今日やっとWebサーバを玄箱上に引っ越しました。
一応、プロキシ経由で外から見れることを確認したのですが、どうでしょう? 見えてるかな?
表示がかなり遅くなって、汗
月別アーカイブ: 2010年12月
久しぶりにジョギング
今日は久しぶりに、ジョギングで汗を流しました。
関東学院大学のキャンパス方面に足を伸ばしました。このあたり、閑静で良いところですね。
しばらくすると、横浜横須賀道路の朝比奈インターがみえてきます。
朝比奈、こんなに近かったのか。ここを過ぎればもう鎌倉じゃないですか。
しかし鎌倉へ向かう県道204号は歩道がなかったため、これ以上進むのは断念しました。
木材工場の裏手の山に登ると、夕暮れ時の八景とその先の海が見渡せました。
年末年始の新幹線
今年も年末年始は実家で過ごす予定です。
それで、例年新幹線のチケットを取るために一ヶ月前にみどりの窓口に並ぶのですが、今年は並ばずに取れました。
J‐Westカードでネット予約できたのです。
ネット予約と言っても一ヶ月前の10時から予約開始なのはみどりの窓口と一緒です。
中で駅員さんがやっている操作を自分でやるという感じですね。
予約サイトに10時ちょっと前にログインし、定刻になると同時に、あらかじめ選んでおいた列車名を入力し「予約」を押下。
うぉ、「現在混んでいます」と出ました。やっぱりなー。
しかしもう一度トライすると、予約が通りちょっと拍子抜けするくらいアッサリ、帰省の新幹線が取れちゃいました。
あんまり簡単に取れたので別の日と間違えたのではないかとなんども見直しちゃいましたが、間違いありません。
帰りの便もおなじ調子で取れました。ネット予約楽でいいですね。
ちょっと不安なのが、今回初めてEX‐ICカードで改札を通ることになること。止められたりしないよね……。
ウンダーベルグ
味噌煮込みうどん
玄箱壊れた?
先週のなかばあたりに玄箱が起動しなくなってしまいました。電源は入るのですが、ネットワークが全然繋がらない状態。インターフェイスはLANしかないので往生しました。
起動しないということは、ブートシーケンスのどこかでコケているのです。それを確認するためにはシリアルケーブルでPCと繋ぐしかありません。例の「外科手術」です。今週末はこの問題に振り回されました。土日とも秋葉原に足を運ぶことになりました。
シリアルケーブルは玄人志向から「SCON‐KIT」というのが出ています。
しかしこれは基板にハンダ付けをしなければならず、ハンダなど学生の時以来久しくしていないわたしは「嫌だなあ」と思っていました。
更に言うと、SCON‐KITもなるべくなら買わずに済ませたかった。
そこでネットで色々と調べてみると、ハンダ付けをせずに、安価なUSBケーブルの端を加工するなどして基板につなぐ方法が紹介されていました。
さらに調べると、高い(三千円もする)SCON‐KITの代わりに、携帯電話とPCとの通信ケーブルを流用するやりかたも見付けました。
都合よく以前使っていた携帯のが余っていたので、上記のふたつの方法を合体させて(これは誰もやっていない)安く仕上げてしまおうと画策したのです。
しかしこれがまちがいの始まり……。
土曜、久しぶりに秋葉原に足を運びました。文庫からはおよそ一時間半くらい掛かりました。引っ越してからは初めてですので、多分二年ぶりくらいだと思います。駅がまた改装されたようでキレイになっていました。
駅前ではメイド服を着た女の子たちがメイド喫茶のチラシを配っている姿が目につきます。メイド喫茶自体は前からあったけれど、こんなに呼びこみ多かったっけ……?
目的のブツは「千石電商」という、駅から中央通りを挟んで向こうの奥まったところにある店に売ってることは調べてあります。しかしその前にラジオ会館に寄りました。「アムトランス」という店で真空管を買うためです。
ラジオ会館というのは、知らない人にはなかなか説明し辛いのですが、ガード下にある電子部品の市場のようなところで、「もう何十年も変わってないんだろうな」と思わせるような強烈な昭和の香りを残したスポットです。
真空管はオーディオ用で、スペアの購入です。
首尾よく真空管を手に入れた後、中央通りを渡ります。
そう、久しぶりに秋葉に来てもう一つ変化に気が付きました。食べ物屋が増えているのです。特にトルコ人がやっているケバブ屋があちこちにできました。電子の街にケバブ…。わたしの目にはなんともミスマッチに見えるのですが。
千石電商は三店舗あり、仲良く軒を並べています。中は異様に狭くて身動きするのも大変なくらいです。そして軽々しく質問しようものなら冷たくあしらわれそうな殺伐とした雰囲気が…。気のせいですか?
