“fotonoma”というサイトに著名な写真家の作品履歴とインタビュー集があるのですが、これが素晴らしい!
まだ全部は読んでいないのですが、非常に勉強になります。
変な話ですが、わたしはこれを見て、須田先生が再婚なさっていたことを知りました。 「わが東京100」の巻末の座談会に出ていらっしゃった美しい奥様。先妻ということになるのですね……。
横道にそれましたが、紹介されている写真家の中で、「植田正治」という方の作品がとっても気に入りました。
もう故人ですが、国際的にも有名な方だったそうです。(全然知りませんでした(汗))
鳥取には彼を記念した、「植田正治写真美術館」があるそうです。
今日はその植田先生の写真集を探しに本屋へと足を向けました。
お目当ては岩波書店から出ている「日本の写真家」というシリーズのナンバーだったのですが、これが品切れ、重版未定ということでした。
この「日本の写真家」 須田一政も同じように切らしていて、ほとんど歯の欠けた櫛状態。天下に広く写真芸術を啓蒙するという役割を十全に果たしていません。
義憤を覚えつつコーナーを眺めていると、「植田正治」を冠した学術書サイズの本が三冊ほど並んでいるのを見つけました。
その中で、一番紙がしっかりしていたのがこの「小さい伝記」でした。パラパラと捲ってみると、心にとどく写真がいくつもありました。
わたしは植田正治の作品はどこか須田に似ているナアと思います。
そう考えていたら、なんと「わが東京100」の巻末にほかならぬ植田先生がコメントを寄せいてるのを発見しました。
『彼の写真は妖怪変化が棲んでいる』
うむむ……。