RE:DIY

 更に容赦なく攻めたい。
 
 今度はアップルジュース。
 
 しかし、イマイチな出来でした。なんだかものすごく味が薄い……。
 加糖しなかったせいかな?

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モツ煮込み

 ネットで見つけたレシピを参考にモツ煮込みを作りました。
 
 この為にわざわざ八丁味噌を買ってきましたよ。しかし、何かひと味足りないような印象……。
 
 それにしても作りすぎた。

雨の公園

 雨の名城公園を散歩しました。
 
 ふだん日曜日はピクニックをする家族連れやジョギングをする人たちで混んでいるのですが、今日は人影がまばらでした。
 おかげで静かな澄んだ心持ちになれました。

ポストに錠

 最近あった奇妙な出来事です。
 
 昨日、仕事から帰ってくると、アパートの一階にある集合ポストに身に覚えのない錠がしてありました。わたしは普段は錠をしていないので、びっくりしてしまいました。
 これでは郵便物を取り出せないので、あわてて大家さんに相談しました。
 大家さんはけっこう齢のいったおばあちゃんで、訛もきつく、言ってることが良く分からないことがあります。
 案の定勘違いして、わたしが鍵を無くして困っているものと思ったようです。
 しかし、元から錠などしていなかったことをなんども説明するとやっと理解したようで、非常におどろいていました。
 しかし外すには鍵屋を呼ぶしかなく、すぐには無理だしお金もかかると言われてしまいました。
 それで自分でやると宣言しました。悪戯でやられたような気がして、頭に血が上っていたのです。
 工具箱から棒ヤスリを取り出してきて、錠の腕をゴリゴリ削り始めました。意外と柔らかくて五分ほど削っていると、肉がかなり薄くなってきました。最後は大家さんにクリッパーを出してもらって、それでパチンと切り落としました。
 しかしそれだけやって開けたポストの中にはチラシが一枚入っているだけでした。
 そのうえちょっと力みすぎてポストの錠を掛ける把手の部分を壊してしまい、けっきょく業者に来てもらわなければならなくなってしまったのです。
 
 今日、帰ってきて見ると、把手の部分が修理されていました。
 大家さんに訊くと、鍵屋がすぐに来てくれたということです。
 それから事件の「真相」を教えてもらいました。
 今朝、わたしの上の階の住人が、大家さんを訪ねてきたそうです。ポストの錠が無くなっているという相談でした。
 つまり上の住人の錠が、どういう訳かわたしのポストに取り付けられていたのです。
 どうしてそうなったのかは、本当の謎です。
 大家さんが言うには、上の住人はロックせずに錠を把手に引っ掛けたままで出掛けていたそうです。それが何かの弾みで落ちてしまい、それを見つけた誰かが親切のつもりでわたしのポストに掛けたのではないか———、ということです。
 とても納得できませんが、わたしの咎ではないことがはっきりしたので修理費は払わなくても良いことになりました。
 しかし考えれば、時間が解決してくれた問題だったのかも知れません。

RE:浜名湖

 港を一通り見た後、最後に遠州灘でも見ておこうと考えました。
 海岸に平行して防風林の松林が続いていており、そこは遊歩道になっています。松林沿いにはしらすの加工場が並んでいて、従業員が発泡スチロールの箱を腕に忙しそうに立ちまわっているのが見えました。とにかくしらすの匂いが強烈でむせかえりそうでした。
 遊歩道の先には舞阪灯台があり、そこまで歩きましたが残念ながら灯台の中には入れないようでした。
 松林を抜けて今切団地の脇を通り過ぎると、海岸との間にとうせんぼをするように浜名バイパスが見えてきます。そのガード下を潜り抜けると遠州灘の白い砂浜にたどり着きました。正午の日差しを浴びた砂丘は目が痛いほど眩しかったです。
 砂浜には浜名湖周辺の混雑に比べると信じられないほど人がまばらでした。何人か目に入った人たちもみなサーファーで、釣りや潮干狩りに興じる者はいませんでした。
 わたしは波打ち際まで出てしゃがみ、黒い波頭に現れては消えるサーファーの姿をしばらく眺めていました。
 
 その後弁天島に戻り、遊船家でお土産を買いました。しらすや練り物、うなボーン等の乾物です。一部はゆうパックで実家に送りました。
 渚園には午後一時に着きました。レンタル料は二日分取られてしまいましたが、保証金は帰ってきました。おじさんはちょっと済まなそうにしていましたが、却っていい思い出になったかも知れません。
 塩臭い風を胸一杯に吸って、わたしは帰路についたのでした。

