パラレルワールド・ラブストーリー

 東野圭吾の作品です。彼の作品は「ある閉ざされた雪の山荘で」、「悪意」、「レイクサイド」などを読んできました。特に「レイクサイド」には感銘を受けました。
 さて、この本は会社の先輩から借りた本です。
 ちょうど二ヶ月前、我々三人は二次会の席を囲んでおりました。若い面子と女の子は去り、役付きだけで飲んでいた訳です。
 話題は今年の初めに結婚した同僚の話でした。ひきかえ我々はみな独身です。「結婚」という言葉から感じる重みはそれぞれだろうと思います。
 先輩は恋煩いで、妙なテンションになっていました。わたしもそれに釣られてついつい深酒をしてしまい、その後二軒も回ってしまいました。最悪な土曜の朝を迎えたのは言うまでもありません。
 そんな微妙な空気の中、手渡されたのがこの本。しばらくうっちゃって置いたのですが、読むものも無くなり、東野作品ということで手に取ってみました。
 う〜ん、しかしこれは…。暇つぶしの域を出ませんでした。ただ先輩が「智彦」のポジションなんだなあってことが察せられました。