金沢文庫

 今日は企画展「徒然草をいろどる人々」を観るために金沢文庫に行ってきました。実は去年の夏休みにもここを訪れています。その時は密教の展示をやっていました。
 この展覧会の本旨は徒然草の作者、吉田兼好の正確な人間像を描き出すことです。彼の人物像は実は謎に包まれていて、人柄にまつわるエピソードの多くは後世(主に江戸時代)の創作であったそうです。本名も実は「卜部兼好」というそうです。
 そういう虚構を剥ぎ取って、本当に信頼できる資料を基に新しい兼好像を再構成するという狙いがあります。
 学芸員さんのガイドで三十分ほど回ってたのですが、正直チンプンカンプンでした。重要文化財の古文書も、達筆すぎて全然読めません。でも、解説してもらうとなんだか賢くなった気分。
 
 展示を見終わった後は、市民の森を散策しました。これは金沢文庫に近接する称名寺の周囲をめぐる山々で、結構険しい道でした。金沢山の頂上からの眺めは良好で、八景島を見渡すことができました。眼下に見えるのは、称名寺のお堂です。