中島館

 今日はものすごい風でしたね。
 
 さて、弘明寺にある温泉銭湯、「中島館」に行って来ました。
 商店街のアーケードを通って、徒歩十分くらいの所にあります。建物は新しめで、中も綺麗でした。
 浴室も、ジェットバス、ミルキーバス、電気風呂、水風呂などバラエティ豊か。今回は入りませんでしたが、サウナもあり、追加料金百円で入れます。
 しかし見事なのは露天風呂。露天といっても商店街の中にある銭湯なので、外の景色は一切見えませんが。黒黒とした湯が贅沢にも掛け流しです。
 これはコストパフォーマンスの高い湯を見つけました。「くさつ湯」といい、南区は良い銭湯が多い。次なるターゲットは「若宮湯」か。

篠田節子「家鳴り」

 最近読んだ、篠田節子の「家鳴り」という本が結構面白かったです。
 七編の短編が収められていて、どれもぞくっとするような怖さがあるのですが、冒頭の「幻の食糧危機」が白眉かと思います。
 東京を大地震が襲い、難民化した都民が食糧を求めて周辺の地域に流れ込み、在住民と果てしないトラブルを巻き起こすという内容です。
 おそらく阪神大震災を念頭に置いて書かれた作品だと思いますが、東日本地震が置き、首都圏直下地震への危機感が高まっている今読むと、強い説得力を感じます。
 本当の備えとは何なのかということを考えさせられました。

金沢区の銭湯2

 週末は両日とも雨で憂鬱な気分です。
 こんな日はいっちょ銭湯の新規開拓でもするかと、かねてから目を付けていた「みなと湯」へ向かいました。
 金沢八景から16号線沿いに横須賀方面に20分ほど歩き、横浜南共済病院の向かいのやや奥まったところにあります。
 立派な破風の年季の入った銭湯です。入口の前には池が掘られ、鯉が優雅に泳いでいます。
 暖簾をくぐると、愛想の良いおばあちゃんが迎えてくれました。
 脱衣所も格天井で立派です。が、やや老朽化が進んでいるようです。
 浴場はペンキ絵ならぬタイル絵の足元に、二槽に区切った湯船が置かれたオーソドックスなスタイルです。温泉銭湯ではないので白湯ですが、湯かげんは熱くもなくヌルくもなく最適でした。
 湯に浸かりまったりと浴場を眺めると、ペンキが塗られた壁や柱にも明らかな老朽化の印が。
 こういう貴重な銭湯には、末永く営業していてもらいたいものです。

金沢区の銭湯

 銭湯巡りを趣味とするようになって、以前住んでいた矢向の周辺にいくつも温泉銭湯が存在していたことを知り、歯ぎしりをしたということを前書いたと思いますが、ここ金沢文庫でも同じ悔いを残すまいと、金沢区の銭湯をネットで調べてみました。
 するとあるではないですか、称名寺の方角に「日の出湯」と「宝来湯」という二つの銭湯の存在を見つけました。
 それじゃあ早速、と腰を浮かしかけたところで、「しかしあの辺り何度か通ったことがあるが、煙突なり銭湯の姿を見かけたことがあったろうか…?」と疑問が頭をよぎりました。
 そこでさらに調べると、なんといずれも廃業していることが判明……。
 残念ながら、昔ながらの銭湯はどんどん姿を消していっているようですね。

コンタクトレンズ

 普段はメガネなのですが、運動したりするときなどは使い捨てコンタクトレンズを使っています。
 今までアイシティみたいなところで、半年分まとめてという買い方をしていたのですが、度数は分かっているので、通販で取り寄せてみました。
 買ったのは、「エルコンワンデー」というAmazonで調べて一番安かったやつです。レビューを見ると、値段の割に良いという意見と、流石安物という意見が相半ばしていました。
 ハズレだった場合が怖いので、左右一箱ずつにしておきました。
 
 さて、到着したので早速試します。
 今日一日着けていたのですが、いい具合です。これまで使っていたワンデーアキュビューよりも疲れないですね。どうやら自分には合っていたみたいです。
 これからはコンタクトは通販でいきます。

鬼海弘雄『東京夢譚』

 最近購入した写真集を紹介します。
 鬼海弘雄『東京夢譚』
 人物写真で著名なようですが、東京の風景を撮ることも長年のライフワークとしているようで、本作品は「東京迷路」に続く、街角シリーズ第二弾です。
 東京周辺の何気ない家並みが収められています。人物はほとんど写り込んでいません。
 ごくありふれた風景ながら、不思議な存在感を漂わせています。
 川崎周辺の写真が多いので、「あ、この景色みたことある」というのが何枚もあり、とても親近感を覚えました。
 90〜2000年代に撮られた作品を中心に構成されています。
 「今の時代にこんな」と思うようなボロ屋が写っていて、懐かしさを覚えます。また近代ビルとのコントラストが浮世離れした印象を感じさせます。