最近読んだ本を紹介します。
「信長とフロイス」
全十二巻からなる、フロイス日本史の第二巻です。
最近、織田信長に興味が出てきたので、アマゾンで手に入れたものです。
あの「アテブレーベ・オブリガート」が流行語になった大河ドラマの底本となった書です。
信長その人のひととなりが活写されています。
当時の庶民、おもにキリシタンの生活が鮮やかに、細に描写されていて、実に興味深いです。
比叡山を焼き討ちするなど、仏教に対しても酷薄な態度を貫いた信長は、フロイスにはむしろ理性的な人物に映ったようで、終始好意的に描かれています。
フロイスは異国人の目を通して、日本の風習のいかに奇妙であるかを紹介しています。
しかしながら、その洗練度に驚嘆し、あるていど尊重しています。
でもです、でもやはり匂うのです。西洋の優越感の香りが。
信長の口を通して、彼はこう言わせています。
「大国からは大いなる才能や強固な精神が生じずにはおかぬものだ」
ただ、フロイスの残した業績に対する評価としては、過大ということはないでしょう。
日別アーカイブ: 2010年9月19日
電験三種
今日は電験三種の受験日でした。
「いよいよ」な訳ですが、当日の気分はまさに弔事のそれ。暗たるものでした。
「やるど」と勉強に着手した6月当時はやる気まんまんだったのですが、就活の忙しさにかまけているうちに次第に気持ちが離れ、けっきょく電力の途中あたりで学習は中断されてしまったのです。
機械、法規は完全なる手付かず状態です。
特に「機械」は電検の中でも肝とされる部分ですので、もはや勝負は着いたに等しい……。
しかし払い込んだ五千円が惜しいので、それだけのために受けに行きました。
場所は八事日赤そばの南山大学です。
ギリギリに家を出てしまい、焦っていたもので、迷いました。
試験開始には間に合ったのですが、注意事項は聞き漏らしました。
あれよという間に試験開始。そんなスタートだったので、勉強したはずの理論なのに実力を充分出せなかったような……。
それ以上に、勉強したはずの所を忘れていることに気が付いて、自分の脳がいかに老化しているかを思い知らされ、ショックでした。
二限の「電力」は完全なる山で答案を埋めました。
そして30分前に退出して、昼食へ。考えても無理なので開き直りです。
昼食はコンビニでパンを買って、キャンパスの中で摂りました。
南山大学はカトリック系だそうで、そのせいかとてもきれいなキャンパスでした。
後藤U子さんの通っていた学校と言えば、一部の人には興味深いかも知れません。
試験のことはいったんうっちゃって、学内の空気を満喫しました。
午後はもう語るに及ばずといったところです。
もし理論が取れていたら、来年再チャレンジしたいですね。
落ちてたら……、縁がなかったということで。
ミラー終了のお知らせ
だいぶ涼しくなってきました。
いよいよ一週間後に引越しです。
いや〜しかし、まだ何も手を付けていません。まずいなー。明日から本気だす。
ところでそのうちミラーサイトが見れなくなりそうです。
HPスペースを借りているインフォシークからメールが来ました。
「もうホームページとか古いだろ…」ということらしいです。いや手紙は美文でしたが。
たしかに今やブログ…、もちょっと時代遅れで、ツイッターとかが流行りなんですかね。
確かにタグを手打ちするの如きホームページはゼロ年代初期の香りがしますが、ピーガガガガクァンクァンと無料プロバイダでダイアルアップ接続し、HPビルダーでこさえたよく分からないウェブサイトをアップして、「オレもウェブマスター」とイイ顔をしていた後ろ暗い過去を持つ身としては、「つぶやき」なんぞ軽薄な代物はよおせんのです。
脱線しましたが、ミラーは10月いっぱいで終了です。