RE:浜名湖

 翌三日。七時半頃目が覚めました。朝食はもう六時半からビュッフェ形式でやっています。食事の前に朝の浜松の町の様子をカメラに収めたかったので、キーをフロントに預けて外に出ます。この日も晴れていて、爽やかな天気でした。
 繁華街を歩くと昨夜とはうって変わって人通りはまばらです。ただあいかわらず法被を着た人が目につきましたね。
 法被密度の高い方に移動していくと五社神社にたどり着きました。石段を上がって本殿の前に来ると制服を着た警察官でいっぱいでした。祭りを前にして、皆で会期中の安全を祈願していたのでしょうか?
 ホテルに戻り、食堂へ向かいます。料理は和食と洋食があったのですが、和食の方はすでに食べ尽くされて無くなっていました。洋食の方もパンとサラダ、カットオレンジが残っているのみです。時刻はもう八時を過ぎていたので、出遅れた感が否めませんでした。それでもあるものだけ胃に詰め込んでホテルをチェックアウトしました。
 ふたたび東海道本線に乗り、鷲津に戻ります。駅の駐輪場にとめた自転車、前輪に鍵をしただけなので盗られたら大事だと不安だったのですが、ちゃんと置いた場所にありました。
 駅前の国道三〇一号から新居町方面にむけて、自転車の旅を再開します。途中で左手に直角に折れ、鉄道を越えてマッスクバリュー湖西店前の道に出ます。しばらく走ると正面に大きな吊橋が見えてきます。橋を渡ると浜名湖競艇場のある埋立地に入ります。自転車で入ってもいいものかよく分からなかったですが、競艇場の巨大なプールの周りをぐるっと一周しました。観客席はまばらでしたが、競艇選手たちが水しぶきをあげて水上を走る姿が見られました。
 新居町のあたりで国道一号線と合流します。このあたりは釣具屋、釣り船屋、ファミリーロッジなどが軒を連ねています。国道、東海道線、新幹線がずらりと並ぶ水道をふたつ越えて、旅の出発点である弁天島に戻ってきました。
 この時まだ十一時くらいだったので、自転車を戻して帰るにはまだちょっと早いなと思い、舞阪漁港を見に行くことにしました。
 製氷工場の裏に自転車をとめ、港へ降りて行きます。ちょうど漁船が帰ってきたところで、水揚げした魚にクレーンに吊り下げられた大きな砕氷機の口からドボドボと氷を落とすところが見られました。近くには水神宮があり、周囲の柵におびただしい量の網が掛けられて日干しされていました。

RE:浜名湖

 鷲津駅には六時半頃到着しました。全身汗だくで、息も上がっています。
 自転車を駅の駐輪場においてホームに向かいます。朝食事をしてからいままで何も口にしていなかったので、激しい空腹を覚えました。キヨスクでツナマヨネーズ味のランチパックとヨーグルト味のチェルシーを買い、上りを待っている間に食べました。こんなに美味いチェルシーがあっていいものでしょうか。
 そのうち電車がやってきて、二十分ほどで浜松に到着しました。
 わたしにとってはこれが初めての浜松訪問でした。しかしあまり感慨にも浸ってはいられません。もう日が落ちています。北口を出て地図を確認し、まずは東横インを当たってみました。ところが、というかやはりというか、空き室はありませんでした。GWに予約もせずに泊まろうとするのは無謀すぎたか……。
 最悪サウナを覚悟して、電車から見えた「浜松健康センター・バーデンバーデン」の方に足を向けます。
 JR沿いを歩いていると「かじ町プラザ」というビルが右手に見えてきました。そこに「ホテルセンチュリーイン浜松」の文字が。ダメ元で飛び込んでみるとなんとシングル空いていました。値段も安い、六千円! 地獄に仏の気分でした。ただこのビルちょっと奇妙で、開いているのは6Fのホテルのあるワンフロアのみ。残りのフロアにはエレベーターも停まらず死んだような静けさでした。
 キーを受け取り部屋に入ると、ひ広いッ! 首都圏のホテルのビジネスホテルの狭さに慣れた身にはシングルとは思えぬ広さに映りました。早速熱いシャワーを浴びます。これは至福の瞬間でした。頭を洗うと髪から塩臭い匂いがしたので笑ってしまいました。
 汗の染み込んだ衣類はホテルのコインランドリーで洗いました。乾燥機で乾かしている間、NHKの「日曜美術館」を何年かぶりに見て時間を潰します。北斎の特集でした。キャスター、姜尚中になってたんだ……。
 服が乾くともう十時近くになってしまっていたのですが、お腹が空いてどうしようも無かったので夜の街に出ます。有名なうなぎでも、と思ったのですが夜遅すぎてやってませんでした。空いているのはどこも飲み屋のような所ばかりだったので、仕方なくすき家で炭火やきとり丼を食べて済ませました。
 それにしても法被を来てる人が目につきました。明日から浜松まつりの会期だそうで、その前夜祭だったのでしょうね。
 ホテルに戻りすぐに就寝します。今日はノンアルコールです。

