津軽

 太宰治の「津軽」を読みました。
 これは本当に面白い。電車の中で笑わないようにするのが一苦労でした。
 それにしてもよく飲む。旧友を訪ねては各地で飲み三昧です。
 そして当時の文壇のボス、志賀直哉をディスる!
 どれほど権勢を持つ者に対してもおもねらない津軽人基質をみずから示すわけですが、それが自分の首を絞めることに…。
 
 太宰といえば「人間失格」とか「斜陽」とか暗く思い話ばかり書く人なのかと思っていましたが、これほどのユーモアがあるとは、考えを改めさせられました。

腕時計の修理

 普段肌身離さず付けている、父親の形見の腕時計があるのですが、月の頭ごろに止まってしまいました。
 三年くらい電池交換せずに使っていたので、たぶん電池切れだろうと思って時計屋で交換して貰ったのですが、なんと動かない。
 耳に当てると、中から「カチッ、カチッ」と規則正しく音が聞こえます。どうやら電池切れではなく故障だったようです。
 セイコーに修理の見積をとってもらったところ、なななんと二万円もするとのこと。しかも古いものなので、修理の内容によってはお断りをする可能性もあるという解答でした。
 大切な時計ですが、とてもそんな額は出せないので、悔しいけれど諦めるしかないかなと考えていたのですが、最後にダメもとのつもりで試してみました。
 ベンジン浴です。
 腕時計の裏蓋を開け、ベンジンを注いでしばらく放置するという荒業です。これにより歯車の運動を妨げていりゴミが取れるのではないかと期待しました。
 しばらく経って時計を逆さにし、ベンジンをティッシュに吸い取らせます。ベンジンは文字盤まで回っていましたが、すぐに乾きました。
 果たせるかな、時刻をあわせてリュウズを押しこむと、おおお!ちゃんと動くではないですか。
 十分、二十分とズレていないか確認しましたがずれなく正確に動きました。
 困ったときのベンジン浴。これはありかも知れません。

最近の写真

 一枚目、家から八景島まで行く間に撮ったもの。
 二枚目、八景島シーパラダイス
 三枚目、称名寺山門
 四枚目、洗足池
 五枚目、川崎にある味の素工場裏の水門

デジカメ購入検討中

 デジカメの購入を検討中です。一眼ではなく、コンパクトのものです。
 現状はCASIOのEXLIM携帯とフィルムカメラをなんとなく使い分けているのですが、ちょっとどちらにも不満を感じるようになってきました。
 携帯は当時500万画素で最先端だったのですが、いまではだいたい二倍のスペックのものが売ってます。それから、やはり携帯だけあって遅い…。
 フィルムのほうは、分かっていることですが、面倒です。以前はその面倒さも含めて好きだったのですが、この頃はくたびれてきました。
 ピントだの露出だの難しいことはうっちゃって、構えたら直ぐに撮れる、撮れた絵はその場で確認できるものが欲しいのです。
 常時携帯して、メモがわりになるようなものが最高ですね。
 
 それで、価格.comを参考に最新のコンパクトデジカメを検討していました。
 条件は第一に、薄くて、軽くて、持ち運びしやすいこと。第二に、すぐに撮れること。画質は二の次です。
 予算はまあ、二万円くらいかなあと考えています。
 パナソニックのLUMIX、キャノンIXYなどが候補ですが、いまのところソニーのサイバーショットDSC‐TX5が良いのではないかなと思っています。
 店頭で手にとって確認したのですが、かなり薄くて軽いです。他の候補も実物を見てみたのですが、やはり厚みがあるのです。ズボンのポケットにも収まりそう。
 それから防水仕様らしく、耐久性もある程度期待できるのではないかと考えています。
 もうポチるまえに、もちょっと検討してみます。