まず最初に向かったのは、観光の拠点スポットとも言える、瀬戸蔵です。
一階が物販店、二、三階がミュージアムとなっていて、五百円払って入場しました。
入ると、復元された旧尾張瀬戸駅が出迎えてくれます。
それと対向する位置には「モロ」と呼ばれるやきもの工場を再現したエリアがあり、工房の空気が味わえました。
二階にはその他に窯や焼き物つくりの道具などが展示されていました。
特別展示のブースがあったのですが、今日はお休みでした。
三階に上がると、古墳時代から現代に至る、瀬戸の焼き物の時代ごとの変遷が展示されています。
特に興味深かったのは、戦時中の展示です。金属が不足したために様々なものに陶磁器が代用されたそうです。
ガスコンロやストーブあたりは、まあいいでしょう。また戦時中らしく、地雷や手榴弾といったものにも使われたようです。
しかし、アイロン、やかん、水筒、飯盒、果ては鋤の歯とはどうなんでしょうね。かなりの苦しさを感じます。
極めつけは陶貨ですが、これはけっきょく流通しないまま終戦を迎えたそうです。