紅葉の水元公園

今日は紅葉を見に水元公園に出掛けました。
写真をたくさん撮ったのでアップしていきます。
まずは小合溜の周囲の景色です。
対岸の木立が色づいて美しいですね。

ちなみに対岸は水元公園ではなく、埼玉県立みさと公園になります。

水元大橋のたもとのイチョウはまさに見頃で、眩しいほどの黄色でした。

明日から「全国大陶器市」がここで開かれるようで、ズラーッと果てしなくテントが並んでいました。
今日は静かでしたが、三連休は活況を呈するでしょうね。

都内随一のメタセコイアの森です。本格的な色づきはこれからでしょうか。

これもメタセコイアと並んで有名なポプラの並木。しかし葉はほとんど散ってしまっているよう。時期を逸したか。

中央広場の様子です。秋の日は釣瓶落とし。3時頃ですがすでに黄昏の光に包まれていました。

園の北側の蓮畑です。

これは蓮畑に向かう途中、グリーンプラザの裏手の林の中で見付けた奇妙な小屋。

やたらと騒がしいので中を覗いてみたところ、カラスが隔離されていました。

それにしてもカラスなんて、この園にゴマンといるのですがなぜこいつらだけ…? よっぽどやらかしたのでしょうか?

ちょっとびっくりしたのは、この時期にバーベキューをしている人たちがいた事。
寒くないのかな?もしかしたら暖が取れて一石二鳥なのかも−−。虫も出ないですしね。

谷中から上野

昨日は好天の一日でした。
だいぶ冷え込むようになりましたが、「芸術の秋」ということで、単調な生活に鞭打つため上野の美術館に出かけました。
とはいえ普通に出かけるのでは詰まらないので、以前より興味のあった「谷中」の散策を兼ねることにしました。
wikipedia:谷中(台東区)
谷中は古い町並みが比較的よく残っているところだと聞きます。

さいしょは日暮里で降りて、谷中霊園を抜け、東京芸術大学側から上野公園に入るルートでいこうと考えていました。
しかし日暮里でのっけから迷ってしまい(南口を降りるところを、東口から降りてしまった)、歩いて西日暮里まで戻ってしまいました。

しょうがない。気を取り直して西日暮里駅の裏手を登る富士見坂を旅の始点とすることにします。
坂の上には墓地があり、山手線を挟んだ向かいにある日暮里の大きな駅ビルタワーが卒塔婆の上にそびえています。
そのまま道なりに進むと、経王寺の山門のある角で日暮里駅からの大きな道路に突き当たります。

そこで大通りに沿って右に折れると谷中銀座に入っていきます。

下町情緒を感じる店先が並んでいます。

そこからなんとなく上野方面を目指しながらブラブラとしました。

これは途中の寺町の中で見付けたなんともレトロな佇まいのパン屋さん。傍らの大きなヒマラヤ杉が目を引きます。というか、木に店が押しつぶされそうにも見えますね…。


こういうマイクロバスをよく見かけました。

谷中小学校、なんと瓦葺き! 雰囲気ありますね。

都道452号線沿いに入り、谷中霊園の前を通り過ぎます。
谷中霊園、あとで調べたところ日本画家の鏑木清方の墓があるとのこと。事前に知っていたら見に行ったのですが。惜しいです。
下はとちゅうで見かけた、文化財の旧吉田屋酒店です。

東京芸術大学に到達。
赤レンガが秋の日差しに映えて何とも言えずカッコいいです。

公園に入ると何やら歌声が。
そして身なりの怪しいおじさんたちの集団がそれを囲んで腰を下ろしていました。

歌っているのは賛美歌。
どうやらキリスト教系のホームレス支援団体がパフォーマンスを行なっていたよう。

今日の上野公園の様子です。

上野の森美術館でツタンカーメン展がやっていました。なかなか盛況のようでした。

−−入場30分待ちだとか。

これはグリーンサロン。

「そう言えばこの景色むかし撮ったことがある」と思い出し、見つけ出しました。
下は6年前のものです。と言ってもあまり変わってはいませんね。
初めて買ったコンパクトデジタルカメラで撮った写真です。(そのせいか色合いが褪めていますね)

変わったといえば、園内にスターバックスが出来てました。

なかなかの落ち着いた佇まい。いつか入ろう。

さて今日は東京都美術館に足を向けました。
会期中のメトロポリタン美術館展−−はお高いのでパスし、無料の公募展を鑑賞しました。
ロビー階でやっていた、「私立中学高等学校生徒写真・美術展」これが目当てです。

観ていて心洗われるようなみずみずしい作品でした。
どうやら社会科見学と思しき女生徒たちおり、「すご〜い」とか「上手い!」などとと囁きながらギャラリーを廻っています。思わず微笑ましい気分になります。
しかし侮る無かれレベルが高く(どうも美術に力を入れてる学校からの応募のよう。これは話している年配の方の話を小耳に挟んだもの)中高生にしてこのレベル。後生畏るべしという感じでした。

その他の公募展は、日本版画会展や都展などがやっており、暇に任せて全部見ました。
日本版画会展はハイクオリティでしたね。
応募作品には一般、会友、準会員、会員の別があり、「準会員推薦」などの評に美の世界のヒエラルキーをちらと垣間見た気がしました。
ただ他の公募展の幾つかは玉石混交かと思いました。
パンフレットを見ると、一万円ほどの費用で誰でも自分の作品を展示できるものもあるようです。戸口を広く開いた、美術愛好家の交流の場となっているのでしょう。
自分の絵を前に同好の士とさまざまに語り合う年配の方の姿はよく目に付きました。それも悪くはないでしょう。