素泊まりなので夕食は外で探しました。午後8時、山久デパートは眠っています。大堀中央の交差点からミニストップが見えたのでそこで明日の朝食用におにぎりを買い、部屋に帰ってフラスコに入れたウィスキーで一杯やりたかったので氷を買いました。
コンビニからほど近い場所に灯りを付けている日本料理、韓国料理、中華があったので、あまり悩まず中華レストラン「大勝」に入りました。洋食屋が途中から中華に鞍替えしたような店の作りで、ガラスケースにキープされたボトルも並んでいることから酒も出すようです。先客は工員風の坊主頭のお兄さんがひとりでした。レバニラ定食と瓶ビールをオーダーし、料理が出てくるまでの間ビールを飲みながら地デジが流れる液晶テレビを見ていました。しばらくすると料理が出てきて、それを食べながらビールを飲み、ビールを飲み終わると水の入ったグラスを手に取りました。視線をテレビに向けながら、お兄さんが店員を呼んでお勘定をする声を聞きました。テレビではお茶の効能を紹介するバラエティがやっていて、緑茶と玉露の違いなどを解説していましたが、どう違ったのかもう忘れてしまいました。食事が済むとレジで会計をして外に出ました。強い風が吹いていました。交差点のあたりで一度振り返ると、店は慌ただしくシャッターを下ろしているところでした。