胃潰瘍はアルコールで消毒するに限ります。
もちろん冗談です。
二月の間に購入したアルコール類を紹介します。
まずバーボンがなくなったので、「ローワンズクリーク」を手に入れました。
お腹に巻かれたアミが、「あたしゃプレミアムバーボンだわよ」と主張しているようです。
こういうギミックは味とは関係ないと軽視する向きもあるでしょうが、わたしにはアルコールには欠くことの出来ない要素のように思われます。
バーボンに限らずですが、革袋に包んでみたり、陶器のボトルだったり、木箱の中に入れてみたりと、嗜好品に最大限の付加価値を持たすべくメーカーはあれこれ手を尽くします。
それがアルコール体験を、単に舌の上だけのもの以上にしているのです。
だれか高名なジャズの評論家が、「ジャズとは雰囲気一発の音楽」と言っていましたが、お酒にもそのまま当てはまりそうな言葉です。
とはいえマズければいかに取り繕ったところで意味がない。
では「ローワン」はどうかと言うと、甘い口当たりでクリーンな味です。そして後味はさっぱりしています。
よく言えば雑味がない、悪く言うと没個性というところですか。
決して悪くはないのですが、ふたたび手に取るかは微妙なところですね。
その点、クリークはクリークでも前回の「ノブクリーク」は、味は苦みがあってちょっと苦手でしたが、香りが豊かで個性がありました。
ソーダ割りにするとおそろしく美味かったです。こっちはまた飲んでみたいと思えるバーボンでした。
それから、ロシア産ウォッカの「ストリチナヤ」です。
久しぶりにブラッディマリーを作りたくなったので。
ブラッディマリーはウォッカをトマトジュースで割ったカクテルです。
わたしはそこにタバスコを振ったり、コショウをかけたりして、チリにして飲むのが好みです。
あまりたくさんは要らないので500mlの瓶にしました。
冷凍庫でキンキンに冷やしてストレートで飲んでもおいしいです。
最後に今日買った「スーズ」
ゲンチアナというリンドウ科の植物の根を浸漬して作られるリキュールです。
色は鮮やかな黄色で、爽やかな苦味があります。
と言うよりズバリ、ユンケル系の栄養ドリンクの味と言ってしまった方が分かりやすいと思います。
グラスに注いだ瞬間から思ったことなのですが、この色といい、匂いといい、そのものです。
効用にも健胃、消化促進が謳われています。
わたしはかなり気に入りました。
トニックウォーターで割って飲むみたいですが、そのまま飲んでもいけます。
同じハーブ系ならカンパリよりも好きですね。