RE:浜名湖

 しかしなんということでしょう、すでに門が閉ざされ人影は無くなっていました。そこにはショックな掲示が。ななななんと、三ヶ日のターミナルは営業は四時までだというのです。渚園で貰ったパンフレットには営業時間のことなど何も書いていません。それならどこも同じ営業時間だろうと考えて当然じゃないですか?!
 わたしはなんとか取り繋いでもらうべく隣接する駅の窓口に向かいました。しかしさらなるショックが待っていました。駅の窓口も四時に閉まってしまっていたのです。
 助けを求めて、渚園のターミナルに連絡を入れました。担当のおじさんも三ヶ日が四時に閉まることは知らなかったらしく驚いていましたが、それなら気賀に返すように言われました。うふふ無理。ここから気賀まではゆうに一時間以上かかり到底まにあう筈がありません。それでも一応連絡してみることにして、気賀に電話を入れます。
 『おかけになった電話番号は現在使われておりません』
 なんだそりゃ?
 おじさんに気賀に繋がらないことを伝えると、ならば待っててやるから渚園まで戻ってこいと心温まる提案をしてくれました。渚園からここまで四時間以上かかっています。今から戻っても着くのは夜九時。そのことを告げると「万策尽きた」という感じで唸るのみでした。そこで明日返しに行ってはどうかと提案すると「しょうがねぇな」という感じで了解してもらえました。
 とは言ったものの、これからどうするのか、明日返しに行くとして今日はどこに泊まるのかノーアイディアでした。
 しばし地図とにらめっこして策を練ります。考えた末、このまま浜名湖の西の海岸沿いを下って東海道本線の鷲津駅まで行き、自転車はいったんそこに置いておくことに決めました。そして電車で浜松まで出ればどこか泊る場所が見つかるに違いありません。
 そうと決まればぐずぐずしてはいられない。もう日も暮れかかっています。わたしは鷲津を目指してひた走りはじめました。とにかく暗くなる前に着こうと必死だったので、ここから先の道のことは細かくは覚えていません。いくつか風景を挙げるなら、浜名湖レークサイドプラザの作り物じみたリゾートや、尾奈駅の空虚さ、三〇一号沿いの大きな写真を掲げたカラオケ店などが印象に残っています。なんだか華やかな東岸に比べるとうら寂しい感じがしました。

RE:浜名湖

 気賀駅そばから都田川沿いに進みます。引佐細江から奥浜名湖沿いの道に乗ります。中国浙江省友好記念公園の前を通過して、西気賀のあたりから天竜浜名湖線と並走します。寸座海岸を回って、急坂を登り、浜名湖サービスエリアを眼下に眺めます。
 わたしはここでもう時間がないので、海岸線沿いに進むのを諦めて東名沿いに進むことに決めました。浜名湖佐久米を過ぎた付近で海岸線とはお別れです。都筑海岸、走ってみたかったですが泣く泣く諦めました。
 東名沿いにしばらく進み、東海プラスチック工場の付近で鉄道沿いに進路を切ります。都筑駅を過ぎると猪鼻湖が見えてきました。時刻は四時を少し回ったくらいでした。三ヶ日まではもう目と鼻の先。勝利(?)を確信したわたしは海岸通りに降り、津々崎を眺めながらペダルを漕ぎました。
 ちょっと行くと、背の高い椰子の木に囲まれた三ヶ日中学校が見えてきます。この角で九〇度曲がって三ヶ日駅に至りました。
 
 駅に着いたのは四時四十五分ごろでした。際どかったが間に合ったとほっと胸をなで下ろし、レンタサイクルターミナルに向かいました。

RE:浜名湖

 浜名湖ベイストリートを走ります。途中、浜松市動物園の前を通過しました。その先には廃ホテルが……。
 この辺で常に左手に見えていた湖が見えなくなってしまいます。東名高速道路を越えて、奥浜名湖に到るまでお別れです。
 呉松川を超えたところで道はふたつに分かれます。ここで痛恨の事態が。本当は左に曲がらねばならないものを、右に曲がってしまったのです。微かに違和感を感じたものの、しばらくすると東名のガードが現れたためそのまま先に進んでしまいました。しかし行けども行けども湖は見えてこない。はっきり迷ったことに気がついたときには、もう引き返せない場所にいました。周囲は畑です。
 手元には浜名湖の周囲の地図しかなく、どうやらその外に出てしまったようです。途方に暮れたわたしは、とりあえず気分を落ち着かせるため自販機でチェリオのライフガードを買ってあがった息を整えました。
 (余談ですが、ライフガードには「超生命体飲料」という名が冠してあります。「超生命体飲料」とは一体何なのでしょうかね? わたしの知る限り、他に「超生命体」を標榜するものは「超生命体トランスフォーマー」くらいのものですが)
 そこからは手探り状態でした。長いこと息を切らしてやっと「気賀」の標識を見つけた時にはほっとしました。
 しかし安心してばかりはいられません。時刻はもう三時を回っています。舘山寺を出て一時間半が経過していました。これははっきりいって大誤算。各地のターミナルは五時には閉まります。このまま予定通り三ヶ日を目指すのか、あるいは気賀でリタイアするか、究極の選択を迫られました。迷ったものの、わたしは行くことに決めました。