今日は突然思い立って、紅葉を観に、高尾山に登ってきました。
ものすごく混んでいました。連休に重なったせいでしょうか?
しかも若い女性のグループが目に付きました。ミシュラン三ツ星効果?
麓からケーブルカーが出ているのですが、なんと一時間待ちとアナウンスされていました。歩いた方が早いです。
登山道は八本あるそうですが、登りに使った一番路は山頂まで舗装されていました。特に登山靴でなくても、スニーカーでOKですね。
しかし、序盤が結構急勾配できついです。やっとこさケーブルカーの駅に着いたときには「これでまだ半分か…」とため息が出たものです。
ただ半分を過ぎると道は緩やかになります。これで救われた気分。
途中、道は勾配のきつい「男坂」と、軽い「女坂」に分かれますが、迷わず女坂を選びました。
高尾山薬王院の境内を通って、山頂に到ります。ここからが特に混んでいて、牛のような歩みで登頂しました。
二時間弱くらいでした。
晴天に恵まれたお陰で、山頂からは八王子の町と、その向こうの都心のビル群を一望することができました。振り向けば富士の白い峰です。
ここでも非常に人が多く、腰を下ろす場所が無かったので、征服の余韻もそこそこに下山の途につきました。
下りは沢に沿って歩く六番路を選びました。
登りとはうって変わって険しい道でした。狭いうえ、道が濡れていてすべり易かったです。
しかし人は少なかったので、自然を楽しむのにはうってつけでした。
所々で大きな樹が沢に向かって倒れ込んでおり、朽ちて背はシダで覆われています。その様は原始の森のようです。
登山道の出口に近づくと梢の間から白い建物が覗きます。こんな山奥に?とびっくりしましたが病院でした。しかも精神科…だそうです。外階段が鉄条網でびっしり覆っているのがとっても怖かったです。
これほどの人混みは予想外でしたが、いい景色をたっぷり見られて良かったです。