RE:新門司

 恒見の近くまで来ると、民家の屋根の向こうににょきっと顔を出した大岩が見えます。
 かつてはここまで岩肌が迫っていたということでしょうか? いまでは取り残されたようにぽつんと立っています。
 
 短い旅もここが終点です。
 
 この辺りはわたしが子供の頃から、様子がぜんぜん変わっていません。
 この時代の流れに取り残されたような、不思議な感じや、取り残された建物の孤独な美しさが伝わったなら幸いです。