苦しめられていた、「msvcr90d.dllコンポーネントが見つかりません」というエラー。今でもしばしば出て、その度に作業を中断しなくてはならず苦しんでいたのですが、解決法が見つかったかも知れません。
エラーが出たら、「構成プロパティ」のMFCの使用の「標準Windowsライブラリを使用する」を選ばずにビルドします。そうすると当然失敗します。次はこれを選択してビルドし直すと、エラーが取れます。
たまたまかも知れないですけど。メモとして。
月別アーカイブ: 2008年6月
パイナップル
最近だらしないね
今日も雨で一歩も外出しませんでした。先週のうちに旅行とかジョギングをやっといて良かった。
やる気も全然なくて、勉強とか色々やることあるのに寝たりネットしたり自堕落に過ごしてしまいました。ちょっと罪悪感。
今、開高健の「夏の闇」を読んでいます。主人公がちょうどそんな感じのだらしの無さで、全然感情移入できていなかったのですが、なんだか分かりました。体に蔦が生えてしまうようなやる気の無さが。
びわ
気分は沙○の唄
鎌倉
RE:志賀直哉
ちょっと感想が淡白過ぎた気がするので、追加します。
収められている作品の中では「母の死と新しい母」が一番気に入りました。迫真過ぎると思ったら、実際の体験だそうです。一部は脚色されているでしょうが。
その迫真さは、「城の崎にて」のねずみが殺されるシーンや、「正義派」の事故の場面などでも強く感じました。これらも実際に見聞きした事柄でしょう。
志賀直哉は寡作で短編ばかり、唯一の長編が「暗夜行路」だそうです。それで思ったのですが、彼は画家のなかにある、モチーフを実際に目の前にしないと描けないようなタイプに属する作家だったのではないでしょうか?
それで主題は身辺に求めざる得ず、虚構を積み重ねて大伽藍を築くようなことは不得手としたのではないかと想像します。
まったく比較の対象ではなく、誤解を招きそうなのですが、敢えてわたしの好きな遠藤周作を引き合いに出しますと、彼の作品の重厚なテーマや、複雑な筋書きは交響曲のような趣を具えています(特に「深い河」でそう感じました)
それに比べると志賀直哉のこの短編集はピアノの小品集のようだと思いました。どちらもあまり深く悩まされることなく、手軽に美しい気分に浸ることができるという点が似てます。