「ピンポーン!」
就寝中に呼び鈴がなりました。
ふだん訪ねてくるような人もなく、ましてや夜中ですから、夢だろうと考えて寝続けることにしました。
「ピンポーン!」
再び鳴りました。夢ではありませんでした。しかしそれ以上に眠かったので、知らんぷりをして横になっていました。
「ピンポン!ピンポン!ピンポン!」
今度は何回も連続で鳴らしてきました。わたしは心中穏やかではなくなって、ようやく体を起こして玄関へと向かいました。
(大家かな…?)
防犯レンズを覗くと、その人物はレンズの視界を避けるように立っていて、姿を確認することはできませんでした。
「どなたですか?」
不満をたっぷりの調子で、ドア越しに尋ねました。
「○○ですけど、××さんのお宅ですか?」
意外なことに若い女性の声でした。
(わたしは表札を出していないのです)
しかし、○○も××も知らない名前だったので「違います!」とぶっきらぼうに言い放ちました。
「それでは隣が××さんですか?」
彼女はなおも未練がましい調子で訊いてきましたが、「知らない」と答えると、立ち去る足音が聞こえてきました。
わたしは寝床に戻りました。しかしその前に時間を確認すると、時計の針は深夜二時を指していました。
声は可愛らしいけれど、心には狐か狸が巣くっている違いありません。
日別アーカイブ: 2009年12月27日
ポメラ届く
注文していたデジタルメモ「ポメラ」が今日届きました。
おお、小さい。しかし以外とずっしり。そして電源入れて二秒で起動の謳い文句の通りです。
特徴的なのが、このバタフライ型キーボードです。コンパクトさを実現するためにキー間隔がかなり狭く、ストロークも浅いです。
さぞかし打ちづらいだろうと思っていたら、案の定そうだったのですが、タッチタイプできないほどではありませんでした。
液晶は昔のワープロを思わせる、バックライトなしの白黒です。
布団に潜りながら…、というのは無理そう。でもクッキリしたフォントなので薄明かり程度でいけるかも知れません。
これで出先でもバリバリブログの記事が書けたらいいなと思います。(ちなみにこの記事もポメラで書いたものです)