トライX400

この頃フィルム写真を撮る機会が減っています。
理由は簡単で、フィルム価格の高騰にあります。
昔のようにあまり考えずにパシャパシャとシャッターを押せなくなってしまいました。
カメラを持って出かけたものの、結局一枚も撮らずに帰ってきたということもままあります。
(よほどの被写体でもないとコンデジで済ませてしまう)
現像もしばらくやってないですね。

特に白黒フィルムは需要が少ないためか値上げ率が激しく、2年前の倍くらいになっています。
そのためカラーフィルムの方が安いという逆転現象(?)が起きています。
一時期、カラー現像に手を出そうかとも考えましたが、あまりに面倒くさそうなのと、現像条件のシビアさに諦めました。

しかしめげずにネットで安いフィルムを探していると、おぉあるではないか?!
トライX400がコ○マで、¥494!
これなら値上げ前と変わらないです。
だがうまい話には裏がある。
なんと送料が¥540もするのです。そりゃないでしょう…。
ところがさらに裏があって、総額¥5,000以上なら送料無料とのこと。
なので、腹をくくった私は---、11個購入しました。

こうやって積むと、「いやなんとも思い切ったことをしたわい」とニヤケ顔になります。
しかし、みんな使い切るのはどれほど先のことになるのか?
今のペースだと優に3,4年は持ちそうな気がします。
そして使い切ったときになおフィルムを撮り続けるのか--。
それは謎です。

上野~谷中

昨日は午前中小雨が降っていましたが、午後になると止んだので用事のついでに上野を歩きました。

根津から上野動物園の裏手を回って、不忍池に出ます。
生憎の天気でしたが、三連休ということもあったのでしょうか、かなりの人出がありました。

弁財天に渡る橋のところ。
ピントが合ってなくてよく分かりませんが、無数の鯉が観光客が橋の上から投げるエサに群がっていました。

ハス池の手前にスズランのようなユッカ欄が咲いていました。

京成上野駅のところの階段。
階段を登り切ると…

墓地!
というわけで公園内は割愛して、谷中霊園に飛びます。

着いた時はすでに夕刻で、日暮里のタワマンがアルプスの嶺のごとく光り輝いていました。

燃える西の空。

しばらく経つと陽が落ちて薄明となり、場所も場所なだけに、とても幻惑的な雰囲気になってきました。
写真は補正が入っていますが、実際はもっと暗く見えています。

東大医学部の仏舎利塔。
ひと際大きく異様な姿です。
一体どんな謂れが…?(献体者の霊を慰めるためとかではないよね…)

タワマンとの対比。

薄暮の中で石がうっすらと光ってるように感じられ、夢の中のような奇妙な浮遊感を覚えました。

朝の水元公園

サテ、三連休もあっと言う間にもう最終日です。
日曜日は生憎の空でしたが、まずまずの行楽日和だったのではないでしょうか?
土日はいつになく早起きしてアクティブに過ごせたのですが、今日になって疲れが出て昼まで寝ていました。
せっかくの体育の日だというのに全く運動しませんでしたよ。

その土曜日に、朝から水元公園に行って来ました。
この間、早朝谷中霊園に行ったのがなかなか新鮮だったので。

いくつか写真を載せます。
こないだの、夏に撮ったものと比べると秋の深まりが感じられるのではと思います。

大橋ですね。時刻は7時半くらいです。
こんな時間でも釣りをしている人が多くいました。

三郷口から出て、対岸のみさと公園に周ります。
この辺りは釣り禁止の看板がいたるところに立ってますが、そんなことでは縛れないよう…。

浮きの上で休んでいるカモ。
それにしても、夏来たときびっしりと水面を覆っていた水草はどこに行ったのだろう…。

水上テラスに人影はない。(赤く舗装された道がステキ)

遊具も遊ぶ子どももなくポツンとしています。

小山の頂上にある、木製のアスレチックが改装中のようで周囲をバリケードされていました。
子どもたちにとってはさぞ待ち遠しいでしょうね。

一時間ほど散歩して帰路につきました。
帰りは金町まで歩いてJRで。

下はその途中で撮ったもの。
自動販売機が、まるでモノクロ写真の中に一滴赤いインクを落としたかのように見え、吸い込まれるような不思議な気分でした。