幸い目的のUSBケーブルはすぐに見つかりました。
これで目的はすべて果たしたのですが、折角なので御徒町まで行くことにしました。色々と細々としたものを買ったのですが、細かいことは割愛。御徒町も久しぶりでしたが、こちらは全然変わってませんでしたね〜。何時もどおりの活気にあふれていました。
帰宅してニッパー片手にゴチャゴチャとやります。
三十分後、わたしの手の中にシリアルケーブルがでっち上げられていました。
さっそく玄箱の筐体下部に接続し、一方をパソコンへと繋ぎます。
ターミナルを立ち上げてメッセージを確認すると、アレ真っ白。通信速度を色々と変えて試してみると、今度は文字化けのような漢字が画面いっぱいに流れてきました。
どうやら信号のアサインが間違っているみたいです。ピンを差し替えて再度接続。このあたり、完全に勘の世界です。
すると「ピーッ!」という警告音とともに、エラーランプが赤く点灯し、電源が落ちてしまいました。
サーッと頭が冷たくなります。
(やらかしたか…)
祈りつつふたたび電源ボタンを押しましたが、ランプが点灯した後、数秒でまた落ちてしまいました。
(やっちまった……)
粗大ゴミがここに誕生しました。
強烈な後悔の念が押し寄せてきました。大人しくSCON‐KITを買っておけば良かった。なぜ実績もないことに手を出したのか。自責の念が止みません。
しかし「夢を諦めきれない男たち」ならぬ、「玄箱を諦めきれない男」と化したわたしは血眼でググりました。
すると、「おぉー!」
おそらくヒューズが飛んだのだとそのページは教えてくれました。シリアルのピンアサインを間違えると基板に過電流が流れ、ヒューズが飛んでしまうそうです。ヒューズの両端を短絡させてみて電源が入ればビンゴだそうです。
はたせるかな、飛んだと思しきヒューズの両端をピンセットでつまんで電源ボタンを押しました。すると「ピロロロッ!」と元気な音をたてて通電したのです。
「やった」
しかしながら、これで問題が解決した訳ではないのです。というか、やっとスタートラインに戻ってこれたというところ。
一縷の望みを抱いて、この日はもう寝ました。心底疲れました。
翌日、ギンギンに覚醒しました。瞳は血走り、青筋を立て、額には梵字が浮かび上がっています。
とにかくSCON‐KITを手に入れなければなりません。それからハンダ付けもイヤなどと言わずやるのです。
SCON‐KITは発売してだいぶ経っているのでほとんど流通していないようです。それでも横浜のヨドバシにあることを確認し、取り置きしてもらいました。
それから飛ばしてしまったヒューズを買うためにふたたび秋葉原行きです。「マイクロヒューズ」という電子回路用のかなりマニアックな品なのです。どの部品店のウェブサイトでも在庫を確認することはできませんでした。なので直接、足で探します。
まずは先日同様、ラジオセンターをあたりました。何店舗か、品番を告げて訊いてみたのですが空振りでした。
次にラジオセンターと通りを挟んで向こうにあるラジオデパートに行きましたが、ナシのつぶてでした。
最後に千石電商とその付近の部品店をあたります。
千石電商にはかなり近しいブツがあったのですが、残念ながらサイズが違った……。
千石をしてこれでは、後はいくら探しても徒労だと感じたのでヒューズは諦めることにしました。ヒューズを諦めた男たち…。回路は短絡されるのです。もし雷が落ちたら、基板は火を噴くでしょうね。
ハンダのフラックスの溶ける臭いが中学の技術の授業を思い起こさせてくれました。本当にそれ以来ハンダ付けなどやって来なかったのです。当時の感覚を思い出そうとするのですが、まるっきりぶきっちょで、手が震えました。
4ピンのコネクタを基板に取り付けるのですが、ピンの間隔が数ミリずつしか空いておらず、ショートしないようにそれぞれの足元にハンダを盛るのは至難の業でした。
何度もダマを作っては、吸いとり線で取り除くという作業を繰り返し、やっと繋ぐことができました。
飛んでしまったヒューズはハンダを当てて取り外し、代わりに適当な銅線で両接点をブリッジさせました。
本当に汚い仕上がりで、そのせいで玄箱に対する愛情が色あせかけたほどです。
さて、苦心してつないだシリアルケーブルをパソコンに繋いでターミナルでメッセージの確認です。ポートレートを「115200」に合わせ、玄箱のスイッチを押します。
ターミナルに起動メッセージが表示されました。これにはかなり感動しました。しかしブートシーケンスが途中で止まります。見るとディスクチェックをしているようです。チェックは遅々としています。無理もありません、2TBのディスクですから。
この時、「あぁ…」とため息が漏れました。
起動しなかったのは故障でも、ブートシーケンスのエラーでもなく、ディスクチェックのためだったのです。何らかの理由(たぶん急に電源を落とした)でディスクチェック機能が働き、それがあまりに時間がかかり過ぎるので起動できないように見えていたのです。
つまり電源を入れてしばらく放っておきさえすれば直っていた――。事実、二時間ほどでチェックは終わり、その後まるで何事もなかったかのようにデビアンは立ち上がったのでした。
土日の苦労に比べてなんともつまらない原因でした。
しかし、こんなことでさえシリアルが無ければ分からなかった訳で、やっぱりシリアルは必須だなと実感させられました。
それから、多少お金が掛かって、手間が掛かるようでも公式に従うことが大事なんだなと猛省です。