宮田登の「妖怪の民俗学」を読了しました。この人の著書を読むのは、「民俗学への招待」(ちくま新書)に続いて二冊目です。
タイトルから鬼や天狗などの妖怪の伝承を取り上げて解説するものと予測したのですが、妖怪が生み出されるプロセスの分析に重きを置いた内容でした。
近年の怪奇現象についても多くの事例が書かれていて、現代の社会もまだ活発に妖怪を生み出し続けていることを教えてくれます。
本書によれば、妖怪の発生に関わるキーワードは「境界」と「女性」なんだそうです。
次は、遠藤周作の「沈黙」を読みます。
日別アーカイブ: 2008年4月26日
書店めぐり
久しぶりに新宿へ行ってきました。書店を何軒か回って、欲しい本を手に入れました。写真が本日の釣果です。
右が「Windowsゲームプログラミング」(赤坂玲音 ソフトバンククリエイティブ)、左が「勝手にパース検定」(中山繁信 彰国社)です。
「Windows…」の方は、VC++を勉強するために買いました。「ゲーム」である必要はそれほど無かったのですが、出納帳を組む本よりかは勉学の弾みになるかと思いまして。
「勝手にパース検定」は、透視図法を齧ってみようかと思って買いました。建築製図のコーナーで見つけたものです。QA形式で取っ付きやすい内容です。
他の本格的な透視図法の教則本は、HLだの、VC点だの専門用語と補助線で埋めつくされていて、とてもじゃないですが頭に入りそうにありませんでした。
それから前にも紹介した須田一政の写真集が置いていないか探しました。「民謡山河」と「赤い花」はいくつかの店に置いてあるのを見ました。しかし、お目当ては岩波文庫から出ている「日本の写真家」シリーズの一冊だったので買いませんでした(「赤い花」はカバーが良く、かなり悩んだのですが)
やっぱり、アマゾンかなぁ。