、宝物のように思って履いてたことを覚えています。
今では見るも無残に履き潰してますがー。

中はこんな感じでもうボロボロです。

ソールもパターンがほぼ消えかかっています。

しかし、アッパーはもうクニャクニャになって足の形に変形しているので、履き心地は抜群です。
出来ればもうしばらく履いていたいですね。

自作キンドルカバー

「ゴーン」という鐘の音が外から聞こえてます。
2016年が始まりました。
あけましておめでとうございます。

先ほど年越しソバ、ならぬ年越しうどんを食しました。
しかも味噌煮込みうどんという…。
名古屋赴任が残したトラウマは大きい。

この間、忘年会の余興でキンドルをGETした記事を書きました。
で、持ち歩くとなると裸のままだと傷つきそうなのでカバーが欲しいですよね。
Amazonで探すと、2~4千円くらいの範囲でたくさんカバーが並んでいます。
思わず「ポチッ」といきそうになるのですが、コートを買ってしまったので我が家の家計は緊縮財政下にあります。
もっと言うと、実はチャッカブーツも(ネットで)買ってしまったので、本当に余裕がない。
そこで、安くあげるために自分で作ることにしました。

ネットで検索するとキンドルカバーの作り方はいっぱい出てきます。
その中で私にも出来そう、かつ安く上がりそうなのを見つけて実践してみました。
参考にさせて頂いたのはこちらのページです。

まず、材料を揃えます。

  • 芯紙用の角7封筒 ⇒ ダイソーで100円で購入
  • 厚紙(17x12cm) ⇒ 家にあったのでタダ
  • 外装用の革 ⇒ 手芸店で556円で購入
  • 内装用の布 ⇒ 同じく350円で購入
  • 8コールの平ゴム ⇒ ダイソーで100円で購入
  • 両面テープ ⇒ 家にあったのでタダ

しめて¥1,106也(内税だと¥1,195)

それぞれを必要な大きさにカットします。
(封筒は2枚で充分なのに15枚も入っているし、平ゴムにいたっては、8メートル(必要なのは”32cm”)もあって無駄が多いです)

それから両面テープで布(革)と芯紙をくっつけます。

各パーツを接着して完成。
参考にしたサイトではここも両面テープでくっつけていましたが、充分な強度が出ないような気がしたのでボンドで付けました。

裏返すとこんな感じです。

キンドルを乗せたところ。

蓋…が、閉まらない。

背の厚さが充分ではなかったようです。
革か布が厚すぎたのかも知れません。
ただ押せば閉じるので、バンドを使って凌ごうかと思います。
(残った革と平ゴムを使えばそれらしいものが作れるかも)

こうやって写真を並べるとカンタンにできたように見えますが、出来上がるまでに実はけっこう(5時間くらい)掛かりました。
それを考えると果たして安上がりだったのかは微妙なところです。
ただ、何よりも愛着を覚えるものになったのは確かです。